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秋華賞2020の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2020/10/19 GIレース考察・予想

秋華賞2020(京都芝2000m)の予想です。

10月18日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はデアリングタクト、リアアメリア、マルターズディオサ、ウインマイティーなど。京都競馬場の芝2000mで行われるGIです。

 

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秋華賞の週中分析記事はこちらから

 

予想の根拠

基本的な秋華賞のレース傾向などは既に週中に2回ほど考察を載せておりますので、そちらをまずご参照いただきたいところ。

そちらをご理解頂いた上で、今年の秋華賞で私が重要と考えているポイントは「世代レベル」「馬場」「展開」の3点になります。それらを一つずつ解説していきたい。

 

現3歳世代のレベル

もうブログやメルマガで何度も書いているが、今年の3歳世代は上位勢とそれ以下の能力差が凄まじく開いており、その2つの層をはっきりと分けて考えるべき。

牡馬でいえばコントレイル、サリオスの2頭だけが抜けて強いように見えますし、牝馬でいえばデアリングタクトとレシステンシアの2頭だけが強いと言っていいでしょう。

牡馬、牝馬ともに3番手以下の馬は一気にレベルが下がりますし、これらの世代レベルを理解していないと毎日王冠で2番人気のサトノインプレッサ、新潟記念で1番人気のワーケアを評価してしまって痛い結果を見ることになったはずです(どちらも何もできず惨敗)

今回の秋華賞は牝馬2強の中ではデアリングタクトのみ出走。レシステンシアは出てきませんし、内回りコースへの不安や休み明けでのぶっつけの不安などがあがるかもしれませんが、デアリングタクトは抜けた存在として考えるべきか。

 

顕著にタフな外差し馬場

もともと秋の京都競馬場の開幕2週目に行われる秋華賞は、高速馬場で行われる小回り芝2000mの立ち回り勝負になりがちで、内枠を引いてスムーズに立ち回れるディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒が圧倒的に有利なレースだった。

それがここ数年は秋の京都の芝傾向が変化して一気にタフ馬場化。それに加えて近年はこの時期に毎年のように大雨が降って馬場が悪化しており、高速馬場で行われる小回り芝2000mの立ち回り勝負というイメージの秋華賞は過去のものとなったように思います。

今年も開幕週から台風14号の影響を受けて不良馬場になりましたし、土曜日の京都芝は雨降る中の開催だったとはいえ恐ろしいほどの外差し馬場に。もうあそこまでの外差し馬場になってしまえば、日曜日に乾いたとしてもイン先行勢は厳しくなるはずで、秋華賞も顕著に外枠、外差し勢が有利になりそうです。

 

スロー濃厚だが勝ちにいく騎手が多くスパートが早くなりそう

桜花賞はスマイルカナとレシステンシア、オークスはスマイルカナとわかりやすい逃げ馬がいた今年の牝馬クラシック戦線。だが、今回の秋華賞はそのどちらも不在となり明確な逃げ馬が不在のメンバー構成になっている。過去に逃げたことがある馬も1頭もいないメンバー構成ですし、さすがにそうなると極端なハイペースというのは考えづらいか。

逃げ候補は内枠を引いたマルターズディオサ、外枠を引いたアブレイズ、ウインマリリンあたりになりそうだが、田辺騎手、藤井勘騎手、横山武騎手はどれも積極的に引っ張ることがある騎手ですし、思っていたよりペースが流れる可能性はありそう。

特にマルターズの田辺騎手、リアアメリアの川田騎手、ウインマイティーの和田騎手あたりは、ファンが「3着に入って欲しい」という願いを持っていることなど関係なくデアリングタクトに勝ちにいく競馬をしそうで、前半スローで流れたとしても勝ちにいく馬が動く分でスパートは早くなりそう。今のタフな外差し馬場を考慮しても勝ちに動いた馬は最後に止まってしまいそうで、そういう競馬をする馬よりも勝ちに急がずにじっくり溜めて差しに回る馬の方が穴としては面白そうな感じがします。

 

