日本ダービー[東京優駿]2022の予想を公開!
公開日:
:
最終更新日:2022/06/02
GIレース考察・予想
日本ダービー[東京優駿]2022(東京芝2400m)の予想です。
5月29日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はダノンベルーガ、イクイノックス、ドウデュース、ジオグリフなど。東京競馬場の芝2400mで行われるGIです。
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日本ダービー[東京優駿] 2022予想
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日本ダービー[東京優駿]はどんなレースになりやすいのか?
いよいよやってきました。日本競馬最高の祭典、日本ダービー。1年の中でも最も位の高いレースで、このレース以外全てハズれている人でも日本ダービーさえ当てられれば一番偉い、と言ってしまっていいんじゃないでしょうか。このブログでもしっかりと的中できるように考察を頑張ってまいります!
先週行われたオークスと同じ東京芝2400mで開催されるレース。とは言っても、3歳牝馬と3歳牡馬では東京芝2400m条件の位置付けは変わるもの。牝馬にとってはほとんどの馬が芝マイルまでの経験しかなく、オークスで初めて2400mの長い距離を経験することになります。
一方で牡馬にとっては皐月賞も芝2000mですし、前哨戦で芝2400mを経験している馬も多数。ダービーに出走してくるような馬はほとんど芝2400mを走れるスタミナがありますし、そんなスタミナ面に関してはクリアしている馬同士でいかに東京芝2400mを速く走れるかという部分が重要になります。
皐月賞は前半から中盤部分のペースが緩まずに速いペースになりますが、日本ダービーは直線が長い東京芝2400m条件ということもあって中盤部分は緩む傾向。3〜4コーナーあたりからスパートが速くなって、残り1000mのロングスパート勝負になるのがダービーの特徴です。
皐月賞=スピードの持続力と短い直線での一瞬の決め手
ダービー=残り1000mを速く走れるロンスパ性能
皐月賞とダービーのレース質の違いを簡単に現すとこんな感じになるんじゃないでしょうか。
後半1000mを速く走れる地力に加えて、最後の直線部分で爆発的な瞬発力を使えるかが重要なレース。過去4年はディープインパクト産駒が4連勝中ですし、ディープインパクト産駒以外でもキングカメハメハやハーツクライ、エピファネイア、ステイゴールド系など瞬発力を備えた血統しか走っていません。
以前はスピードの持続力が活かしやすい立ち回り優勢の馬場になることが多かったおかげで内枠が圧倒的に有利なレースでしたが、ここ数年は東京競馬場の芝傾向が変わってきたこともあって内枠の有利性は消えつつある感じ。過去2年は外から差してきた馬が上位を独占していますし、ちょっと傾向が変わりつつあるというのは考えたほうがいいと思います。
今年はどんなレースになりそうか?
今週で東京競馬場は6週目。もう正直、今開催の東京芝は複雑怪奇で凄まじく難しい印象・・・先週も先々週も土曜日は完全な外伸びの差し馬場になりましたが、日曜日のGIレースは先行してロスなく進めた馬が上位独占。馬場バイアスとしては外が伸びる馬場なんでしょうが、ある程度レベルが高くなると位置をとらないとダメという事でしょうか。ここまで難しい馬場もなかなか見たことがありません。
今週はそんな難しい馬場がCコースに変わることでさらによくわからない馬場になる可能性もありましたが、土曜日の芝レースを見る限り高速馬場で癖のないフラット馬場に見えましたし、末脚キレる馬が存分に瞬発力を活かせるような馬場コンディションに見えます。
出走馬や陣営コメントを見た感じでは、皐月賞で逃げられなかったデシエルトが先手を奪う可能性が高そう。それにビーアストニッシド、アスクビクターモア、ロードレゼルあたりがついていく形になりそうで、極端なスローペースにはならず平均ペースぐらいで流れるんじゃないでしょうか。
しっかりと追走スピードが問われた中で後半のロングスパート勝負になれば地力ははっきりと問われそう。ここ2年ほどに外が伸びるレースにはならないと思いますが、一方でロジャーバローズが勝った年のように持続力タイプが粘り込めるようなスピード馬場でもなさそう。ロスなく立ち回る事が必要というのは大前提として、地力があってなおかつ直線で速い上がりを繰り出せるいかにもダービー向きな馬が上位に走るレースになると思います。
考察まとめ
【レース質】中弛みからのロンスパ瞬発戦。<□□■■>
【狙えるタイプ】ディープ産駒を代表とする王道クラシック血統。
【狙えるタイプ】好位〜中団につけられて末脚の絶対値が高い馬。
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日本ダービー[東京優駿] 2022の印
◎ダノンベルーガ
この馬に関してはもうこれまでのレース毎に書いてきた自身の回顧をそのまま信頼したい。
「エンジンがかかってからのフットワークは大物感あふれるもの。時計やラップも優秀で次走が共同通信杯でも好勝負。この世代のダービー候補だろう。」<初戦レース後>
「2戦目でスッと好位が取れて楽にジオグリフを突き離した内容は圧巻。やはり新馬戦の時にも書いたようにこの馬はクラシック級。次走が皐月賞だと右回りで加速性能に若干不安あり。それでも力で突っこんでくる可能性はかなりあるが、基本的に皐月賞で軽視してダービーで本命のスタンスでいい。」<2戦目レース後>
「スタートを決めて積極的に位置を取りに行く川田騎手らしい騎乗。外が伸びる馬場で中山コースでこれだけ走るんだからダービーはこの馬が勝つか。2番人気になると思うが本命でいいはず。」<3戦目レース後>
