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日経賞2018の予想を公開!

公開日: : 重賞レース考察・予想

日経賞2018(中山芝2500m)の予想です。

3月24日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はキセキ、トーセンバジル、ゼーヴィント、サクラアンプルール、ロードヴァンドール、ガンコなど。中山競馬場の芝2500mで行われるGII戦です。

 

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日経賞 2018予想

日経賞の週中分析記事はこちらから

 

予想の根拠

先週のスプリングステークスを見ても明らかにインが荒れてきた中山芝コース。

先週の日曜日の芝レースは外を通った馬が上位に入線しており、もともと今開催の芝は時計のかかる馬場だったがそれに加えて見るからにインの馬場も荒れてきた。いかにもAコース最終週という感じのタフな荒れ馬場になるだろう。

と言っても先週の日曜日に外差しばかり決まっていたかといえばそんなわけはなく、差し馬が上位を独占した幕張ステークスは馬場というより道中全く緩まなかったペースが外差しの誘発要素だろう。時計がかかる荒れ馬場だがそこまで差しの決まるイメージはなく、今の中山の芝コースは後ろから差して来る馬よりも先週のフラワーカップのカンタービレやスプリングステークスのエポカドーロのように、荒れ馬場を難なくこなして外目を伸びて来るタフな立ち回りタイプが向く馬場と言える。

 

今年の日経賞は枠順を見てもロードヴァンドールの単騎逃げは見え見え。

中山芝2500mはコーナー途中にゲートを置いたようなコース形態になっており、スタートセンス悪い馬は位置が取れない舞台。外枠を引いた不器用なキセキ、基本的にゲートが良くない上にデムーロ騎乗のトーセンバジルが流れに乗れるイメージはなく、レース展開は単騎逃げの横山騎手に支配されそう。

溜めてキレる馬ではないので横山騎手がスローペースで逃げるかある程度淡々としたラップを刻むかはやってみなければわからない部分はあるが、少なくともこの関東の名手が単騎逃げで展開を作るときは圧倒的に前有利の展開になりがち。キセキ、トーセンバジルと言った差しタイプが後ろに構えるのであれば、狙うべきは真逆の前々を立ち回れる馬でしょう。

 

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日経賞 2018の印

本命 ◎ガンコ

本命は今の中山の馬場が絶好に見えるこの馬の大駆けに期待する。

芝を使われたのは3戦前からだがそこからの3戦が全て見所十分な内容。初戦の阪神芝2400mで淀みない流れを2番手から抜け出して好時計での快勝。2戦目は京都芝2400mで先行粘り込みの大駆け。そして前走は重馬場の京都芝2400mでワンサイドの勝ちっぷりを見せた。

この馬が強いことを数字的に証明できる最大の要素は前走の走破時計だろう。前走が行われたのは京都記念デー。それだけ書いただけで読者の皆様はどれだけ悪い馬場だったか想像つくと思われるが、そんな馬場で2:28:2で走って2着以下を突き放した。

馬場が馬場だったので2:28:2の時計をどう評価していいか難しいとは思うが、注目したいのはこのレースの2200mの通過時計。この馬は2200m地点を先頭で通過しており、その時のタイムが2:16:0。同日の京都記念の決着時計が2:16:3でしたからこの馬の前走の走破時計は掛け値無しに優秀と見ていいでしょう。

2走前の日経新春杯で軽ハンデを背負って今回出走しているロードヴァンドールあたりに負けましたから格下と見られそうですが、その2走前も力負けしたのではなく京都のスローペース戦でキレ負けしたと考えるのが妥当。ミドルペースの阪神芝2400mを先行して圧勝した江坂特別や道悪の2400m戦を圧勝した前走内容を見ても、上がり時計、全体時計がかかればかかるほどパフォーマンスをあげる馬。父ナカヤマフェスタ×母父サドラーズウェルズのイメージ通りのタフ馬場巧者と見て良さそうで、ステイゴールドの血を受け継いでいると一目でわかるピッチ走法なので今の荒れた中山コースはこれ以上ない舞台と言える。

鞍上は今年に入ってから意識が明らかに変わった印象で、こちらが期待している通りの位置で競馬をしてくれることが多い印象。この馬で控えても何もないはずでテンから積極的な競馬をしてくれるでしょうし、ロードヴァンドールの2番手外目で立ち回って上手く直線を向ければ今回の条件で今の荒れ馬場ならアタマまであっていいと思います。

