中山金杯2021の予想を公開!
公開日:
:
最終更新日:2021/01/08
重賞レース考察・予想
中山金杯2021(中山芝2000m)の予想です。
1月5日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はバイオスパーク、ヴァンケドミンゴ、ディープボンド、ダーリントンホールなど。中山競馬場の芝2000mで行われるGIIIです。
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中山金杯 2021予想
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予想の根拠
前回開催の中山芝を見てもかなり時計のかかる馬場コンディション。今週からCコースに替わって若干は馬場レベルは回復するだろうが、それでも時計のかかる馬場にはなりそう。前回開催を見ても最後まで外差し馬場にはなりませんでしたし、そこからのCコース替わりで普通に考えればインの方が有利な馬場になるはず。馬場レベル=Dでのイン先行有利馬場と想定する。
出走メンバーを見ても、逃げたい馬こそロザムールぐらいだが前に行きたい馬、前に行く傾向のある騎手がズラリと揃った。外枠からロザムールがある程度主張していきそうですし、内の積極的な騎手たちが出していく中を追い越して逃げるとなれば前半ペースはそこそこ流れそう。中山芝2000mは向こう正面から下り坂になるために中盤が緩まずのミドルラップになりやすく、前に行きそうな馬が多い点を考えてもかなりスタミナは問われる展開になるんじゃないだろうか。
そういった馬場、展開を想定して改めて出馬表を見てみるが、明らかにイン差しが有利になりそうな割に内枠〜中枠にしっかりと脚を溜めて差してこれそうなキャラの馬、及びそういう競馬をしそうな騎手があんまりいない。かと言って、7枠〜8枠が過去10年で(0-1-0-42)という最悪な結果なのにわざわざバイオスパークやヴァンケドミンゴあたりの人気馬を買うのも違うだろう。ここは馬のキャラや騎手のキャラから、馬場、展開を味方にできるイン差しをする可能性が高そうな馬を相対的に評価して印をつけることにしました。
というわけで予想の発表。
どんなレースになるかを推理
[コース特徴] 小回り、直線急坂
[馬場レベル] D=重い
[馬場バイアス] イン先行
[血統傾向] 欧州血統が有利、ロベルトも特注。昨年末はキングマンボ系が好走傾向。
[レース展開] ミドルペース濃厚、差しも決まるはず
[メンバーレベル] C=標準
[想定ラップ] 12.2 – 10.7 – 12.5 – 11.8 – 12.4 – 12.1 – 12.0 – 11.9 – 12.0 – 12.6
[想定時計] 2:00:2
[勝負度] D
※2021年より馬場レベルという基準を設定。基準はS-A-B-C-D-E-Fの7段階。Sが超高速馬場、Fが超タフ馬場というイメージです。
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中山金杯 2021の印
【本命 ◎5 ショウナンバルディ】
キャリア序盤は逃げないとダメな馬だったが、岩田騎手の教育もあって控える競馬を会得。欧州血統なのでここに来てようやく本格化してきた感じもあり、前走の重賞4着の内容や展開向かないながらもそこそこに走れた小倉記念の内容からも、もうハンデ戦のGIIIなら通用するレベルだろう。
今回は内枠を引いた馬に前に行きそうな馬が多いが、その中でもこの騎手なら玉砕覚悟で突っ込んでいくような騎乗はしないでしょうし、周りの出方を見つつである程度溜めて乗ってくれそう。厩舎コメントを見ても前走の折り合いを気にするような内容が出ていますし、そう言った点を騎手に伝えているとなれば出たなりでインの5、6番手ぐらいの位置になるか。
前半から淡々と流れて上がりがかかって差しも決まる展開になりそうですが、Cコース開幕週の馬場を考えても外を回す差し馬は厳しそうですし、かと言って内枠にイン差しを決められるような馬や騎手が少ない印象。そうなれば相対的に最も理想に近いポジションで競馬ができそうなこの馬が本命にふさわしいと言えるんじゃないでしょうか。
【対抗 ◯1 ロードクエスト】
近3走は芝の中距離を使われているが、小倉記念は西村騎手の早仕掛け、福島記念は西村騎手のポツン騎乗で脚を余す結果。チャレンジCは幸騎手で途中から捲る最悪の戦法と全てが酷い騎乗。小倉記念のレースぶりからもまともなら通用していいはずで、今回は西村騎手が三度目の騎乗。絶好枠も引けましたし、今回は西村騎手が志願してこの馬に乗るとのこと。さすがに小倉記念と福島記念の騎乗は反省していると思いますし、その2つのレースの中間ぐらいの騎乗をしてくれれば大穴の可能性あってもいいはず。
今回の出走馬で数少ないロベルトの血を持っている馬ですし、父はマツリダゴッホで中山の鬼。もともとコーナリングは抜群に上手いので、上手くラチ沿い中団ぐらいからイン差しを決められれば面白いはず。
【単穴 ▲2 テリトーリアル】
一時期はスランプに陥っていた感じだが、オクトーバーSで先行策を見せてから復調傾向。福島記念では今回人気になるだろうバイオスパークやヴァンケドミンゴと差のない競馬ができていますし、馬場や枠などは明らかにプラスだろう。ただ、この馬に乗った時の石川騎手の騎乗を見ているとかなり積極的に乗りそう。今回は展開的にきついところを突っ込んで行きそうで怖い。
