ディープインパクト記念弥生賞2021の予想を公開!
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最終更新日:2021/03/11
重賞レース考察・予想
ディープインパクト記念弥生賞2021(中山芝2000m)の予想です。
3月7日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はダノンザキッド、シュネルマイスター、タイトルホルダー、タイムトゥヘヴンなど。中山競馬場の芝2000mで行われるGIIです。
土曜競馬は重賞が2つありましたが、チューリップ賞の方は◎ストゥーティの2、3着固定本線が良い具合に的中(^^)
<チューリップ賞 レース結果>
1着:◯メイケイエール 1番人気
1着:△エリザベスタワー 2番人気
3着:◎ストゥーティ 4番人気
写真判定はヒヤヒヤしましたが、本命の◎ストゥーティは最後にちょうどよく垂れて2,3着になるという読みだったので、その点ではヒヤヒヤな部分も読み通りだったのかもしれません(母リラヴァティの3着もかなりギリギリでしたしね)
チューリップ賞の判定が出ぬままヒヤヒヤで観戦したオーシャンステークスがこちらは痛恨の結果・・・
◎ヒロイックアゲン 14番人気 4着
最後はしっかり伸びてきたので3着はやったかなと思ったんですが、頭差届かず・・・結果的に4コーナー部分でひと溜めした部分が余計だったかもしれませんね。ほぼ最低人気の馬だったのでこれは悔しい結果となりました。
というわけで、オーシャンSで大穴を取り損ねた悔しさを日曜日の弥生賞で晴らせればと思います!
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ディープインパクト記念弥生賞 2021予想
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予想の根拠
皐月賞と同じ中山芝2000で行われる弥生賞。ただ、本番のGIとトライアルでは全く違うレース質になるというのは週中の考察でも書いた通り。
トライアル戦は基本的に緩い流れになることが多く、この弥生賞もその例外に漏れずほとんどの年でスローペースに。土曜日に行われたチューリップ賞もスローペースで前残りの展開になりましたが、弥生賞も同じようなイメージで考えればいいか。
土曜日の中山芝は金曜日の雨の影響を受けて稍重馬場スタート。かなりの高速馬場だった先週よりは時計がかかるコンディションにはなっていましたが、馬場バイアスに関しては先週と同じく明らかにイン先行有利の馬場だったか。
緩いペースで進んだとはいえ、土曜メインのオーシャンステークスはもう前に行った馬が上位を独占する展開。他の平場のレースを見ても外差しなんてほとんど決まっていませんでしたし、この傾向はとりあえず今週は継続すると見ていいか。
今年の皐月賞は12頭立てでただでさえ頭数が少ないですし、逃げ候補だったレインフロムヘヴンが回避したことで何が何でも逃げたい馬が不在。タイムトゥヘヴンは陣営コメントを見ても溜める競馬をしたいそうですし、ダノンザキッドはここを勝ちに行く理由が何もなく、本番を見据えてもギリギリまで溜める競馬をする可能性が高い。
シュネルマイスターやゴールデンシロップは気性や血統背景からも距離延長で積極策を取ることは難しそうですし、こうして考えてもまず超スローペースは必至と見ていいか。ホープフルステークスはさすがにGIということもあって、前半が超スローでも途中から一気にペースが速くなりましたが、今回はトライアル戦ということで勝負所まで全くペースが上がらずのTHE ぬるま湯レースになる可能性が結構ありそう。もう後先を考えずに積極的に前に行きそうな馬を狙うべきでしょう。
というわけで予想の発表。
どんなレースになるかを推理
[コース特徴] 向こう正面から下り坂になってロンスパ戦になりやすい
[馬場レベル]C=標準
[馬場バイアス]イン先行有利
[血統傾向] ディープ産駒が5連勝中だが今年は該当馬なし
[レース展開] スローペース
