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桜花賞2018の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2018/04/13 GIレース考察・予想

桜花賞2018(阪神芝1600m)の予想です。

4月8日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はラッキーライラック、アーモンドアイ、リリーノーブル、マウレア、プリモシーン、フィニフティなど。阪神競馬場の芝1600mで行われるGI戦です。

 

 

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■桜花賞(G1)

アーモンドアイ
プリモシーン
フィニフティ など

ーーーーーーーーーー
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桜花賞 2018予想

桜花賞の週中分析記事はこちらから

 

予想の根拠

まず考えたいのが桜花賞のローテーション別成績。

チューリップ賞 (7-4-6-27)

フィリーズR       (2-0-2-52)

フラワーC          (0-1-1-10)

クイーンC          (0-3-0-14)

アネモネS          (0-0-1-23)

皆さんもご存知の通りでチューリップ賞組の成績が圧倒的。牝馬のクラシック戦線を考えれば阪神ジュベナイルフィリーズ→チューリップ賞→桜花賞と阪神芝1600mが中心の舞台設定。阪神ジュベナイルフィリーズで上位に好走していた馬は始動戦でまず間違いなくチューリップ賞を選ぶでしょうし、桜花賞を本気で狙う馬はどう考えても同条件のチューリップ賞を前哨戦として選択する。

フィリーズレビューやアネモネステークスは「チューリップ賞では権利が取れない」と踏んだ馬が出走するケースが多く、毎年相対的にレベルはかなり落ちる印象。その上でフィリーズレビューはハイペースの消耗戦になるので阪神マイルに求められる要素とは全く違うレースになりがち。アネモネSもトリッキーな中山マイル戦ですから阪神マイルとは全く違う舞台と言っていいでしょう。

メンバーレベルがチューリップ賞より低い上に、桜花賞で求められる要素も問われないフィリーズレビュー組やアネモネステークス組が好走しないのはある種当然のことといえる。

今年は当初、阪神ジュベナイルフィリーズ上位組の能力を疑問視していたが、前哨戦のチューリップ賞は阪神JFと同じワンツースリーになって4着以下は離れた。走破時計も優秀でメンバーも揃っていたことを考えれば、今年もチューリップ賞組が断然有利という考えで良さそうだ。

 

次に馬場と展開を考えてみたい。

例年、桜花賞が行われる頃の阪神の芝はインが荒れ気味で外差しが決まる傾向。ただ、今年に関しては開催序盤から終始良いコンディションの馬場が続いており、Bコース替わりだった先週はかなりの高速馬場だった。未勝利のマイル戦で1:34:3という時計が出ていますし、大阪杯もスローペースでなかったらレコードが出ていた可能性が高い。

今週は金曜日に関西地方は雨が降る予報ですが、今開催の阪神の芝は金曜日に雨が降っても土曜の昼過ぎには高速馬場になっているぐらい排水性が優秀。まず桜花賞が行われる日曜メイン頃には雨の影響はほとんどない良馬場になっていると考えて良さそう。加えて、月曜時点から週末に雨予報が出ていた事でいつも以上に芝を刈っている可能性もありそうで、一気に高速馬場に傾くことすら考えられる。絶好の馬場コンディションで行われると想定すれば決着時計は1分33秒台前半〜中盤ぐらいにはなりそうだ。

 

どんな走破時計になるかを考える上で馬場と同じく重要なのはレース展開。

コーディエライト陣営が「何が何でも逃げる」と宣言しているが、出馬表を見渡しても逃げたいのはコーディエライト1頭のみ。レッドレグナントはデムーロ騎乗で逃げるともあんまり思えませんし、ツヅミモン、ハーレムラインぐらいしか先行タイプの馬もいない。コーディエライトがそこまでぶっ飛ばして逃げるとも思えず、常識的に考えればスロー寄りの展開になる可能性が高いだろう。

 

【桜花賞想定時計&レースラップ】

全体時計= 1:33:5

12.3 – 11.3 – 11.8 – 12.0 – 12.0 – 11.5 – 10.8 – 11.7

前半3F= 35.5

前半5F= 59.5

後半3F= 34.0

ざっくりとしたイメージはこれぐらいのペース。コーディエライトと他の馬が競り合わなければ前半3F=35.5ぐらいで落ち着きそうですし、そこから大逃げでも打たない限りは前半5F=59.5ぐらいのスローに落ち着きそう。どれくらいの馬場になるかですが、このペースで行けばレース上がりも34秒フラットぐらいにはまとまるはずで、位置取り及び瞬発力が問われるレースになりそう。

※前半33.7で後半36.1というレースラップになったフィリーズレビュー組では常識的にこの想定ラップで好走するのは無理でしょう。よほどフィリーズレビューが適性向かずに力が抜けていて好走していたのでもない限りは。

