北九州記念2020の予想を公開！

北九州記念2020(小倉芝1200m)の予想です。

8月23日に小倉競馬場で開催され発走時刻は15:25です。出走馬はモズスーパーフレア、ジョーカナチャン、タイセイアベニール、ダイメイプリンセスなど。小倉競馬場の芝1200mで行われるGIIIです。

 

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北九州記念 2020予想

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北九州記念の週中分析記事はこちらから

• 【北九州記念2020の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します

 

予想の根拠

今年の北九州記念において重要なポイントは開幕週から続く超高速馬場だろう。

小倉記念こそ「高速馬場すぎるが故に差しが決まる」という展開読みをしましたが、それはコースを１周する中距離戦での話であって、開幕週のレースを見ても芝1200mに関してはどんなにハイペースになっても圧倒的に前有利な傾向。もう後ろから外を回すような馬は今の小倉の超高速馬場では物理的に差し届かないような感じになっています。

土曜日の小倉芝のレースを見る限り、先週よりも若干時計はかかるようにはなっていますが、それでもかなりの高速馬場設定と見て良さそう。快速馬も揃ったことを考えても1:06:5の日本レコードに近い決着時計になると考えておいた方がいいだろう。

 

もともと小倉芝1200m及び北九州記念は、前半部分が下り坂ということもあってかテンのスピードが速くなりやすく、日本の競馬の中でも屈指に前傾ラップのハイペース戦になりやすい舞台。今年は超高速馬場ということもあってさらに前への意識が強くなると思いますし、まず前半から凄まじいラップで流れる激流ペースに対応できるかというのが重要なポイントになりそう。

そんな激流ペースに対応しやすいという点でこのレースは毎年のようにアイビスサマーダッシュ組が好走している傾向で、一見すると全く適性が異なる条件に見えるが、テンのダッシュ力を強化するという点でアイビスサマーダッシュを使ってここに臨んできた馬はローテーション的に有利になっているような傾向。

また、前半部分で脚が溜まるようなレースにはならないため、北九州記念は基本的には父サンデーサイレンス系の成績が不振。基本的には父が非サンデーサイレンス系のスピードタイプの血統の成績が良いが、1分6秒台〜1分7秒台前半ぐらいの高速決着になると、このレースはとにかくナスルーラを持っている馬の激走が目立つ傾向

【2017年】決着時計=1:06:6
1着：アレスバローズ　　　母父トニービン
2着：ダイメイプリンセス
3着：ラブカンプー　　　　父ショウナンカンプ
4着：グレイトチャーター　父サクラバクシンオー

【2016年】決着時計=1:07:5
1着：ダイアナヘイロー
2着：ナリタスターワン　　父ショウナンカンプ
3着：ラインスピリット　　母父トニービン

【2015年】決着時計=1:07:3
1着：ベルカント　　　　　父サクラバクシンオー
2着：ビッグアーサー　　　父サクラバクシンオー
3着：ベルルミエール　　　母母父ブラッシンググルーム系

【2013年】決着時計=1:06:7
1着：ツルマルレオン　　　父ハーツクライ
2着：ニンジャ　　　　　　母父アドマイヤベガ
3着：バーバラ
4着：ローガンサファイア　母母父スタードナスクラ 母母母父ボールドルーラー

【2012年】決着時計=1:06:9
1着：スギノエンデバー　　父サクラバクシンオー
2着：シゲルスダチ
3着：エピセアローム　　　母父コジーン
4着：コパノオーシャンズ　母父トニービン

【2010年】決着時計=1:07:1
1着：メリッサ　　　　　　母父トニービン
2着：スカイノダン　　　　父サクラバクシンオー
3着：サンダルフォン　　　父サクラバクシンオー
4着：ストリートスタイル　父アドマイヤベガ　母父トニービン

もうこうして見ても高速決着になる時の北九州記念は明らかにナスルーラ系を持つ馬が有利になる傾向。ナスルーラの中でもよりスピードに優れたサクラバクシンオーの系統がたくさん走っているのは当然だが、サクラバクシンオー以外にもただナスルーラの血を持っているだけで大穴がバンバン走っている点は注目に値するだろう。

 

今年は高速馬場を前々で競馬ができるスピードタイプが有利になりそうな感じはするが、出走馬を見渡してもモズスーパーフレア、ジョーカナチャン、ゴールドクイーンと逃げなきゃダメなタイプがズラリと揃いましたし、ここにラブカンプーも藤田菜七子騎手なら特攻的な先行策を取りそう。いくら前有利の高速馬場と言っても、さすがにこれらのスピードタイプがそのまま粘り込むような展開は想像しにくい。

近年の北九州記念で高速馬場でなおかつハイペース激流戦になったのは2018年。この時は最内をロスなく立ち回ったアレスバローズが勝利したが、その他の上位勢もある程度の位置からロスなく立ち回った馬が上位を独占した。1分6秒台中盤ぐらいの高速決着になると物理的に外を回しての差し戦法では届かない可能性が高いと思います。

