【2016】神戸新聞杯の予想を公開!
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重賞レース考察・予想
今日は9/25(日)に行われる神戸新聞杯の予想です。
土日は晴れ予報でしたが、関東は結局土曜もどんより雨模様でしたね。いい加減時晴れ模様が見たいものです。
土曜はサイトに掲載もしたオープンレースと中山メインが大本線でドンピシャに当たるも、平場の勝負レースがさっぱりで申し訳ない感じ。個人的にはだいぶプラスで終われましたが、日曜は重賞も平場も全てサクッと当てたいところです。
神戸新聞杯 予想
週の最初にも書きましたが、オルフェーヴル、ゴールドシップ、エピファネイア、ワンアンドオンリーと春のクラシックで勝ち負けしてきたような有力馬が順当に勝つのがこのレースの特徴。昨年のリアルスティールこそ2着に終わりましたが、基本的には強い馬には逆らわない方がいいレースだと思います。
今年の3歳馬はかなりレベルが高い世代ですし、その中でも大将格の存在であったサトノダイヤモンドがここでも断然の存在。ディーマジェスティ、マカヒキが順調に秋初戦を突破したことからもこんなところで負けてはいられないでしょう。
土曜日の阪神芝の馬場を見ても、阪神の芝は週中の大量の降雨により、先週までのようなインを上手く立ち回った馬が残るような馬場ではなくなった感じ。特に土曜最終レースではインを通っていたルナーランダーがかなりロスありながら外に出したところ、そこから一気に伸びてきました。今の阪神は馬場の中〜外ぐらいが一番伸びる印象で、かといって外差し馬場という感じでもないタフ差し馬場。大外一気がバンバン決まるような馬場ではないですが、外めからじわーーっと進出した長く良い脚を使える馬が豪快に突き抜けるような馬場と言って良さそうです。
こうなると外枠を引いたサトノダイヤモンドは無難に折り合って外から差してくるでしょうし、道悪馬場とかタフ馬場とかそういう次元の馬ではないでしょうから、ここは外から突き抜けて勝ち負けになるのが容易に想像できそう。ただ、当日昼時点で単勝オッズは1.3倍と久々に見る一本被りな感じですし、いくら強い馬といっても今回はトライアルの舞台。先週もディーマジェスティとシンハライトは結構ギリギリな勝ちだっただけに小波乱くらいはあってもいいかなと思っています。
というわけで、予想の発表。
本命は◎サトノダイヤモンドが人気でも堅軸でしょう。
今年の3歳世代はマカヒキ、ディーマジェスティにこの馬を加えた3強と称されますが、その中でも最も強い馬はと聞かれれば、おそらく一番の支持を集めるのはこの馬なはず。スタート、折り合い、追ってからの反応などあらゆる要素がパーフェクトという印象の「走るために生まれてきた生物」という感じの馬。父ディープインパクトを凌駕するぐらいの才能がありながら、未だにGIを勝てていないのはサトノ冠の運のなさというべきか、生まれた世代が悪かったというべきか。
今回は大外枠を引いて菊花賞の前哨戦となれば、そこまで位置取りは気にせずに折り合い重視の競馬になるはず。それでも全く問題ないくらいの能力はありますし、外めが伸びる馬場を考えてもこの馬の勝ち負けは堅いでしょう。
対抗は◯レッドエルディストにしました。
末脚の破壊力だけならばこの最強世代の中でも五指に入ると言っていい一芸に秀でた馬で、頭角を現したのはメンバーレベルが高かった大寒桜賞。スローペースで完全に前が有利だったレースを、後方から一頭だけ違う末脚で突き抜けた内容はただただ強いの一言。その後の青葉賞も一頭だけ全く違う末脚で追い込んできての2着ですし、日本ダービーは出遅れて大外をぶん回したロスや強行軍での出走だったことを考えても許容範囲の負けか。
ギアチェンジなんていう言葉が全く似合わないタイプの差し馬で、エンジンかかるまでに時間がかかるも一度エンジンがかかったらどこまでも伸びていくような末脚を見せる馬。距離は長ければ長いほうがいいでしょうし、直線の長い坂のあるコースはこれ以上ない条件。神戸新聞杯はマジェスティハーツのようなどっしり系差し馬が大外から突っ込んでこれるレースですし、いかにもそのイメージに合致するこの馬は今回狙い目でしょう。