 

対抗 ◯ロードヴァンドール

対抗は最後まで迷ったがロードヴァンドールにします。

過去の戦績を見てもとにかく自分のペースを守って逃げる競馬ができれば粘れるタイプ。道中でだれかに邪魔されると案外に垂れてしまう印象。小倉大賞典や札幌記念のような一見すると前に行く馬が有利そうな舞台でダメで、逆に中京芝2000mのような前行く馬をある程度放って置いてもらえる条件での単騎逃げで結果を残してきた。

そんな馬だけに前走で距離を伸ばして結果を出すことができたのは大きいか。2400mが大丈夫となればこの馬のキャラ的にはこの距離でマイペースで競馬ができたほうがいいはずで、今回は絶好枠で自在のペースを刻ませたら日本一の横山騎手。まず後ろが手出しできないようなペースに持ち込んできそうで、そうなれば道中1、2番手の行った行ったの展開は案外あり得るんでは?

 

単穴 ▲トーセンバジル

人気馬の中で一番評価するとすればトーセンバジルになるか。

能力だけなら今の古馬の中でもトップクラスと見ている馬で、それは前走の香港ヴァーズでハイランドリールやタリズマニックと差のない競馬ができたことでも明らか(しかも展開がスローでしたから差してきたこの馬の方が強い競馬をしていた)

今まではスタートが課題でしたが、2走前の京都大賞典で岩田騎手が積極的に出していく競馬をした事でそれなりにマシになっている印象。中山芝2500mでもこの枠順ならばそこまで位置を落とすことはないんじゃないかと見ています。

能力は古馬でもトップクラスなのは陣営も口にしている事ですが、京都大賞典2着の実績だけでは今年のGIレースで使いたいところを使える可能性は低そう。今年の飛躍のためにも今回はなんとしてでも賞金を稼ぎたいはずで、そういう勝負度の強いレースでは今年の藤原厩舎はほぼパーフェクトな戦績を誇っています。

鞍上のデムーロも継続騎乗ではない単発乗りなら教育騎乗はせずに目先の勝利だけ狙ってきそうですし、人気馬の中では能力、適性、本気度などを考えて買いやすいのはこの馬か。

 

特注 ☆ゼーヴィント

能力だけなら今回のメンバーなら抜けている感じもするゼーヴィントだが流石にこの休養明けは手を出しづらい。

もう既に巷では現4歳が最強世代で5歳は忘れられている感じだが、AJCCの走破時計だけ比較してもゼーヴィントが勝利した年の方が明らかにレベルが高そう。前後半3Fのラップがほぼ同じなのに走破時計が1秒以上違うのを見ても、万全な状態にあればダンビュライト程度は苦にしない馬だろう。

母父ブライアンズタイムの影響を大いに受けたディープインパクト産駒で、スパッとキレないので今回の条件は全く問題なし。能力をそのまま発揮できればまず勝ち負けだとは思うが、あまりにも休養期間が長すぎるのと今回は陣営も弱気なコメント。流石にこれ以上は評価しづらいです。

 

△  ノーブルマーズ

穴で一発あるとすればノーブルマーズか。

もともと最強5歳世代のクラシック戦線でもそれなりに通用していた馬で、血統イメージ通りに渋とさを活かす事が出来れば重賞でも戦えそう。

前走はかなり走破時計遅いがスローペースで加速ラップで終わっているのであんまり関係なさそう。昨夏の三田特別の内容と走破時計が素晴らしく、準オープンでは常にキレ負けしていただけな印象なので、持久力が活かせるレースになれば重賞でも通用して良さそう。

ただテンにそう速い馬ではなくコーナースタートの中山芝2500mだと想定よりも位置を落とす可能性は結構あり。高倉騎手も近走のこの馬の乗り方を見ているとあんまり先行タイプと考えてもいなそうで、前走の楽勝っぷりで自信を持って後ろから進めたりするとまず確実にキレ負けするはずだ。

 

△  サクラアンプルール

中山コース適性はありそうなサクラアンプルールだがこの距離はちょっと長そう。

父キングカメハメハのイメージ通りの1800m〜2000mの立ち回りタイプ。コーナー4回の中距離戦で脚を溜めて一瞬の末脚を活かしてこそという馬で、2500m戦で持久力を活かしてというタイプには見えない。初騎乗の中山マイスター田辺がどれだけ上手く乗るかにかかっている。

