天皇賞(秋)2023の予想を公開!
公開日:
:
最終更新日:2023/11/02
GIレース考察・予想
天皇賞(秋)2023(東京芝2000m)の予想です。
10月29日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はイクイノックス、ドウデュース、プログノーシス、ダノンベルーガなど。東京競馬場の芝2000mで行われるGIです。
土曜日は新潟5レースが印4点の大本線で的中することができて、ほぼこのレースだけでプラス収支になりました。
<新潟5R レース結果>
1着:☆アイファーバトル 4番人気
2着:◯コスモララバイ 6番人気
3着:◎マースフルガール 7番人気
印4点でワイドも馬連も三連複も全て的中ですからこれは狙い通りでした。日曜日もこんな感じの会心の予想をできればと思いますのでご期待ください!!
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天皇賞(秋) 2023 予想
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天皇賞(秋)のレース概要
以前はマイラーから長距離馬まで一堂に介して2000m条件でどの馬が強いのかを決める天下一武道館のようなレースでしたが、最近はあんまりマイラーや長距離馬が出ることは少なく、フルゲート割れの頭数で中距離馬同士の最強を決めるようなレースになってきました。
もうこれは単純に2000m路線の日本馬が世界最強クラスになったことで、この路線の化け物級の馬が出てくると他の路線の馬は最初から敵わないと判断して出走してこないということでしょう。近年も1回もフルゲートになったことはありませんし、アーモンドアイ、エフフォーリア、イクイノックスなどの化け物級の力を持った馬が順当に勝利しています。
フルゲート割れの頭数で、なおかつ化け物級の能力を持った馬が出走してくるということもあって配当は堅実。過去5年で三連単が万馬券になったのは2回だけですし、馬連が1,000円以上の配当になったのも2回だけ。それだけ順当に決まりやすい条件で、なおかつ化け物級の馬が出走してくるので馬場や展開だけではどうにもならないレースという感じです。
データ的な見地からの考察
化け物級の馬同士の東京競馬場の長い直線での末脚比べ。そんな異次元のハイレベルレースなわけですから、すでに衰えている馬では太刀打ち不可能。もうはっきりと3ー5歳馬しか走れないレースになっていますし、今年も6歳以上馬は無視してしまって良さそうです。
何度も書いている通りで天皇賞(秋)は化け物級の馬同士が戦う芝2000m路線の世界一決定戦。化け物級の馬は今の時代、間隔を開けてGIレースしか使わない馬が多いですし、もう前走でGIを使っている馬が圧倒的な戦績。前走GII組が回収率悪いながらもなんとか抵抗はできていますが、それ以下のクラスから臨んできた馬はもうレース前から惨敗が決まっているような感じです。
スタート直後にコーナーがある特殊な舞台設定ということもあり、以前は内枠有利の傾向が顕著でしたが、最近の天皇賞(秋)は枠順の有利不利はほとんどありません。2010年台半ばの馬場傾向の変化に伴い瞬発力をより発揮しやすくなったのがその理由と見て良さそうで、枠順による立ち回りメリットはほとんど活かされなくなりました。
ラップ的な見地からの考察
最初の項で書いたように、以前の天皇賞(秋)はマイラーも多数出走してきての天下武道会のようなレースだったので、速い馬たちがぶっ飛ばして前半から速いペースになるのが常でした。ただ、近年はレース質が変化してきてマイラーの速い馬はほとんど出走してこなくなり、こうしてみても前半ペースはそこまで流れなくなってきました。
とは言っても2000m路線の世界王者決定戦なので、中盤ラップまで極端に緩むということはほとんどない感じ。テンはゆっくり入って中盤はそれなりに流れて、しっかり地力が問われた上で直線で極限の瞬発力を求められるレースになってきています。
血統的な見地からの考察
いかにもディープインパクト産駒が得意そうな条件に見えて過去にこのレースを勝利したのはスピルバーグのみ。ディープインパクト産駒で好走した馬を見ても、3冠馬コントレイルは別格とすればフィエールマン、サングレーザー、スピルバーグなど3歳のクラシックでは活躍しなかった馬が走ってきている感じ。早い時期から活躍するディープインパクト産駒はだいたい古馬になって萎れてしまいます(近年でいえばシャフリヤールが典型的)し、ディープインパクト産駒でも古馬になって完成するタイプの馬が天皇賞(秋)では走っています。
では、ディープインパクト産駒がそこまで勝てないレースでどんな血統の馬が勝っているのか、ということですが、これは過去5年の勝ち馬を見れば一目瞭然。2018年〜2021年は父が非サンデーサイレンス系の欧州血統の馬が全て勝利。2022年の勝ち馬イクイノックスは父キタサンブラックで母父が欧州ノーザンダンサー系。こうしてみても明らかに欧州血統を持っている馬の好走が目立っています。
府中牝馬ステークスの考察のところでも書きましたが、もともと欧州血統は溜めて瞬発力を活かす才能は物凄いものがありますが、完成が遅いのでなかなか早い時期には活躍できない感じ。そんな爆発力を秘めた欧州血統の決め手が古馬混合の芝2000m戦のここで存分に発揮されるというイメージのレースです。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?
