京王杯2歳S [3] 適性ある馬だらけで非常に難解
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最終更新日:2014/11/07
重賞レース考察・予想
東京芝1400mが大好きなのは認めるが、正直、京王杯2歳ステークスに関して今のところ全く自信がない。その理由として「ほぼ全ての馬がこの条件に適性がある」からだ。
大体はクラシックを狙うような馬が出てきてぶっ飛ぶことで妙味がでてきそうなんだが、唯一該当しそうだったヤマニンマンドールも出てこないとのことで、メンバーを見ても短距離でスピードを存分に活かしたい連中ばかり。さて、どう買うか。
もう父サンデー系はバッサリと切ろう
データ面から言っても、血統面から言っても、脚質の面から言っても、ニヤニヤしながら新聞に×をつけれる馬が全くいないレース。それでいて少頭数となれば、正直に言ってしまえばあまり妙味はない。だが、重賞レースであるからにはそんなレースでも的中へ導くアプローチを見せたい。
もうここまで適性がある馬が揃ってしまったならば、、、
父サンデーサイレンス系はバッサリと切ってしまうのはどうだろう?
前回の考察でも申したように、このコースはダイワメジャー産駒とフジキセキ産駒とダート短距離血統が大活躍するコース。ダイワメジャーとフジキセキはサンデー系だがスピードの持続型という意味でキレ味に特徴を持たない亜種だ。今回はダイワメジャーとフジキセキの仔がいないのであれば、他のサンデーサイレンス産駒に付き合っている暇はない。
事実、過去5年の勝ち馬は全て非サンデー系
スピード持続系の亜種ではないサンデー系に関しては、切れ味の必要とされないこの舞台ではバッサリと切ってしまおう。それで妙味は生まれる。
ゴールドペガサス
サフィロス
ロンバルディア
ワキノヒビキ
が候補に挙がり、これらをバッサリと切らせてもらう。
おっと1頭だけ残しておくか、サフィロスの父はキンシャサノキセキ。知っての通りフジキセキの子供だ。フジキセキの血を持つこの馬は適性大の可能性あり、残しておきたい。
くるみ賞を振り返る
では残った非サンデー系をどう評価していくか。
この中で最も強いと私が分析しているのはニシノラッシュだ。
新馬戦の強さが圧巻で、サクラバクシンオー産駒で新潟2歳ステークスを好走。恐らくこの中で能力だけで言えばこの馬が最もありそうで、前走も同じ条件のくるみ賞を勝っているのであれば、まずニシノラッシュは馬券に絡むだろう。その前提で他の馬を考えたい。
アクティブミノル
サフィロス
恐らくこのあたりが戦績的にもニシノラッシュの次に人気になると思うが、どちらもスプリント戦しか戦ったことがなく1400m戦は未知数。人気の未知数の馬に賭けることほどばかばかしい事はない。
それであれば同条件で行われたくるみ賞の中から妙味ある馬を見つけていきたい。
ニシノラッシュがかなりの能力の持ち主だとすれば、そのニシノラッシュからそう離されていない馬たちにはここでも好走する力はあると考えていいだろう。
このレース、ニシノラッシュ以外はほとんどの上位が追い込みで決まっており、先行決着の多い1400mのレースでは珍しい結果となった。となれば、ニシノラッシュが強いと言う事を前提にして、このレースで前目で上位に粘った馬は評価できるとはいえないだろうか。
となると狙いたいのは3着のアポロノシンザンだ。
外枠から二の脚を活かして先頭に立ち、そのままゴール手前までは逃げ切るかの走り。二番手以降の馬はほぼ全てバテており、先行で上位に来たのは逃げたアポロノシンザンと4コーナー4番手のニシノラッシュのみ。ニシノラッシュが強いのであれば、この競馬をしたアポロノシンザンも十分にここでやれる可能性がある。
現在、想定オッズ8番人気31.5倍
狙うならこういうところか?
ただし、最初にも申し上げたように、このレース私はあまり妙味を感じていません。
その中でも最も妙味がありそうな馬は・・・という考察になっておりますので、その点ご承知置きを。
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