 

△ ソールインパクト

枠順発表前は対抗にする予定だったソールインパクトだがこの枠順は厳しい。

キレは全くないがバテないというわかりやすいキャラの馬で、近走で崩れたのは京都のスローペースをのんびりと後ろで構えて何もできなかった日経新春杯だけ。今回は馬のキャラを完全に理解した感じの陣営が「積極策」を示唆していたが、中山芝2500mの大外枠という最悪な枠を引いてしまった。

スタートは抜群に上手い福永騎手だが何が何でも位置を取りに行くような積極的騎乗は数えるほどしか見たことがなく、恐らくこの枠では出たなりの中団前目の位置を取るのが精一杯か。道中でも和田騎手や内田騎手のような何が何でも捲り切るというスタミナを使い切るような乗り方を見た記憶がなく、ほぼ日経新春杯のデジャヴのような競馬で終わる可能性が高くなったか。この評価が覆ったときは福永騎手がこちらの想像を超える乗り方をしてくれた時と見ている。

 

△  キセキ

人気必至のキセキだが今回の条件が合う気が全くしない。

もともとルーラーシップの良さを全て凝縮したような馬で、父から受け継いだ豪快なフットワークと持久力を広いコースで存分に使ってこそ良さが出る馬。それだけに500万→1000万と連勝した中京や新潟は適性高かったはずで、恐らくその適性が存分に活かせる秋の東京の大舞台ではGIも狙える馬だと思います。

一方でこの馬は父ルーラーシップがそうだったように器用さやレースセンスといった部分がまるでない馬。スタートしてから加速するまでに時間がかかるので毎回流れに乗るのに時間がかかりますし、菊花賞は勝利しましたがスタートダッシュに時間がかかったおかげで前崩れのカオスな道悪戦で上手いことハマった感じは否めなかった。

すみれS、香港ヴァーズの2戦を見ても小回りコースでコーナーから捲り気味に進出すると直線では伸びない馬。やはり大箱の外回りコースでじっくり運んでこそという感じがしますし、今回の中山内回り2500mという条件は合わないだろう。多分飛ぶと思いますが突っ込んで来るとしたら相当強い馬だと思います。

 

△  ショウナンバッハ

最後にショウナンバッハも一応抑える。とにかく道中じっとして脚を溜めれば最後は伸びる馬で、積極的に乗る傾向あるミナリクがプラスには見えない。だが中山芝2500mで内枠が引けたのはプラスで、上手くインサイドアウトで直線外に出せれば末脚の威力に関しては上位勢とは差はない。

 

 

印まとめ

◎ガンコ
◯ロードヴァンドール
▲トーセンバジル
☆ゼーヴィント
△ノーブルマーズ <穴推奨>
△サクラアンプルール
△ソールインパクト
△キセキ
△ショウナンバッハ

勝負度C

 

推奨馬券

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ここは以前と変わらず、重賞回顧データを配布します。なるべく月曜中に重賞は回顧をお届けできるようにいたします。

 

【火曜日】地方競馬の重賞予想

地方交流重賞並びに南関競馬の重賞をメルマガ限定コンテンツとして配信しております。だいたい地方競馬の重賞は水曜日に行われるので、火曜日の夜にメルマガにて予想を配信しております。

※地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開とする場合がありますのでご了承ください。

 

【水曜日】全レース分析

水曜日には前週に行われた全レース分のデータを配布します。

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エクセルファイルにて競馬場ごとに新馬戦から上級戦まで、全てのレースの結果情報、レース回顧コメント、先週の結果分析のタイムランク情報などを載せたデータファイルになります。

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これを見れば縦比較で走破時計やレースラップがどれくらい優秀なのか把握できますし、予想の際にこれを見ればどの馬が強いレースを戦ってきたのかが一目瞭然です。

ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。

 

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【金曜日】重賞まとめデータ配布
金曜日は重賞のまとめデータを配布します。この時点で重賞のプレ予想を配信いたします。

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このような形で週末の重賞の出走馬の全頭レビューを印付きでPDFファイルにて配信いたします。

 

【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目

土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。

 

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