【2016】全日本2歳優駿の予想を公開!
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地方レース考察・予想
今日は12/14(水)に行われる全日本2歳優駿のレース予想を行います。川崎1600mで行われるJpnI戦です。
全日本2歳優駿は地方交流のG1=Jpn1レースとなりますので、サイトにて無料公開とさせていただきます。
買い目のみメルマガ会員様専用ページでの公開となりますので、そちらはご了承ください。
全日本2歳優駿 予想
川崎1600mは何度も書いている通りに3〜4コーナーが急なために差し馬が加速をつけづらく、前残りが多発する傾向のレース。過去5年の結果を見ても、結果的にレパードステークスで3着に走ったレガーロが能力抜けていて差して突っ込んできた以外は、ほぼ全頭が4コーナーで4番手以内でそのままなだれ込みの競馬になっている。
関東地方は火曜午後から土砂降りの雨になっており、恐らくは相当水が浮くような馬場になっているはず。まず差しよりは前の方が有利になる馬場と見て良さそうで、予想の基本は前に行く馬を中心に考えていきたい。
また、このレースは過去5年の結果を見ても枠順傾向が顕著。コーナーが急な川崎コースでフルゲート近い頭数で行われるため、インに押し込められる極端な内枠や、外外を回らされる極端な外枠はほとんど来ないレース。
1〜2番の枠順の馬 (0-0-0-10)
3〜9番の枠順の馬 (4-4-5-22)
10番より外の枠の馬 (1-1-0-19)
過去5年の枠順別成績を見ても3〜9番くらいの中枠の馬の成績が圧倒的。今年は1枠1番にリエノテソーロ、8枠13番にハングリーベン、8枠14番にシゲルコングといった中央の人気馬が入ったが、例年の傾向通りに考えれば重視するべきではなさそう。
そういった馬よりも3〜9番ぐらいの中枠を引けて、上手く前々で立ち回れそうな馬を買うべきレースだと思います。
午後2時現在での単勝オッズを見ているとこんな感じ。実に1〜6番人気のうち5頭がJRA所属馬という人気の仕方。やはり地方競馬よりも中央競馬の方が視聴人口が多いですから、潜在的に「地方馬は弱い」と思って買わない人が多いんでしょう。毎年、2歳の地方交流重賞はJRA勢ばかりに人気が集中します。
ただ、過去5年の結果を見ても毎年1頭ぐらいは地方勢が穴として突っ込んできますし、この時期の2歳馬同士ではJRA勢と地方勢の実力差はあんまりないと考えて良さそう。
そして特に今年はこれまでの地方交流重賞の結果を見ても明らかなように・・・
<エーデルワイス賞>
1着:リエノテソーロ [JRA] 1番人気
2着:アップトゥユー [門別] 6番人気
3着:ピンクドッグウッド [門別] 2番人気
<北海道2歳優駿>
1着:エピカリス [JRA] 1番人気
2着:ヒガシウィルウィン [門別] 4番人気
3着:スウィフトハート [門別] 5番人気
<兵庫ジュニアグランプリ>
1着:ローズジュレップ [門別] 6番人気
2着:ハングリーべン [JRA] 4番人気
3着:バリスコア [門別] 7番人気
もうご覧の通りで一目瞭然で地方=門別勢が圧倒しています。大体のレースでJRA勢が人気を独占しながらも、リエノテソーロやエピカリスといった能力抜けていた馬以外は門別勢が好走しているという事実。今回はエピカリスが出走回避しましたし、リエノテソーロも一気の距離延長で絶対的な存在とは言えなそう。そうなればどう考えてもオッズ的にも今までの戦績的にもJRA<<<地方という考えで見た方が良さそう。
また、地方交流重賞ではなく、これまでの南関2歳重賞の結果を見てみても・・・
<鎌倉記念>
1着:ストーンリバー [門別] 2番人気
2着:ゴーフューチャー [南関] 1番人気
3着:ティーケーグラス [南関] 7番人気
