香港国際競走 [1] 香港スプリントに勝算はあるか?
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コラム
今週末は日本でもGIがあるが香港国際競争も行われる。そのおかげで阪神JFは岩田騎手などのトップジョッキーが乗れずに乗り替わりになるケースがあり、日本の競馬にも影響を与える。今年は大挙して香港へ押し掛ける日本勢。それぞれのレースの勝因を見ていきたい。
香港スプリントの勝算は?
ストレイトガール
スノードラゴン
リトルゲルダ
過去最高の3頭が出走を予定。現在、このレースは日本馬が二連覇中でいやがおうにも注目はされるだろう。
ポイントは2つ。洋芝と長い直線
シャティン競馬場の芝は洋芝。ということはイメージは日本の北海道シリーズ。欧州の芝ほど重くはないが、軽い馬場ではないと言う事だ。
加えて洋芝なのに直線が長い。これは日本では走ることのできない条件だ。長い直線を差し切れる瞬発力と洋芝を耐え抜ける持久力が必要になる。つまりそれを兼ね備えているのは強い馬だ。ロードカナロアのような馬でなければ厳しい舞台だろう。
スノードラゴンは北海道シリーズでも見せたように洋芝でも駄目な馬。とにかく今年初旬の中山や、高松宮記念、スプリンターズSのようにとにかく重くて時計がかかる馬場で走る馬。香港の洋芝程度じゃ厳しいと思う。
リトルゲルダはスプリンターズSは調整失敗してこちらへ照準を絞ってきた。確かに急成長中とはいえ洋芝への適応力は未知数。
そう考えると可能性があるのはストレイトガールだけだろう。
激重馬場でも好走した持久力と、ヴィクトリアマイルもこなせた純粋な能力の高さは3頭の中でもトップ。夢を見るならストレイトガール、というのが香港スプリントの結論だ。
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