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【2016】皐月賞 / レース考察(中山芝2000mで行われるGI戦を徹底考察します)

公開日: : 最終更新日:2016/04/12 GIレース考察・予想

今日は4/17(日)に行われる皐月賞のレース考察を行います。中山芝2000mで行われるGI戦です。その前に余談を少し。

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ほんと最近、三場開催が多くなったせいか、金土がほとんど寝る時間がなくて困っています。基本的にあんまり寝なくても大丈夫な人間ではあるのですが、金土ともに2時間ずつぐらいしか寝る時間が取れないので、さすがに日曜午後とかになると眠気で意識が朦朧としてきます。

桜花賞の日も、同行していた友人が桜花賞を当てたので新横浜で焼肉を食べて帰ったのですが(この場にてご馳走様ですと感謝を表しておきます)帰りの電車は爆睡でほぼ何も覚えていません。

そんなこんななので日曜夜は凄い時間寝るんですよね。本当に日曜20時に寝て起きたのが朝8時でした。金土分の睡眠時間をそこで取るので個人的に「寝溜めカンタービレ」と呼んでいます。

それにしても先週末は忙しかった。金曜は会社の後輩に神奈川県の僻地で飲みに誘われたので遠出(なぜかけいば手帖さんが全く関係のない飲み会なのに、LINEで送った料理の写真に載っていた店の名前を頼りに、連絡もなくいきなり来て本当に焦りました)

土曜もライヴを観に幕張メッセまで遠出、日曜はサッカーを見に新横浜でしたからね。

今週末も皐月賞があるので土日ともに中山競馬場に行くことになりそうです。恐らく今年のメンバーの豪華さを考えると、例年の皐月賞感覚でいては座席は間違いなく取れないはず。有馬記念と同じシフトで土曜始発で待機列に並ぼうかなぁと思っています。土曜は暇なのでまた先週と同じように中山競馬場の指定席でぷらぷらと馬券を打っている気がします。

 

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【2016】皐月賞 予想考察

過去5年のレース傾向

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皐月賞は中山コースで行われるので紛れが起きやすく、日本ダービーは東京コースで行われるので順当に決まりやすい、と考えている人が多そうですが、実は逆に考えた方が良いのがこの2レースの特徴。

皐月賞こそ堅く決まり、ダービーこそヒモ荒れしやすい

というのが近年のこの2レースの特徴というか、関係性だと思います。

後ほどラップと血統のところで話しますが、実はコーナー4回の中距離で行われるガチンコ勝負って日本のGI体系の中ではあんまりないのです。このレースと秋華賞くらい。宝塚記念は最近はぬるま湯レースになりやすいですから、実質牡馬が走るGIでコーナ−4回の中距離のガチンコ勝負って皐月賞くらい。

コーナーが多いコースは基本的にペースが緩みませんから、直線の長いコースよりも意外に能力がそのまま反映されがちな感じもあるんですよね。実際、秋華賞もあれほどのイン有利な京都にしては大荒れっていうのはあんまり聞きませんよね。コーナー4回の2000mは高いレベルであればあるほど能力がそのまま反映されやすい、というのは仮説として言えるかもしれません。

そうなると、今回はサトノダイヤモンド、リオンディーズ、マカヒキの3頭に逆らうというのは自殺行為でしょう。明らかにこの3頭は今年の牡馬クラシックで能力が抜けています。ルメールがメジャーエンブレム並に下手な騎乗をしたらわかりませんが、あれだけの騎手ですし2週連続の大スランプはないと見ています。そんなことをしていたら世界で活躍できていません。

基本的にはこの3頭中心。間違いなく2頭は馬券に絡むと思います。あるとしたら3強の内の1頭が何かスムーズな競馬ができずに、4〜5着になった場合に突っ込んでこれる馬がいるかどうか、と言うところでしょう。

私は、皐月賞も桜花賞と同じく能力ある馬には逆らわずに買い方勝負に徹しようとは思います。ただ、桜花賞よりは3強の能力、適正の比較はできているので、メジャーエンブレムの2、3着固定のようなセコイ馬券(当たれば官軍!外れれば賊軍!)は買わない予定です(笑)

 

血統傾向

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皐月賞の血統的な最大のポイントは、、、

今までにディープインパクト産駒が一度も勝てていないレース

と言うことが全てでしょう。

桜花賞ではあれだけ腐る程走っていたディープインパクト産駒が今まで一頭も勝っていないのは偶然ではありません。それは皐月賞のとあるポイントが影響しているのですが、それはラップのところで詳しく書きます。

基本的に皐月賞(と菊花賞)はディープインパクト産駒にとってはクラシックでも最大の鬼門と言えるレース。もちろんディープ産駒は持って生まれた才能と、この時期での成長力がずば抜けていますからそれなりの評価はしないといけません。

ただ、それでも断然評価だったワールドエースがゴールドシップに出し抜かれ、リアルスティールがドゥラメンテの圧倒的な決め手に敗れ、クラシック有力候補だったトーセンスターダムが惨敗したのが皐月賞です。ディープインパクト産駒が相対的に内容を落とす可能性が一番高いのがこの皐月賞でしょう。

