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函館記念 [1] 上位人気馬の総評

公開日: : 重賞レース考察・予想

地方競馬って基本的にラップタイムが提供されていないもんだと思ってたんですが、最近、南関4場もラップタイムが提供されていて、全部レース映像が観れるということを知りました。

さすがに中央競馬だとラップを全部取っててそれで予想してる人はごまんといると思うんですが、なかなか地方競馬でそれをやってる人は聞いたことありません。

毎日開催があるので物理的に無理っぽいからというのが理由なんでしょうが、南関の場合は1日1場しかないんで行けるんじゃないか?と感覚的に思い始めたので、ちょっと昨日から4月〜の南関競馬のラップをひたすらエクセルに打ち込んでいます。

できあがったら何か新しいことやってみようと思ってるので乞うご期待。

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上位人気馬の総評

エアソミュール

鳴尾記念レース前コメント

「スパッと切れる脚はないがじわじわと最後まで伸びるタイプの馬で、ベスト条件は阪神と東京だろう。切れ味が求められる条件では走れず、道悪も苦手。だがそれ以外の条件ではまず間違いなく走ってくる馬で、今回の阪神芝2000mはおそらくベスト舞台。スムーズならまず間違いなく好走するだろう。」

鳴尾記念レース後コメント

「直線入り口で早め先頭にたったが、ペースが厳しかったか終いの脚は垂れた。前走大阪杯の疲労もあったか。」

確かに前走は小回りコース重賞はこれでなくっちゃ、という息の入らないラップになったレースで、それを1番人気という立場で積極的に運んで最後脚をなくしたというのはエクスキューズもあったかと思います。

ただ、それにしても大阪杯の内容など見ても鳴尾記念のメンバー相手に3着を外す馬には見えないんですよ。恐らく大阪杯後の他の出走メンバーの次走結果を見ても、あの馬場がかなりの疲労なりストレスを与えたのは間違いない気がします。

今回はその「大阪杯ショック」が取れているか取れていないかでしょうが、最近は堅実派というイメージがついているこの馬ですが、実は好走パターンは狭い馬だと思っています。

もともと折り合い面に多大なる不安があった馬で、和田騎手で御しきれなくなって、武豊のふんわり騎乗で素質開花。その後はある程度オールラウンドに走れる馬になりましたが、基本的な好走条件としては、

「キレがそこまで必要とされずに持続力勝負となる舞台でじっくり構えて乗った時」

という限定された好走パターンになると思うのです。この馬はリズムよく走らないと嫌がる傾向が若い時からある感じがしておりまして、最近はそれがなかったんですがどうも鳴尾記念の内容を見てもレース中の馬のリズムが大事なように見える。

そしてこの馬の好走時というのは、いっつも「僅差」なんですよ。
持続力勝負の癖にじっくり構えないと走らない馬なんで、大差がつくようなレースではなかなか走りにくい。去年の毎日王冠、鳴尾記念みたいな混戦を断つようなレースが得意な馬と見ています。

じっくり構えて乗るという意味で、折り合い面では天才的なデムーロですのでそこまで心配はいらない気もしますが、先週もレコンダイトで出遅れてレースができなかったようにこの騎手中央移籍後は小回り適性はあんまりない気がしています。出負けをしてマイネルミラノが作る早いペースを急かして乗ったりすると案外な大敗もあっていいかなぁと思っています。

 

マイネルミラノ

このレースの展開を握る馬。この馬に限らずですが、1頭レースに出走しているだけでそのレースの性質を変えてしまう馬というのがいます。大きく分けると「消耗逃げタイプ」「まくりタイプ」の2パターンが多いでしょうが。

この馬の好走パターンは、

「最初から最後まで息の入らないラップを刻んで、4コーナーで早いラップを刻んで後ろとの差を開いて直線入り口でセーフティリードを刻むこと」

この馬はスローに落とす逃げ馬ではなくて、典型的な「後ろに脚を使わせたいタイプ」の逃げ馬。だからスローに落として引き付ける逃げをすればキレ負けしますし、今年の初旬のように柴田大地騎手が番手で溜める競馬をしようとすればそりゃ前は交わせません。

