【2016】中山記念 / 有力馬考察(ドゥラメンテ、リアルスティールなどの徹底分析)
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最終更新日:2016/02/26
重賞レース考察・予想
今日は2/28(日)に行われる中山記念のレース考察を行います。中山芝1800mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
第90回 中山記念 (G2)
2冠馬ドゥラメンテが復帰!リアルスティール、イスラボニータも参戦!
しかし!馬券は休み明けのドゥラメンテより…
今日はサカナクションの東京公演を観に、国際フォーラムに行ってきます。個人的に国際フォーラムって凄く好きで、なぜ好きかというと音響が凄く良いのです。ちゃんと音を聴きたいライブで一番嬉しいのは国際フォーラムでやる時。
ただ、傾斜がきついのでアーティストを見下ろす感じになるので、あんまり後ろ過ぎると残念なんですよね。今回は結構後ろの席みたいなので、音を楽しむ感覚で行ってまいります。
あと国際フォーラムはオールシッティング席なのであんまり騒げないのもネックですね。ただ、いつぞやのFRANZ FERDINANDの来日公演の時、観客があまりの盛り上がりでシッティングルールを無視してみんなで最前に押しかけた時はカオスでした。ああいうライブは久しく見ていないなぁ。。。
ひとまずサカナクション楽しみに行ってまいります。
【2016】中山記念 予想考察
中山記念 有力馬考察
早速、有力馬の考察に入ります。netkeibaの上位人気想定の5頭を取り上げてみます。
ドゥラメンテ
この馬が強いなんて事は今更ここで書くつもりもありません。まともな状態なら圧勝でしょう。スローペースで前が粘れるとかそういう次元の馬ではありません。現5、6歳の世代はレベルが相当低そうですから、ドゥラメンテの状態がまともだとすれば倒せるのは現4歳世代しかいないと思っています。その4歳世代も皐月賞とダービーのパフォーマンスで完全にドゥラメンテが抜けていたのでまともなら勝てないと思いますが・・・
中山コースは問題なし。というより、この馬は一瞬のギアチェンジスピードと加速力が最大のセールスポイントなので中山コースの方がいいと思います。皐月賞で見せた圧倒的なパフォーマンスを観ても真違いないでしょう。中山芝1800mはベスト条件ともいえますし、万全なら確勝級。
ただ、万全ならというのが条件。今回は骨折放牧明けです。あのキズナも騒がれているほど大した馬ではなかったとはいえ、骨折後は能力がだいぶ落ちていた印象。大事な成長期を骨折で棒に振っている事もあり、まともなら確勝級でも今回は怪しまざるを得ないでしょう。
扱いが難しいですが、この馬が勝っても飛んでもどちらでも良い馬券を買いたいところ。「馬券は買い方勝負!」さんが推奨されていた「断然人気馬を無視したワイド勝負」なんて面白いかもしれませんね。
リアルスティール
菊花賞の内容を見ても純粋な能力ではキタサンブラックやリアファルより上。そのキタサンブラックが有馬記念で差のない3着だった事を考えても、この馬もまともなら現4、5歳馬よりは強いでしょう。
ただ、ドゥラメンテもまともだった場合はまず間違いなく負けると思います。折り合いの事を考えても1800mという距離は良いでしょうし、レースセンス抜群の馬なので中山コースも問題なし。スローペースになりそうなのである程度自在性ある脚質なのも良さそう。鞍上が復帰後全く乗れていないのはネックですが、そういうのどうこう言うレベルの馬ではないかなとも思っています。
ドゥラメンテが故障明けの影響で今回万が一飛んだとしてもこの馬まで崩れる事はないはずで、本命馬→ドゥラ、リアル→のフォーメーションを組めば安心できると思います。どの着順になるかはドゥラメンテの出来次第という感じでしょう。
イスラボニータ
現5歳世代で孤軍奮闘を続けている印象のトップホース。ライバルだったワンアンドオンリーはもう走る気力をなくしかけている感じすらあり、この馬が頑張らなければ谷間の世代という評価を覆せません。
2000mを使うとどうも最後が甘くなる馬で、適性は1600m〜1800mといったところ。この馬はとにかく追ってからの反応が良いので、ギアチェンジ戦は大得意なはず。ただ、あまりに反応が良いので蛯名騎手は毎回早仕掛け気味に追ってしまい最後に脚をなくす事が多いです。その意味でも1800mは良いですし、直線の短い中山コースも合うはず。
東京巧者で中山が不安という意見もありますが、個人的にはこの馬は東京よりも中山の方がいいはず。とにかく追って一瞬でビュンと伸びるので2ハロン差し適正高い印象。
ただ、今回はドゥラメンテとリアルスティールが強すぎる気がします。イスラボニータも5、6歳馬のボスである事は間違いないですが、現4歳はその世代とはちょっとレベルが違う印象。どちらとも全く能力出せず、ということはないでしょうし、相手が出来落ちでなければ能力的には劣ると見ています。
アンビシャス
デビュー当時からラジオNIKKEI杯までの印象は「スタート良く、折り合いもついて、追うと即座に反応するレースセンス抜群の馬」という印象。距離適性的には反応が良すぎるので1600m〜1800mくらいが良いはずで、瞬時に反応するギアチェンジ力を考えてもコーナー4回の1800mがベスト。それはラジオNIKKEI杯の圧勝ぶりを見ればわかるでしょう。
そんな優等生だった馬ですが、デムーロが騎乗してから歯車が狂った印象。毎日王冠では出遅れてスムーズな競馬ができず、優等生のイメージからはかけ離れてしまった印象です。
まだラジオNIKKEI杯勝利しか実績がなく、恐らく春の最大目標は安田記念。6月になると4歳馬は賞金が半額になるので、ここは何としてでも賞金を加算したいはずで、ドゥラメンテやリアルスティールよりは本気度が間違いなく高いはず。
共同通信杯では2強に完敗という内容ですが、ディープインパクト産駒の成長力やこの馬がデムーロ前に見せていた素質を考えれば逆転も不可能ではないはず。今回はラジオNIKKEI杯までのパートナーだったルメール騎手に戻りコーナー4回の1800m。ここで2強を倒して勢力図を塗りかえる可能性は結構あると思っています。
ロゴタイプ
中山巧者で先行馬、今年はスローペース濃厚で能力的に抜けた馬が何頭かいます。そうなると玄人になればなるほど狙いそうなのがこの馬。もちろん朝日杯、皐月賞などの好走を見ても中山コースが得意なのは事実。抜群の立ち回り力はトリッキーな中山コースでこそ活かされるもの。
ただ、どう考えても穴人気するはずで、それに加えて今年はスローペースのギアチェンジ戦になりそう。オールカマーを見てもあっさりとショウナンパンドラとヌーヴォレコルトに突き放されていますし、昨年の中山記念は道悪が向いた感じ。前々で上手く立ち回ったところで、良馬場なら直線で一気にドゥラメンテ、リアルスティール、イスラボニータ、アンビシャスあたりに突き放されそうなイメージはあります。取捨はオッズ次第でしょうか。
今年の中山記念は2016年の競馬を占うと言ってもいいくらいの豪華メンバー。京都記念に超一線級が揃わなかった分、ここはもう2016年のオールスター前哨戦のような熱い戦いが見られるはずです。
よって今回は穴馬の台頭は厳しいというのが個人的な考え。ただ、そういうレースでも現代競馬はオッズがおかしいので、何頭か人気馬を嫌えば妙味がでたりします。今回嫌うとしたらこの馬を予定しています。
どれくらい玄人人気するかですが、冷静に考えて能力的に通用しないでしょう。
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