【2016】府中牝馬Sの予想を公開!
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重賞レース考察・予想
今日は10/15(土)に行われる府中牝馬ステークスの予想です。
3場開催は予想も大変ですし回顧も大変ですけれども、やっている内は目まぐるしくレースがやってきて楽しいですね(笑)午前は馬券の調子もかなり良かったので、重賞含めて午後もガツンと取りたいところです。
府中牝馬ステークス 予想
まずは先週の東京の馬場のおさらいから。東京芝は土曜〜日曜の雨の影響で極端な外差し馬場が誕生。これは昨年の開幕2週目(ちょうど府中牝馬S週)でも降雨の影響で一気に外差し馬場に傾いたので、おそらく秋開催の東京芝コースはエアレーションの影響などもあり、雨が降ると一気に外差し馬場に傾くというのがあるんだろう。
昨年の開幕3週目を見ると、2週目よりも外差し傾向は薄まるも末脚の伸びは求められる馬場になっており、ちょうど先週の土曜日の東京の馬場と同じような印象。今週は良馬場が見込まれるので、基本的にはフラット馬場ながら前へ行く馬でもある程度の脚力が要求される馬場になると予想される。実際に東京2Rと3Rを見たところ、外から伸びても来れるが前へ行った馬も粘れますし、インからも伸びれるフラット馬場と想定されます。
過去の府中牝馬ステークスを見ると、だいたいは牝馬限定戦ということでスローペースのレースになるのだが、それだからといって前へ行く馬が単純に有利になるレースではなく、位置が取れてなおかつ33秒台前半の末脚が使える馬が好走している印象。
超スローペースの牝馬限定戦ともなると、最高級の切れ味が要求されるレースになりやすく、しかも前残りイン伸びのバイアスがないフラットな馬場傾向だからこそ、末脚が使えない馬は走れない。
今年のメンバーを見ても、どう考えても先行馬不在で超スロー濃厚のレース。得てしてここは安易にシングウィズジョイを狙いがちだが、府中牝馬ステークスは毎年スローでも決め手最上位の馬が突っ込んでくるレース。もちろんシングウィズジョイは魅力的な馬だが、レース傾向には合致しないので本命に選ぶには少し躊躇も。
超スローペースのフラット馬場での瞬発力勝負、となれば恐らく大事なのは3点。
(1)そもそも極限の瞬発力勝負に対応できるギアチェンジ力があるか
(2)位置取り面でメリットを得られるかどうか
(3)直線でスムーズに追い出して加速体勢にすぐ入れるかどうか
まず第一に、超スローペースに対応できるだけの末脚、ギアチェンジ力がある馬であるかということ。
そしてその次にその脚をある程度の位置で使えるかということ。
そして最後にこれは地味に大事なのだが、前が詰まったりせずにスムーズに追い出して加速体勢に入れるかということ。
この3点に合致する馬を買えば当たる、というのがロジカルに考えた府中牝馬ステークスの狙い方。各馬の適正と能力、枠順並びなどを見ていくと1頭、この全てに合致する馬がいる。その馬からここは狙ってみたい。
というわけで、予想の発表。
本命は◎アスカビレンにしました。
もともとは昨年の9月時点で1000万を勝っており、秋華賞でも外から差してきて差のない競馬をしていた馬。どうも冬は全く走らなかったが、3歳初旬も全く走っていないので冬はダメな馬の可能性はありそう。4歳6月の降級に向けて馬を調整してきた感じで、その降級戦の三木特別ではスムーズに競馬ができたとはいえ、バイガエシを突き放す快勝。上がりは32.9という内容で、位置が取れて決め手が使えるという今回のレースに合いそうな適性をこの時にまざまざと示している。
前走にしてもタイムランクこそEだが、この開催の小倉は異様に時計がかかったのでそこまで気にする必要はないはず。それよりも楽に抜け出して全くバテていなかったアカネイロを、外から猛然と追い込んで差し切った脚色が見事だった。ゴール後も伸びていた脚色を見るにオープン以上でも通用とその当時も評価していた。
スタートは抜群に速い馬で今回もそれなりの位置は取れるはずですし、ごちゃつかなそうな6枠9番という絶好の枠順を引くことができました。一瞬の決め手であれば重賞でも通用すると思いますし、ここ2戦を見ても地力強化は明白。若駒のギアチェンジ力が最大限に要求されるレースでもあり、ここは一発に期待したい。
対抗は◯スマートレイアーにしました。
本来ならば「ある程度の位置で決め手が使える馬」という点で、この馬を人気でも本命に推しておけば良いような気もするが、この馬に関しては6歳牝馬の休み明けの秋というのが非常に気にかかる。あのラキシス、ヌーヴォレコルトも5歳の夏以降の休み明けで一気にパフォーマンスを落としましたし、マリアライトも前走のオールカマーの伸びのなさは果たして休み明けが理由なのか微妙なところ。一線級の牝馬で7歳で走っている馬なんてほとんどいないところを見ても、牝馬は大体5歳秋ぐらいで能力の低下がみられる印象。この馬は結構持っている印象ですが、そろそろ枯れ時が来そうな感じはします。
