【2016】チューリップ賞 / 有力馬考察(ジュエラー、レッドアヴァンセなどの徹底分析)
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重賞レース考察・予想
今日は3/5(土)に行われるチューリップ賞のレース考察を行います。阪神芝1600mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
今日はちょっとした用事で茨城県の古賀というところに来ています。想像していたよりも何もなくてびっくり。お昼でお腹が空いたのですが、なかなか食べ物屋すら見つけられず、ようやく丸亀製麺を見つけたのでそこでこの記事を更新しています。
なかなか茨城や栃木というところに行く機会がないのですが、やはりこれは皆さんがいうように車がないと死んでしまいそうですね。ペーパードライバーの私では住めないかも。。。
【2016】チューリップ賞 予想考察
チューリップ賞 有力馬考察
早速、有力馬の考察に入ります。netkeibaの上位人気想定の5頭を取り上げてみます。
ジュエラー
新馬戦はレースレベル自体は微妙だが、この馬だけ別次元の競馬をして快勝。次走のシンザン記念は一気の相手強化とイン有利の1回京都の馬場で疑っていたが、いくらハイペースで展開が向いたとはいえ、外の伸びない京都コースで大外一気で2着に突っ込んできた能力は相当。
牝馬クラシック戦線はメジャーエンブレムの1強の様相と化しているが、2強に持ち込めるとしたらこの馬しかいないだろう。今回はトライアル戦になるが、1勝馬で重賞2着の身となれば、オークスまで考えればここで賞金加算はしておきたいはず。差し馬といっても鞍上がミルコ・デムーロなら道中はインで我慢して直線入り口で外に捌くような競馬をするはず。よほどのロスがなければ馬券内には突っ込んでくるだろう。
レッドアヴァンセ
新馬戦は前が完全に詰まるロスで差し遅れ。2戦目は阪神コースでインを突いてショウナンアヴィドに完敗。3戦目でもう取りこぼせないという立場から能力を最大限に活かすために大外をぶん回し圧巻の内容で勝利。その勢いのままにエルフィンSもスローペースを大外ぶん回しで差し切った。
もちろんこの時期のディープインパクト産駒の成長力などは評価しているが、今回ジュエラーと並び称される馬かは正直疑問。ここ2戦はいかにもメンバーレベルが低かった感じで、前走も道中かかりまくっていたダイアナヘイローが2着に来ちゃったようなレース。今回は一気に相手強化の上に少頭数から多頭数に。ここ2戦の競馬では通用しないはずだ。
そしてこの馬にとって何よりマイナスポイントと思われるのが阪神コースに替わること。4戦のキャリアの中で唯一完敗と言えるのがショウナンアヴィドの未勝利戦。どうもこの馬は京都の下り坂を活かして加速をつけるタイプに見え、阪神コースでは勢いつかずに差し遅れる可能性がかなりあいそう。血統を見ても半兄のレッドアリオンやサトノルパン、クラレント、リディル全てが京都の重賞を勝っている馬で、阪神コースの方が向くという馬はいなかった。この馬もその血を受け継いでの平坦巧者な可能性は高そう。
エルフィンSを勝って桜花賞へ直行との噂もあったがここに来てチューリップ賞への出走。陣営も「トライアルとしての競馬をしたい」と言っており、ここは完全に練習台にする気満々。メジャーエンブレムを倒すために先行策をとるのでは、という声もあるが、音無調教師がそんな考えを持っているとは思えず、おそらく溜めて外に出してどれだけ末脚がキレるのか脚を図りたいんだろう。今回は差し損ね濃厚。飛んでくれることを祈りたい。
シンハライト
もうこの馬はまず血統的に私の好みじゃないのがネック(苦笑)母シンハリーズで全兄にアダムスピーク、半姉にリラヴァティがいる血統。ディープインパクト産駒は母系にサドラーズウェルズのような重い血をつけて成功した例はほぼありません(タッチングスピーチくらいでしょう)おそらくこの馬もアダムスピークの戦績をたどるようにクラシックではあっさり格負けするはず。
前走の紅梅Sも出負けからきっちりと差し勝ったとはいえ、負かした2着馬のワントゥワンは次走でレッドアヴァンセに完敗。少差の3着以下も大して強いメンバーとは呼べなそうで、その割に血統面や戦績で人気になりそうな今回は妙味はほぼゼロ。そもそも1400mからの距離延長の時点であまり買いたい気は起きず、昨年のコンテッサトゥーレもこの馬と同じローテーションでチューリップ賞はラスト1ハロンでバテて終わりました。一切買いたくない馬ですが、ディープ産駒ということも含めて抑え評価でしょうか。
ウインファビラス
走っても走っても人気のない馬。新潟2歳Sの時には本命にして激走してもらって非常に良い思いができましたが、牡馬相手で重賞2着したのに阪神JFでまた人気がなかったのはびっくりでした。
牝馬にしてはパワーあるタイプで阪神コースは向くはず。鞍上も松岡騎手ですし前々で競馬もするのでチューリップ賞の傾向には合うと思います。
ただ、ステイゴールド牝馬はこの時期になると常に怪しむ必要があります。昨年こそココロノアイはチューリップ賞までギリギリ持ちましたが、桜花賞以降惨敗。キャットコインもクイーンCまではギリギリ持ちましたが、桜花賞以降惨敗。今年でいえばクロコスミアが年末でスランプ入り、ペルソナリテはクイーンCからスランプ入りした模様。
とにかくステイゴールド産駒の牝馬は3歳春にガソリン切れを起こします。今までの戦績とか関係なく急に走らなくなるので、そのリスクは常に考えておきたいところ。加えて阪神JF組がメジャーエンブレムを除いてその後全く走っていないのも注意したいです。
ブランボヌール
前走は岩田騎手がなんとかマイルを持たせよう持たせようと慎重に乗ってギリギリで距離をこなせた感じ。あれを見てもこの馬の適性は1400m以下なはずで、馬というのは成長すればするほど距離適性は限定されてきます。恐らく2歳秋の頃よりも短距離向きにシフトしているはず。
阪神JF組の次走も散々な結果で、それでいてこの馬が人気するのであればバッサリ切る予定。ただ今のファンは頭が良いのでこの馬が人気になることはないと思います。多分8番人気くらいじゃないでしょうか。
今年のチューリップ賞はメジャーエンブレムを倒すための第一歩という位置づけでしょう。ここで好走もできない馬は桜花賞でメジャーエンブレムに敵うとは思えません。
ジュエラーは鞍上の信頼度もありますが、まずこの馬は崩れないはず。その割にそれ以外の人気馬が全く信頼できそうにないので、穴馬が入り込む余地は十分にあるでしょう。
その穴馬の筆頭としてこの馬に期待しています。
前走の大敗で今回は二桁人気まで人気を落としそう。ですが、この馬は間違いなく強いと思っています。
前走の敗因は完全に道悪、2走前は京都コースでキレ負け、3走前は初輸送に加えて早めに抜け出す競馬に対応できず。新馬戦では今回と同じ阪神芝1600mコースで番手抜け出しの圧勝。レースレベルも相当高そうで、久しぶりに阪神コースに戻る今回は一変を期待して良さそう。
血統を見ても母は桜花賞馬という超良血馬。今回はこの馬が最大の大穴候補とみており、本命にする可能性も十分にあります。
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