【ジャパンカップ2021の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します
公開日:
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最終更新日:2021/11/24
GIレース考察・予想
ジャパンカップ2021(東京芝2400m)の考察です。
11月28日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はコントレイル、シャフリヤール、オーソリティ、ブルームなど。東京競馬場の芝2400mで行われるGIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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ジャパンカップ 2021 考察
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レース傾向
秋古馬3冠レースの2戦目にして、幾度となく名勝負を生み出してきた日本競馬屈指の大レース。最近は外国馬の参戦が少なくなり、日本馬もあんまりこのレースに大物が出てくることが少なくなって寂しい限りだが、昨年は史上最高の好メンバーが揃いましたし、今年もダービー馬4頭に外国馬も3頭と役者は揃った感じがします。
東京芝2400mは日本ダービーが行われる事でもわかるように、日本競馬の中でも最も重要視されているコース。そんな舞台で行われる日本の最高賞金GIということもあってこのレースは基本的に堅い決着になります。
東京競馬場の長い直線のおかげで紛れは起きにくいですし、出てくるメンバーも古馬の一線級と3歳のダービー馬、オークス馬ですからそりゃ荒れないのも当然。唯一荒れるパターンに関しては後ほど血統分析のところで書きたいと思います。
今年も昨年の3冠馬コントレイルと直近のダービー馬シャフリヤールが出走。どう考えてもこの2頭の能力が抜けきっていると思いますし、あのジェンティルドンナとオルフェーヴルの一騎打ちのように直線は2頭だけの競馬になる感じがします。
レースラップ分析
昨年のキセキのような奇策を取る馬がいなければ基本的には極端にペースが速くなることはない条件。日本ダービーと違うのは古馬になって体力が完成されてきた馬が多くなるので、スパート地点がダービーよりも早くなることが多い。いったん中盤でペースが緩んでからのロングスパート勝負、2017年のシュヴァルグランが勝った年が最も平均的なジャパンカップのラップ推移と言っていいか。
今年はカレンブーケドールが出ていれば天皇賞の時のコメントからも逃げていたと思うが、回避ということで逃げ馬が不在。昨年のようにキセキが逃げるのか、それとも伏兵が逃げてどういうペースを刻むのか、ちょっと読みにくいところがあります。
血統傾向
ダービーが行われる東京芝2400mと同じ条件ということで、ディープインパクト、キングマンボの王道血統が有利。過去5年のレース結果を見ても、ほぼ全ての馬が父か母父にディープ系かキングマンボ系の地を持っていました。
そんなディープやキングマンボを重視するべきレースではありますが、それ以上に注目したいのはハーツクライ産駒の激走も同じくらいに目立っている事。近年でもシュヴァルグラン、スワーヴリチャードが勝ちましたし、ジャパンカップはハーツクライ産駒の活躍が目立ちます。
もうその理由はただひとつ、ハーツクライがトニービンを持っているからでしょう。東京芝の長丁場はトニービンなんて1990年代から言われてる事ですが、その格言は今も有効。最初の方で書いたようにジャパンカップは基本的に荒れない堅いレースですが、唯一の例外はトニービンを持った古馬のスタミナタイプがバテない強みを活かして大駆けするパターンです。
過去10年を見ても2011年はジャングルポケット産駒のジャガーメイルが14番人気で3着。2013年はジャングルポケット産駒のトーセンジョーダンが11番人気で3着。2015年も馬券にこそならなかったがジャングルポケット産駒のジャングルクルーズが17番人気であわやの4着。もうこんな感じで近年で波乱が起きた時はほぼ全てトニービンの影響によるものでした。今年も基本的には堅いレースになると思いますが、荒れるとしたらトニービン持ちの考えは持っておきたいです。
POINT1 → 王道クラシック条件なのでディープインパクト系やキングマンボ系が優勢。
POINT2 → 穴を開けるとしたらトニービン持ち。
考察まとめ
というわけで枠順発表前のジャパンカップの想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ(当サイト予測)
人気 | 馬名 | オッズ |
1 | コントレイル | 1.6 |
2 | シャフリヤール | 2.7 |
3 | オーソリティ | 12.2 |
4 | ブルーム | 15.4 |
5 | アリストテレス | 18.2 |
6 | ユーバーレーベン | 19.1 |
7 | マカヒキ | 27.2 |
8 | サンレイポケット | 33.2 |
9 | キセキ | 34.5 |
10 | ワグネリアン | 35.2 |
11 | ジャパン | 36.4 |
12 | グランドグローリー | 38.7 |
13 | シャドウディーヴァ | 45.2 |
14 | モズベッロ | 102.0 |
15 | ユーキャンスマイル | 156.0 |
16 | ロードマイウェイ | 234.0 |
17 | ムイトオブリガード | 333.0 |
18 | ウインドジャマー | 452.0 |
今回が引退レースになるコントレイルが断然人気確実。そのコントレイルを天皇賞で倒したエフフォーリアに先着しているシャフリヤールが差のない2番人気になるか。
3番人気でもう10倍台になりそうで、ルメール人気でアルゼンチン共和国杯勝ちのオーソリティがそれに続く形か。
※今のレベルの高い競馬ファンたちに勝つためには事前にどういうオッズになるのかを把握しておくのが重要。あなたが買おうとしている馬が果たして穴で買えるのか、それとも穴人気してしまうのかは最初から考えておきましょう。というわけで、今年から玄人層に買われて穴人気しそうな馬をピックアップしておきます。
玄人人気ターゲット馬=サンレイポケット
いや、どう考えてもこんなnetkeibaの想定オッズはあり得ないでしょう。天皇賞4着でジャパンカップで大穴を出しまくっているジャングルポケット産駒。穴党の人はまずこの馬を本命にするでしょうし、プロの予想家たちもこぞってこの馬を穴推奨にしてくると思います。三連複は5.6番人気ぐらいになるのでは?
最後に現時点で面白いと思う馬をピックアップ!
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<推奨根拠>
天皇賞(秋)は当時の馬場やペースを考えても明らかに時計が速く、4着以下が突き放されたのを見ても超ハイレベル戦。よって前走よりもメンバーが落ちる今回でコントレイルが勝ち負けになるのはまず確実だと思います。
ただ、前走を見てもエフフォーリアとははっきりと差があった印象。そのエフフォーリアを倒している馬のみが今回はコントレイルを倒せるでしょう。1-2着の順番までほぼこれで決まりだと思います。
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
↓↓↓
オーソリティ
2年連続でアルゼンチン共和国杯を勝利。東京コースではいまだ負けなしですから適性が高いのは間違いないですが、今年のアルゼンチン共和国杯なんて1着の地点でも天皇賞秋の10着レベルぐらいにしかなさそう。上位2頭との力差はルメールが神騎乗をしたところで埋まるとは思えず、3着争いも他にもっと強い馬がいると思います。
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火曜日に先週の重賞回顧を配信します。後ほど下記に詳細を書いておりますが、金曜日に配信する重賞まとめデータに結果を書き入れた形のPDFファイルとしても配信します。
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ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。
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金曜日は重賞のまとめデータを配布します。この時点で重賞のプレ予想を配信いたします。
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