まぁ本命にするにはリスクありますが、2列目であれば適正、能力的には最大限に評価できる馬なので素直にここを対抗にします。
三番手は▲マジックタイムにしました。
前走の関屋記念は展開向いたにせよ、牡馬相手で人気を背負って3着にきっちり走るあたり、もう牡馬混合GIIIレベルでは信頼できるくらいの馬にはなってきている印象。きっちりと能力が問われたヴィクトリアマイルでもそれなりに走れていますし、ここでは末脚の威力、そもそもの能力共にナンバーワン評価でいいでしょう。
スマートレイアーとは違って馬の衰えはそこまで心配いらなそうですが、この馬の場合は最内枠が少しネック。折り合いはつく馬なので1800m自体は問題ないと思いますが、この枠で超スローとなると捌けずに追い出し遅れる可能性は結構ありそう。その点で本命にするにはリスクありと見ました。
この馬の好走パターンは前半でゆったりと走れて後半3ハロンだけに能力を集中できるようなラップのレース。実際、過去のレースを見ても好走時のほとんどが後傾ラップです し、ここはほぼ100%の確率でぬるま湯の超スローになりそうならば上位評価にしなければダメでしょう。
マンハッタンカフェ産駒らしく伸び伸びと走らせた方が良い馬で、単騎で行けそうなのも東京コースも良さそう。実際、先週の毎日王冠のルージュバックもそうですが、今年の6月から東京芝1800mはマンハッタンカフェ祭りと言っていいぐらいの好走率(恐らく6月から外伸び馬場になっているからでしょう)
何よりも鞍上がこういう穴馬に乗らせたら天下一品に上手いので、ある程度の上位評価にすべきと思います。
カフェブリリアントは実績、能力に比べて人気がなさすぎますし、最後まで本命も考えた馬。スッと動ける加速力もありますし、ここでの適性もありそうですが、この馬はここ最近マイルでも行きたがる癖を見せているのがネック。阪神牝馬S、ヴィクトリアマイルのどちらでも折り合いを欠きましたし、前走はスッと折り合えたとはいえ、今回は距離延長、超スローペース、戸崎→福永とマイナス要素が重なっているので上位評価にはしづらかった感じ。
シュンドルボンは枠順と距離は絶好。いかにも外からビュンと伸びそうなイメージはあるのですが、この馬は世間のイメージよりはキレない馬だと思います。というのもこの馬は差してくるイメージがあると思いますが、意外にもこの馬は上がり1位をここ2年記録していない馬。キャリアで3回だけ上がり1位を記録していますが、その上がり時計は36.9 – 34.5 – 35.6というもの。これを見てもこの馬は極限の瞬発力勝負向きの馬ではなさそう。少し上がりのかかる舞台でこその馬じゃないでしょうか。
位置は取れそうですがシャルールはどう考えてもギアチェンジ戦は苦手そう。父ゼンノロブロイ×母父カルドゥンという重い配合ですし、重賞の2着2回も福島と札幌という上がりがかかるコース。一見すると初音ステークスは素晴らしいギアチェンジで前を差し切っているように見えますが、このレースはシャイニーガールが飛ばして逃げたミドルペース戦でスローからのギアチェンジ戦というよりは、ある程度追走力が要求された上での末脚を問われたレース。今回のような純粋なギアチェンジ戦では速さで負ける気がします。
クイーンズリングはこれまでに見せている適性から言ってもここは合わないはず。もうこの馬は小回りコースの激流ペースで外をぶん回して届くレースで走る消耗差し巧者。そもそも東京コースがあまり合う気がしませんし、スローペースの瞬発力勝負も微妙でしょう。実際に過去の最速上がりは34.1ですし、この馬はそれぐらいのタフな流れでの差しじゃなければ厳しそう。強調できるとすればこのコースでのマンハッタンカフェというぐらいか。
一頭、大穴でカレンケカリーナは拾っておきたい。さすがにこの相手では厳しい感じありますが、昨年の府中牝馬ステークスでもそれなりに走れていましたし、ここ数戦は出遅れなどあってまともな競馬ができていません。左回りコースの決め手比べだったらなんとかなる可能性もありそうで、どうせ荒れる牝馬限定戦ならこれぐらいまで拾ってもいいでしょう。
印まとめ
◎アスカビレン
◯スマートレイアー
▲マジックタイム
☆
△1カフェブリリアント
△2シュンドルボン
△3シャルール
△4クイーンズリング
△5カレンケカリーナ
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