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日経賞2023の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2023/03/30 重賞レース考察・予想

日経賞2023(中山芝2500m)の予想です。

3月25日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はアスクビクターモア、タイトルホルダー、ライラック、ヒートオンビートなど。中山競馬場の芝2500mで行われるGIIです。

 

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日経賞 2023 予想

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日経賞のレース概要

中山芝2500mで開催される天皇賞(春)の前哨戦。有馬記念の時にも毎回書いていることですが、中山芝2500mで開催される上級戦はその時の馬場やペースがどうなるかでレースの色がガラリと変わることが多い。

中山芝2500mというコースは急坂を何回も越える長距離戦という見方をすればはっきりスタミナが問われる舞台ですし、一方でコーナーをぐるぐる回る小回りコースという見方をすれば立ち回りが問われる舞台。そのスタミナ要素と立ち回り要素のどちらが問われるかでその年のレース質が変わります。

 

過去5年の日経賞を参考にしてみても、、、

【2022年】イン伸び馬場でスロー → 内枠先行決着

【2021年】イン伸び馬場でスロー → 内枠先行決着

【2020年】外伸び馬場でロンスパ戦 → 外差し決着

【2019年】イン伸び馬場でスロー → 内枠先行決着

【2018年】タフ馬場でロンスパ戦 → 外差し決着

こんな感じでその年ごとに違う性質のレースになりやすい。まぁ今年がどんなレース質になるかはまだわかりませんが、どちらに振れるにしてもスタミナがはっきりと要求されるレース。天皇賞(春)の前哨戦なのでスタミナ自慢の有力馬が出走してきますし、比較的人気馬で堅く決まることが多いです。

 

データ的な見地からの考察


※過去10年の日経賞の年齢別成績

日経賞はそこまでデータ的な偏りはないレース。まぁ年明けのGII戦ということで当然ではあるのですが4歳馬の成績非常に優秀。過去10年でも4歳馬が6勝もしています。

 


※過去10年の日経賞の前走クラス別成績

前項でも書いたように日経賞は割と堅く収まることが多いレース。なぜ堅く収まるかといえば、前走で格の高いところを使ってきた馬が順当に走って来るから。こうしてみても前走GIやGIIの馬が順当に走って来るレースです。

 

ラップ的な見地からの考察

過去5年のレースラップを見ても全て前半部分はスローペース。大体どの年も後半1000mぐらいのロンスパ戦になっており、ちょっとスパート地点が早くなった2018年や2020年は外からの差しも決まりました。とにかく後半1000mを速く走れるかが重要で、前に行く馬にしろ後ろから差す馬にしろ長く良い脚を使える馬が有利になるレースです。

 

血統的な見地からの考察

タフな中山芝2500mで行われるレースということでスタミナが重要。キングマンボ、ステイゴールド、ロベルトあたりがよく走っているレースで、昨年はキングマンボ系の馬のワンツースリーとなりました。スローペースでもスタミナは問われるレースなので、しっかりとスタミナ要素のある血統の馬を買いたいです。

 

レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?

中山芝は先週土曜に大雨の影響を受けて不良馬場に。日曜もその雨が残って時計のかかる馬場になりました。今週末も金曜から土曜にかけてかなり雨が降りそうですし、先週土曜ほどではないにしても道悪のタフ馬場になりそうです。

かなり豪華なメンバーが揃いましたが、2強オッズになりそうなアスクビクターモアとタイトルホルダーはどちらも前に行く馬。おそらくディアスティマかタイトルホルダーが逃げてアスクビクターモアがそれを見る外目3番手ぐらいのポジションになるでしょうか。道悪馬場を考慮しても前半はスローペースだと思いますが、先行馬が強力なのでかなりハイレベルな道悪ロンスパ勝負になると見ています。

 

考察まとめ

【レース質】かなりハイレベルな道悪ロンスパ戦に。<□□■■>

【波乱度】道悪馬場なら波乱もあっていい

【ラップ特徴】前半スローからのロンスパ戦が濃厚。

【血統特徴】キングマンボ、ステゴ、ロベルトなどのスタミナ血統が優勢。

【狙えるタイプ】4歳馬優勢。

【狙えるタイプ】前走GI馬。

【狙えるタイプ】長く良い脚が使えるスタミナタイプ。

【狙えるタイプ】道悪巧者。

 




 

日経賞 2023の印

【本命 ◎3 キングオブドラゴン】

展開がまるで向かない中で押し切った準オープン勝ちの時から重賞でも通用する馬と見ていたが、スピードに欠けるために重賞ではクラス慣れに時間がかかった感じ。それでも昨秋あたりからようやく重賞のスピードにも慣れてきた感じで、ここ2戦はGIIレースで連続して差のない競馬。特に前走は苦手なスピード勝負にも対応して善戦できましたし、ここに来て力をつけてきていると見ていいでしょう。