というわけで、今年の秋華賞における3つのポイントを最後にまとめておくと、、、

(1)3歳世代は上位勢と下位勢の能力差が顕著

(2)顕著な外差し馬場で外枠、外差し勢が有利

(3)スローの可能性が高いがスパートは早くなりそう

まぁ(1)の通りでデアリングタクトは能力抜け切っていますし、それでいて(2)のような外差し馬場はもうデアリングタクトに勝ってくださいと言っているようなもの。

では、秋華賞がガチガチで決まるのかと言われればそんなことはなさそうで、上位人気の馬であればあるほど「デアリングタクトに勝ちにいく競馬」をする分で序盤から中盤に無理をしてしまいそう。土曜のタフな外差し馬場が日曜も継続するならば凄まじいカオスな決着まであって良さそうで、今年の秋華賞は配当的には大荒れの結果になると見ます。

というわけで予想の発表。

 



 

 

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秋華賞 2020の印

【本命 ◎13 デアリングタクト】

もうここは軸は無敗の3冠を狙うこの馬に逆らう必要が全く見当たらない。

もともとエルフィンステークスの時から世代最強と評価して桜花賞でも本命にしたような馬ですし、春のGI2戦の内容を見ても今年の世代の牝馬では明らかに抜けきっていると見て良さそう。能力的に互角に近いのはレシステンシアぐらいだと思いますし、そのレシステンシアがいないとなればもうここでは能力抜けきっているか。

ある程度ペースが流れてポテンシャルが問われる激流の芝2000mはベスト条件に見えますし、少なくともオークスよりは間違いなく条件は良いはず。血統背景や桜花賞でのレースぶりを見てもタフな馬場は相対的にプラスに働きそうな感じもしますし、人気やエピファネイア産駒という点を考えても、包まれない外枠というのもプラスだろう。それに加えて土曜は顕著な外差し馬場だったことを考えても、そのバイアスが日曜も続くならこの馬のための舞台が整ったと言っていいはず。

もし秋華賞当日の馬場がイン先行有利な馬場になった場合は、何かに出し抜けを食らって2、3着というのもあるかなと見ていましたが、ちょっと今の京都の馬場ではこの馬に敵う馬はいなそう。あんまり他馬の逆転などは考えずに相手としてどの馬を買うかという点に予想は集中したい。

エルフィンSでの圧巻のレースぶりに惚れ込んで桜花賞でも本命を打ちましたし、個人的にも愛着ある馬。そんな馬が無敗で3冠に挑んでくれるという事に感謝しつつ、歴史的なシーンを目に焼き付けたいです。

 

【対抗 ◯16 パラスアテナ】

牡馬牝馬ともに今年の3歳で数少ない夏の上がり馬と言えるのがこの馬じゃないだろうか。ダートからの芝替わりで福島の未勝利戦を圧勝すると、1勝クラスではまるで違う舞台の東京の高速馬場のスロー戦でこれまた骨っぽい相手に完勝。ラジオNIKKEI賞は力負けというよりはイン先行有利馬場で外枠から外を回して前を捕らえきれなかっただけですし、前走の紫苑S2着を含めてまだ底を見せていないという点で一番魅力的なのはこの馬か。

その前走の紫苑Sが非常に強いレースぶりで、タフ馬場のスローペース戦でイン先行タイプの馬が上位を独占する中で早めに外を押し上げた馬はクロスセル、スカイグルーヴ、ホウオウピースフルなどが軒並み惨敗している中で、この馬だけは最後までしっかり伸びて2着に好走。おそらく紫苑Sで最も強い競馬をしていたのはこの馬なはずで、今回の秋華賞における最大の人気の盲点はこの馬だろう。

当初はイン先行有利な馬場になってしまうとこの外枠がマイナスと見ていたが、土曜日の雨の影響でおそらく京都は外の方が伸びる馬場になりそう。外枠からじわっと好位〜中団につけそうなこの馬はいかにも馬場の良い部分を通れそうですし、若手とはいえ坂井騎手はあんまり攻め急ぐような騎乗はしないイメージ。しっかりとワンテンポ置いてから仕掛けてくれそうですし、仮にちょっと早めに動いたとしてもこの馬はバテずに最後まで伸びてくれるタイプなので通る馬場の部分さえ間違えなければ上位争いになっていいはず。おそらく武豊騎手ならこんな人気では買えなかったと思いますし、今の馬場を加味しても相手筆頭評価でいいだろう。

 

【単穴 ▲11 フィオリキアリ】

単穴はほぼ最低人気だろうこの馬を超大穴候補として推奨したい。

デビュー当時はマイルや1400mの距離を使われていたのだが、どう見てもスピードとキレ不足な感じで、その短距離の中でも上がりがかかる消耗戦になった時だけ最後に差し込んできていたような感じ。適性条件を間違えていた感じではあったがなんとか春のクラシックも出走し、桜花賞では出走しただけではなく差し馬に絶望的なカオス馬場で上がり3位の末脚を使って最後に伸びていた。このレースを見た時から「この馬は条件さえあえば強い」と確信しており、その狙い時をずっと待っていた感じだ。