【△11 ディープボンド】
ダービー5着や菊花賞4着の結果を見ても、明け4歳世代では上位の存在だとは思うが、コントレイル、サリオス、アリストテレスあたりを除くとこの世代はレベルが低い印象。いかにも相手なりに渋とさを活かすタイプに見えますし、ここで人気で買いたい馬ではない。和田騎手なら積極策でしょうが、今回は前に行きたい馬もそれなりにいるので展開もそこまで向きはしないか。
【△9 ヒシイグアス】
ここ2戦はかなりのスローペースからの瞬発戦で展開自体は恵まれた。ハーツクライ産駒なので今回で一気にペースが上がる点は心配だが、ある程度は自在に競馬ができそうなタイプですし、堀厩舎で松山騎手というコンビは今回のメンバーでは信頼度は上だろう。抑えておきたい。
【△8 リュヌルージュ】
サドラーズウェルズを持っているモンテロッソ産駒らしく、タフな上がりのかかる条件で渋とく伸びてくるタイプ。エリザベス女王杯は消極的な鞍上の騎乗ミスにしてはまずまずの競馬ができていましたし、七夕賞は外差し馬場で最内を通りながら牡馬とそこそこの差で競馬ができていれば評価してもいいか。今回も中井騎手がどう乗るかが鍵だが人気ないなら抑えておいても。
【△3 ココロノトウダイ】
一連の成績を見ても明らかに福島巧者。血統的にはフェアリーポルカあたりと同じ中山巧者の血統になりますが、セントライト記念やスプリングSは展開や距離を考慮しても負けすぎな感じはします。今回も絶好枠は引けたと思うので、最高に上手く立ち回ってどこまでやれるかという感じ。
【△14 ヴァンケドミンゴ】
福島記念は2着に負けたとはいえ、4コーナーでのコース取りを考えればバイオスパークよりも強い内容。戦歴を見ても福島巧者というのは間違いなさそうだが、本格化しつつある今なら中山でも問題なさそう。ルーラーシップ産駒の差し馬なので外を回しそうだが、外枠の馬の中では差してくるイメージは最も湧く。ただ、中山金杯の7〜8枠は(0-1-0-42)と最悪なので抑えまで。
【消6 カデナ】
大阪杯4着という結果を見ても能力自体はここでは最上位。イメージに反して長い直線よりも小回りコース向きの馬で、コース形態も今回は合うイメージはある。ただ、昨年も大外枠だったとはいえ後方からロスなく捌いて差し込んで見せ場はなし。今年もおそらく内枠でも同じような競馬になるはずで、タフ馬場の中山コースで58kgだと厳しそうな感じがします。
【消10 アールスター】
ここ2戦は新潟コース適性がゼロでなおかつ超スローに泣かされた新潟記念。明らかに距離が長くて東京コース適性もなかったアルゼンチン共和国杯と度外視できる内容。小倉記念では本命を打ちましたし、今回もコース形態は合いそう。ただ、一連のレースぶりを見てもタフ馬場が得意ではなさそうで、小倉記念のような高速馬場向きか。展開は向きそうだが今の馬場が微妙。
【消13 シークレットラン】
能力はありますし上がりがかかる中山コース適性もあり。ただ、スピードに欠けるので今回は2000mという距離が短いはず。過去の2000mのレースを見ても4コーナーで手が動いていますし、道中でペースが緩まない重賞レベルの2000mだと厳しそう。横山武史騎手がどういう乗り方をするにしても、中山金杯の7〜8枠は(0-1-0-42)と最悪な成績。
【消15 ダーリントンホール】
ここ2戦はデムーロが乗って十八番の出遅れ2連発。そもそもこの明け4歳世代はコントレイルとサリオス以外の馬の能力が怪しいですし、今回は大外枠でなおかつ引き続きのデムーロ騎乗となると出遅れる可能性が非常に高い。木村調教師のコメントを見ても仕上がりがまだまだとのことですし、おそらく人気にもならないんじゃないだろうか。
【消17 バイオスパーク】
父がステイゴールド系で母がロベルトを持つ血統配合。中山金杯は前走からハンデ増の馬の成績が良いですし、内枠を引ければ素直に本命も考えていた。ところが蓋を開けてみればこの大外枠。函館記念、福島記念と重賞好走はどちらも内枠から完璧に立ち回ってのもの。外を回して優位に立てるほど能力も抜けていませんし、中山金杯の7〜8枠は(0-1-0-42)と最悪な成績。
【推奨買い目】
ワイド 5→1,2,11,9,8,3,14 本線
ワイド 1→2,11,9,8,3,14 本線
単勝 5 ショウナンバルディ 本線
単勝 1 ロードクエスト おまけ
三連複 5→1,2→1,2,11,9,8,3,14 本線
【買い目及び予想のポイント】
ここはタフ馬場をこなせるタイプの馬のイン差しが有利と見ているが、その点で最も買える◯ロードクエストは鞍上の西村騎手という点で本命にはしづらい。それならば想定よりも人気していない◎ショウナンバルディが血統傾向にも合うので良さそうな感じ。この2頭がどちらも人気がないのでダブル本命のような形で行きたい。
この2頭から印でワイドを購入、もうロードクエストの方がきたらどれでもワイドは万馬券か。他の人気馬と能力差も全くなさそうなので単勝も少しは買っておきたい。
上手いこと三連複まで来たらドッカーンというイメージ。ショウナンバルディの方は印に馬連を買ってもいいかなと思いましたが、個人的にはそこまで金額を張るほど自信はないので購入しない予定。この辺はご予算次第で。
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