【2016】アンタレスS / レース考察(阪神ダート1800mで行われるGIII戦を徹底考察します)
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重賞レース考察・予想
今日は4/16(土)に行われるアンタレスSのレース考察を行います。阪神ダート1800mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
最近、毎朝バターコーヒーなる飲み物を飲むようにしています。
私の知り合いで、私よりも10倍くらい競馬に詳しいラップ予想の先駆者「ラップさん」という方がいるのですが、彼が競馬と同じくらい最近健康に凝りだしまして、「シリコンバレー流食事法」というのを実践し始めました。
その内容は、毎朝コーヒーにグラスフェットバターとMCTオイルを入れて飲む、というもの。昨年くらいに健康志向の人(そのほとんどが意識高い系)に大ブームが来て、日本でも知ってる人は知ってると思います。
ラップさんが飲み始めて「痩せた」「調子が良い」というのは知っていたのですが、いかんせんグラスフェットバターもMCTオイルも高価なものなので、ふーんという感じでいました。
ただ先日の飲み会で、女性の食生活改善などをサポートしている結構カリスマな感じの女性講師の人とたまたま飲んだのですが、その人が飲み会中「バターコーヒーはヤバイ!」「あれはやるべき!」というのを連呼していたので、その帰り道にAmazonでグラスフェットバターとMCTオイルを買って、それから毎朝飲んでいます。
「バターコーヒーを飲むと全くお腹が空かない」と言っている人がいますが、それはちょっと違う気がします。さすがに液体なのでお腹は空きます。ただ、朝に一杯飲んだ後に炭酸水とかコーラ飲んでれば16時くらいまではなんとか食べないでも持ちます。ですので、私は最近は毎朝バターコーヒーを飲んで、昼は特に食べずに夕食の1回だけ食事を取る生活をしています。
個人的にお腹が空かないということよりも、頭が冴えるという方が良いかも。バターコーヒーを飲むと頭がすっきりするという効能があるんですよね。お腹空いちゃうと気になって頭が働かなくなるんですが、バターコーヒー効果のおかげで空腹でも頭は冴えるんですよね。もともと飢餓状態の方が集中力は出るというのは正しいそうなので、仕事のパフォーマンス等は上がっている気がします。
というわけで、ダイエットが何をやっても続かず、、、何か食べないと落ち着かないから結局食べちゃう、みたいな人はバターコーヒー生活を続けるのはオススメします。
【2016】アンタレスS 予想考察
過去4年のレース傾向
阪神コースに移ってからの過去4年を見ても1番人気の成績は(2-1-1-0)とパーフェクトな成績。よっぽどの穴馬が絡んだのもアイファーソングだけ、と結構堅い傾向のレース。今年も前走が圧巻の競馬のアウォーディーに、フェブラリーSを好走したアスカノロマン、ロワジャルダンとなかなかのメンバーが揃いました。そう荒れるレースになるとは思えません。
ダート戦はレースをちゃんと復習している人が強いというのは何度か書いていることですが、今回においてはきちんとここ数週の阪神ダートを見ているかというのは重要になりそう。
平場戦のダートをきっちりと毎週見ている人ならわかりますが、ここ数週の阪神ダートはびっくりするくらいの高速馬場なんですよね。ざーっとダート1800mの時計を見ても、京都と間違うくらいの時計が出ています。恐らく今年は1分49秒台の決着になるはずで、高速時計に対応できるかどうかというのは重要になってくると思います。
血統傾向
アンタレスSの過去4年の血統はこれはこれで置いておきます。これを見てゼンノロブロイやスペシャルウィークのような芝の長距離向きの血統が走っている、と安易にそちらに走ると危ない感じが今年はします。
前項で「阪神ダートは極端な高速馬場」という事を書きました。それは血統にも如実に現れていまして、先週の土日の阪神ダートの好走血統を簡単に見てみましょうか。