オークスこそ強気すぎる騎乗で何もできなかったが、その後に小倉芝2000mで中距離を何ら問題にせず完勝。その勢いでローズSに挑戦して穴人気しながらも結果は残せなかったが、これは力負けではなくスローペースでキレ負けしただけ。ちゃんとレース映像を見れば最後にようやくエンジンかかって伸びてきていますし、その時のレース回顧でも「秋華賞では爆穴候補」と記載していた。

おそらく今まではマイル以下の距離不足でスピード負けしていた感じで、その中でも極悪馬場の桜花賞で良いパフォーマンスを見せたことから考えても、この馬は中距離戦で上がりがかかる消耗戦が得意な可能性は非常に高いはず。今回はもうそんなイメージにぴったりの京都芝2000mの秋華賞になりますし、土曜日に降った雨で時計がかかりそうな馬場も、外差しが届きそうな馬場バイアスも間違いなくこの馬にはプラス。

そして何よりこの鞍上がいかにも今の馬場には合うはず。小倉日経オープンの時も外差し馬場で◎サラキアに本命を打ったが、その理由はこの騎手が乗っていたから。変にジタバタせずに勝ちに急がず脚を溜める騎乗をしてくれるので、この騎手は外差しが効く馬場でふわっと乗らせたら天才的に上手い。それは土曜日の府中牝馬ステークスでも全国の競馬ファンが目撃したことだと思います。

もう今回は距離、条件、天気、馬場、枠順、鞍上と穴を開けるための全ての要素が揃ったと思いますが、その全てがわかりにくいためかほぼ最低人気。見立て通りなら普通に突っ込んできてもおかしくないと思うので、今回はこの馬に大仕事を成し遂げてほしい。

 

【特注 ☆12 マジックキャッスル】

血統や今までのレースぶりを見る限り距離はマイルぐらいが良さそうと見ていたが、オークスや紫苑Sでも格好をつけていますし、少なくとも小回りの芝2000mは距離的にこなせて良さそう。極悪馬場だった桜花賞を除けばどんなレースでも脚を溜めれば最後は最速に近い上がりで突っ込んできていますし、この世代でも末脚の破壊力は最上位級と見ていいだろう。

週中の考察でも書いた通りで秋華賞は芝1400mでの好走実績がある馬の成績が良い傾向にあるが、この馬は2歳時にファンタジーSで激流を差し込んでレシステンシアの2着という実績あり。いかにも激流の芝2000mで溜めてズドンというイメージが持てる馬ではないでしょうか。

そして何より強調できるのが鞍上が大野騎手という点。もうこの騎手ならデアリングタクトを負かすために早めに動いて・・・なんて競馬は絶対にしないでしょうし、後方からじっくりと脚を溜めて直線で外に出してくれそう。もう大野騎手を買える時は「スノードラゴンが走りそうな馬場」と判断すればいいと思いますし、おそらく今の外差し馬場ならスノードラゴンも大外から突っ込んでくるでしょう。こういう馬場の時の大野騎手は期待してもいいはずです。

 

【△7 ムジカ】

未勝利を勝つのに時間はかかったが、もうことごとく強い相手にあたっていたので仕方ない部分も。前走のローズS激走も特に驚きはないですし、ただ単にもともと素質あった馬が成長を見せて一線級にも通用したという感じ。昔から秋華賞ではローズSで激走した上がり馬が本番でもそのまま好走することが多いですし、今年はいかにもこの馬がそのイメージに合致する感じはします。

何よりも強調したいのは鞍上が秋山真一郎騎手ということでしょう。陣営コメントを見ても「一瞬の脚しか使えない」ということですが、この騎手はもうこういう一瞬キレタイプの末脚を引き出すことに関してはアーティスト級の才能の持ち主。この馬のマイラー版と考えても良さそうなラセットの末脚を完璧に引き出していましたし、一瞬のキレで勝負するタイプのこの馬と鞍上のキャラがいかにも今の京都の馬場に合いそうな感じがします。