土曜メインの佐世保ステークスでフェルトベルクが大外一気の差し切りを決めたことで「北九州記念も先行激化で外差しだ！」と考える人が多そうですが、佐世保Sは決着時計が1:07:6でレース上がりも35.4かかってなおかつ少頭数だからこそ差し届いたような感じ。おそらく北九州記念も前半ペースは佐世保Sと同等の前半3F=32.2前後になると思いますが、こちらの決着時計は前述の通りで日本レコードの1:06:5ぐらい速いものになりそう。そうなると単純に考えてレース上がりが34.3ぐらいになりそうで、そんなレースを大外から追い込むとなれば上がり33秒フラットぐらいの脚を使う必要があります。なかなかそこまで凄い脚を使って追い込んでこれる馬はそういないでしょう。昔の差しがズバズバ決まっていた時の北九州記念ならまだしも、、、

 

というわけで、今年の北九州記念で求められる要素をまとめると、、、

（１）北九州記念特有のテンの激流ペースへの対応力

（２）高速馬場で高速決着に対応できる適性、血統及び枠順

これが今年の北九州記念では重要なポイントになりそう。前半部分でジョーカナチャン、モズスーパーフレア、ラブカンプー、ゴールドクイーンあたりが繰り広げる前半3F=32.0に迫るような激流スピードを無理せずに追走できることが大前提。

さすがにハイペースで競り合う先行馬は潰れそうだが、超高速決着になれば外を回す差し追い込みタイプでは物理的に届かなそう。競り合う先行馬の直後でスムーズに立ち回れる好位差しタイプが有利になりそうで、なおかつ過去の北九州記念の歴史を踏まえてもナスルーラの血の力を借りて高速決着に対応できそうな馬を狙ってみたい。

というわけで予想の発表。

 

 

 

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北九州記念　2020の印

本命　◎クライムメジャー

ここは超大穴になるが、この馬の一撃に期待してみたい。

デビュー当時は期待されていた馬だが、その後はなかなか出世ができず6歳にしてようやくオープン入りを果たしたような馬。このまま尻すぼみのキャリアとなっていくのかと思っていたが、前走で初めてスプリント戦を使われると見せ場十分のレースぶりでここ最近では最も良いパフォーマンスを披露。スタートこそ初のスプリント戦で若干後手を踏んだが、それから二の足で楽に位置を取ることができていましたし、何より完全に外伸び馬場だったレースで最内を突いて2着とタイム差なしまで持ち込んだところを見ても、スプリント戦ならばそれなりにやれると判断していいはず。

今回は前走でそこまで差のないレースぶりのトゥラヴェスーラが人気に推されそうですし、先行激化の展開や外からの追い込みでは届かなそうな馬場を考えると、この馬は枠順や位置取りからしてもインの中団ぐらいのちょうど良いポジションを取れそう。鞍上も若手にしては急かさずに溜めて乗る印象の騎手ですし、激流の展開ならこういうふんわり乗るタイプの騎手の方が一か八かでハマる可能性は高いか。

スプリント戦の高速決着に関しては完全に未知ではあるものの、半兄が距離こそ違えど高速馬場の重賞レースでレコード勝ちの実績があるという点は悪くなさそう。高速決着の北九州記念はナスルーラ系の天下と考察に書きましたが、今年のメンバーでナスルーラを持っている馬はわずか数頭。この馬は母父トニービン、母母父ボールドルーラーでナスルーラの血が濃いですし、いかにも高速決着が得意そうな感じはします。

まぁ色々と未知な部分は否めませんが、それを差し引いてもどう考えても今回の北九州記念で最もハマりそうなポジションで競馬ができそうですし、それでいて全く人気のない大穴ならば狙う価値はあるんじゃないでしょうか。

 

【対抗 ◯5 トゥラヴェスーラ】

自在タイプの馬でぱっと見では一番スムーズな好位差しができそうな印象。以前は後方から末脚一辺倒のタイプでしたが、近走はスッと先行して前目の位置から自在の競馬ができるようになって戦績が安定してきた。

イメージ的には時計のかかるタフ馬場向きな感じはしますが、父ドリームジャーニーと言っても母父はアドマイヤコジーンで短距離ナスルーラ系。いかにも内枠の好位〜中団からスムーズに末脚が伸ばせそうですし、変に急かさずに脚を溜めてくれそうな武豊騎手も展開的に合いそう。血統面と枠順、展開の部分で上位評価にできそうなのでこの馬を対抗としました。

 

【単穴 ▲17 タイセイアベニール】

前走のCBC賞は馬場も展開も向かない中で4着と強い競馬。近走を見ても本格化は明らかですし、今回は先行激化の展開も向きそう。血統的に激流ペースは問題なさそうですし、速い上りも使えるので相対的に高速決着にも対応できそうな感じはします。ただこの枠で外から追い込む形で今の超高速馬場で本当に届くのかは疑問。

 

