日経賞 [2] 長距離適性が重要視される一戦
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重賞レース考察・予想
さて、いよいよ今週末からプロ野球が開幕。
近年ここまで開幕が楽しみなシーズンもないでしょう。
我がDeNAはここ15年馬鹿にされ続けてきましたが、今年は優勝は無理にしても、クライマックス進出は十分にあると思います。
とにかく開幕時点で先発を4人確定できているのは大きい。あとの一枠も三嶋がなんとか埋まってくれそうですし、あとは三浦と若手でやりくりできればローテーションが回ります。高さ危険太郎くんを出さなくてもいいくらいにしてほしいです。
筒香、梶谷も好調ですし、ロペスもバシバシ打ってる。こうなると本当にあとは抑えだけ。キヨシはドラ1の山崎を回すとか言ってますが、そりゃギャンブルだぜという気持ちしかない。
三上が復帰するまで後ろの布陣も若干不安ですし、早めに勝利の方程式を作ることができれば今年は馬鹿にされないシーズンを送ることができるかもしれません。
長距離適性が重要視される一戦
だが、これは前走内容から見て面白そうという意味であり、このレースで本命にすべきという推奨ではない。
なぜなら、この推奨馬はちょっと日経賞の好走傾向からはズレている。大穴としては面白いが、本命に据えるのはちと怖い。
日経賞の好走傾向、それは、
長距離をこなせる適性があるかどうか
これに尽きる。
この時期の中山コースは非常にタフな舞台。そこで行われるこの時期の最長距離距離ということもあり、スピードよりも何よりも長距離を走れるスタミナやタフさが重要になってくる。
参考までに過去5年(2011年は阪神開催なので除外)の3着馬を見てみよう。
[2014年]
1着:ウインバリアシオン 父ハーツクライ(長距離◯) 菊花賞2着 天皇賞3着
2着:ホッコーブレーヴ 父マーベラスサンデー(天皇賞3着) 母父ダンシングブレーヴ
3着:ラストインパクト
[2013年]
1着:フェノーメノ 父ステイゴールド(長距離◯)
2着:カポーティスター 父ハーツクライ(長距離◯)
3着:ムスカテール 父マヤノトップガン(菊花賞1着 天皇賞1着)
[2012年]
1着:ネコパンチ 母父ダンシングブレーヴ
2着:ウインバリアシオン 父ハーツクライ(長距離◯) 菊花賞2着
3着:ルーラーシップ
[2010年]
1着:マイネルキッツ 自身が天皇賞制覇 父チーフベアハート(長距離◯) 母父サッカーボーイ
2着:エアシェイディ 母父ノーザンテースト
3着:トーセンクラウン 父オペラハウス(長距離◯) 母父ダンシングブレーヴ
[2009年]
1着:アルナスライン 自身が菊花賞2着
2着:マイネルキッツ 父チーフベアハート(長距離◯) 母父サッカーボーイ
3着:モンテクリスエス 父シンボリクリスエス(長距離◯)
こんな感じでほとんどの馬が長距離を走れる裏付けがあった。
自身が菊花賞、天皇賞で好走をしているか、血統的にスタミナ溢れるような馬がこのレースでは活躍している。
フェノーメノ、ウインバリアシオンはどちらも長距離実績バツグンだが、衰えが見え始めている。(フェノーメノについては後日、個別に取り上げようと思う)
サウンズオブアースは菊花賞2着だが、休み明けとこの世代のレベルが未だに疑問、それでいて人気をするのであれば本命にはしたくない。
アドマイヤデウスは力はある馬だし中山コースは合うと思うが、アドマイヤドン産駒でイマイチ長距離向きなイメージは湧かない。
タマモベストプレイはキレない馬だからこそ、相対的に距離を伸ばしたほうがいいタイプだが、本質的に長距離タイプというわけではない。
ラブイズブーシェは前走で長距離は向かないことが判明。今回も適正外となる可能性が高い。
そうやって考えていくと、やっぱり最後に残るのはクリールカイザーなんですよ(汗)
父キングヘイロー(ダンシングブレーヴ)×母父サッカーボーイで血統的には文句無し。
今回はペースも先行馬に向きそうで、前へ行くだろうこの馬にとっては展開利がかなりありそう。
ステイヤーズSでも3着に走っており、長距離戦への不安もなし。
加えてこの馬はなんだか人気しないタイプで、今回も下手するとサウンズオブアースとアドマイヤデウスに次ぐ3番人気とかになる可能性も有る。
人気次第ですがクリールカイザー本命でもOKなレースだと思います。だけど、私としてはクリールカイザーはもっと先で本命を打ちたい馬。ここではなるべく狙いたくはない。
と考えていくと、もう一頭本命馬候補が浮かび上がってくる。
さっきから何度も出てくるダンシングブレーヴの血を持ち、父は長距離実績のある血統で、自身の長距離実績も抜群。
近走はスランプ気味のように見えますが、前走は明確な敗因がありましたし、去年も秋大敗で同じようなローテーションでこの日経賞を使ってきています。
もともと休み明けは(2-2-1-1)と抜群にいい馬ですから、調教でびっしりと追ってさえいれば、この馬から入るのが一番得策かなと感じています。
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絶対的な存在だったロードカナロアが去った後のスプリント界は、春の高松宮記念をコパノリチャード、秋のスプリンターズSをスノードラゴンが制したものの、どちらも馬場が悪い中で行われ、ハッキリ言えばスピード勝負ではなく、道悪適性が問われるだけのレースだった。ハッキリ言えば、先に繋がる1戦ではなかった。つまり、スプリント界は未だに混沌、どんな馬にもチャンスがある状況だ。
今年の顔ぶれも、昨年の覇者コパノリチャード、復調気配が見える実力馬ハクサンムーンにミッキーアイル、G1制覇まであと一歩が続くストレイトガール、勢いのあるアンバルブライベンなどなど、多士済々な満面。更には、昨年の香港スプリントを制覇したエアロヴェロシティが海外から参戦。馬券的には絶対に面白いレースではあるが、当り障りのない公式コメントや、まばらに散った新聞の印だけを頼りに馬券を買うようで、的中に近づくことなど不可能に近い。
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