[メンバーレベル] D=やや低調
[想定ラップ] 13.0 – 11.5 – 13.2 – 12.6 – 12.3 – 12.2 – 12.1 – 11.7 – 11.2 – 11.7
[想定時計] 2:01:5
[勝負度] D
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ディープインパクト記念弥生賞 2021の印
【本命 ◎2 ダノンザキッド】
この低調なメンバーレベルでなおかつトライアルのぬるま湯レースなら、断然人気でもこの馬で仕方がない感じがします。
無敗で東スポ杯とホープフルSを制した点からコントレイルと比較される事が多い馬ですが、その見栄え抜群のシルエットや大跳びでレースセンスが抜群なところを見てもヴェロックスに似たタイプという印象。母系が短距離血統でなおかつ安田厩舎所属ということを考えても、若干距離適性が短いヴェロックスという見立てでいいんじゃないか。
デビューから3戦ともに素晴らしいスタートを切って楽に絶好位につけられるレースセンスを披露。血統面から距離や折り合いに不安がありましたが、じっくり教育されていることから折り合いの不安も解消されているようですし、前半スローとはいえタフ馬場の中山芝2000mのロンスパ戦を乗り切ったんだから世代限定戦で2000mの距離不安はないだろう。
これまで前半部分で負荷のかかる本当のポテンシャル勝負を経験した事がなく、瞬発力にも欠けるところがあるので、これから挑む皐月賞や日本ダービーでは大いに不安がある馬だと思っているが、レースセンスが抜群で立ち回りも自在の馬なのでいかにもトライアル戦は向きそうなタイプ。川田騎手なら普通に前々で立ち回る競馬をすると思いますし、さすがに今回は相手に恵まれただろう。
今のトレンドを考えても、なぜ前哨戦のここを使うのか?という点が気にはなったが、調教もしっかり乗り込まれていますし、1週前、当週とCWの動きはまさしく破格。クラシックを勝ち負けする馬かどうかはわかりませんが、ここまでの調教の動きを見せる馬ですから世代上位の存在であることは間違いないだろう。どうせ他の馬を本命にしたとしても、ほとんどの人がこの馬を対抗にするでしょうし、それならここは変に逆らわずに軸としたい。
【対抗 ◯4 タイトルホルダー】
スタートが速く、スッと先行して立ち回りの良さを活かしてこそのいかにもなトライアルホース。デビューから3戦ともにあっさりと先手を奪えるぐらいのスタートの速さを見せていますし、新馬戦や東スポ杯の内容及びメロディーレーンの半弟という血統背景からも荒れ馬場を苦にしない。いかにも冬の中山コースで立ち回りを活かす競馬がベストな感じがします。
ホープフルSでは完全にダノンザキッドに差をつけられての4着になりましたが、そりゃ「トライアルホース」ですから底力が問われるGIレースで力が及ばないのは当然。ホープフルSは前半こそスローペースでしたが、中盤からロンスパ戦になってダノンザキッドには及ばず。ただ、今回は少頭数のトライアル戦ですから、勝負所まで一切ラップが上がらずのぬるすぎるスローペースになる可能性も十分にありそう。いかにもなトライアルホースはこういう時にこそ走るものです。
今回何よりも強調できるのは戸崎騎手のコロナ隔離によって代打で横山武史騎手が乗るという点だろう。横山武史騎手は皐月賞では無敗のエフフォーリアで挑む事が決まっていますし、このタイトルホルダーは今回限りの代打騎乗。とにかく積極的な騎乗が持ち味のキャラクターですし、ここは次走を考えずに目先の賞金を取りに行く積極策を見せてくれそう。ホープフルSでも楽に逃げられそうな行きっぷりのところから戸崎騎手が無理矢理に控えてリズムを崩していた感じがありましたし、ここはスタートを決めて逃げてしまえばまず3着は堅いんじゃないでしょうか。
【単穴 ▲1 ゴールデンシロップ】
想像していたよりも全く人気がないこの馬が穴候補の筆頭だろう。
2戦続けて東京コースを使われたが、アイルランド生産馬でコテコテのヨーロッパ血統ということを考えても高速馬場の東京コースに適性があるとは思えず、それよりもタフな中山芝のような舞台でこそ本領を発揮すると見て良さそう。
