JBCレディスクラシックの予想公開!
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地方レース考察・予想
JBC一発目はJBCレディスクラシック。正直去年の第一回開催はメーデイア以外勝てる見込みがなく、面白くないレースだったが今年はだいぶ面白そう。ここは絶対に当てよう。
展開予想(序盤)
盛岡ダート1800mはちょうどスタンド前からスタートし、一周を回り切るコース。1コーナーまではそこそこ距離があるのでそこまで枠順は関係ないか。
とはいえ、このレースのポイントはまず逃げ馬と枠順だ。
1枠1番 コーリンベリー 53kg 松山弘平
8枠15番 ブルーチッパー 55kg 幸英明
絶好枠を手にしたコーリンベリーは減量ということもあり、松山騎手は初GI制覇もかかっているため、まず間違いなくハナを主張しての逃げ粘りを考えているはず。もともと控えていい馬ではなく、ハナでスピードを活かして後続にも脚を使わせたほうがいいタイプだ。重馬場ということもあり、まず間違いなくハナを主張する。
逆にブルーチッパーはハナを主張するというより、ハナを主張せざるを得ない馬だ。大外枠を引いて、本来番手に付けられる馬であれば、コーリンベリーにかぶせる形でマークするような競馬がベストだろうが、この馬はそんな芸当はできない。とにかく今までのレースぶりを見てもハナに立たないと競馬になっていないので、今回もスタートと同時になにがなんでもハナに立とうとするはず。対するコーリンベリーは1400m戦でもハナに立てるスピード馬なだけに、ここの主導権争いはかなり厳しくなるだろう。
①コーリンベリー
②ブルーチッパー
まず位置取りはこのような順番になるとして、その次となるのが恐らくワイルドフラッパーとサンビスタ。
枠順からしても3番手はワイルドフラッパーが濃厚だ。先行有利な盛岡コースを考えても、先団にはつけたいはず。ブリーダーズゴールドカップでは逃げて標的となったため、今回の逃げ馬2頭をみられる位置はベストだろう。
そのワイルドフラッパーをマークする形の4番手が予想されるのはサンビスタ。なにせ鞍上は地方競馬のすべてをしる岩田康誠、後ろから行くはずもないし、ほぼ確実にワイルドフラッパーのすぐ後ろの位置を確保するはず。
岩田騎手の印象的だった騎乗が今年のブリーダーズゴールドカップ。スタートからずっとワイルドフラッパーをマークする位置取りを取り、3コーナーで一気に最内に切れ込み(映像で見ていただければわかるがホントに切れ込んでいる)4コーナーで内からワイルドフラッパーに並びかけて直線入り口で先頭。そのまま突き放した。
恐らく岩田騎手はこの時と同じような感じで乗ってくるはずだ。最近のワイルドフラッパーは以前と比べて4コーナーで手ごたえが怪しい時が多い。ブリーダーズにしてもレディスプレリュードにしても4コーナーで既に騎手の手がかなり動いていた。その時に並びかけて一気に抜いてしまえばワイルドフラッパーを倒すことも可能か。
①コーリンベリー
②ブルーチッパー
③ワイルドフラッパー
④サンビスタ
この並びの次はトロワボヌールとアクティビューティでほぼ間違いない。お世辞にも地方で乗りなれているとは言えない田中勝春騎手が積極的に位置を取りに行くとは思えず、アクティビューティもスピードの違いで上記4頭より前に行くことは不可能だ。
トロワボヌールに関しては重馬場はかなりプラス。ジャッカスバーグに競り勝った三浦特別は東京1600mのレコード時計であったし、倒した相手もレッドアルヴィスやワイルドドラゴンなどかなり骨っぽい相手であった。
前走は意識してか、左回りで直線の短い新潟ダート1800mを使い、最速上がりを披露して快勝。すぐ後に得意な東京ダート1600mを使う事も出来たのだから、陣営としては新潟ダート1800mは確勝&レディスクラシックへの予行演習という気持ちがあったんだろう。そういった調整過程は評価できる。
ただし、今まで道中はしっかり脚をためて直線で差し切る競馬しかほとんどしてきていない。今回はコーリンベリーとブルーチッパーが作る早い流れを捲りながら差さなければいけない地方競馬の流れとなる。重馬場適性と底を見せていない能力で差し切ってしまう可能性もあると思うが、前にいる重鎮ワイルドフラッパー、サンビスタらに太刀打ちできるとはあまり思えない。
アクティビューティはいい意味で「勝ちを狙わない」戦法をしてほしい。どう考えてもワイルドフラッパーに勝つのはこの馬の能力では無理である。変に早仕掛けで一発狙うというよりは、勝ちを狙いにいった陣営を尻目に2,3着を狙う戦法をとってほしい。そうすればレディスプレリュードもサンビスタとはそう差がないだけに馬券に絡む可能性は十分にある。