東京競馬場は今週からBコース開催。どうやら週末はお天気も良さそうですし、絶好の馬場コンディションで2000m路線の世界一決定戦が行われそうです。
今年の出走メンバーを見ても現在の世界ナンバーワンホースであるイクイノックスを筆頭に、そのイクイノックスを倒したことがあるドウデュース、新鋭プログノーシスに素質は凄まじいものがあるだろうスターズオンアース、ダノンベルーガなどまさに世界一決定戦と言えるメンバーが揃いました。本当に世界一決定戦という言葉が物足りないとすればエースインパクトがいないぐらいなもんでは??
逃げるのは普通に考えてジャックドールと見て良さそう。昨年のこのレースは普通に勝てる可能性があったところをのんびり構えすぎてチャンスをふいにした藤岡佑介騎手。それ以降、ジャックドールは当然の如く乗り替わりになってジョッキー人生が変わってしまった感じがありますが、今回は武豊騎手がドウデュースに乗ることで千載一遇のチャンスが到来。その藤岡佑介騎手がどんなペースを刻んで逃げるかは気になるところです。
考察まとめ
【レース質】しっかり地力が問われた上で直線で極限の瞬発力を求められるレース<□■□■>
【波乱度】化け物級の馬たちが出てきて力を発揮しやすい舞台なので荒れない。
【ラップ特徴】近年は前半ゆったり、中盤平均ペースで最後は極限の瞬発戦。
【血統特徴】爆発力を秘めた欧州血統の末脚がこの舞台で炸裂する。
【狙えるタイプ】3−5歳馬しか走れないレース。
【狙えるタイプ】前走GI組(GIII以下はまず無理)。
【狙えるタイプ】単純に強くて爆発的な末脚を備えた馬。
天皇賞(秋) 2023の印
【本命 ◎7 イクイノックス】
史上最高のハイレベルなダービー2着馬にして、ドバイシーマクラシックで恐ろしいパフォーマンスを見せつけて世界ナンバーワンホースの座に輝いた馬。そのドバイシーマクラシックは倒した馬を見ても恐ろしいパフォーマンスだったはずで、2着ウエストオーバーは凱旋門賞2着、3着ザグレイがバーデン大賞勝利、4着モスターダフがその後にイギリスのGIを連勝していますし、そんな馬たち相手に馬なりで勝ち切ったんだからこの馬は化け物でしょう。
東京芝2000mを知り尽くしているルメール+ノーザンファーム天栄+木村厩舎ですし、脚力の絶対値からしても勝ち負けになるのはほぼ間違いなさそう。
ただ、有馬記念やドバイシーマクラシックであれだけ強い競馬を見せたのを見てもベスト距離は2400m前後と見て良さそうで、今のこの馬には2000mは少し短そう。この馬以外にも化け物が揃った2000m路線の世界ナンバーワン決定戦ですし、何かに負ける可能性は十分にあるだろう。
【対抗 ◯4 ダノンベルーガ】
デビューから2戦の走りを見ても間違いなく素質はGI級なはずで、皐月賞は合わない右回りコースで外伸び馬場の1枠。ダービーは2400mの距離が長くて最後に失速して4着。母系がかなりのスピード血統なのでハーツクライ産駒ではあるが距離に限界がありそうで、おそらくベスト条件は左回りの芝1800m-2000mだろう。
国内のGIで言えば天皇賞(秋)がベスト条件だと思いますし、昨年も超スローで展開が向かないながらイクイノックスと僅差。ドバイターフでは馬がやる気を出さずで全くエンジンがかからない中で猛然と追い上げて2着。間違いなく素質はGI級だと思いますし、イクイノックスが若干2000mの距離が短くなってきている事を考えると、モレイラマジックがあれば逆転まであってもいいんじゃないでしょうか。