 

ちょうどこのペースと同じくらいだったのが阪神ジュベナイルフィリーズとチューリップ賞。

【阪神ジュベナイルフィリーズ決着時計&レースラップ】

全体時計= 1:34:3

12.4 – 11.3 – 11.6 – 12.4 – 12.2 – 11.9 – 11.0 – 11.5

前半3F= 35.3

前半5F= 59.9

後半3F= 34.4

 

【チューリップ賞決着時計&レースラップ】

全体時計= 1:33:4

12.6 – 11.2 – 11.6 – 12.1 – 12.0 – 11.7 – 10.7 – 11.5

前半3F= 35.4

前半5F= 59.5

後半3F= 33.9

 

もともとメンバーレベルやローテ相性が良いチューリップ賞組。それに加えて今年は大してペースも上がらずに馬場状態も当時と遜色ない状態だと考えれば、チューリップ賞組が断然有利と考えて良いはず。

終わってみれば「結局チューリップ賞組だったのね」と声が出るようなレースになるとみて予想を組み立てtた。

 

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arg1

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桜花賞 2018の印

本命 ◎

本命はチューリップ賞組のこの馬を信頼する。

スタート抜群で若干行きたがるところはあるがレースセンスも優秀。中団より前目で競馬をしながら上がりもそれなりに纏められるという優秀な馬で、いかにも想定レースラップで勝ち負けになりそうなのはこの馬だろう。

阪神ジュベナイルフィリーズ、チューリップ賞とラッキーライラックとは勝負付けが済んでいるように見えるが、単純にキレ負けしているだけというのが個人的な印象。こちらはサンデーサイレンスの血が薄いのでスローからの決め手勝負で同じ位置から競馬をすればラッキーライラックに負けるのも仕方ない。しかもチューリップ賞はラッキーライラックの方が前で競馬していたのだからそりゃ負けるだろう。

無敗の桜花賞馬がいないと騒がれているがそれはそれで理由がありそうで、牝馬クラシック路線は阪神JF→チューリップ賞→桜花賞と同期ライバルと対決する回数が牡馬よりも多く、その間に伏兵勢はどうしたら先着できるのかという試行錯誤ができるという部分が大きそう。あのダイワスカーレットもチューリップ賞でウオッカとの力差を測って本番の桜花賞で逆転しましたし、この馬も早め抜け出しでラッキーライラックを完封することを願いたい。

 

対抗 ◯ラッキーライラック

対抗は素直にラッキーライラックに逆らう要素があまりない。

スタート、レースセンス、追ってからの瞬発力と全てが素晴らしい馬で、前走のチューリップ賞では更に成長した感じも見せた。重箱の隅を突くように不安要素を見つければ「負けたことがない」くらいですし、今回の桜花賞でその弱点が見つかるかどうか。ただ、それにしてもここ2戦と同じような展開になるのであれば積極的に評価を落とす要因にもなるまい。

確かに1枠1番は包まれるリスクがあり断然人気でマークされる立場のこの馬にとってはマイナス。ただ、桜花賞で1枠の成績が悪いのは例年インの馬場が良くないことと、玉砕逃げを打つ短距離馬が垂れてきて詰まるリスクが高いからとみてよさそうで、今年はインの馬場も良くて弱い逃げ馬もいないとなると例年ほど1枠を嫌わなくても良い気がします。

そこまで能力抜けきっている馬という感じもしませんし、この枠ならどん詰まって何もできずという可能性もあるので絶対視はしませんが、評価を落としても対抗まで。

 

単穴 ▲マウレア

三番手はマウレアにします。

前述の通りで桜花賞はベタにチューリップ賞上位組を買えばいいレース。この馬は阪神ジュベナイルフィリーズとチューリップ賞でどちらも上位構想で4着以下を突き放していますし、普通に世代上位の力があるとみて良いでしょう。

唯一崩れたクイーンカップはレースラップを見てもテトラドラクマ が作り出したハイペースで脚が溜まらなかったのが敗因。今回は前述の通りで想定レースラップはスロー濃厚でこの馬が走れる条件になりそう。武豊騎手も手が合いそうなので上位評価が妥当か。

懸念は前走が権利獲得でメイチに仕上げられていたんじゃないかということだが、他の関東馬が休み明けで直前輸送なのに対してこの馬は関東馬で唯一の栗東滞在。アユサン、アパパネなど関東馬の好走ある時はそのほとんどが栗東滞在ですし、その点で他の関東馬よりは状態面不安少ないと見ました。

 

