勝島王冠2017の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2017/12/05
地方レース考察・予想
勝島王冠2017(大井2000m)の予想です。
11月29日に大井競馬場で開催され発走時刻は20:10です。出走馬はサブノクロヒョウ、ディアドムス、オウマタイム、ユーロビートなど16頭。大井競馬場1800mで行われるSIII戦です。
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勝島王冠 2017予想
過去のレース傾向
勝ち馬には東京大賞典の優先出走権が与えられる一戦。現在の南関競馬のエース級はすでに浦和記念でJRA古馬相手に互角の競馬をしたヒガシウィルウィンで間違いないと思うが、ここからも暮れの大一番で戦えるような馬がいるか注目されるところ。
ざっとメンバーを見渡すと、古豪のユーロビート、タイムズアローといったあたりと、近走成績の良いディアドムス、サブノクロヒョウあたりの争いになりそう。ここを勝って東京大賞典でも、、、と思わせる馬はさすがにいないが、それなりに面白いレースになりそうだ。
ポイントは現在の南関の中距離路線の能力比較と展開だろう。
能力比較に関しては南関だけでなく、現在の地方競馬での中距離馬の位置関係をきっちりわかっているかが重要。
そして、その上でどういう隊列になるかを読み切ればこのレースは比較的面白い部類に入るかもしれない。
逃げるのはオウマタイムでまず間違いないはず。この馬は過去の戦績を見ても逃げられた時に良績を残しており、今回もそれを狙った作戦か。
それに続くのが前走で抜群のスタートを見せたサブノクロヒョウ。そこにディアドムスやユーロビートも続くような形になるだろう。
オウマタイムは後続に脚を使わせる逃げを打ちそうで、そこまでスローにはならなそう。有力馬が好位につける流れを見てもスパートは速くなりそうでそれなりに差しは効くレースになると見た。
というわけで予想の発表。
勝島王冠 2017の印
本命 ◎タマモネイヴィー
本命は絶好の条件替わりに見えるタマモネイヴィーが面白い。
この馬はもう近走がチグハグな競馬ばかり。前走はJBCクラシックで相手が強すぎていた仕方ない一戦。その前の埼玉新聞栄冠賞は2コーナーを曲がって向こう正面に入ったぐらいからスパートをする無謀なレースぶり。よくあそこまで早く仕掛けて逆に3着に残したという感じで、一番強い競馬をしていた可能性あり。
東京記念は差しが決まらない流れと距離が敗因と見て良さそうで、金沢のイヌワシ賞も強敵グルームアイランド相手に埼玉新聞栄冠賞と同じようなさすがにスパート早すぎだろという感じの捲り競馬で挑んで3着。ちょっと近走は繁田騎手の無謀な競馬が目立っていた。
それでも道中でしっかりと脚を溜めて末脚を活かしたレースはほぼ全てパーフェクトな走りで、3走前の富士見オープンではA1ながら重賞レベルの相手に4コーナーから突き放す一方での大楽勝。大井記念でもきっちり2着に走っていますし、なにより今回と同舞台だったケンタウルス賞が1:53:6という走破時計で上がり3ハロンが37.0という圧巻の内容。今回人気のサブノクロヒョウを突き放しての大楽勝劇で、この馬は大井ダート1800mで脚を溜められれば相当強いはず。
ちょっと使い詰めのローテは気になるがそこは天下の小久保厩舎。埼玉栄冠賞2着のディアドムスが人気するのなればそのレースでより無謀なレースをしていたこの馬で通用するはずですし、しっかり脚を溜めて直線で末脚を活かせれば最後は突っ込んでくると見ます。
対抗 ◯サブノクロヒョウ
対抗はここ2戦の走りを見ればサブノクロヒョウの能力が上位。
もともとこの馬はクラシック期から能力を認めていた馬だが、決してバテない持久力はあるのだが位置が取れなかったので出世ができずにいた馬。クラシック後もマイル前後の距離で凡走を繰り返していたが、2走前の東京記念で一変。外枠から先行策を取ると最後はカツゲキキトキトに0.5秒差をつけて快勝した。
その次走のJBCクラシックでは前走の先行策でショックがあったか、スタートから行き足抜群での先行策。さすがにケイティブレイブやオールブラッシュといった中央GI馬たちとの先行争いに付き合った結果、4コーナーではジリジリと下がってしまったが、それでも最後はバテずにアポロケンタッキーには先着していますし、十分に評価できる内容だったでしょう。
今回は1800mの距離が鍵になりますが、そこまで先行タイプの馬はいないメンバー構成。前走ぐらいスッと行き足つくなら先行策は取れるはずで、位置さえ取れればここ2戦で接戦した相手の能力を考えても明らかにここでは能力上位。地方交流のGIII戦で2、3着に走れるようなカツゲキキトキトぐらい強い馬は今の南関にはいないでしょうし、それを考えればカツゲキキトキトを適性距離で負かしているこの馬はここでは強いはずです。