2走前の日経新春杯を見ても他馬の末脚が削がれる道悪馬場はプラスだと思いますし、半兄アメリカズカップも道悪の鬼と言えるような馬でした。ディアスティマ、タイトルホルダー、アスクビクターモアについていく形で渋とさを活かして最後は伸びてきてほしい。

 

【対抗 ◯9 アスクビクターモア】

ダービー1、2着のドウデュースとイクイノックスがその後に衝撃的なパフォーマンスを見せているが、昨年の日本ダービーで最も強い競馬をしていたのはこの馬。菊花賞も凄まじいパフォーマンスを見せていますし、中長距離のスタミナ勝負なら間違い無く現役最強の1頭と見ていいだろう。

おそらくタイトルホルダー同様に休み明けよりも1回叩いた方がいいタイプだとは思うが、それでもGIIレベルでは能力断然。能力面で崩れる心配はほとんどないと思うが、まともな道悪馬場が初めてなので馬場を苦にして走れない可能性は少し気にしたい。母がフランス血統なので馬場はこなしてくると見ているが。

 

【単穴 ▲4 ライラック】

馬群の中で揉まれる競馬がダメなようで、好走条件は少頭数か馬群がバラける道悪馬場。ステゴ系らしくとにかく道悪馬場は得意そうですし、今回は少頭数でなおかつ道悪馬場という最高の条件が揃った。日経賞は4歳馬の前走GI組が非常に相性良いレースですし、それに合致するこの馬は順当に上位評価でいいか。

 

【特注 ☆2 タイトルホルダー】

皐月賞2着、菊花賞1着、天皇賞(春)1着、宝塚記念1着とGIで凄まじいパフォーマンスを見せている馬だが、この4レースの共通点はどれも前哨戦を叩いての中8週以内のレースだったこと。スタミナを活かしてこその馬なので典型的な叩き良化型に見えますし、昨年の日経賞もスローペースの逃げが叶いながらボッケリーニやヒートオンビート程度と接戦では評価はできないでしょう。有馬記念もひょっとしたら間隔が空いたことが大敗の理由かもしれません。

今回は調教が凄まじい動きを見せているのは確かですが、やはり苦手だろう休み明け。今年は59キロを背負う立場になりますし、昨年とは違って同型のディアスティマがいて強敵アスクビクターモアにマークされるレースになりそう。地力を認めて4番手評価にはしましたが、人気どころで崩れるならこの馬だと思います。

 

【△5 ディアスティマ】

一昨年のグッドラックハンデや天皇賞(春)での大健闘のレースぶりを見ても重賞級の力はありそう。京都大賞典は休み明けを考えれば上出来でしたし、前走のステイヤーズSは単純に距離が長かったか。今回は条件的には合いそうですが、逃げるにしても2番手にしてもアスクビクターモア、タイトルホルダーという超強力な先行馬にマークされる展開でどこまでやれるか。

 

【△6 ボッケリーニ】

昨年は中枠からインを完璧に立ち回って2着好走。その後も目黒記念、京都大賞典とGIIで好走できているが、どれも内枠から完璧な競馬ができていた。相手が強くて枠や馬場が向かなかったにしてもジャパンカップと有馬記念は負けすぎですし、今回は休み明けで昨年よりも重い斤量でどこまでやれるか。

 

【△10 マイネルファンロン】

昨年シーズンは超ハイレベルだった宝塚記念で上位好走。AJCCでも2着に走りましたし、キレが問われずでステイゴールド系が走れる条件ならしっかり走っていた。昨秋の2戦は戦前から手塚調教師が泣いていたように状態微妙。今年最初の京都記念は高速馬場で途中で捲る競馬では厳しかった。今回は陣営コメントを見ても状態が上がってきていそうですし、タフ馬場の中山芝2500mなら仕掛けどころ次第でやれる可能性も。

 

【△12 ヒートオンビート】

昨年の日経賞3着馬。GIII〜GIIぐらいならやれる能力はあるが、昨年の日経賞は中枠から完璧な立ち回りでこれ以上ない競馬ができていた。今回は大外枠になりますし、休み明けで道悪馬場の適性も未知数。あんまり重い印は回らなかった。

 

【推奨買い目】

三連複 3→9,4→9,4,2,5,6,10,12 本線ベース

三連複 3,9→4,2,5,6,10,12 重ね買い

三連複 3→9,4,2 重ね買い

三連単BOX 3,9,4 重ね買いと同じ意味合い

 

【買い目及び予想のポイント】

ここはいかにも馬場と条件が合いそうな◎キングオブドラゴンが5番人気ぐらいで買えるなら美味しいはず。相手は前走GIの4歳馬の2頭で良さそうで、さすがに◯アスクビクターモアは強いと見てこちらを大本線として買う。戦前のイメージでは◎◯▲の3頭で決まる結果を強く描けているので、ここは三連単BOXを買って上手く順番ズレしてくれると最高。

 

 

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