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【小倉2歳ステークス2017の予想ヒント】過去データや血統、ラップなどを分析考察します

公開日: : 重賞レース考察・予想

小倉2歳ステークス2017(小倉芝1200m)の考察です。

9月3日に小倉競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はモズスーパーフレア、ヴァイザー、アサクサゲンキ、アイアンクロー、バーニングペスカ、フローラルシトラスなど。小倉競馬場の芝1200mで行われるGIII戦です。

 

 

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小倉2歳ステークス 2017 考察

過去5年のレース傾向

小倉2歳ステークスというと、どうも「早熟スプリンターたちの一生に一度のチャンス」みたいなイメージがあるレースだったんですが、昨年はここを勝ったレーヌミノルが桜花賞を制しましたし、近年はシュウジやホウライアキコなどそれなりにその後も活躍していく馬を出していますし、今年も注目すべきレースかと思います。

 

今年の小倉開催の2歳短距離戦は時計が早い事があるにしてもかなりレベルが高い印象で、函館開催の2歳短距離戦がかなりレベルが低そうだった事と比較しても相当なレベルにありそう。恐らくですが函館2歳ステークス覇者のカシウスが今回出走しても掲示板に載れるか怪しいぐらいなんではないでしょうか。

 

さて、その小倉2歳ステークスの傾向ですが、2歳のキャリアの浅い馬同士のスプリント戦という事で、ほとんどの馬が1、2戦のキャリアでしかも逃げor先行で勝ち上がってきているという一戦。

そんな馬たちが勢ぞろいしてのフルゲートでの一戦になるわけで、まずペースが遅くなるという事は考えにくい。基本的には前半33秒フラットぐらいのペースで進むレースになります。まずはその流れに対応できるかという点が鍵でしょう。

 

どうしても小倉芝1200mというと古馬条件戦や北九州記念のイメージが強く、下り坂スタートから激流のペースで最後は先行馬が止まって差し追い込みが決まると考えがち。

実際に古馬の条件戦は各馬の能力差がほとんどないので、相対的に先行馬がバテて最後に外から伏兵が突っ込んできて大荒れというケースは結構多い印象。

ただ、小倉2歳ステークスに関しては各馬の能力差が大きいので、そこまで小倉芝1200mらしいレースにはなりません。

 

<2014年>

どうしてもこの2014年の外差しがズバッと決まって大穴のオーミアリスが勝利した年が印象的だったので、小倉2歳ステークス=激流からの差し決着というイメージになりがちですが、実際に過去5年で差しがここまで決まったのはこの年だけ。

その他の年を見てみても、、、

 

<2016年>

 

<2015年>

 

<2013年>

 

<2012年>

 

ご覧の通りで小倉芝1200mのイメージとはあんまり違って、ほとんどの年が好位立ち回りでの決着になっています。

2歳のキャリアの浅い馬同士の戦いで能力差も大きい一戦。いくらハイペースになろうとも外から一気に差し切れるほど脚力がある馬はこの時期にはそこまでいません。

そしてスプリント路線で強い馬というのは大体がスピードが抜けている馬。そういう馬は良い位置が取れますから、この時期にある程度のペースで4コーナーまでに位置が取れている馬というのはイコールで強い馬という事も言えると思います。

あんまり小倉芝1200mのイメージに頼りすぎて外差しを狙い過ぎず、前々で上手く立ち回れそうな馬を狙うべきレースなんじゃないかと思います。

 

 

 

レースラップ傾向&展開予測

なんだかレースラップを先に取り上げた方が説明がしやすいので今回もこちらから先に進めますね。

小倉競馬場は1〜2コーナー部分が丘のようになっており、そこから3〜4コーナーまでずっと下り坂になっているようなコース形態。小倉芝1200mは2コーナー付近からのスタートになりますから、スタートからゴールまでずっと下り坂と平坦コースが続く超スピード勝負になります。

こんなコース形態では普通のペースで行けば明らかにイン先行有利になりますから、どの馬も序盤からぶっ飛ばす&下り坂の惰性で勢いがつくのがこのコースの特徴。他の競馬場の芝1200m戦と比べても1秒近く前半3ハロンの時計が速くなります。