土曜の馬場を見た感じでは、外めからも十分に伸びてこれる馬場でしたし、ちょっと後ろから行きすぎる点はネックですが、こういう癖ある大外一気の馬は四位騎手が最も得意とするタイプ。時に完璧で大胆な立ち回りでアッと驚く一発を見せてくれる騎手なだけに、ここは大外から豪快に突き抜けて最後はサトノダイヤモンドまで差し切ってくれると最高です。
単穴は▲ナムラシングンにしました。
能力面はレッドエルディストのほうが上と見ていますが、今の阪神の馬場に合うのはこの馬と見ています。土曜の馬場を見る限り、外めからじわーーっと上がってくるタフな差し馬がほとんどのレースで勝利していた感じで、今回そのイメージに完全に合致するのはこの馬か。
サトノダイヤモンドとは皐月賞で勝負付けがついていると思われていますが、皐月賞での直線入り口の不利は前がカットされた分、ナムラシングンの方が被害は大きかった感じ。休み明け初戦の宮崎特別はタフ馬場の夏の小倉開催の中で瞬発力だけで突き抜けたような圧巻の内容で、まだほとんど能力を見せていないようなレースでした。あれを見る限り成長度は相当ありそうで、距離延長も坂のある阪神コースもタフ馬場も全て向くはず。一度使った強みがあれば少しぐらいはサトノダイヤモンドに逆転の可能性あっても良さそうです。
2番人気のエアスピネルはもっと距離不安で嫌われると思っていましたが、馬連のオッズを見る限りはほとんどのファンはサトノの相手はこの馬1頭と考えている感じ。ただ、日本ダービーで2400mを克服したとはいえ、東京芝2400mは内枠を引けば立ち回り次第で何とでもなるコース。武豊騎手が完璧に乗って4着に残したという言い方が正解なはずで、菊花賞に直結するタフな舞台となる神戸新聞杯では嫌って妙味でしょう。
もちろん日本ダービーの5ハロン連続の最後のラップを走り抜いているわけですからこの馬が弱いはずがなく、ここも好走してなんら不思議はない馬です。ただ、インで立ち回る馬があまり来ていない馬場傾向ですし、武豊騎手は菊花賞を意識した競馬をするということなので、恐らく位置取りは後ろめの差し競馬になるはず。オッズ妙味を考えても今回は嫌いたいところ。
カフジプリンスは神戸新聞杯で相性の良いハーツクライ産駒で、しかも前走は菱田騎手の完全なる乗りヘグリなので今回は狙い目に見えますが、やはりこのローテーションは無理がありすぎる。すでにこの夏で5200m走っていますし、神戸新聞杯と菊花賞を含めるとこの秋に1万mもの距離を走ることになります。意外にも前走2600m組は神戸新聞杯では馬券に全く絡めていませんし、それも夏にそういう条件を使うと余力がないからでしょう。そういうレースを2戦連続で使ってきてのココは非常に買いにくい。
また神戸新聞杯というレースがインを上手く立ち回って伸びるというレースでもないですし、今の馬場もあまりインにこだわらないほうが良さそうな馬場。この枠を引いて岩田騎手が乗るとなれば、まず脚を溜めてインを突く競馬をしてくるはずで、馬群を捌く競馬をしているうちに外から勢いをつけた差し馬に飲み込まれる気がします。
ミッキーロケットは夏の上がり馬という認識が多いのかもしれませんが、この馬は夏で成長している感じはあまりなく、春までの能力で夏もこなしていた印象が強い馬。春はつばき賞でナムラシングンに完敗。スプリングステークスでも出遅れたとはいえ完敗の内容ですし、この最強世代の重賞では通用しないと見て良さそう。キングカメハメハ産駒が得意な小回り2000mからよりタフでスタミナが要求される阪神芝2400mに替わるのもプラスとは思えません。
印まとめ
◎サトノダイヤモンド
◯レッドエルディスト
▲ナムラシングン
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