そんな適性が合わなそうに見えた東京コースでの未勝利勝ちのパフォーマンスが圧巻で、ペースの違いがあるとはいえ同週の共同通信杯よりも0.9秒も速い時計で走れている。
ほぼ馬場レベルに差がなかったセントポーリア賞とも同じくらいの時計で走れていますし、その勝ち馬グレートマジシャンがクラシックの有力候補と言われているのを見ても、この馬の未勝利勝ちも普通に評価できるんじゃないだろうか。
若干スタートに不安はあるが、基礎スピード性能が高いので二の足でスッと位置が取れるタイプ。距離延長で折り合いに不安があることを考えればこの枠順は絶好だと思いますし、土曜日のイン先行有利馬場が継続して、なおかつスローペースの展開になるとすれば馬場も展開も味方につける事ができそう。
同じような血統のシュネルマイスターが断然の2番人気になっていますが、こちらの方が距離実績、時計指数、速い上がりへの対応力、枠並びなど全てにおいてプラスに見えますし、それでここまでのオッズ差があるならばこちらを上位評価にしたい。
【△3 テンバガー】
新馬戦と未勝利のパフォーマンスを見ても何も強さを感じていなかった馬で、京成杯で最後にじわじわと差し込んできて3着に来た事に関しては正直驚きだった。ノーザンファーム生産の良血だけに素質はそれなりにあるんだろう。
ただ、京成杯はかなりメンバーレベルが低かったと思いますし、そんな中でスローペースの展開でギリギリ3着に走った程度で評価するのはどうだろう。血統を見ても父がモーリスで母トップセラーなら持続力を活かしてこその馬だと思いますし、スローペース必至のトライアルの流れが合うようにも思えない。
これで鞍上が横山武史騎手や松山騎手のような積極策を取る騎手ならば逃げての粘り込みに期待してもいいのだが、どう乗るかもわからない上に半分ぐらいの確率で出遅れるデムーロとなると、スローペースで構えてキレ負けする可能性もかなりあると思います。
【△5 ホウオウサンデー】
新馬戦はスローペースすぎて評価が難しいのだが、抜け出す時の脚色と余裕は目立っていた。スローで時計が目立たないので判断は難しいが、フルーキーの半弟と良血でもあるので素質が高い可能性も。正直、今回でスケールが判明する感じがするので評価は難しい。
【△6 ワンデイモア】
毎回スタートで後方になる馬で、それなりに良い末脚を持ってはいるが極端にキレるわけでもなさそう。前走の1勝クラス勝ちは馬場も展開も完璧にハマっての勝利に見えますし、スローになりやすいトライアル重賞で強調できるタイプにはあんまり見えません。鞍上も田辺騎手となると展開を読んで前目につけて・・・と言った騎乗はしないイメージです。
【△7 タイムトゥヘヴン】
この馬はデビュー後の2戦に比べて3戦目で一気にパフォーマンスを上げた点が気になるところ。確かに2戦目でも最後の最後に末脚は伸ばしていましたし、このタイミングで成長して動けるようになったのかもしれませんが、ハイペースの持続力勝負でキレが一切問われない展開になったことで3戦目にパフォーマンスを上げてきた感じもしました。
京成杯は誰も行きたがる馬がいないことから逃げて超スローペースに落とす競馬に。低レベル戦でなおかつ完全に展開に恵まれての2着なので、重賞で好走という評価はあんまりしない方がいいはず。
どうも陣営は逃げるよりも前に壁を作る競馬がベストと考えているようで、今回はタイトルホルダーが主張すればハナを譲っての2番手になりそう。トライアルらしいスローペースからの加速戦はキレないこの馬に限っていえばマイナスなはずで、逃げずに構える競馬を選んだ場合はあんまり期待値は高くないと思います。
【△8 ソーヴァリアント】
降着などがあったために勝ち上がりが遅れただけで、素質的には1勝クラスや重賞でも通用しておかしくなさそう。ただ、ほぼ全てのレースでスタートで出遅れており、前走は先行できたと言っても道悪馬場のスローペース戦だから位置が取れた感じも。ソーグリッタリングの弟ではありますが、この馬は長距離戦でスタミナを活かしてこそな感じがしますし、大野騎手で後方から競馬をするとなるとスロー濃厚のトライアル戦では評価しにくい。
