【日経新春杯2021の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します
公開日:
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最終更新日:2021/01/14
重賞レース考察・予想
日経新春杯2021(中京芝2200m)の考察です。
1月17日に中京競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はアドマイヤビルゴ、ヴェロックス、クラージュゲリエ、サンレイポケットなど。中京競馬場の芝2200mで行われるGIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
今週は重賞考察の一発目が遅れまして申し訳ありません。ブログのレース回顧も書けていませんし、もう年明けから金杯〜3日間開催のイレギュラー開催でレース回顧や事務作業でいっぱいいっぱいな状況でございました。ちゃんとしたブログでのレース回顧は来週から実施しようと思いますので今週はご容赦ください。
まぁ簡単に年明けからの総括を書いておくと、あんまり買いたいレースがなくて2021年になってからほとんど馬券を買っていないというのはありますが、重賞も平場もさっぱりまだ当たらずで馬券的な年明けはまだ来ておりません(汗)まぁそろそろドカンと当たるんじゃないかと見て、ある意味気楽に、ある意味真剣に今週末の競馬に臨もうと思います。
それにしても年明けの4つの重賞は「ここまで難しい展開はあるのか?」と思うぐらいに、事前にさっぱり予想がつかない展開ばかりでかすりもしない結果続き。中山金杯はびっくりするぐらいの超スローで、京都金杯とシンザン記念は一番逃げないと思われていた馬の逃げ粘り、フェアリーSは3歳の牝馬重賞で捲りが入っての差し追い込み決着ですからね・・・競馬というのはつくづく難しいと感じさせる年明けの重賞結果でした。
さて、簡単な回顧を書き終えたところで、今週も週末の重賞の考察を始めようと思います。
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日経新春杯 2021 考察
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レース傾向
例年は京都芝2400mで行われていた日経新春杯だが、今年は京都競馬場の改修工事に伴って中京競馬場での開催に。直線平坦でなおかつ勝負所から下り坂になってのロンスパ戦になりやすかった京都芝2400mと、急坂を2回越える中京芝2200mは全く異なる舞台と言って良さそうで、これまで行われた京都金杯、シンザン記念と同様に中京競馬場で行われることで恩恵を受ける馬、受けない馬を慎重に選ぶ必要があるだろう。
開催場の変更こそあるが、傾向として変わらなそうなのが日経新春杯は明け4歳馬が圧倒的に強いということ。過去10年スパンで見てみても、明け4歳馬が8勝という圧倒的な成績になっており、もうこのレースはとにかく明け4歳馬が強いと見て良さそう。
まぁ普通に考えてGIIながらハンデ戦ということもあり、なおかつ芝中距離路線の一線級の馬はジャパンカップや有馬記念を使った後で休養に入っている時期。5歳以上の馬は若干能力が落ちる馬が集まることが多く、そうなるとちょうど成長期を迎えつつある明け4歳馬のこれからGIで活躍するような馬がハンデの恩恵も受けて活躍しやすい傾向。今年で言えばアドマイヤビルゴなんかはいかにも例年の日経新春杯で好走しやすいイメージだが果たしてどうなるでしょうか。
POINT1 → 直線平坦の京都芝2400mと急坂を2回越える中京芝2200mは全く異なる舞台。当然例年とは傾向が変わる。
POINT2 → 古馬の中距離路線の一線級が休養している時期に行われるハンデ戦。よって成長期の明け4歳馬の活躍が目立っている。
レースラップ分析
今年は京都芝2400mでなく中京芝2200mでの開催になるため、例年のレースラップ傾向は参考になりません。というわけで、2020年に行われた中京芝2200mの全てのレースのラップタイム(不良馬場で行われたレースを除く)をまとめてみました。
以上のレースラップの平均をとったものがこちらになります。
12.7 – 11.4 – 11.9 – 13.1 – 13.1 – 12.5 – 12.2 – 12.1 – 11.8 – 11.5 – 12.1 (前半3F=36.0 – 後半3F=35.3)
だいたい中京芝2200mのイメージ通りのラップ傾向になっているような感じがします。こちらの平均ラップをコース図を見ながら解説しましょう。
スタート直後とゴール前で2回も急坂を登るということで基本的にかなりタフな条件。1000mぐらいの地点が小高い丘のような感じになっており、ちょうど向こう正面でペースが緩みやすい区間ということもあってここで中弛みのラップになりやすい。2020年の中京芝2200mの平均ラップを見てもその部分はしっかりと13秒台になっているはずです。
そこで一気にラップが緩んだ後、3コーナーぐらいからはずっと下り坂になるのでペースアップが早くなりやすい。同じ左回りコースの東京競馬場や新潟競馬場と比べてもスパート地点がかなり早くなるので、その分でスパッとキレる馬よりもじわじわと長く良い脚を使えるような馬が有利になります。ラップタイムから見てもロンスパ適性が問われる上に急坂を2回越えるタフな舞台でもありますからスタミナがない馬では厳しいと思います。
POINT1 → スタート直後とゴール前に急坂があるのでかなりタフでスタミナが問われる舞台。
POINT2 → 向こう正面の小高い丘の部分でラップが緩むが、そこから下り坂になるのでスパート地点が早くなりやすい。ロングスパート性能が問われる舞台だ。
血統傾向
今年は京都芝2400mでなく中京芝2200mでの開催になるため、例年の血統傾向は参考になりません。というわけで、過去2年の中京芝2200mの血統傾向をまとめてみました(今回出走している種牡馬のみになります)
勝利数1位はディープインパクト産駒になりますが、ディープインパクト産駒と同じくらいによく走っているのがルーラーシップ産駒とハーツクライ産駒。この2つの種牡馬に共通しているのがトニービンを持っていることで、前項で解説した通りでスパート地点が早く長く良い脚を問われやすいのでトニービンの血が有利になりやすい舞台だと思います。
POINT1 → ロンスパ性能を問われるのでトニービンを持つ馬の成績が良い舞台傾向。
考察まとめ
というわけで枠順発表前の日経新春杯の想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ(当サイト予測)