<ローレル賞>
1着:アップトゥユー [門別] 2番人気
2着:イクノチャン [南関] 4番人気
3着:スターインパルス [南関] 2番人気
<平和賞>
1着:スカイサーベル [南関] 7番人気
2着:キャッスルクラウン [南関] 4番人気
3着:マルヒロナッツオー [南関] 1番人気
<ハイセイコー記念> ※このレースは門別所属馬は出走ゼロ
1着:ミサイルマン [南関] 1番人気
2着:セイファルコン [南関] 5番人気
3着:サイバーエレキング [南関] 10番人気
ご覧の通りで4戦中2勝を門別所属馬があげています。上に挙げた交流重賞の戦績と合わせてみても、門別所属馬の能力は相当高いと見て良さそう。
これは去年の南関クラシックでも同じ事が起きていましたが、近年の門別所属馬は坂路コースの完成と夜間放牧の実施によって飛躍的に調教レベルが向上。その上で2歳馬のデビューがJRAや南関よりも早いので、その分この時期の馬の完成度が高いという点が言えると思います。
もし今回、エピカリスのような化け物が出ていればそれを買えばよかったでしょうし、このレースが1200mで行われるのであればリエノテソーロを買えばよかったと思いますが、川崎1600mという舞台で絶対的な存在がいないのであれば、3〜9番の中枠を引けて、ある程度の位置で競馬ができそうな門別所属馬を狙うのがベストだと思います。
最後に枠順から予測できる隊列を予想してみましょう。
まずネコワールドがハナを主張するのは間違いないか。そのすぐ後ろにスタート速いローズジュレップがスッとつけることになりそう。そうなるとリエノテソーロはローズの直後くらいの位置取りになりそうで、同じくスタート速いバリスコアが2、3番手を取れるんじゃないでしょうか。
近走を見ているとスタート速いヒガシウィルウィンもそれなりの位置が取れると思いますし、ハングリーベンも外目のそれなりの位置を取ってきそう。
ストーンリバーは鎌倉記念でも出遅れていますし、そこまでスタートは速くない馬。おそらくこの隊列ですと揉まれる競馬になっちゃうんじゃないかと見ています。
フライングショットとシゲルコングもスタートそこまでなので位置は取れないか。スウィフトハートは本当にスタート下手なので後ろからの競馬になると思います。
ざっと隊列予想はこんな感じでしょうか。ネコワールドの前走の不甲斐なさを見る限り、3コーナーでネコワールドが先頭にいるかは微妙なところ。向こう正面で仕掛けが始まって、4コーナーで上位4頭にいるのはどの馬か、という観点で予想を組み立てました。
というわけで予想の発表。
本命は◎バリスコアにしました。
前走は兵庫ジュニアグランプリで低評価を覆す3着好走。その時も「距離延長が向く」という点から▲を打っていましたが、予想以上に走ってくれて本命馬のゲキリンまで差しちゃったのにはびっくりしました。
門別の一連のレースぶりを見ていてもスタートは抜群に速く、前走は中団からの差し競馬になりましたが、それは大外枠のネコワールドが被せてきたのと前にいたハングリーベンが邪魔で位置が取れなかったのが要因。スタートは速かったですし、おそらくローズジュレップと枠順が逆だったら位置取りも逆だったように感じます。
前走は位置取りこそ中団ながらも4コーナーの手応えは出走馬中ナンバーワンと言っていいもの。明らかに距離延長で馬が良化した感じで、あと100mくらいあればローズジュレップまで差しきっていたと思います。その内容を見ても更なる距離延長はプラスだと思いますし、スッと好位が取れそうな絶好枠を引くことができました。
前走の内容を見ても3コーナーぐらいからの手応えはこの馬が一番良い感じになると思いますし、そうなれば4コーナー時点で4番手以内にいる可能性は高そう。あんまりバテる感じもしませんし、ここは大いに期待してみます。