【△9 タイセイドリーマー】
立ち回りセンスに溢れるハーツクライ産駒。ここ2戦のレースぶりだけでは能力を測りにくいが、タフ馬場で評価が難しいにしても前走はグロリアムンディと小差。何よりも矢作厩舎がわざわざこのトライアルに挑んでくるあたり勝算があるのかも。
最終追い切りでテンからぶっ飛ばしているのを見ても逃げる可能性もありそうですし、前に行けるタイトルホルダーを評価するならばこちらも印は打っておいた方がいいんじゃないだろうか。
【△10 シュネルマイスター】
この馬に関しては怪しい点が3つもあるので、それで2番人気になるならばちょっと疑いたいところ。
まず1点目として、やはりベタにキングマン産駒で2000mが持つのかという点。父キングマンは現役時代にマイル前後の距離で活躍した馬ですし、日本で活躍いている産駒も短距離馬ばかり。母の血統面からこの馬は距離をこなす可能性もありますが、マイルでの2戦を見ても頭が高い感じがしますし、正直距離をこなせるかはやってみなければわからないだろう。
2点目として、そもそも重賞レベルで通用するほど強い馬なのかという点が引っかかるところ。
新馬戦も特にレベルが高いレースではなかったですし、2戦目のひいらぎ賞も見た目は圧勝だったがそのメンバーレベルはかなりひどいもの。こうして出走馬の次走着順を見ても散々な成績になっていますし、弱い相手に見た目では強いパフォーマンスをしただけに見えてしまいます。
ルメールが乗っていて、なおかつ手塚調教師が「重賞級」とコメントしていることから強いと思われている感じもしますが、手塚調教師は新馬戦しか勝てないような馬でも「モノが違う」という感じのコメントを出しがち。基本的にこの調教師から出る素質に関するコメントは素直に受け取らない方がいいと思います。
この2点だけでもかなり怪しいですが、3点目として高速馬場で速い上がりが出せるのかという点も未知数。デビューから2戦は洋芝とタフな中山の芝で欧州血統にとっては走りやすい条件でした。ちょうどよくレース上がりもかかっているので、この馬はまだスローペースからのギアチェンジ性能を問われた事がないんですよね。今回は高速馬場のスローペース戦で速い上がりは必至だと思いますし、果たしてこの血統でスパッとキレる脚が使えるんでしょうか?
というわけで、ざっと見ても大きな不安が3つもあるというのが個人的な印象。そんなもの関係ないぐらいの化け物の可能性もありますが、ここまで人気するなら不安が的中する方に賭けた方が良さそう。その他大勢と同じ△評価にとどめます。
【推奨買い目】
馬連 2→4,1 本線 ※タイトルホルダー7 : ゴールデンシロップ3ぐらいの比率で買います
(馬単 4,1→2 おまけで100円分ぐらいは馬単の裏で買って楽しみたい)
三連複 2→4,1→3,5,6,7,8,9,10 本線
三連単BOX 2,4,1 本線
【買い目及び予想のポイント】
ここは◎ダノンザキッドが堅そうなのでつまんないレースかと思ってましたが、それ以外の馬が世間の評価と自分の評価が違う感じ。ダノンザキッドはそこまで強いと思っていないのでクラシックでは嫌おうと思っていますが、それでもトライアル戦のここは逆らえないでしょう。格好つけて他の馬を本命にしても、結局は相手でダノンザキッドを買うと思うのでここは信頼します。
相手は◯タイトルホルダーと▲ゴールデンシロップの2頭。馬連がそこそこつく(直前オッズで枠連の方がつく場合はそちら)ので馬連を買いつつ、もう紐は何がきてもおかしくないので三連複で変なの突っ込んでこい馬券を買って抑えも効かせておく。
買いたい馬が◎◯▲の3頭しかいないのでなんとかこの3頭で決まってくれると最高。願いたい展開はタイトルホルダーがスローペース逃げで、ダノンザキッドが外目2、3番手でゴールデンシロップがインの4番手ぐらい。この3頭で決まった上で、ダノンザキッドがなんらかの理由で2着以下で負けてくれたりすると配当は一気に跳ね上がる。
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