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菊花賞2024の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2024/10/24 GIレース考察・予想

菊花賞2024(京都芝3000m)のレース予想です。

10月20日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はダノンデサイル、アーバンシック、メイショウタバル、ヘデントールなど。京都競馬場の芝3000mで行われるGIです。

 

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菊花賞 2024 予想

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菊花賞はどのようなレースか解説します

概要・データ

京都芝3000mで行われるクラシック3冠レースの最終戦。牝馬の場合はオークス時点で2400mを経験しているため、秋華賞の2000mもほぼ全頭が経験を積んで臨んでくるが、菊花賞は全馬が未経験の3000m。もちろん距離がさっぱり持たない馬もいますし、牝馬の秋華賞以上に能力比較云々の前に「3000mの距離をこなせるのか」という点を重視したいレースです。

とはいえ、長距離が軽視されつつある現代競馬。最近はコテコテのステイヤーなんてほとんどいませんし、3000mの距離を得意にしている馬はいないと考えるのが無難。そんな中で相対的に3000mでも走れそうな馬を戦績面、血統面、騎手の技術面などから探していくレースだと思います。

 

騎手の技術面でJRAジョッキーでは抜けているルメール騎手の成績が圧巻。長距離馬を作るのが上手い友道厩舎の成績も良いですし、なんだかんだで1番人気の成績が良いレースでもあります。

注目したいのは馬体重が460kg〜499kgぐらいの馬が活躍しているという点。菊花賞は昔からこれぐらいのミドルサイズの馬の活躍が目立っているレースで、500kgを超える大型の馬はことごとく人気を裏切ってきました。520kg以上ある馬で好走したのなんてキタサンブラックぐらいじゃないでしょうか。よほど買いたい馬がいない限りは大きすぎる馬は軽視した方が良さそうです。

 

レースラップ

レースラップに関しては長距離戦なので一概にこうなるとはなかなか言い切れません。特に今年はメイショウタバルという個性的な逃げ馬がいますし、例年と同じようなペースにはならないんじゃないでしょうか。

 

血統傾向

直近の京都開催時及び最近の3000m以上重賞はディープインパクト産駒の独壇場。ここでは京都開催時のデータだけ持ってきていますが、阪神開催時を入れてもディープインパクトの血を持つ馬の成績が良くなっています

昨年に改修が終わってからの京都開催限定で考えると、菊花賞、天皇賞(春)で好走したのは、テーオーロイヤル、ブローザホーン、ドゥレッツァ、タスティエーラなど父が欧州血統の馬。ディープインパクト系が有利なのと同時に父が欧州血統の馬が走りやすいレースになってきているかもしれません。

 

今年の菊花賞を予想する上で重要なファクターを解説します

馬場・トラックバイアス

京都芝は開幕してから2週は高速馬場。ただ、土曜日が思ったよりも早い時間から雨が降ったことで一気に馬場が荒れた感じ。先週までの馬場とは明らかに変わってきていますし、改装後の京都芝らしいヨーロピアンな荒れ馬場になってきました。

菊花賞は内枠有利というのが定説。もちろんコースロスなく立ち回れる部分で内枠は有利にはなりますが、この馬場なら外からの差しも十分に決まりそう。世間が騒ぐほど枠は気にしなくていい馬場になったんじゃないでしょうか?

 

展開想定

メイショウタバルが逃げる展開と見ていましたが、浜中騎手の共同会見インタビューを見る限り出しては行かなそう。それでも掛かって先行してしまいそうで、メイショウタバル、アレグロブリランテ、エコロヴァルツ、ウエストナウ、ノーブルクライあたりが先行する展開になるか。

途中でデムーロ騎手のコスモキュランダが捲る可能性もありそうですし、わりと前は厳しい展開を予想。今のヨーロピアンな差し馬場であれば道中はじっくり折り合いに専念して末脚勝負の馬がズバッと差し込んでこれるようなレースになると読みます。イメージとしては2019年(ワールドプレミア)や2020年(コントレイル)に近いレースになりそうです。

 

