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共同通信杯2023の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2023/02/16 重賞レース考察・予想

共同通信杯2023(東京芝1800m)の予想です。

2月12日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はダノンザタイガー、ファントムシーフ、レイベリング、タスティエーラなど。東京競馬場の芝1800mで行われるGIIです。

 

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共同通信杯に関する話をご紹介

2月最終週はドバイでの騎乗がある為JRAでの騎乗は今週が最後となる福永祐一騎手ですが
共同通信杯は過去10年(1-1-1-0)複勝率100%と好相性。先週東京新聞杯では1番人気ジャスティンカフェで結果を出す事ができませんでしたが、今週は関東では騎乗経験の多い堀厩舎のタスティエーラに騎乗予定。得意のレースで引退に華を添える事ができるか?注目ですね。

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共同通信杯 2023予想

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共同通信杯のレース概要

いよいよ春のクラシックの足音が聞こえてくる時期になりました。そんなクラシックに最も直結するレースが共同通信杯で、近年では皐月賞トライアルを差し置いて春のクラシックの最重要トライアル戦になりつつあります。

毎年、クラシックを本気で狙える素質馬が出走してくるレースですが、その割に1番人気の成績は微妙。過去5年で1番人気の馬は1勝もしていませんし、2回しか馬券に絡んでいません。これまでに良い成績を上げている馬が1番人気に推されがちですが、そんな馬が順当に走れずで逆にキャリアが少ない新星がここで結果を残してクラシックの有力候補になることが多いレースです。

 

データ的な見地からの考察


※過去10年の共同通信杯のキャリア別成績

本気でクラシックを狙う馬が出走してくるレースということもあり、キャリアよりも素質が重要になるレース。こうしてみてもキャリア1戦でここに挑んでくる馬が複勝率50%の成績になっていますし、キャリアは少なくても圧倒的な素質を持っている馬が走りやすいレースです。

 


※過去10年の共同通信杯の生産牧場別成績

圧倒的な素質を持っている馬が走りやすいレースということもあり、共同通信杯はノーザンファーム生産馬の成績が圧倒的。基本的にノーザンファーム生産馬は人気になりやすいですが、それでも複勝回収率が100%を超えていますし、それだけ圧倒的な成績を誇っているということです。

 

ラップ的な見地からの考察

過去5年のレースラップを見ても最速が前半1000m=60.2。どの馬もクラシックを目指して折り合い第一の競馬になりますし、共同通信杯はスローペースになることが確定的なレースと言って良さそうです。

前半ラップが緩む分で後半1000mが非常に速くなるのが特徴で、後半1000mや後半3Fがとにかく速くなります。この後半タイムが速くなればなるほどレース価値は高くなると見て良さそうで、実際にダノンキングリーやエフフォーリアはその後の春のクラシック2戦で連続好走となりました。

 

血統的な見地からの考察

クラシックに直結するレースということもあり基本的には王道血統が優勢。ハーツクライやディープインパクト、エピファネイアあたりの皐月賞、ダービーでも走れるような血統がよく走っています。

それ以外の伏兵ではヴィクティファルス、ダーリントンホール、アドマイヤマーズ、オウケンムーンあたりはどれもサドラーズウェルズ=フェアリーキングの血を持っていました。あんまりクラシックに繋がる血統ではありませんが、伏兵を走らせる傾向はありそうです。

 

レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?

金曜に大雪がありましたがさすがの東京競馬場の排水性で土曜日の時点で高速馬場に回復。日曜はさらに回復しそうで普通に決め手が活きる高速馬場になると思います。

今年も本気でダービーを狙える素材が揃ってかなりのハイレベル戦に。それでもこの時点での評価はあんまり当てにならないのがこのレースの特徴で、隠れて世代最上位の脚力を持っている伏兵の一撃に期待したい。

 

考察まとめ

【レース質】クラシック級の素質と決め手が問われる。<□□□■>

【波乱度】これまでの実績より絶対的な素質が重要で1番人気の信頼度が高くない

【ラップ特徴】前半スローからの後半瞬発力勝負。

【血統特徴】王道クラシック血統or伏兵はサドラー、フェアリーキング持ち。

【狙えるタイプ】クラシックを狙えるような素質馬。

【狙えるタイプ】とにかくキレる末脚を使える馬。

【狙えるタイプ】新馬戦勝ちの素質馬。

【狙えるタイプ】ノーザンファーム生産馬。

 