こういうタイプの馬は「ただ強い」ことが多いので、常に注意が必要。だって自分でレースを作れることに加えて、緩めないペースで走ったほうが好走するんですから後ろの馬はそれを追走して差せるような能力を要求される。

だからマイネルミラノが出るレースっていうのは結構「マイネルミラノ適性」が要求される気がしています。道中に息がはいらないレースラップで、コーナーで後ろを引き離そうとするラップでも置いて行かれずに最後に差し脚が使えるかという適性。ですので過去にマイネルミラノが出たレースで好走している馬は今回も評価したほうがいいかも。

この馬自身に関しての評価は、強いと思いますので安易に評価は下げないほうがいいと思いますが、巴賞→函館記念はあまり結果に直結しない舞台。というのも200mの距離延長で最初の下り坂が長くなるので前半のペースが上がってレース性質としては全く異なることになるからです。この馬の場合は前半ペースが上がってもどうせ自分で締まったラップを演出したいタイプなのでそこまで苦労じゃないとは思いますが、巴賞よりは期待値が下がるかなといった印象です。

 

レッドレイヴン

この馬って本当に中央競馬ファンに愛されていますよね。どうもいつも実力以上に人気する感が否めない。過去に人気以上に好走したのが3番人気で2着した東京スポーツ杯2歳ステークスだけなわけですからいかにこの馬を買い続けている人は損をしているか、という期待値の低い馬です。

父スマートストライクという血統もあって、イメージはかなり淡白な芝馬な感じ。走るときは走るけど、気分を害したら手応えすらなく沈む可能性もある馬です。

そしてこの馬の最近の好走条件を見ていると、

「とにかく自分の能力で足りるメンバーの時に、その能力だけ走ってくる」

っていう印象。馬柱だけ見ればそこそこ買える気もしますが、前走の巴賞だって3着はリベルタスなわけでマイネルミラノ以外は小回り適性のない強くない馬だったわけです。ディセンバーSは勝ったと言ったって2着馬はスピリタスですよ。

逆に重賞の小倉大賞典やオープンと言えどもメンバーのそろった福島民報杯では能力足りずにきっちり負けています。藤沢厩舎にありがちな、きつい調教をしないから重賞ではあっさりと能力不足を露呈するも、オープン落ちで素質で人気で上位に来て馬券を面白くなくするタイプ。オープン戦では配当を悪くするので嫌いなタイプですが、重賞では結構好きなタイプ。まず過剰評価されてますから人気してぶっ飛ぶ可能性が高いですし、そもそも小出しに脚を使えるタイプにも思えない。今回も買ってヒモまでかと思います。

 

デウスウルト

この馬は今流行りのタイプのキングカメハメハ産駒の典型な気がしています。つまり、

「芝2000m周辺のレースで持続力勝負になった際にやたら強い馬。ただし中距離でスタミナがあるからといって長距離が走れるわけではない馬。」

トゥザワールドとかラブリーデイなんかと全く同じタイプの馬で、2000mくらいの距離のレースで、道中息の入らないレース展開で非常に強いタイプ。一見パワータイプにも見えますが中山金杯でレコード3着で好走しているように、京都コースとかあまりにも軽い馬場ではなければレコードが出るような早い時計にも対応できそうなタイプ。

前走はどスローを前につけてのキレ負けですし、先ほどエアソミュールの時にも述べたように、「大阪杯ショック」の影響も多分に合った気がしています。

今回はマイネルミラノの出走で道中息の入らない流れになりそうですし、重い洋芝で早い時計の決着になるのはこの馬の適性としてはベストに近い気がします。

そして何より強調できるのは、中山金杯、中日新聞杯とマイネルミラノが出たレースでの好走実績があること。つまりは道中の締まったレースラップに対応でき、かつコーナーの加速で置いて行かれないある程度の器用さも持っているということです。

