【若葉ステークス2020の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します

若葉ステークス2020(阪神芝2000m)の考察です。

3月21日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はアドマイヤビルゴ、アメリカンシード、アルサトワ、ディアマンミノルなど。阪神競馬場の芝2000mで行われるオープン戦です。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。

今週末は三日間開催で土曜日は重賞がありません。おそらくブログで予想を配信するレースは若葉ステークスになると思いますので、こちらも重賞レースと同様に考察を事前に書いておこうと思います。

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若葉ステークス 2020 考察

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レース傾向

１、２着に皐月賞への優先出走権が与えられるトライアルレース。弥生賞やスプリングステークスと違ってオープン特別にはなるのですが、関西馬にとっては関東への輸送なしで使える唯一のトライアル戦。そんなわけもあって、年によってはクラシックの中心的な存在が出てくることも。ヴェロックス、ワールドエース、ヒルノダムール、ペルーサのような圧倒的存在が出てきてしまうと人気決着になる傾向ですが、そこまで強い馬が出てこない年は荒れることも多いレース。十分に検討する価値はあるレースだろう。

詳細は次項のレースラップのところで書くが、若葉ステークスで注目するべきは馬場と展開か。馬場が渋るとなかなかペースが上がりにくく、中盤が緩んだところで人気馬が自在に動けてしまうので人気決着になりやすい傾向。昨年もヴェロックス以下人気通りの決着となりましたし、2016年も稍重のスローペースで人気のアドマイヤダイオウとナムラシングンが途中から動いて人気通りの決着となった。

一方で良馬場前提で前半〜中盤部分が緩まないミドルペースになるとこのレースは荒れる。２年前は良馬場での縦長の隊列のスピード持続力勝負となって大穴がなだれ込んでの大波乱。2017年は淀みない流れを番手からアダムバローズが抜け出して単穴を開けましたし、2015年も少頭数ながら淀みない流れになったおかげでレッドソロモンとワンダーアツレッタの大穴ワンツーとなった。

渋化馬場＋スローペース＝人気馬が途中で動けてしまって順当に決まる

高速馬場＋ミドルペース=スピードの持続力と立ち回りが問われるために穴が開く

というのが若葉ステークスの傾向。

今年は昨年のヴェロックスのようなクラシックでも中心になるような絶対的存在はいないように思いますし、金土は晴れ予報なので良馬場での開催になりそう。加えてフルゲートに近い頭数になりそうですし、いかにも後者のレース質になるイメージ。今年の若葉ステークスは荒れるんじゃないだろうか。

POINT1 → スローぺースでは順当決着になるが、ミドルペースでは持続力と立ち回りを活かして穴馬が台頭してくる。

POINT2 → 今年は金土が晴れ予報でフルゲートになりそうな感じ。今年は波乱もあるんじゃないだろうか。

前項で書いた通りで2019年と2016年は前半スローペースからの後半勝負の展開に。こうなってしまうと人気馬が勝負所で外を回しても届いてしまうので前述した通りで堅い決着になりやすい。

一方で2018年、2017年、2015年のように前半からそれなりにペースが流れてスピードの持続力が問われる展開になると、人気の差し馬が途中で外を回して迫ることができなくなりますし、その結果として上手く立ち回った穴馬が台頭できる傾向だ。

POINT1 → 過去5年のレースラップ傾向を見ても、スローペースになった年は順当決着。ミドルペース以上で流れた時に立ち回りタイプの穴が台頭している。

過去５年で穴を開けた馬の血統を見ていくと、アイトーン、ロードアクシス、アダムバローズ、ゼンノタヂカラオ、ワンダーアツレッタといったあたりはどれも父か母父がミスタープロスペクター系（キングマンボ含む）という顕著な傾向。ロードアクシスやワンダーアツレッタはダート馬のような血統背景ですし、そういったスピードの持続力を売りにする馬がミドルペースの若葉ステークスでは穴を開ける傾向あり。

POINT1 →ミドルペースの若葉Sで穴を開けるのはミスプロ系などの米国ダート血統が濃いタイプ。スピードの持続力に秀でた配合が穴を開けやすい。

考察まとめ

というわけで枠順発表前の若葉ステークスの想定オッズはこちら。

枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）

１戦１勝で高額馬のアドマイヤビルゴが断然人気になるだろう。２番人気も成績が安定しているアメリカンシードか。netkeibaの想定オッズでは人気薄になっているが、アルサトワも玄人層にはバレバレだと思うので普通に人気の一角だと思います。

最後に現時点で面白いと思う馬をピックアップ！

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＜推奨根拠＞

ここはスムーズな先行策が取れればこの馬が能力上位だろう。デビュー戦の走りを見ても馬群の中ではリズム良く走れない印象で、前走にしても序盤は気分良く逃げられていたがあまりにもスローペースに落としすぎたために途中で捲られてチグハグな内容。一方で未勝利勝ちは逃げての大楽勝でしたし、リズムよく走ればこの馬は今回のメンバーでも能力上位。この馬が淡々としたペースで逃げてくれれば穴馬も突っ込んできて波乱の可能性が上がると思います。

一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。

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血統的にいかにもなダート血統なのでミドルペースになればこのレースへの適性ありそうなんですが、さすがにこの馬はダート馬な感じがします。ここ２戦は馬場や強風が味方して上がりがかかったことが幸いしていますし、果たして良馬場の芝でどれだけやれるんだろうか。

今週は金〜日の３日間開催。日曜日の重賞の枠順はまだ発表されないので既にプレ予想は昨日終わらせてあります。よってフラワーカップのプレ予想だけサクッと終わらせれば配信できるので、１２時ごろまでにはメルマガにてプレ予想とまとめデータを配信できるんじゃないかと思います。

先週は勝負レースだったフィリーズレビューが印４点の大本線で的中！

＜フィリーズレビュー レース結果＞
１着：◯エーポス　５番人気
２着：◎ヤマカツマーメイド　２番人気
３着：☆ナイントゥファイブ　12番人気

by ぴろむ様

by ピッピ様

大本線での的中だったためたくさんの報告をいただきありがとうございます。

的中に導けたロジックの部分は満足しつつも、これにおごらずに今週の三日間開催もドカンと当てていければと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。

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