人気 | 馬名 | オッズ |
1 | アドマイヤビルゴ | 1.8 |
2 | ヴェロックス | 4.2 |
3 | クラージュゲリエ | 7.8 |
4 | サンレイポケット | 8.4 |
5 | ダイワキャグニー | 11.5 |
6 | サトノソルタス | 18.2 |
7 | サトノインプレッサ | 24.5 |
8 | ワセダインブルー | 28.2 |
9 | レクセランス | 33.0 |
10 | バレリオ | 38.4 |
11 | リンディーホップ | 52.0 |
12 | ミスマンマミーア | 62.0 |
13 | タガノアスワド | 93.0 |
14 | ナイママ | 115.0 |
15 | ミスディレクション | 121.0 |
16 | マイネルファンロン | 125.0 |
17 | エアウィンザー | 144.0 |
18 | ロサグラウカ | 255.0 |
ようやく重賞にまで歩を進めてきた超高額馬アドマイヤビルゴが話題性も伴って断然人気になるか。2番人気もクラシック活躍馬のヴェロックスと見ていはず。それ以下はクラージュゲリエ、サンレイポケット、ダイワキャグニーなどが続くんではないでしょうか。
※今のレベルの高い競馬ファンたちに勝つためには事前にどういうオッズになるのかを把握しておくのが重要。あなたが買おうとしている馬が果たして穴で買えるのか、それとも穴人気してしまうのかは最初から考えておきましょう。というわけで、今年から玄人層に買われて穴人気しそうな馬をピックアップしておきます。
玄人人気ターゲット馬=サンレイポケット
もうどう考えても今回の穴人気ターゲットはこの馬で決まり。もうある程度競馬を知っている人は全員この馬を狙うと思うので、間違っても穴で買えるなんて思わない方が良さそうです。
最後に現時点で面白いと思う馬をピックアップ!
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もともと条件戦時代に「この馬相当強いんでは?」と思わせたのが今回の中京コース。前走に関しては馬場バイアスを全く理解していなかった鞍上が直線で伸びないインに突っ込んだのが敗因の全てですし、もうこれ以上ない絶好条件に見えるここならば信頼していいんじゃないでしょうか。
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
↓↓↓
ダイワキャグニー
上位人気のアドマイヤビルゴ、ヴェロックス、クラージュゲリエにもそれぞれ不安な点はあるんですが、メンバーレベルが低いので普通に走っちゃいそうな感じもするんですよね。そうなると相対的に怪しいのはこの馬か。立ち回りタイプなので末脚の質が問われる今回の舞台はちょっと違う感じがします。
さて、新年にもなりましたし、、、
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1-1 競馬は本当に勝てないものなのか?
1-2 公営ギャンブルの中で競馬は最も当てるのが難しい
1-3 いかにして回収率 100%の壁を越えるか
1-4 「勝ちたいならレース数を絞れ!」という定説への反論
1-5 まず何よりも先に帳簿をつける
<第2章. 現代競馬予想概説>
2-1 レースによる思考転換
2-2 穴馬を狙うことが競馬ではない
2-3 人気馬が走るレース、穴馬が走るレース
2-4 数学 I・A の知識が競馬には必須である
2-5 競馬力は地頭の良さに比例する
2-6 競馬予想とラプラスの悪魔
<第3章. 現代競馬買い方概説>
3-1 あなたは割り算ができますか?
3-2 当たる馬券しか買わない思考
3-3 予想と同時に買い方を考える
3-4 予想と同じ馬券しか買わない
3-5 座席を埋めるという買い方思考法
3-6 「本命→穴」と「穴→本命」は同じこと
<第4章. 現代競馬買い方実践>
4-1 2、3着固定馬券
4-2 行った行った馬券
4-3 枠順決め打ち
4-4 少頭数レース
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火曜日に先週の重賞回顧を配信します。後ほど下記に詳細を書いておりますが、金曜日に配信する重賞まとめデータに結果を書き入れた形のPDFファイルとしても配信します。
【水曜日】地方競馬の重賞予想
地方交流重賞並びに南関競馬の重賞をメルマガ限定コンテンツとして配信しております。だいたい地方競馬の重賞は水曜日に行われるので、水曜日にメルマガにて予想を配信しております。
※以前は地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開としていましたが、今後はメルマガ限定のコンテンツとなります。
【木曜日】中央競馬の全レース回顧
木曜日には前週に行われた中央競馬の全レース分の回顧文&データを配布します。
各競馬場ごとに前週に行われた全てのレースの詳細と勝ち馬の評価、そしてそのレースで不利を受けた馬や次走注目するべき馬、危険な人気馬などを全て網羅して配信しております。
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エクセルファイルにて競馬場ごとに新馬戦から上級戦まで、全てのレースの結果情報、レース回顧コメント、先週の結果分析のタイムランク情報などを載せたデータファイルを毎週配信しています!
正直言って回顧をやっているブログ、メルマガはあれど、中央競馬の全レースの回顧をまとめて配信している媒体はウチだけだと思います。
これを見れば縦比較で走破時計やレースラップがどれくらい優秀なのか把握できますし、予想の際にこれを見ればどの馬が強いレースを戦ってきたのかが一目瞭然です。
ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。
【金曜日】重賞まとめデータ配布
金曜日は重賞のまとめデータを配布します。この時点で重賞のプレ予想を配信いたします。
このような形で週末の重賞の出走馬の全頭レビューを印付きでPDFファイルにて配信いたします。
【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目
土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。
【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目
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