愛知杯2024の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2024/01/18
重賞レース考察・予想
愛知杯2024(小倉芝2000m)のレース予想です。
1月13日に小倉競馬場で開催され発走時刻は15:25です。出走馬はミッキーゴージャス、コスタボニータ、ウインピクシス、セントカメリアなど。小倉競馬場の芝2000mで行われるGIIIです。
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過去8年の1着8頭中5頭は単勝6~9人気で、3着内率でも1人気~5人気を上回っています。昨年も7人気アイコンテーラーが2着と、波乱傾向の強い一戦と考えた方が良いでしょう。
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チャンピオンズC:12人気ウィルソンテソーロ
マイルCS :7人気ジャスティンカフェ
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愛知杯 2024 予想
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愛知杯はどのようなレースか解説します
概要・データ
例年は中京芝2000mで行われているレース。2020年に小倉競馬場で開催された際も開幕週だが重馬場での実施になりましたし、近年で参考になる年はなさそう。というわけで、高速馬場の小倉芝2000mという点は共通している小倉記念の近年レース結果を持ってきてみます。
2021年は稍重馬場のためにサンプルから除外。2018年と2019年は外枠の馬が好走していますが、この2年は12頭立てと13頭立てで外枠の不利がそこまでなかった感じ。2021年、2022年、2023年を見てもメールドグラースくらいしか外枠の馬は好走していませんし、開幕週の高速馬場で開催されそうな今年の愛知杯は内枠有利になりそうな感じがします。
レースラップ
こちらも小倉記念の近年ラップを持ってきました。2021年は稍重馬場のためにサンプルから除外。
高速馬場の小倉芝は圧倒的に前に行った馬が有利すぎるがために、騎手意識が前掛かりになるのが特徴。前半から先行争いが激しくなって速いペースになりますし、途中で捲りが入ることも多いので中盤ペースも緩まずに進みます。そんなハイラップ戦にしっかり対応できて最後まで走れる馬が有利なレースと言えるでしょう。
血統傾向
こちらも小倉記念の近年血統データを持ってきました。2021年は稍重馬場のためにサンプルから除外。
過去4年は父か母父にディープインパクトを持っている馬が確実に連対。昨年はトニービンの血を持つ馬が上位3頭独占となりました。確かに高速馬場の小倉芝2000mはトニービン持ちの馬が有利になりそうなイメージはあります。
今年の愛知杯を予想する上で重要なファクターを解説します
馬場・トラックバイアス
小倉競馬場は今週が開幕週。冬の小倉は洋芝をオーバーシードした状態で行われますが、開幕週の馬場は「オール野芝じゃないの?」というぐらいに高速馬場になるのが特徴。芝1200mは内枠先行勢しかどうしようもない馬場になりますが、芝の中距離は騎手の先行意識が強くなりすぎて逆に差しが決まるレースも目立ちます。
展開想定
グランスラムアスク、ウインピクシス、ローゼライトあたりが逃げ候補。松岡騎手が主張してハナを奪う可能性もありますが、最も逃げたいのはグランスラムアスクと見ています。スローペースはなさそうですが、極端に速いペースにもならなそうなイメージ。
ノーザン・ルメール・川田の取捨
ルメール騎手は不在。川田騎手は断然人気になりそうなミッキーゴージャスに騎乗します。
川田騎手はコース次第で買うか嫌うかはっきり分けやすい騎手で、基本的には「関西圏の直線が短い前有利な舞台」が得意。小倉競馬場も西にある直線が短い前有利な舞台になりますし、昨年の小倉記念のエヒトの騎乗などを見ても能力が足りる馬ならミスせずに持ってきてしまう可能性が高いです。あとは今回のミッキーゴージャスが能力、適性的に足りるかどうかでしょう。
ノーザンファーム生産馬は小倉芝2000mは特に有利でも不利でもないデータ傾向。やはり直線が長くてキレが問われる舞台の方がノーザンの馬は良いでしょうし、今回は特に重視する必要はないか。
[結論] どのような馬を狙えばいいか
想定するレース質
高速馬場のハイラップ持続力勝負
狙える馬のタイプ
追走スピードがあって高速決着が得意なタイプ
嫌える馬のタイプ
追走スピードに欠ける低速決着が得意なタイプ
愛知杯 2024の印
【本命 ◎13 フラーズダルム】
マイルで脚を溜める競馬で活躍してきた馬で、準オープン勝ち時には阪神マイルでゾンニッヒを子供扱いする素晴らしいパフォーマンス。オープン昇格後はマイルではさすがに追走が苦しい感じで、どのレースも後方で置かれて脚を余す競馬の繰り返し。