ノーザン・ルメール・川田の取捨

前述の通りでルメール騎手はこのレースは大得意。川田騎手は土曜日の落馬で騎乗できなくなってしまいました。

ノーザンファーム生産馬は2000m前後の根幹G1に比べれば成績は落ちますが、昨年もドゥレッツァがノーザンファーム天栄仕上げで勝利しているように、徐々にこのレースを勝つノウハウが蓄積されているように感じます。

 

今年の出走メンバーは良く言えばダービー馬ダノンデサイル、皐月賞2着馬コスモキュランダが出走すると言えますが、ダノンデサイルは最高に恵まれてダービーを勝った馬だと思いますし、コスモキュランダも中山巧者で皐月賞は展開に恵まれていました。他に人気しそうなアーバンシックもスタミナタイプというよりは綺麗な馬場で決め手を活かしてこその馬に見えますし、人気で信頼できる馬が皆無というのが個人的な見解。

今年の3歳牡馬世代は全体的なレベルが高そうですし、クラシック路線に出ていない馬でもダノンデサイル、コスモキュランダ、アーバンシックに比肩するポテンシャルの持ち主はいていいはず。おそらくそういった馬の方が菊花賞および今のヨーロピアンなスタミナ馬場への適性が高いと思いますし、今年の菊花賞は人気馬総崩れで別路線組の馬が台頭しての大波乱に期待したい

 

[結論] どのような馬を狙えばいいか

想定するレース質

ヨーロピアンな馬場で全馬未知の距離での折り合い+末脚勝負

 

狙える馬のタイプ

ヨーロピアンな馬場で脚を溜めて最後に末脚を発揮できる馬 & 騎手

 

嫌える馬のタイプ

3000mの距離がもたなそうな馬 & 騎手

 

 




 

菊花賞 2024の印

◎ヘデントール

父は菊花賞史上で最もタフな馬場で勝利した馬の父で、母の父は長距離適性とタフ馬場適性を備えるステイゴールド。母は牝馬ながら古馬オープン級で好走したようなスタミナ馬でしたし、どう考えても今回のメンバーに入ればスタミナ勝負は分がある配合と見ていいか。

新馬戦は途中で動く競馬でジャスティンミラノと差のない競馬ができている馬ですし、未勝利勝ちは途中で動く競馬で加速ラップで京成杯よりも速い走破時計。その時点でクラシック級と評価をしていましたし、これまでG1レースに出てきていなかったことの方がおかしいという馬でしょう。

この馬の馬柱が綺麗でない事、クラシックに出れなかった事の全ては青葉賞でオシェア騎手を鞍上にしたことが要因。もうこの騎手はこれまでに来日した短期免許外人の中でも最上位に下手で乗れませんでしたし、この騎手が乗って負けたレースは基本ノーカウントとして良さそう。そう考えて青葉賞をナシとすればほぼ負けなしで4連勝でG1挑戦で去年のドゥレッツァと同じようなプロフィールが出来上がります。

前走はルメール騎手が上手く乗ったとはいえ、この時期の3歳馬が古馬準オープンであれだけの差をつけて圧勝するのは驚きの一言。おそらく素質は今回上位人気になる馬たちよりも上だと思いますし、外枠で人気を落としそうなここは絶好の狙い目に見えます。

そもそも毎回出遅れるのでどの枠でも最後方近い位置になりますし、枠は関係なかった馬。土曜日の雨の影響で差しが効く馬場になりそうなので脚質的な不利もなくなりそうですし、見立て通りなら前がやり合って差しが決まるレースになりそう。1勝クラス勝ちの中山芝2000mのレースぶりを見てもタフ馬場は全く問題ないですし、ヨーロピアンな馬場でスタミナと末脚の質が存分に問われるレース質になればこの馬が直線一気で突き抜けると思います。

 

【対抗 ◯17 アドマイヤテラ】

父がレイデオロで母がオークス3着のアドマイヤミヤビ。レイデオロはダービーを勝っているとはいえスタミナ血統ではないですし、この血統の字面だけを見れば3000mは不安。ただ、これを管理しているのは友道厩舎ですし、全兄がスプリンターのウリウリだったマカヒキで日本ダービーを勝利するような厩舎ですから、字面の血統よりも長距離向きの馬になると考えていいはず。

