弥生賞 [3] 人気馬の個別評価
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重賞レース考察・予想
開幕前なのでJリーグの話題を多めにしてみます。
さて浦和レッズがシーズン開幕前3連敗で荒れていますね。予想外という声が多く聞かれていますが、これちゃんとレッズ見てる人ならまぁこーなるよねってなるでしょう。
柏木をボランチとかこのチームのシステムじゃ無理です。
ミシャのサッカーって3バックの両サイドをワイドに開かせて、そこから縦パス通して崩すサッカーですが、守備の時は基本的にダブルボランチの一人がディフェンスラインに吸収されて4バックのような形で守る。
阿部、鈴木ならそのどちらもがセンターバックの役割をこなせるので良かったですが、ここに柏木を使おうとしているんですよ?
柏木の一番の魅力はふらふら動きながらパスを捌いてチームを活性化できること。あんまりポジションを固定させるべき選手ではありません。だからこそ浦和でのベストポジションは間違いなくツーシャドウ。
そこに石原やらズラタンをとったからって柏木をボランチに下げるとかちょっと理解しがたいです。浦和は可変システムがハマってこそのチーム。柏木をボランチに固定すると阿部は守備専業になるので、真ん中の流動性が一切なくなります。
恐らくこのままだと開幕戦でもバランス崩したまま攻め上がって、湘南にカウンターでボコボコにやられる気がしますが果たして。
人気馬の個別評価
さて、弥生賞も近づいてきました。
トライアルということで能力比較が重要というのは以前申した通り。今日は上位人気が予想される馬の簡単な個別評価をしていきましょう。
シャイニングレイ
新馬戦は圧倒的な加速力でスローで後ろを突き放す圧勝。ホープフルもそつない競馬から一瞬の加速力で抜け出す完勝。
ここまで完成度が高く、加速力に優れたディープ産駒は今年はこの馬くらいでしょう。脚質的にも中山は全く問題なく、この馬の弱点としてはハイペースになった時どうかでしょうが、トライアルではその心配はいらないはず。
血統的にもディープインパクト×ヴァイスリージェントで弥生賞の好走血統に合致。カミノタサハラと同じ配合ですから全く問題ないはず。
ここはまず逆らえない人気馬と見ています。
トーセンバジル
葉牡丹賞を見直した人ならこの馬の強さはわかるはず。
12.5 – 11.3 – 12.2 – 12.3 – 12.5 – 11.9 – 11.8 – 12.1 – 11.9 – 12.3
このレースは途中からミュゼエイリアンをはじめとする先行馬が早めスパートをかけての前がかなり辛くなったレース。こうなれば前は潰れるので後ろで「じっと」していた後方待機馬が有利なレースです。
トーセンバジルはこのレースを3コーナーから外を通ってまくり気味にあがって、自分で勝ちに行く競馬をして差し切っている。3コーナーの時点で既に11秒台を刻んでいるラップですよ、そこを外を回って自分で動いて差し切った。並の馬ならそんなペースを外をまくって進出したら確実にバテます。後ろにいるじっとしていた差し馬に差されます。
2、3着の馬も同じ差し脚質の馬ですが、こちらは追い出しを遅らせたおかげで、前の馬のバテたところを相対的に差せた格好。同じ差し決着といえども1着のトーセンバジルと他の2頭の価値は全く違います。
そして漁夫の利的に突っ込んできた差し馬にしても、先週、超スローで物理的に後ろは届かなかった水仙賞で、この時期の中山にしては破格の33.5という上がり2位に0.5秒差をつける末脚で追い込んできたカカドゥです。
トーセンバジルは中山なら間違いなく強調できる。それは葉牡丹賞を見ればわかることです。
ブライトエンブレム
札幌2歳ステークスは実に強い勝ち方だったが、あのレースはミドルペースの消耗戦。前走は重馬場は向くと思ったが阪神マイルで何もできず。中山芝2000mに替わるのはプラスだとは思うが、前走である程度の馬の成長力の限界は見えた。
ネオユニヴァース産駒はオールアズワンやネオヴァンドームのようにある程度底が見えるとクラシックでは全く通用しない傾向があるので、ヒモで買う分にはいいとは思うがシャイニングレイに勝てるとはあまり思えない。
サトノクラウン
新馬戦、東スポ杯とどちらもスローペースの瞬発力勝負。前走はムーアの神騎乗にも助けられた感じで、ここに来ての中山替わりは非常に怪しい。
血統的に早熟ではないだろうし、中山のパワー馬場が合ってもいい気はするが、これまでのレースを見ていると東京の方が合いそうな気はする。皐月賞6着くらいでダービーで狙いたいイメージの馬。
クラリティスカイ
父クロフネはダートっぽい馬が走る弥生賞では強調できるが、その反面クロフネ産駒がクラシックで底を見せ始めるのもだいたいこの時期。立ち回りの良さを活かしてどうにかというレベルだと思うので、何が何でも内枠を引きたい。トリップのようにトライアルではなんとか走れて本番で全く走らず、というイメージはある。
正直、シャイニングレイ本命でもいいかなと思っていますが、それじゃあつまんないですよね。一頭人気薄で推したい馬はいますが、こちらも立ち回りでなんとかタイプなのでシャイニングレイに勝てる匂いはまったくしません。
やはりこの馬はレースを見直せば見直すほど強い。
今回スローになってどうかでしょうが、京都の瞬発力勝負なんていう全く合いそうもない舞台でも走れた馬です。
昨年末に「この馬はこのレースができれば皐月賞でも相当面白い」とサイトでも書いたこともありましてこの馬を推したいです。
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