対抗は◯ローズジュレップが有力でしょう。
確かに前走は川原騎手がこれ以上ないぐらいに上手く乗ったのが勝因ですが、今回も枠順と隊列を見てみると再度展開に恵まれそうな感じ。スタートは抜群に速いのでネコワールドに行かせての2番手くらいが取れそうですし、この位置ならなかなか大崩れすることは考え難い。距離延長が鍵になりますが、前走を見ても特に難しそうな面はありませんでしたし、他のJRA勢に比べれば距離もこなしそうな感じはします。
三番手は▲ヒガシウィルウィンにしました。
以前にメルマガでも書きましたが「ダートにおける堅実に差してこれる馬は常に信頼するべき」という内容に当てはまる馬。常にどんなレースでも最後には差してこれる馬で、こういう馬は揉まれても大丈夫なので大崩れしにくい。
ここ2戦を見てもスタートはスッと出ているので、今回の枠ならば好位ぐらいから競馬できるはずで、北海道2歳優駿で勝負どころで一気に動けた脚を見ても今回のメンバーでは脚力最上位でしょう。
今回が左回りコースも遠征も初になるのがネックですが、前走内容の割にまったく人気がありませんし、普通にこの馬はJRA勢と互角以上の戦いが出来ると思うので三番手評価に。
強いことは認める☆リエノテソーロは嫌いすぎないようにしました。
1200mで3連勝してきた馬がマイルへの距離延長で最内枠。いかにも玄人が嫌いそうな馬ですが、すずらん賞のレースぶりなどを見ても1200mがベストかと言われれば微妙なところで、もう少し距離があったほうが楽に差し切れたんじゃないかという感じ。
前走のエーデルワイス賞は見た目通りの大圧勝でしたし、子供扱いした2着馬のアップトゥユーがローレル賞を完勝したのを見ても、能力では最上位と見ていいでしょう。
あとは距離延長がどうかですが、同じJRA勢のハングリーベンやシゲルコングも距離不安と外枠という不安点がありますし、それなら揉まれることさえ大丈夫ならロスなく運べそうな枠ですし、こちらの方を上位に取りました。
ハングリーベンは安定感ある馬で今回も上位評価にするか迷った馬。ただ、ここ2戦を見ても、道中ではかなり行きたがる面を見せる闘争心溢れるタイプで、1400mからの距離延長は少し不安な部分も。外外を回らされそうな8枠を引いてしまいましたし、今回は少し評価を落とします。
ストーンリバーは鎌倉記念を見ても北海道2歳優駿を見ても、とにかくバテずにジワジワ伸びてくるタイプ。距離は2000mぐらいあった方がよさそうで、今回のマイルの距離ならばとにかく勝負になる位置にいれるかどうかがポイントになりそう。鎌倉記念では出遅れながら外枠から無理矢理に好位まで押し上げましたが、今回はそれができそうな枠ではなく、馬群の中で競馬する羽目になると前走のように差してくるも届かず、という結果になりそうな気がします。
シゲルコングはオキザリス賞の内容は素晴らしいの一言。かなりのハイペースを早め捲りでそのまま押し切ったんですからこの馬は普通に強いはずです。ただ未勝利戦では出遅れていますし、プラタナス賞では口を割って難しさを前面に出しての大敗。あのマイルでの内容を見ても距離延長はプラスには思えず、大外枠で難しい部分も大きいので△評価まで。
ただ前に行けるというだけでネコワールドは買いたくないけれども抑えます。3年前にはスザクが前走大敗から逃げの手で一変しているようなレースですし、今日の馬場はどう考えても前残り傾向が出そうな感じ。前走は不甲斐ないの一言でしたが、展開利で印を打ちます。
印まとめ
◎バリスコア
◯ローズジュレップ
▲ヒガシウィルウィン
☆リエノテソーロ
△1ハングリーベン
△2ストーンリバー
△3シゲルコング
△4ネコワールド
勝負度C
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