これまで主要路線は歩めていませんが、負けたレースは全て言い訳が効くもの。若葉ステークスは大外枠からスローペースで外外を回して厳しい競馬でしたし、京都新聞杯も外枠からスローを一気に捲る競馬で厳しかった。阿寒湖特別は勝負所で前が詰まって完全に脚を余していた。

前走は神戸新聞杯と同じ中京芝2200m条件を圧勝。ラスト6ハロンをほぼほぼ加速し通しのレースラップは非常に優秀に見えますし、走破時計も同じ稍重馬場で神戸新聞杯4着相当。その神戸新聞杯よりもスローでラストに余力があったことを考えれば、普通にこの馬は神戸新聞杯に出ていれば勝ち負けになっていた可能性あり。

友道厩舎は菊花賞で(1-1-2-3)と圧巻の成績を誇るステイヤー厩舎ですし、スタミナ豊富な馬を見つけたいならこの厩舎の馬をとりあえず買っておけばいいはず。そして何よりも今のヨーロピアンな京都芝に武豊騎手が合いそうで、土曜日のレースを見ても道中のロスを無くして末脚を引き出す騎乗で大活躍。この枠を引いたとなればじっくり構えての末脚勝負に徹するはずで、先週の秋華賞のボンドガールのような手綱捌きでズバッと差し込んできそうなイメージが湧きます。

 

【単穴 ▲7 ビザンチンドリーム】

父エピファネイアは菊花賞馬。母父がトニービン系ですし、曽祖母フサイチエアデールで母系のスタミナは十分。今回の出走メンバーの中でも屈指にヨーロピアンな血統配合ですし、長めの距離でロングスパート性能を活かしてこそ本当の良さが出るタイプか。

この馬はどう考えてもデビューから2戦が圧巻のパフォーマンス。新馬戦はイン有利の高速馬場で大外をぶん回して加速ラップで突き放しましたし、2戦目はなかなか信頼できない外人ジョッキー騎乗でスローペースで展開向かないながらも大外一気で差し切り勝ち。どう見てもこの2戦のパフォーマンスは凄まじいと思うんですよね。

皐月賞は経験値ない馬がいきなりハイペースに放り込まれて厳しかった感じで、なおかつ直線入り口で大きな不利を受けてほとんど追えずに終了。ここ2戦は日本ダービーが超スローで展開向かず、神戸新聞杯はイン有利馬場で1頭だけ大外を回して厳しい競馬になった感じで、どうもどちらも追ってからの反応がイマイチなので左回りで右手前で走るのがあんまり得意ではないように見えました。

今回は地元の関西で結果も出ている京都コース。内寄りの枠が引けたのでじっくり脚を溜められそうですし、ゆったり走れて末脚を存分に活かせそうな京都の長丁場も合うはず。鞍上のシュタルケ騎手は今回来日してからの騎乗ぶりを見ても普通に上手いですし、間違いなくこういうタイプの重めの差し馬は合うはず。本命馬が最後に差し込んでくるようなスタミナ差しレースになれば一緒に突っ込んできていいんじゃないだろうか。大穴で期待。

 

【特注 ☆14 メリオーレム】

父は近年では珍しかったステイヤーのシュヴァルグラン。母メリオーラはドイツの中距離レースで活躍したアイルランド生産馬ですし、それでいて友道厩舎育成となれば距離は間違いなく持つはず。

正直、プリンシパルSの頃あたりまでは全く強いというイメージを持っていなかったのだが、父のイメージ通りに晩成で良くなってきた感じ。特に一気にパフォーマンスを上げたのが西部スポニチ賞で、この馬はスタミナが問われる長い距離になればなるほど良さが出るタイプなんじゃないでしょうか。

前走の神戸新聞杯はイン先行しか来れないレースで外を回す競馬で5着なら上出来。インを回して3着だったショウナンラプンタとは同じぐらいの能力があるでしょうし、おそらく距離延長の3000mでパフォーマンスを上げてくるのはこちら。友道厩舎の菊花賞成績を考えてもここは穴で期待したいところ。