【△15 アンヴァル】

前走はカオスな阪神の馬場で枠順も展開も恵まれての好走だったが、もともと好不調の波が激しいタイプで大体の好調時は行きっぷりが良いタイプ。復調していればこのメンバーでは最上位なはずで、高速決着も3歳時の北九州記念でどん詰まりながら1:07:3で走れていれば優秀か。展開的にもちょうど良いところにおさまりそう。

 

【△9 ダイメイプリンセス】

典型的な夏馬で前走のアイビスサマーダッシュも枠順に泣いた感じ。相性の良いアイビス組の中では唯一買えそうな馬ですし、枠順も許容範囲のところが引けた。ただ昨年の北九州記念は時計のかかる馬場が向いた感じで、セントウルSを見ても今のこの馬には高速決着はどうなのか。枠順や展開が向きそうではあるので印は打った。

 

【△3 ブライティアレディ】

前走は阪神のタフ馬場でインしか伸びない馬場に恵まれたのは確か。ただ、今までのレースぶりを見てもだらーっと最後に伸びるタイプなのでいかにも平坦コースが合いそう。昨年の佐世保Sで小倉コースでそこそこ速い時計にも対応していますし、今回は内枠で好位から中団ぐらいで溜める競馬ができそうなのも良さそう。なんだかんだでプリンスリーギフトの血を持っている馬ですし、ハンデ52kgと馬場と展開とに恵まれればやれちゃってもいいんじゃないでしょうか。

 

【消4 レッドアンシェル】

前走のCBC賞は馬場も展開も完全に向いた上でやっとやっとの3着。陣営コメントを見てもまだ復調途上とのことですし、今回は良い枠を引いたとはいえ前走ほどきついバイアスがないとなると厳しそう。父が非サンデーサイレンス系でもありますし、追走だけでいっぱいいっぱいになって終わるんじゃないだろうか。

 

【消7 カリオストロ】

フィリーズレビューの内容を見ても1400mでスピードを活かせば強そうだが、そこまでテンに速いタイプでもないのでこの距離ではスピード負けしそう。血統的にも短距離適性がそこまで高いようにも見えませんし、ここは展開的にも厳しいんじゃないだろうか。

 

【消10 モズスーパーフレア】

昨年も大幅馬体増でしたし、どう考えてもスプリンターズSの叩き台。56.5kg以上はほとんど馬券に絡まないレースですし、今年は昨年以上に同型揃って高速馬場で相当厳しいハイペースになりそう。前に行く馬の中では一番来そうではあるが、人気ならばこの馬は無視して馬券を買ってもいいんじゃないだろうか。

 

【消11 アウィルアウェイ】

今までのレースぶりを見てもタフ馬場で差しが決まるスプリント戦でこその馬。父ジャスタウェイで激流を追走するのは苦手そうですし、今の高速馬場ではいくら先行争いが激しくなっても外からのこの馬の追い込みでは届かなそうだ。過去にこのレースを勝利したツルマルレオンも同じような血統のトニービン持ちであったが、あちらは小倉の高速決着の実績があった。この馬はいくらなんでも持ち時計や展開的に評価しづらい。

 

【消18 ジョーカナチャン】

抜群のテンのスピードを誇るが、芝1200m戦ではほとんど活躍したことがない馬。今回は直線競馬からの条件替わりで同型多数で大外枠と何も買える要素がない。

 

印まとめ

◎クライムメジャー
◯トゥラヴェスーラ
▲タイセイアベニール
△アンヴァル
△ダイメイプリンセス
△ブライティアレディ

勝負度 E

 

買い目

 

先週の中央競馬は小倉記念で10番人気の◎アールスターから印４点でワイド万馬券と枠連的中！！

 

＜小倉記念 レース結果＞
１着：◎アールスター　10番人気
２着：無印サトノガーネット　6番人気
３着：☆アウトライアーズ　13番人気

予想全文はコチラからご覧になれます。

ここは二桁人気の◎アールスターが本命で、印も４点に絞りつつその相手に14番人気の☆アウトライアーズを入れていたのでワイドと枠連が本線的中！ワイドで万馬券でしたからこれだけでもかなり良い配当となりました(^^)

 

これで馬連まで取れていたら祭り状態でしたが、まぁ４点しか印打たずでその中に10番人気のアールスターと13番人気のアウトライアーズを入れていたということで、お許しいただければ幸いです(^^) 的中された方はおめでとうございます！

たくさんの的中報告を頂きましたので、簡単に馬券の方も紹介させていただきます。

by どらどら様

 

by ぴろむ様

 

なんだか夏競馬の小回りコースの中距離重賞はやっぱり得意みたいです。

あと残されているレースでは札幌記念、札幌2歳ステークスがありますから、どちらかでももう一発ドカンと花火を打ち上げられたらいいですね。

 

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さて、2020年も8月になりました。

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さて、ここでメルマガの各曜日ごとの配信詳細を紹介しましょう。

 

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※以前は地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開としていましたが、今後はメルマガ限定のコンテンツとなります。

 

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土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。

 

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