特注 ☆プリモシーン

四番手は状態さえ良ければプリモシーンは上位争いできるはず。

この馬はとにかく未勝利戦の走破時計、レース上がり、パフォーマンスが圧巻で、あのレースだけを見てもクラシック級であることに疑いの余地はない。同週のアーモンドアイの未勝利よりも明らかにこちらの未勝利勝ちの方が評価はできる内容で、それを考えても重賞勝ちの派手さの違いでアーモンドアイより人気を落とすならこちらを上位に取る。

普通に強い馬ですし桜花賞と相性の良いディープインパクト産駒ではありますが、フェアリーステークスから直行の上に直前輸送というのは不安あり。戸崎騎手がアーモンドアイよりもこちらを選んだと言うことですが、今の調子を考えるとその戸崎騎手が敗因となる可能性もあり・・・

 

△  アーモンドアイ

前走の派手なパフォーマンスだけで人気になるならアーモンドアイは少し評価を下げる。

確かに前走は道悪馬場でスローペースで断然前有利の展開を大外一気で差し切る非常にインパクト強い内容。レース上がりも加速ラップとなっていたところを差し切ったこの馬はラスト1Fを11.0ぐらいで走っていますし、良馬場の阪神マイルでスムーズに外を回せば33.0ぐらいの末脚を使う可能性は確かにある。

ただ前走のシンザン記念はお世辞にもレベルが高かったとは言えなそうで、2着のツヅミモンがクイーンカップであっさりと垂れたのを見てもアーモンドアイが差し切った馬のレベルはたかが知れている。今回の桜花賞もスローペース想定といっても前走よりは前半3Fのペースが2秒近くは速くなるはずで、そのラップを追走しても前走のような末脚が使えるのかはやってみないとわからない。

毎回のように出遅れている馬で、シンザン記念からのぶっつけ本番。その上で関東馬で直前輸送と不安要素はこれでもかと言うぐらいある印象で、前走パフォーマンスの派手さだけで売れるのであれば今回は若干嫌ってみたい。

 

△  レッドサクヤ

内枠から上手く立ち回れればレッドサクヤも台頭あってよさそう。

赤松賞の内容を見てもマウレアとはそう差がないですし、2走前に負けたインディチャンプは次走で毎日杯3着。前走のエルフィンステークスもなかなかメンバー揃っていましたし、積極的に乗ってきそうな松山騎手というのもよさそうだ。

 

△  アンコールプリュ

フィリーズレビュー組で唯一拾うとすればアンコールプリュか。

この馬に関してはつわぶき賞でのスローペースからの鬼脚を見るに前走のフィリーズレビューは展開が向いて差してきただけとは思えない。より脚が溜まる条件で鬼脚が使える可能性はなくもない。

 

△  スカーレットカラー <穴推奨>

大穴で期待したいのはスカーレットカラーか。

前走の敗因はスタートでの出遅れが全て。ここ2戦はスタート出遅れているのがネックだが、フェアリーステークスは外を回してプリモシーンと少差。チューリップ賞でも後ろで脚を溜めたとは言え上がり33.4を使えたのは評価できそうだ。

今回は内枠で岩田騎手と穴を開ける要素は揃った感じですし、とにかく桜花賞はチューリップ賞組が大敗からでも巻き返してくる傾向あり。4頭目のこの馬が高配の使者になっても。

 

△ コーディエライト

最後にコーディエライトは抑えおく。普通に考えると厳しい感じはするが、ここ2戦の大敗要因は逃げられなかったことが全て。超スローペースで先行できたとはいえ新潟2歳ステークスでは上がり33.1でまとめられていますし、楽なペースで単騎逃げ打てれば上がり34.2ぐらいでまとめて粘り込む可能性もあると見た。おそらく最低人気近くになりそうですし、抑えても損はないと見る。

 

消 フィニフティ

人気しそうな馬の中ではフィフニティはバッサリと切りたい。

新馬戦の頃から全兄ステファノスではなく母父クロフネの色が前面に出ていると評価していた馬。前走のクイーンカップはテトラドラクマが後ろを潰すハイペースで逃げた結果、そのクロフネ性が前面に出てバテずにジリジリ伸びての2着。ここ2戦を見ても上がり35秒しか使えておらず、おそらくこの馬はキレるタイプのディープインパクト産駒ではないだろう。レース上がりが34秒程度になりそうな今回はキレ負けする。

 

 

印まとめ


◯ラッキーライラック
▲マウレア
☆プリモシーン
△アーモンドアイ
△レッドサクヤ
△アンコールプリュ
△スカーレットカラー <穴推奨>
△コーディエライト

勝負度D

 

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※地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開とする場合がありますのでご了承ください。

 

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スクリーンショット 2015-12-31 15.46.00

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ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。

 

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【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目

土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。

 

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