当初は長距離G1で早めに動いてしまう川田騎手が乗るということで評価を落としていたのだが、川田騎手の落馬の容態は気になりますが、菊花賞のレース性質を考えれば藤岡佑介騎手の方が間違いなく良いはず。外枠からでも上手く折り合いをつけて運ぶことができれば無尽蔵のスタミナを活かせてもいいかもしれません。

 

【△4 ダノンデサイル】

父は菊花賞馬エピファネイアだが母系が完全なアメリカ血統。3000mはこなせると思うが、ヨーロピアンな馬場でスタミナと末脚を活かす菊花賞よりはスピードとキレを活かす日本ダービー向きの馬だと思いますし、そのポテンシャルを内枠スローで存分に活かしてダービーは勝てたんだと思います。

日本ダービーは9番人気でほとんどの人が無視をしていた馬が今回は1番人気。おそらく内枠ということで売れていると思うのですが、考察文で書いた通りで今年の菊花賞はそこまで内枠が有利と言えるレースにはならなそう。ついこの間までフロックでダービーを勝ったような扱いを受けていた馬がぶっつけ本番でこの人気はやりすぎでしょう。

血統背景や能力不安以上に気になるのが馬体重とローテーション。菊花賞は基本的にヨーロピアンな小柄な馬が走りやすいレースで500キロ超えの大型馬はあんまり走りません。この馬は休養を挟んで調教後馬体重は526キロですし、馬が成長していたとしてもそれは菊花賞向きの成長ではなさそう。

それに加えて直行ローテも不安。今の時代は直行ローテが当たり前になったとは言え、3000mを走るスタミナレースは絶対に一度使って試走している馬の方が有利になるはず。ヨーロッパの競馬で叩いて叩いてよくなる馬が多いのもスタミナを問われるレースは使って息ができている馬の方が有利だからでしょう。

過去にダービーからの直行ローテで馬券圏内に好走したのはタスティエーラ1頭だけですが、あちらは休み明けが一番走る堀厩舎の馬でしたし、ノーザンファームしがらきの外厩仕上げ。タスティエーラは480キロぐらいのちょうど良い大きさの馬でもありましたし、それと比較するとノーザン外厩でもない超大型馬の休み明けの3000mなんて1番人気で買うもんじゃないでしょう・・・

 

【△9 コスモキュランダ】

父アルアインは距離に限界があったスピード持続力タイプで、母系もオーストラリアのスピード血統。サザンイメージ、ザビール、ダンジグと長距離を走る欧州的なスタミナ要素が皆無ですし、母サザンスピードもコーフィールドカップを勝利したとはいえ短距離路線でも走っていた馬。この配合でヨーロピアン馬場の菊花賞を走れるとはあんまり思えない。おそらくこの馬も父アルアインとほぼ同じイメージの中距離持続力タイプなんでしょう。

そんな中距離持続力タイプという見立ては馬体重を見ても間違いではない感じで、この馬も父アルアイン同様に500キロ超えの大柄な馬格。菊花賞は500キロ超えの大型馬は走りませんし、おそらく適性が今回とは違うところにあるんだと思います。

キレ負けした感じはあるとはいえ前走のセントライト記念は最後に止まっていますし、レースぶりからも3000mへの距離延長は半信半疑。何よりデムーロ騎手というのが嫌な感じで、ほぼ出遅れるこの馬で長丁場となると途中で動いて「デムーロスペシャル」をかましそうなイメージ。早すぎるタイミングでスパートを仕掛けて直線では差し馬に飲み込まれそうな感じがしますが果たして・・・

 

【△11 ショウナンラプンタ】

父がキズナで母がアルゼンチン血統。ディープ系×南米血統という配合はサトノダイヤモンドやカレンブーケドールと同じですし、この馬が長く脚を使えるのも持続力に富んだ南米の母系に起因しているか。