 

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共同通信杯 2023の印

【本命 ◎12 ロードプレイヤー】

新馬戦を上がり32.5の末脚で差し勝った時から強い馬だとは思っていたが、2戦目の百日草特別が非常に強い内容。そもそも百日草特別は早い時期に行われる本格派の東京芝2000m条件ということで毎年メンバーレベルが高くなりやすい。なおかつ直線の長い東京コースで地力がはっきり問われるために、百日草特別で好走する馬は大体その世代の重賞で活躍するケースが多い。

芝2000mに距離変更されてからの百日草特別の上位好走馬を見ても、ルージュバック、ベルーフ、ミュゼエイリアン、ゴーフォザサミット、エフフォーリア、オニャンコポンの6頭が3歳5月までの世代限定重賞を勝利。ホウオウピースフルとゲッカコウは3歳5月までの世代限定重賞で2着に走っていますし、アカイイトとトーラスジェミニは古馬になって重賞を勝利。こうして見ても百日草特別は重賞と考えてしまっていいはず。

そんな例年ハイレベルになりやすい百日草特別だが、昨年のレースは歴代の百日草特別の中でもナンバーワン級の評価をして良さそう。

1:59:7の走破時計は過去の百日草特別の中では最速タイムになりますし、何より注目したいのは後半1000mを58.0秒で走っている点。速い時計自体はペースが流れればいくらでも出ると思いますが、前半1000m=61.7とゆったりしたペースで流れて後半1000mの速度だけでレースレコードを記録しているんだから普通にレベルは高いはず。実際に勝ち馬キングズレインはホープフルSで最も強い競馬で3着に走りましたが、この馬は百日草特別で明らかにキングズレインよりもロスの大きい競馬で0.2秒差に善戦。現時点で3歳世代の馬で脚力最上位の可能性が高い。

前走は適性合わないだろう小回り芝2000mで大外枠。しかも勝負所で致命的な不利を受けて最速上がりで外から差し込んできた内容は負けて強し。前走の行きっぷりを見る限り百日草特別の時ほどテンに置かれることはないと思いますし、東京芝1800mはこの馬の脚力を活かすにはこの上ない舞台。世代最上位の脚力を持つ馬が伏兵オッズで買えるなら妙味絶大だと思います。

 

【対抗 ◯6 タスティエーラ】

新馬戦は1:47:2の時計自体が秀逸だが、レース上がりも33.5で圧巻の時計。これは昨年の2歳戦の東京芝1800mの最速レース上がりですし、それでいて後半1000m=58.3で圧勝なら文句なしに強い。


※過去10年の共同通信杯の生産牧場別成績

共同通信杯はノーザンファーム生産馬がやたらに強いレースですし、好位で折り合って速い上がりを使えるタイプは今の東京芝にいかにも合いそう。共同通信杯はキャリアを重ねた馬よりも1戦1勝のこういうポテンシャル上位タイプが走りやすいレースでもあります。


※堀厩舎の東京芝1800m重賞の通算成績

堀厩舎は末脚に秀でた馬を育成する傾向にあって、なおかつ関西輸送を苦手としているので東京芝1800m重賞は大得意としている舞台。通算成績で勝率18%、複勝率43%というのはなかなか凄い成績です。


※堀厩舎の共同通信杯の通算成績

共同通信杯に絞ればさらに凄い成績になっており、これまで出走させた馬の通算複勝率は66%。もう堀厩舎がこのレースに使ってきたらほぼ間違いなく馬券になっている計算になります。ノーザンファーム生産で新馬戦で圧巻のパフォーマンスを見せていることを考えてもここは上位評価で問題ないでしょう。

 

【単穴 ▲1 ダノンザタイガー】

ハーツクライ産駒らしく緩さがあって完成が遅いが、一戦ごとにパフォーマンスを上げてきている点は強み。東スポ杯は4着馬ドゥラエレーデがホープフルSを制したようにそれなりのレベルにはあったでしょうし、今回も上積みを加味すれば当然上位争いになっていい。