この血統らしくエンジンがかかるまでに時間はかかるが、トップスピードになってからのストライドの大きさは破格。その脚力は皐月賞馬ジオグリフをあっさりと子供扱いするほどですし、この世代の3歳同士で東京コースの長丁場で末脚比べをさせたらこの馬に敵う馬はいないだろう。
前走はそもそもエンジンがかかるまでに時間がかかる馬にとって中山コース自体が合わず。それでいて馬場バイアスも最悪で、本当に負けて強しという競馬。今回の条件替わりはこの馬にとって大いにプラスな上にライバルたちには逆にマイナスになりそう。今年の世代のダービー馬はこの馬でいいんじゃないだろうか。
【対抗 ◯6 プラダリア】
未勝利勝ちのパフォーマンスを見た時点で今年のクラシック路線で遅れてきた大物と評価していた馬。さすがにそこからいきなりの青葉賞挑戦ではどうかと思っていたが、相手強化もペースが速くなるのもあっさりと克服して勝利。やはり見立て通りに遅れてきた大物だったか。
父はダービー4連覇中のディープインパクトで、今年の出走馬の中では母系がアメリカのスピード血統でなおかつキレる末脚が使えそうなのはこの馬ぐらい。内枠からスムーズに立ち回れそうな枠を引くことができましたし、消耗が大きそうだった青葉賞の疲労は気になりますが、それさえ克服できればここでもやれていいでしょう。
【単穴 ▲13 ドウデュース】
いまいち適性がはっきりしていなかったり前哨戦で高いパフォーマンスを出さなかったりするせいで強さがよくわからなかった馬だが、朝日杯FSの勝利や皐月賞3着の鬼脚を見ても世代上位の能力があるのは間違いなさそう。ハーツクライ産駒にしては器用さがあって折り合いもつくタイプですし、弥生賞であれだけの脚が使えるんだから折り合いさえつけば東京芝2400mの距離も持つだろう。
ハーツクライ産駒だが母父エーピーインディ、母母父ゴーンウェストでスピードが強化されているのでダービー向きな印象。武豊騎手も友道厩舎もダービー最多勝となれば無理に逆らう必要もないか。
【特注 ☆11 ジャスティンロック】
プロフィールは地味なのだが、これまでのパフォーマンスは今回のメンバーの中でも最上位級。京都2歳ステークスはなかなかの好メンバー相手にロスだらけの捲り競馬で押し切りましたし、弥生賞はスローペースを大外ぶん回しで脚を余しての4着。皐月賞でも外差し馬場で最も通ってはダメだった最内を突いて最後は差し込んできていましたし、能力は今回の人気勢と大して変わらないはず。
とにかく後半1000mを速く走らせて良いタイプに見えますし、東京コースで速い上がりが問われてどうかはやってみないとわからない部分もありますが、能力最上位級の馬が16番人気まで評価を落とすなら大穴で狙ってみたい。
【△3 アスクビクターモア】
ディープインパクト産駒ではあるが、母系のブラッシンググルームとロベルトの影響で決め手に欠けるタイプ。これまでの戦績通りで東京コースよりも中山コース向きに見えますし、極限の決め手が問われるダービーで走るイメージはあまり湧かない。とは言っても皐月賞は外差し馬場の中で1枠から逃げてよく頑張りましたし、今回も内枠から恵まれて好走する可能性はあっていいんじゃないでしょうか。
【△15 ジオグリフ】
これまで何度も書いてきているが、ドレフォンは母系の良さを引き出すクロフネのようなイメージの種牡馬。この馬の場合は母アロマティコの切れ味が引き出されているおかげでクラシックでも戦えているが、やはりクロフネと同じような種牡馬と考えると距離は2000mまでがベストか。世代上位の能力があるので掲示板ぐらいには走ってくると思うが、最後は本質的な適性の問題から伸びあぐねそう。
【△16 キラーアビリティ】
今年の世代の2歳中距離王。母系がスピード血統のディープインパクト産駒で一見するとダービー向きの配合に見えるが、これまでのレースぶりを見てもこの馬は直線でキレる脚を使えるというよりは後半1000mで長く脚を使えるタイプ。あんまりダービー向きのタイプには見えませんし、馬場バイアス合わなかったとはいえ皐月賞であそこまで負けてしまうと本線評価はしにくい。
【△18 イクイノックス】
新馬戦、東スポ杯とどちらも非常に強い競馬で、皐月賞も異例のローテながらしっかり格好をつけて2着。いまさらこの馬が世代最上位級でないという人もいないだろう。
ただ、能力は認めるもののダービーで走りそうなイメージが湧かないというのが正直なところ。だいたい近年のダービー馬はダービーに縁の深い血統構成であることが多いが、この馬は父キタサンブラックがダービー惨敗、母父キングヘイローもダービー惨敗で、母シャトーブランシュも直線が長いコースよりは小回りコースで一瞬の決め手を活かす競馬が得意だった。
この馬のレースぶりを見ても、追い出してスッと反応するギアチェンジ性能が圧巻で、東京コースで長く良い脚を使うというよりは小回りコースでシュッとギアチェンジ性能を活かす競馬の方が合いそう。おそらくルメールは東京芝2400mで大外枠となると先行するはずで、昨年のサトノレイナスのように早仕掛けの競馬になりそう。世代最上位の馬なので掲示板ぐらいには来ると思いますが、早めに仕掛けすぎるとサートゥルナーリアのように最後に止まりそうな感じがします。
印まとめ
◎ダノンベルーガ
◯プラダリア
▲ドウデュース
☆ジャスティンロック
△3,15,16,18
勝負度 D
買い目
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さて、2022年も5月になりました。
ここでは徹底分析メルマガ「競馬をビジネスにする」の新規読者募集をさせていただきます。
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