何度も書いている通りで、今年の秋華賞は「外差し馬場」と「無敗2冠馬」の2点から勝ちにいく競馬をしてはダメな感じがしますし、もう良い意味で着拾いに徹しそうな秋山騎手の乗り方がここはズバッとハマりそうな感じがします。

 

【△5 ホウオウピースフル】

京都芝がタフなイン伸び馬場になれば最大の惑星になると見ていた一頭。気性面の課題はあるが能力は秘めているオルフェーヴル産駒で、フローラSのようにガッチリと折り合いさえつけられればこれぐらいの距離では強そうな感じ。オークスは距離長かったでしょうし、紫苑Sは一番ダメな途中で動く競馬をしてしまったのが敗因。

今回は折り合いを考えれば絶好枠が引けましたし、今回は動かずに馬群の中でじっとしていれば脚が溜まりそう。激流の小回り芝2000mというのも血統イメージやフローラSの内容からも合いそうな感じはしますが、土曜日の外差し馬場を考えるとこの枠からどう立ち回るのかが難しいところ。池添騎手なら直線だけ外に出す可能性もありますが、一方でインを突く可能性もありそうなのでその辺りの判断が難しいのでこれぐらいの評価としました。

 

【△8 ソフトフルート】

もともと未勝利時代から素質ありと睨んでいた馬で、スパッとはキレないが長く良い脚を使えるディープインパクト産駒。若干勝ち味に遅くて出世は遅れていたが、ローズSに出ていれば本命も考えていた馬で、実際に除外されて代わりに出走した夕月特別はローズSと0.1秒差の決着時計。川田騎手が完璧に乗ったのは確かですが、それでもリアアメリアとほぼ同じコース取りでほぼ同じ上がりを使ってほぼ同じ時計で走ってあちらは2番人気でこちらは10番人気というのは正当な評価とは言えないだろう。

今までのレースぶりを見る限り、快勝時は全てパンパンの良馬場なので今の京都のタフ馬場が合うかは若干やってみなければわからない部分はあり。ただ前半部分はじっくり溜めて瞬発力を活かしそうな藤岡康太騎手とはいかにも手が合いそうですし、土曜から引き続いての外差し馬場になりそうなのも良さそう。十分にチャンスがあっていい馬と見ます。

 

【×5 ウインマイティー】

玄人層からの人気no1になりそうな印象で、実際にマルターズディオサよりも支持されての4番人気。もしインが伸びるタフ馬場なら適性は高いですし、和田騎手がタイトに乗ってくれることも期待して対抗ぐらいの評価を打つ予定でした。

ところが土曜日の芝レースを見る限りおそらく日曜日も外の方が伸びそうな馬場バイアス。和田騎手はイメージ通りの熱い漢でデアリングタクトを負かしに行くことを本気で考えているはずで、それを実行するためには自身の最大の強みである「スムーズなイン突き」を狙ってくる可能性が高い。

この戦法はいつぞやの宝塚記念でミッキーロケットがハマった時のように馬の能力以上のパフォーマンスを引き出すこともありますが、一方で今年の宝塚記念のペルシアンナイトのように馬場バイアス関係なくインに突っ込むことも良くあるので、今の京都の馬場でそれをやるとなるとさすがに厳しそう。

夏の小倉開催でも外差し馬場になった週がありましたが、やはり早め先行策からタイトに乗ってくる和田騎手や川田騎手の成績が下がっていた印象ですし、ここは外差し馬場想定ならば鞍上キャラが合わないと見て抑え評価までとします。

 

【×6 ダンツエリーゼ】

超大穴で最低人気のこの馬の一撃に期待したいところ。昔からタフな馬場で差しが決まる秋華賞というのはなんでもアリな感じはあり、ブゼンキャンドルとクロックワークの追い込みワンツーで決まった年のようにただ展開や馬場が向いただけでハマって激走した馬というのは少なくない。

ダートからの臨戦という点においてもプロヴィナージュが爆穴を開けた過去がありますし、あながちダメというわけではなさそう。この馬はキズナ産駒で母父アグネスデジタルとタフな芝なら走れても良さそうな血統の馬ですし、何より日曜の馬場が完全に外差しバイアスになった場合はこういう追い込み決め打ちタイプの馬は一発の魅力がある。もう内枠先行タイプの人気馬を全て嫌った以上、このレベルの差し馬まで抑えておきたい。

 

