札幌日経オープン2021の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2021/08/12
平場レース考察・予想
札幌日経オープン2021(函館芝2600m)の予想です。
8月7日に函館競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はディアスティマ、ボスジラ、ジェットモーション、ナムラドノヴァンなど。函館競馬場の芝2600mで行われるオープン戦です。
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札幌日経オープン 2021予想
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予想の根拠
Bコースになって最初の週だった先週はやたらに差しが決まるレースが多かった函館芝だが、ほぼ全てのレースが前傾ラップのハイペース戦になっており、コース替わりの馬場コンディション以上に先行馬が展開向かずに差しがよく決まっていたような感じだった。よって先週の結果だけを見て「もう外差し傾向」と決め付けない方が良さそう。
とは言っても、Bコース替わりでラチが外に動いたことでイン有利の馬場だったわけではなく、馬場はフラットでフェアなコンディションと見て良さそう。そんな馬場で行われる芝2600m戦となると、馬場よりも展開や隊列を重視した方がいいんじゃないだろうか。
この枠並びからすると人気必至のディアスティマがポンとハナを切る可能性が高そう。ただ、厩舎コメントを見るとジャコマルがハナ宣言をしていますし、無理矢理に先手を奪いにいく可能性もあり。どちらが行くにしてもゆったりとしたスローペースにはならなそうで、後続は追走に脚を使わされそうだ。
2周目の勝負所から後続が動くような展開になりそうで、ディアスティマかジャコマルが刻むペースを追走しつつ最後までしっかり脚を使えるかというスタミナ勝負になりそう。洋芝の芝2600m戦らしく立ち回りセンス、地力、スタミナがしっかりと問われるレースになるんじゃないだろうか。
というわけで予想の発表。
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札幌日経オープン 2021の印
【本命 ◎15 シークレットラン】
この馬の特徴は「キレないが一定の脚をずっと使える持続力型」「タフ馬場を一切苦にしない」の2点。もともと素質は2歳時から見せていた馬で、ペース流れて持続力勝負になった葉牡丹賞を圧巻の時計で勝利。この時の時計だけを見ればクラシックで活躍してもおかしくないが、致命的にキレないのでその後は条件戦でも勝ち味に遅い競馬を繰り返していた。
条件戦でも勝ち上がるのに時間を要したが戦ってきた馬は強力な相手ばかり。すでに重賞を勝っているキングオブコージやオープン級の素質があるエアジーン、ディバインフォース、アンティシペイトあたりを相手にしたレースぶりを見てもこの馬はまずオープン重賞でも通用していい馬なはずです。
オープン昇級後の2戦は結果が出ていませんが、中山金杯は2000mの距離が忙しすぎた上にスローで展開が全く向かず。最後は最速上がりで突っ込んできましたが、さすがに条件も展開も向かずでは厳しかった。日経賞も鞍上が最後方からの決め打ち競馬を狙ったがスローの前残り戦で全く展開向かず。ここ2戦はこの馬の良さである「キレないが一定の脚をずっと使える持続力」を全く活かせていないのである程度は度外視できるだろう。
今回は洋芝の2600mと言うことで、キレないけれどもずっと伸びるこの馬にはいかにも合いそうな条件。函館開催も後半になって荒れ始めてきた馬場もこの馬には間違いなくプラスになります。冒頭に示した2つの特徴に完全に合致する条件なら走れていいんじゃないでしょうか。
今回の鞍上は函館芝2600mの複勝率が5割を超えますし(まぁどの条件でも大体超えていますが・・・)、この鞍上の特徴は外枠を引いたら距離ロスを避けるために積極的に位置を取る傾向がある事。おそらくこの枠でこの鞍上ならここ2戦のような位置にはならないはずで、1コーナー過ぎで気づいたら勝負になるポジションにつけていそうなイメージ。もともとこの鞍上は外枠の方が成績が良いですし、短距離よりも長距離の方が圧倒的に得意。ディアスティマかジャコマルが引っ張って縦長になりそうな隊列を、外目好位からじわっと進出して好走に導いて欲しいです。
【対抗 ◯3 ボスジラ】
ミスパスカリの一族らしくキレないディープ産駒ではあるが、血統的にステイヤーでもないというのが難しいところ。実際に3000m以上の距離では全て崩れており、ここ2戦も単純に距離が長かったんだろう。
ある程度の距離でキレを問われない条件ということで北海道の芝2600mがドンピシャで適性合っている感じで、昨夏のオープン2戦はどちらも強い内容。今回は休み明けとはいえここを目標で仕上げている感じですし、能力さえ出せれば上位争いになりそうだ。
