【秋華賞2025の予想ヒント】枠順から見るレース見解

秋華賞2025(京都芝2000m)のレース考察です。

10月19日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はカムニャック、エンブロイダリー、ジョスラン、マピュースなど。今回の記事では枠順発表後の見解やオッズなどを考察いたします。

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秋華賞 2025 考察

枠順と展開から見る見解

さて、いよいよ秋華賞の枠順が発表されました。このレースは馬場やペースによって枠順の有利不利が変わるイメージのレース。単純な過去10年の枠順データなどでは傾向を分析できないので、一緒に見ていきましょう。

発表された枠順はこんな感じ。１番人気が予想されるカムニャックが大外枠。２番人気が予想されるエンブロイダリーも外枠と、人気馬が外枠で伏兵が内枠を引くような枠並びになりました。

※直近の過去5年の京都芝2000m開催時の枠順成績

直近の京都開催時の秋華賞の枠順別成績はこんな感じ。これだけ見ると外枠も普通に来ているし、枠順の有利不利なんてないじゃん！カムニャックもエンブロイダリーも普通に来るでしょ、と解説しているところもありそうですが、これには少しカラクリがありそうで・・・

直近の京都開催の5回のレースを振り返ると、2019年、2020年、2023年が雨の影響を受けたタフ馬場で、2024年が超ハイペース戦。どうも最近の京都開催時は馬場、ペースともにタフな方向に傾くレースが多かった印象で、この直近の年だけを見てしまうと危ない感じはします。

秋華賞が行われるのは京都内回り2000m。直線が短くて小回りの舞台ですし、そんなコースでフルゲートの18頭が走るとなれば外を回るリスクは当然大きくなります。

そんな外枠のリスクが軽減されるとすれば「タフな馬場」になるか「前が止まるペース」になるかのどちらか。直近５年はあまりにもタフなレース寄りに偏ることが多かったので、良馬場でほどほどのペースに落ち着けば内枠の方が有利になるはずというのは覚えておきたい。

＜秋華賞における枠順の有利不利イメージ＞

【外枠リスク大】スロー〜ミドル〜ハイ　【外枠リスク少】

【外枠リスク大】高速〜標準〜道悪馬場　【外枠リスク少】

今年は週初めから土日が雨予報が出ており、近年同様にタフな馬場での秋華賞も予想されましたが、最新の天気予報を見る限りは土曜の夕方にしか雨は降らなそう。

おそらくこれぐらいの雨であればそこまでタフな馬場にはならずで、高速寄りの馬場設定になるんじゃないかと見ています。

また、先行しそうな馬がほとんど内枠を引いたのもポイントで、外枠から前に行きそうなのはインヴォーグぐらい。逃げ候補のレーゼドラマ、エリカエクスプレスがそれぞれ藤岡佑介騎手、武豊騎手では競り合う可能性はゼロだと思いますし、この２頭が控える競馬を選べば１枠のダノンフェアレディあたりが逃げる可能性もありそう。

毎年ペースが流れやすい秋華賞なので極端なスロー想定は危険ですが、今年はそこまで極端に速い流れにもならないんじゃないかと見ています。

そんなわけで現時点での馬場と展開の想定を整理すると・・・

【展開】スロー〜ミドル

【馬場】高速〜標準

こんな感じの馬場と展開になればフルゲート戦で外を回る馬は苦しくなると思いますし、今年は内寄りの枠でロスなく脚を溜めて最後にしっかりと脚を使えるような馬が有利になるとみます。

最後に枠順を踏まえた上でのオッズ予想を出しておきましょう。

カムニャックの１番人気、エンブロイダリーの２番人気は枠が外でも変わらなそう。３番人気は内枠を引いたジョスランで確定的と見て良さそうで、こちらはエンブロイダリーにかなり迫っての6-8倍ぐらいまで人気しそうです。

netkeibaの想定オッズで人気になっているエリカエクスプレスやマピュース、パラディレーヌは実際にはそこまで人気しなそうで、代わりに人気になるのはローズSの2-3着組。テレサはローズSで速い流れを前目で粘っていますし、内寄りの枠を引いたことからも玄人層に狙われて４番人気ぐらいになりそう。セナスタイルも底を見せていない点から５番人気ぐらいになりそうです。

最後に枠順発表後に面白いと思う馬をピックアップ！

ジョスラン

エフフォーリアの半妹にあたるが体質弱くデビューは１２月。その新馬戦で逃げる競馬から一転して控えたフラワーカップは経験値の差が出て４着に終わったが、キャリア３戦目のカーネーションカップが圧巻の内容。

同開催のスイートピーSと比較しても0.8秒速いペースで流れながら終いのラップ推移はほぼ同じですし、なによりこの時に子供扱いしたエストゥペンダという馬が広いコースなら世代最上位級の脚力を持っている馬。そんな馬相手にこれだけのパフォーマンスができていれば間違い無くこの馬は強い。

紫苑ステークスは超高速馬場のスロー戦でケリフレッドアスクがほぼ加速ラップで楽な逃げを打って展開が向かなかっただけですし、最後に勝ち馬に迫ることができていたのはこの馬だけ。このレースに関しては単純に展開のアヤと見ていいでしょう。

データ面から見ても、過去10年の秋華賞はとにかく前走着順が良い馬でないとダメな感じで、この馬は前走3着で好走データに合致。また京都開催時の秋華賞は前走で速い上がりを出している馬しか好走しておらず、その点でもこの馬は前走上がり３位で好走データに合致。

雨の影響を受けなければ基本的にこの舞台は外枠よりも内枠が有利だと思いますし、鞍上の岩田望来騎手はとにかくインからロスなく立ち回っての差し競馬でこそのジョッキー。

父は近年の秋華賞で活躍目立つ欧州系のエピファネイアで母系には特注血統のトニービンまで持っていますし、ここまで好走条件揃う馬が３番人気で買えるなら過剰人気ではなく逆に買いに見えます。

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金曜日は重賞のプレ予想を配信いたします。ここで「競馬開催日の競馬ノート」の週末のパスワードを配布いたします。ここから週末のレース予想が始まっていきます！

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【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目

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地方交流重賞並びに南関競馬の重賞をメルマガ限定コンテンツとして配信しております。

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