【×10 クラヴァシュドール】

もともとクラシックの中心を走っていた馬だが、オークス、ローズSとちょっと下降気味な印象。特にローズSは休み明けで仕上がり途上だったにしても不満の残る内容で、中内田厩舎という点を見ても早期から走らせすぎちゃったかなという感じはあり。

今回は枠順も可もなく不可もなく、という感じですし、この厩舎のカラーからしても叩いて良くなるイメージがまったく持てない。荒れ馬場のデムーロという点は良いと思いますが、人気や今までの戦績からしても色気が持てる馬だけにデアリングタクトに勝ちにいく競馬をしてくる可能性もありそう。馬場傾向からそういう競馬をする馬はあんまり評価したくないですし、これぐらいの評価に落ち着かせることにしました。

 

【×14 オーマイダーリン】

以前はマイラーで1800mでも距離が長いのかと見ていたが、最近は距離もこなすようになって本格化気配。さすがに連闘策でローズSに挑んで上がり目はないでしょうし、そのローズSでも完璧にインを掬っての3着。まぁ差しタイプの中ではそこまで評価できないというのも当然か。鞍上の幸騎手も途中で動いちゃうイメージがありますし、あんまり今の馬場に合うイメージはありません。

ただ、母系がドイツ血統のディープインパクト産駒で、いかにも今の京都の馬場は合って良さそうですし、何より馬場と枠順に恵まれる可能性があるのに14番人気ならば拾って損はないはず。もし外差しの大穴が上位を独占したのにこの馬だけ消して外したらショックで立ち直れないので抑えておきます。

 

【消1 ミヤマザクラ】

桜花賞、オークスはどちらも少し適性がズレていたような感じで、この馬は兄弟のイメージ通りでキレない持続力型の馬だろう。そんなわけで上がりのかかる小回り芝2000mという条件はベストなはず。ただ、それは立ち回りと持続力を活かせる小回り芝2000mの場合で、今回の秋華賞のような外からの末脚の質を問われるような馬場では厳しそう。陣営コメントを見ても「2冠馬を負かしに行く競馬」ということで先行策を取る可能性が高そうですし、誰よりも馬場を知る福永騎手ならばこの枠はどんな競馬をするにしても絶望的だとわかっていそうですが、それでも今回は何もできないと思います。

 

【消2 リアアメリア】

ローズSで素質馬完全復活のように騒がれているが、実際はスローのトライアル戦の流れを前々で完璧な競馬ができただけ。今までの戦績を見てもスローのトライアル質のレースでしか好走できておらず、阪神JFを見てもGIの厳しい流れになった途端に弱みを見せそう。それは血統面からも言えそうで、父ディープインパクトで母系は完全なるアメリカのスピード血統。今の京都芝を耐えうるスタミナ的要素が皆無になりますし、そんな強調材料に薄い馬が外差し馬場で内枠を引いたという時点で絶望的。

加えて、この馬は鞍上とも手が合わなそう。土曜の府中牝馬Sでのダノンファンタジーの川田騎手の騎乗を見ても、基本的にこの騎手はとにかく前付けしての早めスパートしか引き出しがなく、だからこそ平場では無双級の活躍をするがGIでは溜めて末脚を使う一線級の馬に交わされることが多い。おそらくローズSで先行策を成功させてここに挑んでくるとなれば、川田騎手はこの馬でも早めにスパートをかけてくるだろう。

もしインが伸びる馬場で今回の枠でスローペースになれば抑えようとは思っていましたが、もうそれとは真逆のタフな差し馬場になりそうですし、そんな馬場ではあっさりぶっ飛んで終わりだろう。抜けた2番人気になるようですが、抑え印も打ちたくないです。

 

【消3 マルターズディオサ】

この馬に関しては土曜日の外差し馬場が不安というのもあるが、それと同時に田辺騎手が今の馬場に全く合わないイメージという点で消すことにした。

田辺騎手は基本的には他馬との駆け引きをあんまり考えないイメージで、前に行く馬ならリズムに合わせてハイペースでも行ききるし、控える馬ならリズム重視で大外ぶん回しと極端な戦法に挑むことが多い。あんまり好位から脚を溜めて優等生の競馬、、、というレースはしてこない騎手と見ていい。

加えてこの騎手は「勝つかそれ以外か」という競馬をしてくることが多く、好位で溜めて2、3着狙いのような競馬はほぼしてこない。それこそフェブラリーSでのアルクトスの無謀な逃げ戦法などが象徴的で、結果論として勝ちに行ってダメなら仕方ないという考えでいるような騎手というイメージです。