一見すると長めの距離が得意で差しタイプでハマりそうなのだが、とにかくこの馬は馬体重がデカすぎるのが嫌。調教後馬体重で544キロもありますし、これだけデカい馬体だと3000mを走る間に消耗が大きそう。

神戸新聞杯を見ても4コーナーだけインを通る完璧な競馬でしたし、そこからG1で一気に上げてくるイメージが湧かない。上位評価にした馬がほぼ全て外枠の差しタイプなので、この馬もセットで来ちゃったら怖いという点で抑える。

 

【△12 シュバルツクーゲル】

父キズナで母父モンズーンのドイツ血統。今回のメンバーで凱旋門賞に連れて行って一番走りそうなイメージが湧くのはこの馬で、ヨーロピアンなスタミナ差しレースは間違いなく合うはず。

これまで2000m前後の距離で先行してキレ負けを繰り返してきたが、前走はタフな馬場で展開も向いたとはいえこれまでとは違う差し競馬で完勝。晩成血統が本格化してきたのもあると思いますし、ヨーロピアンな配合なのでじっくり溜める競馬で新味を出した可能性も十分にありそう。

今回はヨーロピアンな馬場の3000mでズブズブのスタミナ差しレースになれば十分出番はあると思いますが、とにかくこのルメール→松山の乗り替わりが嫌。とにかく早仕掛けの権化と言えるぐらいに溜める競馬ができないジョッキーで、芝の大レースで末脚を引き出す競馬はほぼ皆無。昨年のサウジアラビアロイヤルカップのゴンバデカーブースのように、たまたま出遅れて腹を括って溜める競馬がハマってしまうと怖いのでこれだけの人気薄なら抑えます。

 

【△13 アーバンシック】

父がジャパンカップを勝っているので産駒も長距離を走れそうなイメージがあるが、これまでのスワーヴリチャード産駒のトータルの成績を見ても好走実績はほぼ1600m-1800mに固まっている。気性的にかなり前向きな馬が多く、どの馬もスタミナよりも溜めてビュンと速い脚を使って良いタイプが多い。

この馬は母系もウインドインハーヘアにハービンジャーでスピードや末脚の質を強化する配合ですし、3000mを乗り切るようなスタミナが補完されていない。デビュー当時から溜めてビュンと鬼脚を使ってきたのを見ても、イメージ通りに2000m前後の距離で決め手を活かしてこその馬なんでしょう。それは500キロ超えの大柄な馬体を見ても明らかで、こういうタイプの馬は菊花賞に適性はありません

日本ダービーはスローで展開向かなかったにしても最後は伸びが止まっていましたし、2400mでも距離が長いんじゃないかと思われるレース内容。セントライト記念は高速馬場で1枠でスローを完璧に立ち回っての差し切り勝ちですし、ほとんどスタミナは問われずに決め手だけで勝てたようなレース内容。今回はヨーロピアンな馬場でしっかりスタミナが問われての末脚勝負で果たして伸びてくるんでしょうか。

と、ここまで不安要素を散々書きましたが、そんな不安要素を全て打ち消してくる可能性があるのが長距離G1レースのルメール。菊花賞では圧巻の成績を誇りますし、騎手の腕だけで持ってくる可能性アリと見て印は抑えます。

 

【無1 ピースワンデュック】

グレーターロンドン産駒は父のイメージよりは距離の融通が効きますし、この馬の母父はトニービンなので血統的に距離がもたないということはなさそう。ただ、この馬の場合はこれまでのレースぶりや騎手コメントから距離の不安あり。

もともと1勝クラス勝ち時に柴田善臣騎手が「ゆくゆくはマイラー」とコメントしていた馬で、前走の阿賀野川特別も序盤は逃げられずで序盤は終始折り合いを欠いていました。先手を奪って伸び伸びと走れれば折り合いはつきそうですが、現状は控える競馬だと噛んでしまう部分があるんでしょう。