▲ガイアフォース
3歳時はキレ不足で持続力を活かしてこその馬だった感じで、小倉コースでコースレコードを叩きだしたりセントライト記念でアスクビクターモアを倒したりと強い競馬を披露。古馬になって母父クロフネの血が出てきたようで、ハイレベルなマイル重賞で連続好走するなどスピード面が前に出てきた感じ。
ただ、さすがにマイル戦ではスピード不足な感じで、おそらく今のベスト条件は高速馬場の芝2000m。超ハイレベルな安田記念であれだけ走れたのであれば適性条件だろう今回の2000m戦ならかなりやれていいんじゃないだろうか。
【特注 ☆3 ドウデュース】
史上最高のハイレベルな日本ダービーを制したスターホース。今回のメンバーで唯一、イクイノックスを倒しているわけですし、今年初旬の京都記念の走りを見ても化け物級の強さがある馬とみていい。もともとマイルGIを勝っているぐらいにスピードがある馬で、おそらくベストは広いコースの芝2000m。イクイノックスよりも今回の舞台への適性は高いと思いますし、長期休養明けさえ克服できれば勝ち切る可能性も十分にあるでしょう。
【△9 プログノーシス】
確かにここに来て力をつけてきているのは間違い無いのですが、ちょっと札幌記念は差をつけて勝ちすぎた感じ。誰もがタフな馬場は合わないと思っている中で、他馬よりは馬場適性が高かったことで圧倒的な差をつけたような感じが・・・
今回のメンバーはスローペースで展開が向かなかったにしても金鯱賞やクイーンエリザベスII世カップぐらいなら圧勝してもおかしくないぐらいの化け物揃いですし、そんな化け物たちと高速馬場の東京芝2000mで戦うとなると恐ろしいぐらいのパフォーマンスを発揮する必要があるか。2000mの持ち時計を3秒近くいきなり短縮できるかといえばできない可能性の方が高いと見て今回は評価を下げる。
【△10 ジャックドール】
昨年の天皇賞(秋)はパンサラッサの大逃げを3番手でのんびり構えてキレ負けというなかなか酷い騎乗。強気に乗っていればこの馬が勝っていたはずで、明らかに鞍上の弱気な騎乗が敗因だったか。
前走の札幌記念は色々と向かずに大敗となったが、安田記念は超強力なマイラー相手に大健闘の結果。今年の天皇賞もメンバーは超強力ですが、昨年のパンサラッサの競馬をこの馬ができそうなメンバー構成。前半さえある程度ゆったり入れば中盤ペースは緩まずに行っても粘れるタイプだと思いますし、鞍上の勇気次第でここは大仕事をしてもいいはず。まぁ鞍上の勇気がなさそうなのでこれぐらいの印まで。
ナスだが、ルメール騎手はGIで大外枠の時にやたらに好走するので抑えてはおきたい。
【消6 ジャスティンパレス】
兄弟が全てステイヤーに出ている鈍足家系で、これまでの戦績を見ても周りがバテるスタミナ条件でのみ好走。今回はおそらく苦手だろう極限の瞬発力勝負になりますし、普通にキレ負けして終わると思います。
印まとめ
◎イクイノックス
◯ダノンベルーガ
▲ガイアフォース
☆ドウデュース
△9,10
勝負度 D
買い目
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【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目
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