もうこの馬に乗った時の田辺騎手の騎乗はトライアルもGIも関係なくほぼ同じで、途中で脚を溜めることなく早めに仕掛けて勝ちに行く戦法。それがスローペースのチューリップ賞や紫苑Sでは上手くハマったが、桜花賞やオークスのGIの舞台では早めに仕掛けすぎる分で早々にバテてしまった。

もう無敗の2冠馬が外から差してくるタイプと分かっていれば田辺騎手はその2、3着狙いなんてまずしないはずで、ほぼ間違いなく内枠先行策から早めに仕掛けて勝利を狙いに行くはず。ただ今回はトライアル戦ではないのでそう楽な展開になるとは思えませんし、土曜日の馬場が継続するなら内枠先行からの早仕掛けなんて絶望的な戦法。トライアル勝ちである程度は人気になるでしょうし、それならばもうここもバッサリと切ることにします。

 

【消9 サンクテュエール】

新馬戦、アルテミスS、シンザン記念とどれも低レベルな相手に好走しただけで、牡馬のサトノインプレッサ、サトノフラッグと並ぶ世代屈指の過大評価馬。ルメールが乗るというだけで常に人気になっている感じだが、まぁ桜花賞に関してはこちらが思っていた以上には走った印象。ただオークスも負けすぎな感じがしますし、基本的に能力不足の印象。当初の想定通りに団野騎手が乗っていれば最低人気に近いオッズだったぐらいの馬だと思いますし、ルメール騎手というだけで8番人気になるならば嫌って妙味だろう。

 

【消17 ウインマリリン】

フローラSは内枠で完璧に立ち回っての勝利。オークスも横山典弘騎手の完璧すぎる騎乗で他の人気馬が総崩れになって2着を確保したような感じ。もともとそこまで強い馬にも見えませんし、この馬のキャラや叩き良化型のスクリーンヒーロー産駒という血統イメージ的にも休み明けからいきなり走るイメージがない。どうも先週で太め残りだったから今週速い時計を出した感じもしますし、果たして仕上がっているんだろうか。

もし仕上がっていたとしても、ここ2戦ほど恵まれた競馬はできないでしょうし、かなり積極的に勝ちに行く横山武史騎手となると早いタイミングで先頭に立つような競馬をしてしまいそう。何度も書いている通りで、今の京都の芝はそういう乗り方をする騎手は合わないイメージですし、ここは予想以上に人気もしているのでバッサリ切ることにします。

 

印まとめ

◎デアリングタクト
◯パラスアテナ
▲フィオリキアリ
☆マジックキャッスル
△ムジカ
△ソフトフルート
△ホウオウピースフル
×5,6,10,14

勝負度 B

 

【推奨買い目】

ワイド 13→16,11 本線

馬連 13→16,11,12,7,8,4 本線ベース

馬連 13→16,11,12,7 重ね買い

三連複 13→16,11,12,7→16,11,12,7,8,4,5,6,10,14 本線

 

【買い目及び予想のポイント】

もうここは◎デアリングタクトがこの条件で土曜日の馬場ならあっさり突き抜ける可能性が高そう。何かが逆転するなんていう色気を持っても仕方がなさそうなので、単系の馬券は買わないような形で勝負したい。どうせ馬単を買っても馬連とほぼ同じオッズでしょうし、三連単を買っても三連複とほぼ同じオッズでしょう。

内枠先行勢の人気馬を軒並みバッサリと切ったので、◎があっさりと突き抜けた上で馬場バイアスを活かした中枠〜外枠の伏兵の差し馬が一緒に2、3着に突っ込んできてくれという買い方をしたいところ。◯▲は全く人気ないのでここはワイドも本線で買っておく。あとは2着まで持ってこれるイメージが湧く馬に馬連を流した上で、もう完全にバイアスがハマっての大波乱になった場合用の三連複(これでも30点)を買ってみたい。断然人気本命と言っても2、3、5、6、8番人気をバッサリ切ってるのでほとんど万馬券になりそう。外差し馬場というだけで意味のわからない馬が突っ込んできて2、3着は大事故のような結果になってほしい。

そんなわけで土曜日の外差し馬場を引きずるという前提での予想になります。日曜日になって蓋を開けてみたらインしか伸びない・・・という感じの馬場になったらアウトなので日曜の馬場をしっかり確認されることはオススメします。

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