ところが3走前から距離を伸ばしてこれまでとはまるで違う先行策にシフトしていきなりそれに対応。新潟記念なんて松岡騎手のかなり無理矢理な逃げ戦法でもギリギリまで粘っていましたし、新潟牝馬Sも初めての距離を早め先頭でギリギリまで粘って4着なら普通に評価して良さそう。
前走のディセンバーSは近2走で先行した経験が活きて好位で追走できたが、直線を向いて全く前が開かずで何もできずに終了。中山競馬場の直線部分ずーーっとブレーキをかける競馬でしたし、捌けていれば突き抜けていた可能性が高い。そんな近3戦を見ても2000mの距離はこなせるはずで、なおかつ脚を溜めて差す競馬が合う馬だろう。
今回は開幕週の小倉芝2000mの外枠がどうかですが、中距離戦は騎手意識が前掛かりになってオーバーペースが頻発。モリス騎手のルージュスティリアなんていかにも早仕掛けになりそうですし、何かが途中で動いて前の馬にプレッシャーをかければ外枠の差し馬でも突っ込んで来れる展開になりそう。この鞍上も若手騎手の中ではじっくり溜めて末脚を活かす騎乗ができるタイプですし、一発穴を狙うならこの馬と見ています。
【対抗 ◯3 タガノパッション】
溜めて一瞬の決め手を活かしてこその馬で、高速決着には対応できるので小倉芝2000mはベスト条件なはず。実際に今回のメンバーで芝2000mの最速持ち時計はこの馬になります。
近走はなかなか煮え切らない結果だが、小倉コースで秋山騎手が乗ってあまりに早く動きすぎてこの馬の良さが出ていなかった印象。じっくり溜めて一瞬の脚を活かしてこその馬なので捲る競馬は向かなかった。
明け6歳で能力が衰えていないかが全てだが、かなり低調なメンバーだけに足りて良さそう。鞍上も高速馬場の小倉芝で戦略をしっかり練って乗りそうなジョッキーですし、道中は脚を溜めて直線で差し込む競馬をするには最高の枠が引けた。どれくらい穴人気するかだが、ここは期待してみたい。
【単穴 ▲2 コスタボニータ】
とにかく内枠からそつなく立ち回ってこその馬で、内枠が引けて立ち回り勝負になった時はほぼ崩れ知らず。今回はキャリア初の2000mが鍵になりますが、これまでのレースぶりを見る限り2000mぐらいならこなせて良さそう。
父も母父もグレイソヴリンを持っている配合ですし、トニービンもグレイソヴリン系ということを考えても高速馬場の持続力勝負への適性は高そう。
内枠が引けて鮫島駿騎手というのも良さそうで、ウインピクシスの松岡騎手がテンから戦略なしに出していく騎乗をしそうなのに対して、こちらはラチ沿いで息を入れて戦略を練った騎乗をしてくれそう。単なる前残りレースになるイメージもないですし、内枠の立ち回りタイプならウインピクシスではなくこちらを評価する。
【△4 ウインピクシス】
立ち回りセンスがあって持続力を活かして良いタイプというのはわかるが、いまだにどんな馬なのかがよくわからない。陣営コメントを見ると「負けは全て不運」で荒れ馬場に脚を取られたりしてとのことだが、本当にそうなのかと思うこともしばしば。
クイーンSは完璧な競馬でしたし、福島記念も全馬がインを開ける展開で地力が問われたのかは半信半疑。高速決着に強いイメージもないですし、松岡騎手なら開幕週の高速馬場となれば戦略もなしに前に行くだけ行く競馬でしょう。それで展開が向くかは微妙なところですし、人気ならそこまで評価したくない。
【△11 セントカメリア】
もともと3歳時にガイアフォースやラーグルフと接戦の競馬ができていた馬。重賞で通用する素質はあったが、かなり気性が難しいために一時スランプに突入。徐々に溜める競馬で復調してきて、ここ2戦は安定して走れるようになってきている。
その前走のレースぶりで重賞で通用する素質馬が完全復活とするのも良いのだが、前走は完全にハイペースで展開に恵まれたのは事実。まだ折り合いが危なっかしいので同じような競馬しかできないでしょうし、開幕週の馬場で外枠から前走と同じような競馬で届くんだろうか。
【△12 ミッキーゴージャス】
重賞を勝てる素質はありそうだが、父がミッキーロケットで母父がミッキークイーン。どちらも2200m以上でタフな条件で活躍した馬ですし、その産駒のこの馬を見ても追走スピードを問われる高速決着は怪しそう。メンバーレベルが低くて、なおかつ川田騎手が乗るので3着ぐらいには走っておかしくないが、断然人気になったとしても頭まで突き抜けるイメージは湧かない。
【ポジショニングマップ】
【推奨買い目】
三連複 13→3,2,4,11,12
三連複 3→2,4,11,12
ワイドBOX 3,2,4 (3→2は重ね買い)
【買い目及び予想のポイント】
ここは低調なメンバーレベルで波乱は十分にありそう。単純にここなら能力上位に見える差しタイプの◎フラーズダルムと◯タガノパッションの2頭に期待してみたい。人気で最も信頼できるのは▲コスタボニータと見つつ、なんとか三連複の高めが当たって欲しい。
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