※過去10年の共同通信杯の生産牧場別成績

共同通信杯はとにかくノーザンファーム生産馬の成績が優秀なレースで、今回出走している中でノーザンファーム生産馬はこの馬を含め3頭だけ。血統背景もダービーを狙える素材に見えますし、何より川田騎手は年明けから重賞でも圧倒的な存在感を示しています。今回もそつなく乗って上位争いでしょう。

 

【特注 ☆10 シュタールヴィント】

初戦はハイレベルだったヒシタイカンの新馬戦で後方から素晴らしい脚を披露。未勝利勝ちは先行してワンサイドゲームでしたし、京都2歳Sは最後に伸びあぐねたのを見ても距離が長かったか。今回は1ハロンの距離短縮が良さそうで、先行して速い上がりを使えれば十分にやれていいいはず。

 

【△5 タッチウッド】

新馬戦は超スローペースで逃げられたとはいえほぼ加速ラップで突き放したんだからまずまずの内容。ノースブリッジの下だが父がドゥラメンテになったことで決め手もありそうで、今回もスッと逃げて速い上がりを使えれば好走してきてもいいか。

 

【△8 ファントムシーフ】

立ち回りセンスに優れたタイプでどんなレースでも崩れずに安定して走ってきそう。デビューから2戦は速い上がりを使えているので決め手も備えたタイプに見えるが、一切サンデーサイレンスの血を持たない馬でノーザンファーム生産でもない馬。果たして今回の超強力なメンバーに入っても切れ味が通用するかどうか。

これまでクラシックやGIで活躍したハービンジャー産駒はモズカッチャンの例外1頭を除いて全てが母父サンデーサイレンス系かノーザンファーム生産馬。果たして母父メダリアドーロで谷川牧場生産のハービンジャー産駒でどこまでやれるかどうか。


※ハービンジャー産駒牡馬の東京芝1400m〜2400m重賞の通算成績

極め付けはこの東京芝重賞でのハービンジャー産駒牡馬の成績の悪さで、これまで数多くの馬が東京芝重賞にチャレンジしていながらニシノデイジー1頭しか馬券に絡むことができていない。牝馬であれば体力上位の優位性でフローラSやオークスでハービンジャー産駒が走ることはあるが、牡馬の一線級では何かが欠けているということだろう。

加えて、この共同通信杯は前走ホープフルS組の成績が極めて悪い。過去10年で馬券に絡んだのはホープフルSがオープン時代のベルキャニオンだけですし、タフな冬馬の中山芝2000mを使っての臨戦過程では厳しい部分があるんだろう。以上、色々と危険要素があるので評価しすぎるのはどうかと判断します。

 

【△9 レイベリング】

初戦はスローのマイル戦をやや掛かり気味に追走してあっさり突き抜けた。2戦目の朝日杯FSはイン有利馬場で外外を通って3着に走ったのは立派。朝日杯FSはレベルがそこまで高くなかったと思うが、それでも馬場バイアスと真逆の競馬で3着なら最も強い競馬をしていただろう。

ただ、新馬戦を見ても頭が高くて折り合いがかなり怪しそうなところがありましたし、2戦目でハイペースのマイル戦をスッと先行できたのを見ても相当にスピード性能が高いマイラーの可能性が高い。今回は横山武史騎手でハイペースのマイル戦を押して位置を取りに行く競馬からの距離延長で1800mのスローペース戦。ほぼ間違いなく引っかかると思います。それでどこまで伸びるか。

 

【推奨買い目】

ワイド 12→6,1 本線

三連複 12→6,1,10,5,8,9 本線ベース

三連複 12→6,1→→6,1,10,5,8,9 重ね買い

三連単BOX 12,6,1  重ね買いと同じイメージ

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは次走注目馬ロードプレイヤーが伏兵で買えるなら妙味絶大。どうしても差し届かない馬場、展開になったら仕方ないですが、現時点での世代最上位キングズレインに33.1の末脚で迫れる馬なら普通に差し込んでこれるでしょう。相手はノーザンファーム生産の◯▲を上位にして三連複重ね買いでドカンと当てたい!

 

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