もう先週の土日の阪神ダートはエンパイアメーカーとカジノドライヴが爆走している馬場でした。どちらもそこまで頭数の多い産駒ではないですから、ここまで一気に好走、しかも穴馬が走っているという事はよほどバイアスが強かったという事でしょう。
このどちらにも共通しているのは米国系ダート血統だという事。もう時計が速いので、米国系の高速ダート傾向の馬がバンバン走っているんですよね。ストームキャット系などもバンバン走っていますし、とにかく淡白スピード系の血統に向く馬場になっているんだと思います。マル外の馬は大注目と言える馬場でしょう。そして道悪ダートに強いゴールドアリュール産駒も無難に走っている印象です。
このダート傾向を知らないで過去4年のダートを見てしまうと「ゼンノロブロイやスペシャルウィークの芝の長距離血統がアンタレスSでは好走傾向!」となりがち。ただ、今年においては安易にそこに結論付けて良いかは微妙なところでしょう。
というのも、今の阪神ダートで走っている淡白スピード系の米国系ダート血統と、過去のアンタレスSで好走している芝の長距離血統は真逆の血統ですよ。合っていると思ってその道を進んだら真逆だった、という事にもなりかねないので注意が必要です。
レースラップ傾向
ラップは大体同じ感じですね。2ハロン目だけ極端に先行争いで早くなるも、2コーナー部分の3ハロン目で結構ペースが落ち着くのが阪神ダート1800m全体を通した特徴。ここだけはどんなレースでもきっちりと時計がかかります。
3ハロン目はしっかりと一旦落ち着いた後にそこからは緩みないロングスパート勝負になる感じ。なんだかジェットコースターみたいなラップ構成ですね。こうして見ても結構なロングスパート勝負になるので、だからこそ芝の長距離血統が走っていたんだと思います。今年は高速ダート傾向でどこまでスピード寄りのレースになるかがポイントでしょう。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
アウォーディーの断然人気が想定されています。まぁ前走の圧勝ぶりを見たらそれも当然ですかね。例年のレースならロングスパート勝負になりますし、適性は悪くないはず。ただ、この血統はアムールブリエなんかを見ても1800mでも距離が短い気はしますし、距離短縮はまずプラスではない気がします。
アスカノロマンやロワジャルダンは間違いなく今のダート路線のトップクラスですし、この辺りも十分に逆転できるとは思います。
高速馬場の米国ダートバイアス馬場を見ても、マル外の面白い馬がいればそれ本命でも良かったんですが、アメリカンウィナーとヴァンヌーヴォーではちょっと厳しそう。そういう馬がいないのであれば、高速馬場が有利に働きそうな前に行ける馬で持ち時計がある馬がいいんじゃないでしょうか。
そう考えるとアンタレスSはこの馬が面白い気がしています。
ここもマーチSと同じくショウナンアポロンの楽逃げになりそう。アウォーディーもゆったりと競馬をするタイプですし、ロワジャルダンも決め手を活かすタイプ。アスカノロマンも前走で差し競馬を覚えましたし、無理には先行策を取らなそう。
それならショウナンアポロンを狙えば良い気はしますが、前走は完全に展開がハマった上で今回はある程度人気するはず。持ち時計ない馬ですし、1分49秒台前半の決着は未知数すぎて何も言えません。
そうなると高速決着が大得意なこの馬は穴馬として相当面白そう。昨秋にも超高速時計のレースを好走していますし、ここ3戦は大敗中ですが、前走はマイルが短かった、2走前はちぐはぐな競馬、3走前はハイペースで無理な競馬、と見直せる要素はありそう。
8歳になりましたが、ダート馬は8歳くらいならまだまだ余力で走ってもいい時期。今回はこの馬が大得意な中距離ダートの高速時計レースになりそうですし、ある程度前々で競馬をしてくれれば、普通に一発あってもいいんじゃないかと見ています。
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