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【宝塚記念2020の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します

公開日: : GIレース考察・予想

宝塚記念2020(阪神芝2200m)の考察です。

6月28日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はサートゥルナーリア、ラッキーライラック、クロノジェネシス、ブラストワンピースなど。阪神競馬場の芝2200mで行われるGIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。

 

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2019年6月23日(日)宝塚記念(G1)
1着12リスグラシュー(3人気)
2着1キセキ(1人気)
3着11スワーヴリチャード(6人気)
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宝塚記念 2020 考察

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レース傾向

怒涛の東京開催の連続GIが一息ついて春の総決算=宝塚記念がやってきました。これが終わってしまうと秋のスプリンターズステークスまではGIレースがありません。その時には競馬場に遊びに行けるようになっているかは分かりませんが、しばらくはやってこないGIレースで悔いを残さないためにも噛み締めるように楽しみたいところです。

 

宝塚記念が行われるのは「梅雨時期」の「阪神競馬場の開催後半」に行われる非主流条件の「阪神芝2200m」という条件。

今年は特にそうですがこの時期の競馬は週末に雨の影響を受けやすく、阪神競馬場の芝コースも開催後半になるとかなりのタフ馬場になっているのが例年の傾向。そんなタフ馬場で直線が短い芝2200mの非根幹距離という特殊な条件で行われるということでかなりクセがあるレースということができます。

 

宝塚記念で要求される適性はざっくりいうと3要素あります。はじめにこの3要素を簡単に解説していきましょう。

(1)先行力、立ち回りセンス

小回りの芝2000mとなると先行力、立ち回りセンスを重視する人も多そうですが、芝2200となると案外その点を気にする人もあんまりいない感じ。ただGIでは数少ない小回りの直線が短い条件で行われるレースですから、なんだかんだで宝塚記念では先行力と立ち回りセンスは非常に重要。

過去2年の4コーナー部分のキャプチャ画像を見ても前に行けてセンス良く立ち回っている馬が上位に来ていますし、宝塚記念はなんだかんだで先行力と立ち回りセンスは重要です。

特に今年は開幕週から阪神の芝コースは顕著なイン先行有利な馬場バイアス。どうも路盤がしっかりしているおかげでインの馬場状態が良さそうなのと、馬場がタフなので外を回した差し馬が伸びあぐねている印象。Bコースに変わったところでこの傾向がそこまで変わるとは思えず、今年の宝塚記念も前に行ける馬、前に行きそうな騎手は重視した方がいいです。

 

(2)ロンスパ性能、持続力

こちらに関しては詳細は次項のレースラップ分析のところで詳細を書こうと思います。つまりはスパッとキレる瞬発力ではなく、じわじわとずっと伸び続けられるような脚が使える馬が良いよということです。

 

(3)タフ馬場適性、スタミナ

先行力とロンスパ性能を備えていたとしても、その馬が開催後半の阪神競馬場のタフ馬場をこなせないようなタイプではどうしようもない。走るたびに泥が飛ぶようなタフな馬場コンディションを走れるかどうかも宝塚記念では重要な要素となります。

 

POINT1 → 数少ない小回りコースで行われるGIレース。先行力や立ち回りセンスは当然重要。

POINT1 → 末脚のキレが問われるレースにはならず、ロンスパ性能、持続力が問われる傾向

POINT1 → 開催後半のタフな阪神の馬場をこなせるようなスタミナがある馬が有利

 

レースラップ分析

阪神芝2200mはスタートから1コーナーまでの距離が長いので、序盤は位置を取る馬が出していく分で少しペースは速くなりますが、1コーナーから2コーナー部分が登り坂になるのでそこでいったんペースが緩みます。普通の中距離戦ならばそこから中盤は緩み通しで直線の瞬発力勝負になるのですが、宝塚記念が行われる阪神芝2200mは直線が短いのと3コーナー部分が下り坂になっているおかげでスパートが早くなりがち。こうして過去5年のレースラップを見てもほとんど同じようなパターンになっているのがお分かりいただけるでしょうか。

【序盤の直線部分】位置を取りに行くためにそこそこ速いペース

【1〜2コーナー部分】登り坂とコーナーの影響でここで一気にペースが落ちる

【向正面から3コーナー】小回りへの意識からここが緩まずにスパート早め

【4コーナーから直線】3コーナーから始まったスパートを持続できるかどうか

宝塚記念はコースレイアウトや過去の傾向を見てもこういうレースラップになるのが必然という感じで、基本的にはこんな感じのレース質に対応できる馬を買えばいいレースでしょう。

現代競馬というのはスローペースを溜めて東京のような長い直線で末脚を発揮できる馬がもてはやされる時代。実際に日本ダービーはそういう馬が勝ちますし、日本ダービーを勝つことを皆が目指しているのならばそういう馬が多くなるのも当然。

ですが、宝塚記念は上に書いたように現代競馬のトレンドとは真逆のレースラップ質になるGIレース。そんなわけでこのレースは他のGIレースとは求められる適性が全く異なるので「宝塚記念が初GI制覇という馬」がやたらに多いのも納得ではないでしょうか。

