【2016】ニュージーランドT / 有力馬考察(アストラエンブレム、レインボーラインなどの徹底分析)
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最終更新日:2016/04/07
重賞レース考察・予想
今日は4/9(土)に行われるニュージーランドトロフィーのレース考察を行います。中山芝1600mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
先日の大阪遠征は帰り道は高速バスで帰ってきました。
月曜はひたすらレース映像を見返すことが多いので、結局新幹線でサクッと移動するのもバスでぬるっと移動するのも変わらないんですよね。最近の高速バスは座席にコンセントがついているのでこっちの方が色々と作業がしやすかったりもします。
ただネックなのが結構WiFiが入らない区間があること。静岡県の大部分と滋賀県南部は基本的に圏外になります。特に滋賀県南部あたり、亀山とか水口あたりは1ミリも電波が入らないのでどうしようもないです。色々と旅行はしていますが、WIFIの電波が入らない地方ランキングでも鈴鹿峠周辺はかなり上位に来る印象。
新東名が出来てからは見る風景も変わったのでバス移動も結構楽しいですね。サービスエリア巡りも好きなので、高速バスが好きなサービスエリアに止まったりするとちょっと嬉しくなります。個人的に下りの浜松サービスエリアとかが好きです。あとは赤城高原サービスエリアとか那須高原サービスエリアのような高原系も良い印象があります。
暖かくなってきてドライブにも良いシーズンになってきたので久しぶりに車で出かけたくなりますねぇ。
【2016】ニュージーランドT 予想考察
ニュージーランドT 有力馬考察
アストラエンブレム
今回は格付け的にも抜けた存在と見られそうで、騎手もルメールでしょうからまず抜けた人気になるはず。ただこの馬、現時点ではそこまで強い馬には思えません。
もちろん新馬戦2着の内容と未勝利戦の圧勝劇は強い内容でした。サウジアラビアRCも抜けた末脚を見せましたし、この馬は脚を溜めて大味な競馬をさせると凄く強い競馬をする印象。これは父ダイワメジャーというよりも母ブラックエンブレムの底力がそうさせている気がします。半兄のブライトエンブレムもスムーズな競馬をするよりも後方から一気に捲るような競馬をする方がパフォーマンスを上げるタイプ。ブラックエンブレムの仔にはそういった爆発力があるんでしょう。
ただ、この馬はここ2戦で優等生の先行策の競馬をしています。その2戦の内容が大して強くない。シンザン記念はハイペースを前付けしてある程度粘ったのは評価できますが、その内容もデビュー当時に騒がれていたポテンシャルほどではなかったと思います。
前走は自己条件のフローラルウォーク賞で予想外の逃げの手を打って勝利。これで「もともと素質あった馬がレースぶりも上手くなって更に評価上昇」となる方もいるんでしょうが、レース内容を見てもかなりのスローペースをただ押し切っただけで、メンバーレベルも相当低かった上に最後はドゥーカに迫られていました。正直、デビュー当時のポテンシャルを考えれば前走は圧倒しなければいけないレベルだったと思います。
ブレイズアトレイルというダイワメジャー産駒を見ても思ったのですが、どうもこの血統(ダイワメジャー産駒)で爆発力のある末脚が使える馬は変に競馬を矯正しない方が良い気がします。ブレイズアトレイルももともとは溜めて強烈な末脚が使える馬でしたが、前々で競馬をするようになってからは父のダイワメジャーっぽさが前面に出てしまって一気に善戦マンになりました。どうもアストラエンブレムにもその匂いを感じてしまいます。
ダイワメジャー産駒の脚質転換でもそういったイメージありますし、半兄ブライトエンブレムを見てもこの馬はあんまり器用な競馬をしない方が良さそうなタイプに見えます。ここはメンバーレベルが低いので走る可能性もあるとは思いますが、断然人気で信頼できるほどの馬ではないでしょう。2着を外す可能性は結構あると思います。
レインボーライン
前走はまさにデムーロ様様といった感じの競馬。前半はハイペースで追走にすら精一杯だった感じで、直線は終始手応えが怪しいながらもどの馬もバテるような消耗戦になって、デムーロの渾身の追い込みがハマっての僅差勝利。
メンバーレベル、コース、ペース、騎手の腕と全てがハマっての勝利でしたし、再現性はほぼゼロに近いと思います。シンザン記念ではきっちり負けている馬ですし、所詮はオープンレベルの馬。かなり恵まれて重賞は勝ちましたが、能力的に抜けている馬ではありません。
今回はデムーロ→ウチパクに騎手が変わるので人気は落とすでしょうが、まぁ前走の戦績があればそれなりに人気するはず。ウチパクは手が合うはずなのでそこで評価を落とす必要はないでしょうが、そもそも抜けた馬ではありません。人気なら買いたくありません。
ダンツプリウス
ブライアンズタイム産駒最後の大物の可能性を秘めた馬。まさしくこの血統のキャラ通りに渋とい競馬が得意な馬で、上がりがかかるレースで接戦になればなるほど強いタイプ。
能力的にはここでも抜けている馬ではないので、人気薄の時は常に高評価するべき馬でしょうが、今回人気になるのであれば相対的に評価を下げた方がいいかなと思います。
今回の条件並びに今の中山の少し荒れ始めた馬場は合うはずなので、おそらく今回もタイム差0.5秒以内くらいには走ってくるはず。ただそれが馬券内なのか6、7着なのかはわかりません。そういう意味で人気なら相対的に評価を落とした方がいい気はします。
ボールライトニング
ここ2戦を見ても明らかに1400mの単調なレースが合うタイプ。マイルでは最後の一足が使えないので、今回も人気するのであれば危険な人気馬になりそう。
ただ阪神マイルよりは中山マイルの方が合いそうな感じはします。それでも能力的に足りない感じはするので、買っても抑えの抑えくらいでしょう。
サーブルオール
前走はメンバーに恵まれた上に能力上位のショウナンアンセムが折り合いを欠いて自滅してくれた結果。ハービンジャー産駒で重賞での期待値は下がりますが、先週の中山の馬場を見ていると、インが荒れ始めて外を回した馬が伸びる馬場になってきています。
ベルーフやウインクルサルーテなど、重賞で好走したハービンジャー産駒のほとんどは荒れ馬場を外を回しての好走で、この馬も馬場や条件は合いそう。ハービンジャー産駒は多頭数の消耗戦の方が走る印象なので、今回はハービンジャーというだけで嫌うのは違うかなという気がしています。
ただ信頼できる血統ではないので軸にするのはギャンブル。ある程度の印を打つかは迷い中ですが、△の上位ぐらいが妥当か。
いやぁ、こうして上位人気馬の短評を書いていても、ますます上位人気馬が一切買いたくないレース。
その割に穴馬に買いたい馬が数頭いるので、このレースは結構面白いレースになると思います。ダービー卿CTを見ても中山の馬場は今週末はわかりやすくなりそうで、スプリングSほどではないですが日経賞に次ぐくらいの勝負度で買いたいレースになりそうです。
というわけで穴馬として期待したいのはこの馬。
前走は同舞台のポテンシャル勝負で一気にパフォーマンスを上げてきました。近走の内容だけを見ても立ち回り勝負が得意なだけの早熟馬かなと思ってましたが、前走の時計はかなり早く、ある程度流れるレースのマイル戦が一番適正あるのかも。前走と同じだけ走ればここでも好勝負になっていいはずです。
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