パドック判断とかができない人間ですので、前走の大敗がもし私の苦手な「調子落ち」「夏負け」だったりすると惨敗もあると思うんですが、普通に走ればこの馬は人気馬の中では一番信頼できると思っています。

 

ラブイズブーシェ

洋芝適性だったりでなんだかんだ人気するんでしょうが、冷静に考えてみてください。

ここ4戦の成績は<12着><12着><15着><14着>

ちなみに勝利した昨年の直近成績は<2着><5着><6着><8着>ですから、いかに昨年と違って臨戦過程が悪いかということがわかるでしょう。

ここからは完全に私の仮説になりますが、マンハッタンカフェ産駒は2つの特徴があると思ってまして、一つは

(1) スローの瞬発力勝負に強いタイプが多い為、下級クラスや若駒時はかなり強く見えても昇級して一気に壁にぶつかるタイプが多い

ですので桜花賞でルージュバックを嫌ったように、基本的にマンハッタンカフェ産駒はレースレベルが上がる舞台に出走する時は理窟抜きに嫌うことが多いです。

ただこの特徴に関してはもうマンカフェ産駒の常識になっている気もします。ですのでもう一つの仮説の方をご紹介。

(2) 好調期に一気に賞金を稼ぐタイプが多く、一度不調になるとどどっと負けるタイプ。ステイゴールド産駒のような大敗からの巻き返しは基本的になく、派手に咲いて派手に散るタイプが多い

基本的に父が長距離系の種牡馬っていうのは好調期が短い印象があります。精神的な部分もあるんでしょうが(Mの法則等はあまり知りません)、ジャングルポケット、ダンスインザダーク、ステイゴールドの産駒などを見ても、好調時は「何個GIとるんだこいつ?」みたいなくらいの強さを見せておいて、いったん好調期を外れると枯れてしまう。

トーセンジョーダン、オウケンブルースリ、ダークシャドウ、オーシャンブルーといった感じの馬たちがそれに該当する感じでしょうか。その中でもステイゴールド産駒だけは「大敗後に期待」属性がパワプロの特殊能力的な要素で備わっている気はします。

凄く話が逸れましたが、マンハッタンカフェ的な傾向から見てもラブイズブーシェは不調期に買うべき馬ではない気がします。ここで走られたら仕方ないなぁくらいの気持ちでバッサリいくのが正解な気がしています。

 

さて、今年の函館記念は上位人気馬がこぞってぶっ飛びそうな要素を抱えており、なかなか面白そうなレース。

今週はこれしか重賞ありませんし、しっかり的中できるように時間をかけて予想をしていきたいところ。

今のところ函館記念で最も注意するべきレースポイントはこんなところだと思っています。

 

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サマーシリーズ対象レースは、チャンピオンに授与されるボーナスを狙っている陣営の“ヤリ”“ヤラズ”を知ることが重要になる。しかし、この函館記念だけは話が別。なぜならば、本気でチャンピオンを狙うならば、函館記念を選択するのは不利だからだ。

函館記念からチャンピオンを狙うとなると、立地的に次走は札幌記念を使うことがほとんど。しかし、夏競馬で唯一のG2、関係者からは「夏のG㈵」とも言われる札幌記念は一線級が出走し、極めてメンバーレベルが高くなる。今年もトーホウジャッカル、ルージュバックなど参戦予定との話。G3クラスの馬が勝ち負けするにはハードルが高い。過去の例を見ても、連続好走できたのは札幌記念が函館開催となった年のトウケイヘイローのみで、しかも極端な道悪馬場だった。

すなわち、函館記念で厚く狙うべきはサマーチャンピオンシリーズを度外視の『ココがメイチ勝負』の馬。既に当社は「やっぱり函館の水がよっぽど合うんだろうね。デキは最近の中では一番。コレなら一発あるよ!」と盛り上がっている“激穴情報馬”の存在を独占入手済み。この馬が馬券に絡むようなら馬連50倍以上も見込めそうとの話。今週はこの馬を含めた妙味タップリの函館記念3点勝負を無料でお伝えする。ぜひ当社の情報は見ておいて頂きたい。

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