その距離以上に不安なのがシンプルな絶対能力の部分。阿賀野川特別は序盤で噛んだとはいえ、最後はバッデレイト、アスクナイスショーと僅差の1着。バッデレイトは神戸新聞杯で惨敗しましたし、アスクナイスショーも土曜日の2勝クラスで4着。たとえばバッデレイトやアスクナイスショーが菊花賞に出ていたら最低人気だと思いますが、ピースワンデュックは馬柱の見栄えが良いという点と1枠ということで人気になりすぎ。考察文でも書いた通りに今年の菊花賞は大して内枠有利だとは思いませんし、折り合い不安のある馬が馬場の悪いインを通る競馬では厳しいとみます。

 

【消10 メイショウタバル】

父はゴールドシップだが母系が短距離血統でかなり折り合いに怪しいところがある馬。近4走ぐらいを見ても全てテンで行きたがっていますし、毎日杯と神戸新聞杯はタフな馬場で後続が放ってくれたおかげでマイペースの逃げが叶って押し切り勝ち。前走の神戸新聞杯でも距離はギリギリと思っていた馬の3000mへの距離延長なんてとてもじゃないが買えない。

報道でもある通りで、前走で気持ちよく逃げさせたことで調教では完全に折り合いを欠きましたし、それを踏まえて今回はふわっと乗るとのこと。控えて折り合いがつくことなんてまずないと思いますし、逃げて目標にされるにしても控えて折り合いを欠くにしても厳しいでしょう。

 

 

印まとめ

◎ヘデントール
◯アドマイヤテラ
▲ビザンチンドリーム
☆メリオーレム
△4,9,11,12,13

勝負度 D

 

買い目

菊花賞の買い目はメルマガ限定での公開となっておりますので、そちらもご覧になりたい方はぜひともメルマガを購読してみてください。

 

先日のローズステークスは大穴◎セキトバイーストからの大本線で今年一番の回収率で会心の的中となりました!!

 

<ローズステークス レース結果>
1着:◯クイーンズウォーク 2番人気
2着:△チェレスタ     7番人気
3着:◎セキトバイースト  11番人気

なかなかここまでの会心の的中を連続してポンポンと出すことは難しいかもしれませんが、今週も全力で予想を配信してまいりますので、ブログメルマガともどもご贔屓いただけると幸いです(^^)

 

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さて、2024年も10月になりました。

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もちろんこれだけでは満足せず、、、

圧倒的なクオリティ業界一を目指します!!!

 

さて、ここでメルマガの各曜日ごとの配信詳細を紹介しましょう。

 

【月曜日】先週の重賞回顧

月曜日に先週の重賞回顧を配信します。前週に行われた重賞レース出走馬全ての馬に回顧コメントをつけて配信しております。次走注目馬などもご紹介。

 

【水曜日】中央競馬の全レース回顧

水曜日には前週に行われた中央競馬の全レース分の回顧文&データを配布します。

 

各競馬場ごとに前週に行われた全てのレースの詳細と勝ち馬の評価、そしてそのレースで不利を受けた馬や次走注目するべき馬、危険な人気馬などを全て網羅して配信しております。

そんな、文章でのボリューム満載なレース回顧に加えて、、、

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エクセルファイルにて競馬場ごとに新馬戦から上級戦まで、全てのレースの結果情報、レース回顧コメント、先週の結果分析のタイムランク情報などを載せたデータファイルを毎週配信しています!

正直言って回顧をやっているブログ、メルマガはあれど、中央競馬の全レースの回顧をまとめて配信している媒体はウチだけだと思います。

これを見れば縦比較で走破時計やレースラップがどれくらい優秀なのか把握できますし、予想の際にこれを見ればどの馬が強いレースを戦ってきたのかが一目瞭然です。

ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。

 

【金曜日】重賞プレ予想
金曜日は重賞のプレ予想を配信いたします。ここで「競馬開催日の競馬ノート」の週末のパスワードを配布いたします。ここから週末のレース予想が始まっていきます!

 

【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目

土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。

 

【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目

土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。

 

【不定期】地方競馬の重賞予想

地方交流重賞並びに南関競馬の重賞をメルマガ限定コンテンツとして配信しております。

※以前は地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開としていましたが、今後はメルマガ限定のコンテンツとなります。

 

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