【2016】マイルCS / レース考察(京都芝1600mで行われるGI戦を徹底考察します)
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GIレース考察・予想
今日は11/13(日)に行われるマイルチャンピオンシップのレース考察を行います。京都芝1600mで行われるGI戦です。その前に余談を少し。
先週は相性の良かったエリザベス女王杯も◎ミッキークイーンから相手抜けで大惨敗。ここ最近はコンスタントな的中率に関しても、一発の大きい配当に関しても何ら自慢できる成果を上げられず、ただただ申し訳ない感じであります・・・
ここまで当たらないということもなかなかブログ開始時からなかったことなので、これがBottom of Bottomsだろうと割り切って今週も競馬に向かっていこうと思います。と、真面目に書きましたが、内心はここまで当たらないかぁと苦笑気味。負けているのには理由があるはずで、自分の競馬感、競馬知識が現代競馬の変化に追いついていないのが実際だと思うので、今年もあと1ヶ月半ですが今まで以上に時間と熱量をかけてブログ、予想をお送りするので飽きずにお付き合い頂けますと幸いです。
マイルチャンピオンシップは正直、あんまり得意としているレースではなく、過去の競馬歴でも当たったのが◎エーシンフォワードの年くらいという感じなのですが(そんな馬ばかりに本命を打っているから当たっていないと思う気もありますが)もうそんなことは言っていられないので確勝の気持ちで臨みたいと思います。
【2016】マイルCS 予想考察
過去5年のレース傾向
マイル路線というとウオッカの引退ぐらいから群雄割拠の大混戦というイメージが強いですが、このレースに関してはエーシンフォワード、エイシンアポロンの栄進堂の2連覇以降はそこまで荒れてはいない印象。2年前のダノンシャークの勝利も前哨戦の富士ステークスで負けただけで評価を落としすぎという感じでしたし、基本的には強い馬が順当に走ってくるレースになっていると見て良さそう。
この時期の京都コースは適度に馬場が荒れて外も伸びますし、京都コースの高速馬場にありがちなインしか伸びないとか前しかダメみたいなバイアスがなくなってきます。そのおかげで能力ある差し馬もきっちりと伸びてこれるというのが実力通りの決着になりやすい要因かなと見ています。そういった理由からこのレースは変に穴馬を探すというよりは、きっちりと各馬の能力を把握するということが大事かなと見ています。
血統傾向
京都マイルで行われるGIということで想像がしやすいですが、ディープインパクト産駒の独壇場。平坦コースで決め手が活かしやすい舞台で、なおかつ外も伸びる馬場状態となればディープインパクト産駒はそりゃ走ります。
昨年もハナ差の4着がサトノアラジン(テレビカメラでは完全にサトノ3着に見えましたが)でしたし、それを考えてもここ3年は毎年2頭はディープインパクト産駒が馬券圏内レベルに走っているということ。今年もディープインパクト産駒が大挙して出走してきますが決して無視してはいけない勢力でしょう。
レースラップ傾向
京都コースで行われるマイル戦ということで、典型的な逃げ馬(シルポートなど)がいればペースは速くなりやすいレース。昨年はそういう馬がいなかったので道中は緩んでのラスト3ハロンだけのレースになりました。
今年もミッキーアイルこそいますが、距離延長でぶっ飛ばして行くとも思えず、そもそもこの馬は逃げを嫌う音無厩舎ですし、極端なペースでの逃げの策は取らないはず。他に前へ何が何でも行きたい馬もいませんし、エリザベス女王杯に続いていかにもなスローペースになりそうな気がしていますが果たして・・・
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
マイル王モーリスに安田記念覇者のロゴタイプも回避。その上でダノンプラチナあたりも回避したことで、時代は以前の群雄割拠のマイル時代に戻った感じ。1番人気は間違いなくサトノアラジンになると思いますが、2番人気濃厚と見られたヤングマンパワーが戸崎が乗らないことでどれぐらいの人気になるものか。逆にエリザベス女王杯のシングウィズジョイと2週前の東京での神ってる成績によりルメール騎乗のイスラボニータはかなり人気を集めそうです。
ちなみにマイルチャンピオンシップは私の知り合いでブログをやっている「マイルの神様」が1年で1番重要と位置付けているレース。彼女は意味不明にダノンシャークを愛しているので、恐らく今週末は予想放棄で本命は決まっている気はしていますが、そんな週ですので是非とも見てあげてください。
ひとまず月曜時点で注目している馬はこの馬です。
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この馬の特徴は現役最速のギアチェンジ性能の高さと言っていいはずで、勝負所でスッと加速態勢に持っていける速さは間違いなく超一流と言っていいはず。ただ、そこまで長く良い脚は使えない印象で、だからこそこの馬は直線の長いコースよりはコーナーでスッと加速して一瞬の脚を使えるコース向きだと思います。
その加速性能が存分に見れたのが新潟2歳ステークス並びに京成杯オータムハンデで、特に京成杯オータムハンデのレースを見ていると、コーナーでダノンプラチナがガシガシ押して加速に苦しんでいるところで馬なりで先団に取りついていましたし、この馬のギアチェンジ性能は相当なもの。
前走の敗因は超スローペースを後ろから進めたことと明白ですし、直線でも一旦は得意のギアチェンジの速さでおっと思わせましたが、追い比べで最後は脚が続かなくて止まりました。使える脚の長さでガリバルディに差し負けたというだけですし、あそこまで特殊なレースになってはこういう負け方も致し方ないところ。
そして京成杯オータムハンデでも感じましたが、この馬はマツリダゴッホ産駒の全般がそうであるように急坂コースは得意としていないはず。京成杯オータムハンデでもギアチェンジ性能で直線入り口で勝ちパターンで持ち込みましたが、そこから急坂部分で伸びが鈍りました。ホープフルS、スプリングSでも坂部分で伸びあぐねていますし(これは距離の面もあると思いますが)この馬にとってはギアチェンジ性能と一瞬の決め手が活かせる平坦コースという舞台がベストなはず。
それを考えると京都のマイル戦というのはこれ以上ない舞台に見えますし、スッと抜け出して一瞬の脚が使えるという点からもスローペースの一団の競馬は向く馬なはず。さすがに前走の富士ステークスほどの異常なスローペースにはGIではならないはずで、そうなれば外が伸びる今の馬場も味方して勝ち負けになるじゃないでしょうか。
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