単穴 ▲ユーロビート
三番手はユーロビートにします。
今回に関しては59kgの斤量で明らかに短い1800m戦と厳しい戦いであることは確か。ただ、状態さえまともならこの馬よりも強い中距離路線の馬はほぼいないでしょうし、前走はスタート出負けが敗因のほぼ全て。2走前は先行馬に厳しい流れで4着に走っていますし、ここはスッと先行策を取れれば上位争いになりそう。
特注 ☆オウマタイム
特注は逃げの手さえ打てればオウマタイムが一変していいはず。
2015年の羽田盃2着馬で東京ダービーでは1番人気に推されていた馬。そんな馬だがクラシック後はさっぱりな成績になってしまい、一度は完全に終わったと思われていた。
ただ、この馬に関しては5走前の皐月杯の内容が見過ごせない。逃げの手を打つと最後は直線でも後続を一切寄せ付けずの完勝。2着馬トーセンハルカゼは今の南関中距離路線ならばトップクラスですし、普通に強い相手に逃げ勝ったと考えていい。
この馬は2歳時に南関へ移籍してから、とにかく4コーナーで先頭に立っていた時は東京ダービー以外は全て馬券に絡んでいるという馬。もう完全に揉まれやすいタイプで逃げられてこそというタイプなんだろう。皐月杯以降はペースが合わなかったり逃げられなかったりで自分の競馬ができておらず、今回は久々に同型不在で内枠からスッと先手が奪えそうな条件が整った。人気も落ちるでしょうし、ここは狙い目と見ます。
△ ディアドムス
1番人気濃厚のディアドムスに関しては半信半疑。
確かに前走はスタートを決めて積極策から2着と大健闘を見せたが、この馬は2歳時の全日本2歳優駿制覇以降1度も連続好走がない馬。喉鳴り持ちで走る時と走らない時がある感じのピンパータイプで、しかも位置をとって前々で上手く脚を使い切らないとダメという非常に乗り難しいタイプ。それだけに前走と同じ岡部誠が乗れるのは良いと思うが、人気で信頼しきるには難しい馬だ。
△ ウマノジョー
重賞実績あるウマノジョーは抑えまで。
金盃、ダイオライト記念の好走があるようにスタミナを活かした競馬が向くタイプ。大井記念も2000m戦だったとはいえ前が止まる流れで展開は向いた。
そのすべてのレースでこの馬は55kg以下の軽量での好走となっており、今回は実績を積んだことで58kgを背負うことに。前走も58kgで何もできておらず、この斤量で1800m戦でのガチンコ勝負は少し厳しそう。
陣営コメントを見ても「スタートを遅らせて、馬のいないところで競馬ができれば前走は違ったはず」と出ており、おそらく今回は後方待機策。酷量背負った後方待機馬に期待できる分はあまりない。
△ ハイテルカイト
ハイテルカイトもそれなりに通用して良さそう。
夏を越えて一気に力をつけてきた3歳の上がり馬ですが、ここ3戦の内容を見る限り今回も侮れない感じ。3走前は後ろをぶっちぎる走りを見せていますし、前走は前残りの流れを大外ブン回しで2着まで追い込んできました。
いかにもカネヒキリ産駒らしい成長力を見せている感じで、距離も中距離ぐらいがちょうどいいはず。前走は後ろから進めましたが、もともとスタート良くてそれなりの位置は取れるはずなのでインの好位〜中団ぐらいの競馬になりそう。ハンデ51kgは相当有利だと思いますし、ここでも通用する可能性はありそうですがちょっとさすがに人気しすぎでは?
△ イッシンドウタイ <穴推奨>
ひと叩きされて状態戻っていればイッシンドウタイは爆穴で期待できそう。
南関転入初戦の昨年のJBC川崎カウントダウンのパフォーマンスが圧巻で、その後のJBCクラシックもガチンコ勝負を挑んだ割に負けていない。長期休養明けの前走がさっぱりだったので一気に評価を落としていますが、ここで巻き返してきてもなんら驚けない気がしますが。
△ タイムズアロー
さすがにタイムズアローは近走内容を見ると衰え隠せない。
昨年までは南関中距離路線の中心的存在だったが、今年は馬券圏内がフジノウェーブ記念ぐらいと明らかに衰えを見せている感じ。前走も完璧な競馬をした上で直線での追い比べでタマモネイヴィーに競り負けていますし、今回もそこまでは魅力を感じない。
印まとめ
◎タマモネイヴィー
◯サブノクロヒョウ
▲ユーロビート
☆オウマタイム
△ディアドムス
△ウマノジョー
△ハイテルカイト
△イッシンドウタイ <穴推奨>
△タイムズアロー
勝負度C
推奨買い目
単勝 ◎タマモネイヴィー
馬連 ◎→◯▲☆△1△2△3△4△5
三連複 ◎→◯▲→◯▲☆△1△2△3△4△5
馬単 ◎→◯▲
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