【2018年】ミッキーロケット

【2017年】サトノクラウン

【2015年】ラブリーデイ

【2011年】アーネストリー

【2010年】ナカヤマフェスタ

こうして見ても過去10年で5頭の馬が宝塚記念で初めてGIを勝利した馬。それ以外の馬を見てもマリアライトとリスグラシューは同じ非根幹距離の芝2200mのGIレースであるエリザベス女王杯の勝利実績がありましたし、オルフェーヴルとゴールドシップはタフ馬場が大得意なステイゴールド産駒のクラシックホース。もう傾向に一致するような馬しか走っていない歴史が見て取れます。

 

POINT1 → コースレイアウトや過去の傾向を見ても一旦緩んでからのロンスパ持続力勝負に必然的になるラップ傾向

POINT2 → 日本の現代競馬のトレンドとは真逆の適性が要求されるため、宝塚記念が初GI制覇という馬がやたらに多い

 

血統傾向

今回の記事の前半で書いた通りで宝塚記念で要求される適性は「小回りコースを器用に立ち回る能力」「後半のロンスパ勝負を伸び続けられる持続力」の2点。もう過去5年の血統傾向を見てもその2点にドンピシャに当てはまります。

まず「小回りコースを器用に立ち回る能力」ですが、この適性に関して日本の血統の中で最も強調できるのはキングカメハメハ=キングマンボ。数多くの小回りコースの重賞で結果を残していますし、このレースでもラブリーデイ、ミッキーロケット、キセキなどはキングカメハメハ特有の立ち回りセンスを活かしての好走となりました。

 

そして「後半のロンスパ勝負を伸び続けられる持続力」ですが、この適性に関して日本の血統の中で最も強調できるのはトニービン=グレイソヴリン。一瞬のスピードという点ではサンデーサイレンス系の瞬発力に劣りますが、早めにスパートがかかってのロングスパート勝負ではこの血統以上に強調できるものはありません。昨年はトニービン持ちの先行馬がそのままワンツースリーになりましたし、宝塚記念で強調できる血統の中でも最も重要な血統と言えます。

 

そんなわけで宝塚記念で強調できるのは、、、

キングカメハメハ=キングマンボの立ち回りセンス

トニービン=グレイソヴリンのロンスパ持続力

の2つの適性。勘の良い読者の方ならお分かりかと思いますが、この2つの血統を併せ持つ種牡馬がいるんですよね。そうです。

ルーラーシップ

この種牡馬は父がキングカメハメハで母父トニービンという宝塚記念のためにいるような血統背景。実際にルーラーシップ自身が日本のGIで最も上の着順に走ったのが宝塚記念でしたし、産駒もこのレースへの適性は相当に高いと思います。

ただルーラーシップ産駒は父同様に不器用さを持っている馬が多いので、後ろから追い込む競馬しかできないタイプも一定数います。そういう馬では今まで書いてきたような宝塚記念のレース適性には合わないので好走ができません。そんなわけで、、、

先行できるルーラーシップ産駒

これこそが宝塚記念で最も強調できる血統と言えるか。血統だけの視点で見るならば、この先行できるルーラーシップ産駒を狙い撃ちにすればいいレースだと思います。

 

POINT1 →小回りコースを器用に立ち回れるキングカメハメハ =キングマンボの血統が有利

POINT2 →ロンスパ持続力適性があるトニービン=グレイソヴリンの血統が有利

POINT3 →キングカメハメハとトニービンを併せ持つルーラーシップ産駒はどう考えても適性大。先行できるルーラーシップ産駒はこのレースにおけるベスト血統。

 




 

考察まとめ

というわけで枠順発表前の宝塚記念の想定オッズはこちら。

枠順発表前の想定オッズ(当サイト予測)

人気 馬名 オッズ
1 サートゥルナーリア 2.2
2 ブラストワンピース 6.0
3 ラッキーライラック 6.4
4 クロノジェネシス 7.2
5 グローリーヴェイズ 7.5
6 ワグネリアン 10.3
7 キセキ 17.8
8 スティッフェリオ 38.7
9 カデナ 52.0
10 トーセンカンビーナ 55.0
11 モズベッロ 62.0
12 ダンビュライト 89.0
13 ペルシアンナイト 92.0
14 レッドジェニアル 96.0
15 メイショウテンゲン 133.0
16 トーセンスーリヤ 142.0
17 アフリカンゴールド 288.0
18 アドマイヤアルバ 345.0

 

有馬記念で距離適性を示していて、なおかつ前走で圧巻のパフォーマンスを見せたサートゥルナーリアが断然人気になりそう。2番人気以下は混戦になると思いますが、netkeibaの想定オッズとはだいぶ異なるオッズになりそう。もう玄人層はこぞってブラストワンピースを狙うと思いますから前走の負けなんてノーカウントでここが2番人気になりそう。ただ、2〜6番人気あたりはほぼ接近したオッズになるんじゃないかと見ています。

 

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