JBCクラシック2020の予想を公開！

JBCクラシック2020(大井ダート2000m)の予想です。

11月3日に大井競馬場で開催され発走時刻は18:30です。出走馬はクリソベリル、オメガパフューム、チュウワウィザード、ロードレガリスなど。大井競馬場のダート2000mで行われるJpnIです。

 

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JBCクラシック 2020予想

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予想の根拠

先月行われたマイルチャンピオンシップ南部杯も豪華なメンバーが揃ったと思っていたが、このJBCクラシックもこれまた豪華なメンバーが揃った感じ。南部杯の方がマイル路線の競合がズラリと揃ったのに対して、こちらは中距離路線の競合がズラリと揃った感じ。今後のチャンピオンズカップ、東京大賞典を見据える上でも非常に重要なレースと言えるだろう。

 

今年のJBCクラシックの予想におけるポイントは非常に隊列が読みやすいという点だろう。

逃げ馬がダノンファラオ１頭しかおらず、それ以外に先行馬もいないので枠なりにクリソベリルが２番手を取る可能性が非常に高い。帝王賞もワイドファラオが4着に粘れてしまうぐらいのスローペースになったが、今回のJBCクラシックもダノンファラオの坂井騎手が変なペースを刻まない限りはスロー濃厚だろう。

南部杯の時は豪華メンバーが揃ったが、波乱の可能性があると見て◎アルクトスから広く流して狙ったが、ちょっとさすがに今回のJBCクラシックは上位人気馬の能力が相当に高いですし、なかなか大きく荒れるとは考えにくいメンバー構成。隊列と展開は読みやすそうなので、想定通りの展開になった場合に、きちんと力を発揮できる馬、力を発揮できない馬をしっかりと見極めた上で買い方を工夫して勝負してみることにします。

というわけで予想の発表。

 

 

 

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JBCクラシック　2020の印

【本命 ◎クリソベリル】

ここは断然人気だろうがこの馬に逆らう必要が全くないように思われます。

今までの戦績を見ても負けたのはサウジカップだけで、そのサウジカップも海外輸送で大幅に馬体を減らした上にほぼ全頭が世界最高クラスのスーパーハイレベル戦を前半から究極のハイペースについていって４コーナーで大外を回してのこの結果。最後はバテずにグイグイ伸びていましたし、コース取り次第では５着ぐらいなら十分にあったようなレースぶりでしたし、この一戦で評価を落とす理由は全くないはず。

そんな経緯から前走は「日本では敵なし」と見て帝王賞で本命を打ったが、この帝王賞のレースラップを見ても普通ならそこまで2着以下と差がつくとは思えないレースラップ。

12.6 – 11.8 – 12.9 – 13.5 – 13.1 – 13.0 – 12.0 – 12.6 – 11.7 – 12.1

こんなワイドファラオが逃げ粘るほどの超スローペース戦を加速ラップでまとめて２着以下を突き放した内容は圧巻と言ってよく、しかもこの時は海外遠征明けで調整も微妙で音無調教師ですら不安もあったというのだから恐ろしく強い馬だろう。

正直この馬が現役の間は衰えを見せるまではダート競馬では逆らえないぐらいの馬だとも思いますし、今回は休み明けの秋初戦でどこまで仕上げているかはわかりませんが、まずあっさり勝つんじゃないでしょうか。

 

【対抗 ◯14 チュウワウィザード】

今回のJBCクラシックの予想におけるポイントはチュウワウィザードとオメガパフュームの能力比較。そして帝王賞でこの２頭がどういう競馬をしていたかだろう。

ここで今までのこの２頭の直接対決を振り返ってみるが、細かいコース適性や斤量やらという話をすると長くなるので単純に２頭の着差だけをざっくり見ていって欲しい。

＜平安S[2019]＞

＜帝王賞[2019]＞

＜JBCクラシック＞

特に印象的だったのは昨年のJBCクラシックでの大接戦のワンツーだろうが、こうして見てもこの２頭の戦いは大接戦の歴史と言ってもいいぐらい。オメガパフュームの方が大井コース適性が高いという面はあると思うが、基本的にこの２頭の能力差はほぼないと考えるのが妥当だろう。

その前提で今年の帝王賞をもう1回見直してほしい。このレースは帝王賞の歴史の中でもかなりのスローペースになり、マイラーのワイドファラオが4着に粘れてしまったほど。そんな中で突き抜けたクリソベリルの強さは別格として、果たして2着のオメガパフューム、3着のチュウワウィザードにそこまで差はあっただろうか。

 

スタート直後。チュウワウィザードが4枠6番、オメガパフュームが7枠13番ということで枠なりにチュウワウィザードの方が前の位置取りに。一方でオメガはチュウワより後ろとはいえ外のポジションが取れたことで自在に動ける強みがあった。

 

そこから向こう正面に入ってこちらが３コーナー手前。デムーロ騎手のオメガパフュームの方が早めに仕掛けてこの時点でクリソベリルと並ぶぐらいまで進出。一方でチュウワウィザードはズブさを見せたのとワンテンポ仕掛けを遅らせた分で後手を踏む形に。

 

直線半ばでも前回キャプチャのところで早めにオメガが仕掛けた着差そのままという感じ。かなりのスローペースだったので着差がつきにくい展開ということもありましたが・・・

 

そしてこれが最後のゴール入線時の２頭の着差。もうお分かりの通りで３コーナー部分でオメガのデムーロ騎手が早めに動いた分の差がそのまま２〜３着の差となった感じで、レース映像を見ても直線部分の伸び脚は２頭ともほとんど変わらない。実際に使った上がりはどちらも36.5でしたから仕掛けのタイミングが全てだったんでしょう。