【単穴 ▲5 ディアスティマ】
有馬記念とそん色ない時計で駆け抜けたグッドラックハンデから別馬になったようで、その勢いで松籟Sも逃げ切り圧勝。さすがに急成長すぎと感じたので松籟Sは馬場にも恵まれたと怪しんでいたが、天皇賞(春)がハイペースで競り合いながら直線半ばまで粘るという非常に強いレースぶり。もう能力を疑う必要はなさそうで、普通にこの馬は重賞級だろう。
今回はいかにも適性向きそうな条件だが、同型のジャコマルがハナ宣言をしている点が厄介。あちらの鞍上の横山和生も簡単に引いてくれるような騎手ではないですし、競り合ってハイペースになったり2番手からでスムーズに競馬ができない可能性は考えておきたい。
【特注 ☆6 ジェットモーション】
父ハーツクライ×母父ロベルトの血統イメージ通りに晩成で力をつけてきた馬で、スパッとキレずに加速に時間がかかるので中京のような上がりがかかる広いコース向き。函館記念を見ても最後は完全に脚を余していましたし、函館コース適性はどうかも距離が600m伸びるのはいいんじゃないだろうか。
【△2 ゴースト】
いかにも晩成のハーツクライ産駒という感じで、オープンでもやれる能力はありそうだが昇級後は能力を発揮できないレースばかり。万葉Sはスローの流れで外を回して脚を余していましたし、天皇賞(春)はさすがにレベルが高すぎてどうしようもなかった。今回は普通のオープンレベルなら立ち回り次第でやれていいか。
【△4 ターキッシュパレス】
コテコテの欧州血統のイメージ通りにキレないスタミナ型で現にこれまであげた3勝はどれも重い馬場でのもの。神戸新聞杯で上位に走れているのを見ても能力はあるはずで、菊花賞後の2戦は疲労が出た感じで度外視できそう。前走は最後は脚を見せていましたし、今回は格上挑戦とはいえ洋芝の芝2600mならやれていい感じはある。
【△8 カウディーリョ】
前走の七夕賞は長期休養明けで見せ場十分の内容。今回は叩き2戦目ということで人気になりそうだが、この馬はこれまでの戦績を見ても3か月以上の間隔を開けた時しか走っていない。反動が出やすいタイプに見えますし、血統やこれまでのレース内容から若干距離も長そう。
【△10 ジャコマル】
フロックでオープン入りしたものばかりと見ていたが、昇級後のAJCCや日経賞のレースぶりを見てもマイペースで先行できればオープンぐらいなら普通にやれそう。今回はディアスティマの2番手になりそうだが、強い逃げ馬を追いかけてどれだけやれるか。
【△11 レッドジェニアル】
前走はまさかの逃げを打ったがもともとゲート難が深刻な馬。前走は大外枠で最後入れだったために前に行けた可能性が高い。今回は奇数番でゲート内で待たされることで出遅れる可能性が高そう。前走が完全な休み明けで叩いての良化はあるだろうが、出遅れ確実の馬はそこまで評価はしたくない。
【△12 ナムラドノヴァン】
今春の長距離戦でのレースぶりを見てもオープンなら上位だろうが、かなり過酷なローテーションで使われた感じで目黒記念は展開も向かなかったが状態も微妙だったか。今回はそこから2か月ぐらいしか間隔空いていませんし春の疲れが取れているかは半信半疑。
常に最後方近くからの追い込みになりますし、これまで広いコースばかりで小回りは今回が初めて。果たして函館でスムーズに差し込んでこれるんだろうか?
【△14 オウケンムーン】
ここ2戦は高速馬場の東京芝でキレ負けしている感じ。今回は距離延長自体は良いと思うが、どうもトニービンの血を強く受け継いだサウスポーな感じがするので右回りコースがどうだろうか。最後にスタミナを活かして差し込んできて3着は十分にあるだろう。
【推奨買い目】
三連複 15→3,5→3,5,6,2,4,8,10,11,12,14 (15→3,5,6は重ね買い)
馬連 15→3,5,6 (3,5相手は重ね買い)
単勝 15 シークレットラン
【買い目及び予想のポイント】
ここは次走注目馬の◎シークレットランが条件合いそうなので狙い目。いつもならルメール騎乗ということで過剰人気になって嫌だなぁと思うところだが、このレースでこの馬となると逆にルメールの腕を借りたい感じ。それによって過剰人気にはなってしまうと思うが、さすがに4,5番人気で単勝10倍ぐらいはついてくれないだろうか。
この条件なら重賞級だろう◯ボスジラと、展開さえ大丈夫なら能力上位の▲ディアスティマが無難に上位評価で良さそう。ここを2列目にした三連複フォーメーションと馬連で上手いこと引っかかってくれれば・・・
そこまで大荒れするイメージはないが、3着はどれがきてもおかしくなさそうなイメージ。△を多めに打ったのもそのイメージで3着荒れの可能性を考慮してのものです。
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