もちろん父ディープインパクトがこの皐月賞を圧勝しているので、いつか産駒もこのレースを勝つ時が来ると思います。ただ、余程世代レベルに恵まれたとかでなければ、基本的にはこの血統の適正には合わないレース。父ディープインパクトを凌ぐレベルの馬が出てこない限りディープ産駒の皐月賞制覇はないのかなという気もします。

今年はサトノダイヤモンド、マカヒキという超逸材の2頭がスタンバイしています。マウントロブソンやディーマジェスティだって例年ならクラシックの有力候補でしょう。

これらの馬が父ディープインパクトに匹敵するパフォーマンスを見せられるかは注目です。

 

レースラップ傾向

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さて、このレースラップが皐月賞を考える上で一番大事な部分と言えるかもしれません。こうして見ても一目でわかるように、全く緩みのないスーパーポテンシャル勝負になります。

昨年なんて本来は逃げ馬でないクラリティスカイが逃げてもなおこのラップ。コーナー4回のフルゲートでの2000m戦。しかも距離適性関係なく1生に1度のこの舞台にどの馬も色気を持って出てくるわけですからそりゃペースは流れます。

マイネルハニーやノーブルマーズが出ていたら、レコードタイム間違いないくらいのハイパーハイペースになっていた可能性はありますが、その2頭がいなくてもまずスローにはならないはずです。クラシックという威厳がそれを許さないはずです。

その結果、スーパーポテンシャル勝負になり、全くペースが緩まない上に最後までラップがかからないレースになります。それは、道中で全く息が入るところがなく、その上で最後までバテずに走り続けなきゃいけないということ。つまり、強い馬しか走り抜けないレースというわけです。

だからこそ皐月賞は比較的堅いレースになりやすい。日本ダービーは2400mある上に直線も長いので中盤が緩むこともありますし、インの馬場がかなり有利になりやすいので内枠を引いた結構な穴馬が走るケースが良くあります。そういう展開利や馬場の利点を許さないのは皐月賞がスーパーポテンシャル勝負になるからです。

ポテンシャル勝負になりやすいからといって、今の皐月賞時の中山馬場は昔のように荒れた馬場ではないですから結構速い時計が要求される。そうなると全く緩まないポテンシャル勝負になる上に、速い時計まで求められる。これは本当に強くなきゃ走れません。

スーパーポテンシャル勝負を走れて、マイル適正もあるくらいに速い時計にも対応できて、本当に強い馬

こういうタイプじゃなきゃ勝てないのが、現代の皐月賞だと私は考えています。

 

レース傾向まとめ

今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。

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世間的な評価と同じく、ここは3強が能力的に抜けているという認識でいいはずです。まず間違いなくこの3頭のどれかが勝つはずです。

ただ、3強でそのまま決まるとは言えないのが競馬の歴史。ちょうど桜花賞と同じくらいの感覚で荒れると思います。3強は2頭くらい馬券に絡むけれども一角が崩れる。その上で一角崩しが起きるんだけれども、余程の穴馬は突っ込んでこれずある程度の中穴人気馬が突っ込んでくるイメージです。

現時点で皐月賞は2、3着固定のようなセコイ馬券(読者の方からこの買い方はセコイというメールを頂いたのですが、競馬にセコイもクソもあるんでしょうか?私はカッコ良く外れるよりもセコくても当たればいいと思いますがね)は買わずに、勝つ馬はこの馬だろうと思っているので頭固定しか買わない予定です。

 

まぁ皐月賞はこの馬が勝つでしょう。

余程のことがない限りこの馬を頭固定で本命にします。

その馬の名はブログランキングで公開中

 

 

私個人のイメージの話になってしまって恐縮なのですが、皐月賞は中山コースというトリッキーな舞台で行われる割に、器用な馬は勝てないイメージがあります。トゥザワールドやリアルスティールのように優等生な競馬をする馬は爆発的な末脚を持つ馬に差される歴史があります。

今年はルメール騎手のサトノダイヤモンドが、桜花賞のような騎乗ミスがない限りは優等生の競馬をしてくるはず。それでいて押し切ればこの馬が皐月賞の歴史を変えることになりますし、それでここを勝てばおそらく2冠はほぼ確実でしょう。

ただ、皐月賞はそういう優等生の競馬をする馬を、有り余るエネルギーを持った少々不器用な馬が、4コーナーまでなんとかなだめながらも直線で末脚爆発で差し切るのです。ちょうどピンと張った弓を直線で一気に解き放つように、そういうイメージの爆発的な末脚を使える馬が皐月賞を勝ちます。

この馬は血統的にもコーナー4回のこの舞台はベスト。高速決着にも対応できる(マイルにも対応できる)スピードがあり、前走の内容からも今回は脚を溜めれば世界最高の弓矢になれるでしょう。鞍上も中山の4コーナーから直線の捌き方は世界一に上手い騎手です。

皐月賞を制するのは弓矢のイメージで爆発的な一瞬の末脚を使える馬

その世界最高の弓矢とその世界一の使い手が揃えば、ここは大外一気で突き抜けるはずです。その末脚を凌いだらサトノダイヤモンドは本物の化け物でしょう。

 

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