展開予想(終盤)
①コーリンベリー(最内と減量を活かしてハナ)
②ブルーチッパー(大外が響いて不本意な2番手)
③ワイルドフラッパー(逃げ馬を警戒しての3番手)
④サンビスタ(岩田騎手がワイルドフラッパーをマークする位置)
⑤トロワボヌール(勝春騎手は無理に位置を取りに行かないはず)
⑥アクティビューティ(絶対的なスピード能力としてこの位置になる)
さすがに能力が違いすぎるので地方勢はこのレースでは省略させてもらった。
恐らくこのような隊列で3コーナーあたりまで行くはずである。②と③の間がどれくらい空くか、④と⑤の間がどれくらい空くかがレースのポイントとなりそうだが、私の見解としては②と③の間はそこまで空かない(逃げ残りへの警戒は凄くあるはず)④と⑤の間はそこそこ空くはず(騎手と馬の地方競馬への順応力の差)という風に考えている。
3コーナーあたりからスピードが上がり、ワイルドフラッパーとサンビスタがまず動き始める。ここで突かれたブルーチッパーは恐らくこの時点で馬券争いからは脱落するはずだ。番手から捲られて粘れるほどこの馬は強くない。
ここでワイルドフラッパーがどこまで動けるかがポイント。ワイルドフラッパーは先ほども述べたように最近は4コーナーでの手ごたえが怪しい。恐らくコーリンベリーまで捲りきれるほど動けるのかがわからない。ここにワイルドフラッパーの今回の弱点があると私は考えている。
☆4コーナーでコーリンベリーを捲り切れずに逃げ切りを許す
☆ 4コーナーでの機動力の差でマークされていたサンビスタに先を越される
恐らく4コーナーから直線入り口でワイルドフラッパーが先頭であれば、そのままワイルドフラッパーが1着でゴールする可能性は高い。事実、その確率もかなりあると思うため、ワイルドフラッパー頭の三連単のオッズも色々と確かめた。だが、ワイルドフラッパー頭の三連単はすさまじく売れておりまったく馬券的妙味がない。それならば上2つのシナリオでワイルドフラッパーを負かしてみたくなるのは私だけではないだろう。
ワイルドフラッパー勝利の可能性はかなりあると思うが、あえて負ける想定での予想を組み立てます
すべては馬券的妙味のため。可能性があるなら魅力的な方を選びます。
JBCレディスクラシック 予想
◎サンビスタ
○コーリンベリー
▲ワイルドフラッパー
△トロワボヌール
本命は◎サンビスタに打った。
何といってもブリーダーズゴールドカップでワイルドフラッパーを撃退したレースの内容が圧巻だった。岩田騎手が地方競馬のすべてを知り尽くした騎乗で0.6秒差をつけた。大レースになればなるほど勝つための一発を狙える岩田騎手だけに、今回も相手をワイルドフラッパーのみに絞った徹底マーク騎乗をするだろう。その結果、4コーナー入り口でワイルドフラッパーを捕らえられば頭があっていい馬だ。
対抗は○コーリンベリーにした。
先ほどの展開考察の際にも述べたが、ほぼ間違いなくハナに行けそうで53kgの斤量。東京マイルで重賞2着の実績もあり、牝馬同士で地方コースなら1800mはギリギリ持ってもいいはずだ。4コーナーで捲りにくるワイルドフラッパーとサンビスタに捕らえられずに4コーナーを先頭で迎えることができれば、先行絶対有利の盛岡コースならそのままゴールに駆け抜ける可能性もあるはずだ。
▲ワイルドフラッパーは勝つ可能性は50%近くはあると思うが、上記の理由で2,3着の可能性も十分にある。今回はその妙味を重視した。
☆と△は差しのタイミングがワンテンポ遅れるはず。その競馬では地方重賞を勝ちきることはできず、馬券内に飛び込むのが精いっぱいか。
展開的に最もきつそうなブルーチッパーは無印とする。急成長で克服されたらそれまで。
勝負の買い目
馬単◎○⇒▲
三連単◎○⇒▲⇔◎○☆△
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Comment
KAZ様
はじめまして、ヤスダッシュと申します。
JBCレディスクラシック的中おめでとう御座います。
的確な予想でおみそれしました。
今後も勉強させてもらいます。
ヤスダッシュ様
コメントありがとうございます。KAZで御座います。
ワイルドフラッパーとサンビスタの位置どりは逆でしたが、レースの流れと岩田騎手の技術、そしてトロワボヌールは差してきても頭はないということは書いておきましたので、そこそこ良くできた予想だったかと思います。これからも何卒よろしくお願いいたします。