こういうコース形態だからこそ、とにかく前半部分のラップが速くなるのがこのレースの特徴で、極端な最速区間を2ハロン目に刻んであとはとにかく消耗ラップになるのが特徴。

と言っても前述の通りにこのような消耗ラップになっても大外一気を決められるような脚力がある馬があまりいないのが2歳のこの時期で、結局はある程度の位置で立ち回って最後まで凌げるような馬が上位に来るレースです。

 

 

血統傾向

レースラップ部分で説明したように、この条件は前半部分にスピードが特化されるラップ傾向。現在の日本競馬の主流である後半加速型のサンデーサイレンス系が得意としているラップとは逆になりますので血統傾向も逆になります。

ダート短距離と同じようなラップになることで血統もダート血統の好走が見られる傾向。その中でもミスタープロスペクター系の活躍は目立ちますね。ストームキャット系も無難に良いと思います。

サンデーサイレンス系ならばとにかくダイワメジャー産駒でしょう。サンデーサイレンス系の中では短距離スプリント路線への適性に特化(先週のキーンランドCもナックビーナスとソルヴェイグが馬券に)していますし、仕上がり早で2歳戦への適応力(先週の新潟2歳Sもフロンティアとコーディエライトが馬券に)が抜けています。

 

考察まとめ

というわけで枠順発表前の小倉2歳ステークスの想定オッズはこちら。

 

枠順発表前の想定オッズ(当サイト予測)

人気 馬名 オッズ
1 モズスーパーフレア 3.2
2 ヴァイザー 4.5
3 アサクサゲンキ 4.8
4 バーニングペスカ 5.7
5 アイアンクロー 9.2
6 フローラルシトラス 10.6
7 ペイシャルアス 11.3
8 ナムラアッパレ 18.8
9 タイセイソニック 21.0
10 スーサンドン 29.8
11 シトリカ 35.5
12 イイコトズクシ 38.2
13 ジュンドリーム 41.0
14 ナムラバンザイ 43.2
15 ルリハリ 47.7
16 オーロスターキス 58.0
17 テイエムスグレモン 82.0
18 ニシノダンテ 95.0

 

新馬戦が圧巻の走破時計だったモズスーパーフレアが1番人気。

同じく新馬戦が1400mとは思えないペースでかなり時計が早かったヴァイザーが2番人気か。

その2頭に持ち時計あるアサクサゲンキとバーニングペスカの2頭を加えた4頭が人気すると見ています。

 

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<推奨根拠>

走破時計だけでは判断できないのが2歳のキャリアの浅い馬たちのレース。

その中でもこの馬はスタート速いですし、前走を見ても控える競馬はできたもののスピードの違いで途中からハナに立った感じで制御は十分に可能な感じ。最後も加速ラップで終わっているところを見ても余力はまだありそうで、相当な器だと見ています。

 

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今年のサマー2000シリーズは、現在、札幌記念を制したサクラアンプルールが13ポイントでトップに立っているものの、タツゴウゲキが11ポイントで2位、ゼーヴィント、ルミナスウォリアーが10ポイントで3位タイと並ぶ大混戦模様。3ポイント以上有している馬であれば、誰でもチャンピオンになれる目を残して、最終戦・新潟記念を迎えることになった。

実は、過去10年中5頭のサマー2000シリーズチャンピオンが、この新潟記念を制した馬。昨年のシリーズチャンピオン・アルバートドックも、ココで2着と好走してチャンピオンの座を手にしている。つまり、新潟記念というレースを紐解く重要なポイントとして、各陣営が「サマー2000シリーズというタイトルをどう捉えているか」を知ることが大きなカギとなるのだ。

ハンデ戦ということもあり、直近で好走していれば、必然的に斤量を背負わされる。前走で敢えて善戦に留めておき、ココでのハンデを軽くするなど、前々から戦略的な立ち回りをしている陣営も存在する。しかし、馬主を始めとした多くの関係者の目に触れるマスコミに対して「前走は完全な叩き台でした」と公言することはない。的中に近づくには、各陣営の思惑や、内部事情といった”裏の裏”までを知る必要があるのだ。

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