そんな帝王賞の解説をした後で今年のJBCクラシックの出馬表を見てみましょう。

帝王賞では内にチュウワウィザード、外にオメガパフュームでしたが、今回は真逆の枠順配置。しかも4枠6番のダノンファラオから外の枠に先行しそうな馬が全くいないメンバー構成。ルメール騎手なら「相手はクリソベリル１頭しかいない」という菊花賞のような競馬をしてくるでしょうし、そう考えるとチュウワウィザードは外目の３、４番手のポジションを取ってくる可能性が高い。一方でオメガパフュームは特別テンに速いわけでもなく、この1枠1番を引いたとなると馬込みの最内７、８番手ぐらいのポジションになる可能性が高いか。

ここで注目したいのがチュウワウィザード陣営のコメントで、その中でルメール騎手が前走後に「思ったよりもズブさがあった」と言っていた模様。まぁそれは前述した通りの３コーナー部分でオメガに先に動かれたところを言っている可能性が高く、そう考えているならば今回のルメール騎手は帝王賞よりも早めにアクセルを踏んでくる可能性が高い。クリソベリルの川田騎手も鞍上のキャラからして直線入り口ぐらいではダノンファラオを潰しに行って先頭に立ちそうだが、それと同じぐらいのタイミングでルメールも動くんじゃないだろうか。

考察文で書いた通りで、今回のJBCクラシックは逃げ先行タイプが少ないので帝王賞に続いてスローペースになる可能性が高そう。そうなれば帝王賞のように早めに動いてスピードに乗った馬の方が有利になるはずで、それが前回はオメガパフュームだったが今回はチュウワウィザードになるんじゃないだろうか。

加えて、月曜日の大井ダートのレースを見ても明らかに外目が伸びる馬場傾向。外めの番手からじわーっと仕掛けられそうなチュウワウィザードはいかにも馬場バイアスも味方にできそうですし、クリソベリルには勝てないにしても今回はオメガパフュームには先着できる可能性が高いんじゃないでしょうか。

 

【単穴 ▲1 オメガパフューム】

もうチュウワウィザードのところでこの馬の事もほぼ全て書いてしまいましたが、対クリソベリル、対チュウワウィザードという視点において今回この馬はネガティブな要素があるというだけで、それ以外の馬との能力差は圧倒的なので三番手評価でいいでしょう。

もちろんこの馬は大井巧者だと思いますが、それは「中央競馬よりも上がりがかかってタフな競馬になりやすい上に直線が長い」大井コースへの適性が高いということだと思いますし、今回はそこまでペースが速くならなければこの馬の強みである他馬がバテる中を差し込んでこられる良さが活きにくいレースにはなりそう。

前述の通りで、この1枠1番となると道中で自在に動けるか怪しいですし（スローペースなら馬群も密集してスムーズに外に出せるかは疑問）月曜の大井競馬を見ている限り、明らかな外差し馬場。ペースが流れてスムーズに外目から末脚を伸ばせるならこの馬向きの馬場になりそうですが、スローペースでなおかつ1枠1番で果たしてこの馬場バイアスを活かせるのか。もうほとんどの競馬ファンが「クリソベリル＝強い」「オメガパフューム＝大井巧者」という感じで思考停止でこの2頭を本命対抗にして馬券を買いそうですし、誰もが知ってるコース巧者なんて現代競馬の中で馬券的妙味はほとんどない馬と言っていいだろう。なんとかこの馬がスムーズな競馬ができずに着順を一つでも落としてほしいというのが今年のJBCクラシックの予想のキモです。

 

これ以下の印はオメガパフュームが1枠1番と外差し馬場でどれだけスムーズな競馬ができないか次第。能力自体は◎◯▲の３頭が抜けているので、もう印３つだけでもいいかと思ったが、競馬ファンのみんながこの三連複１点、三連単数点を買うんであれば、少しぐらいは波乱の目も期待してみて良いと見た感じ。

 

【特注 ☆13 デルマルーヴル】

もうスローペースからの完全な前残り決着になった場合はこの馬は粘り込みがあっていいと見ます。

血統イメージからすると短距離を走っていそうな馬だが、どうもスピードよりはスタミナで勝負する馬のようで、実際に2500mの重賞を勝ったようにスタミナを活かせる舞台の方がいいんだろう。

何度も書いている通りでおそらく明日のJBCクラシックは「スローペース」で「外差し馬場」で行われることになりそう。もう競馬の常識通りに後ろから行くよりは前に行ける馬が有利になると思いますし、そういう競馬ができる馬、そういう騎乗をしそうな騎手に重い印を打ちたい。

この馬は今回の出走馬の中では先行できるぐらいのスピードが相対的にありそうなイメージ。ジャパンダートダービーでも今回と同じ騎手が乗っていましたが、積極的に前々で運ぶ競馬で渋とく粘りましたし、その時のイメージを持っていれば今回も先行してくるはず。

枠を考えてもチュウワウィザードと同じようなコース取りができそうですし、それならばセットで馬券に絡んできても驚けないか。ただ、川崎記念の結果から見てもチュウワウィザードに先着とまではさすがに考えにくい・・・

 

【△3 ロードレガリス】

正直、この馬に関してはまだスケールを測りかねている印象。初の一線級相手だった平安ステークスは池添騎手が御せずの結果なのでノーカウントとした方が良さそうで、白山大賞典はこの馬があんまり得意とは思えない小回りコースでの2着。接戦のマスターフェンサーという馬もメキメキと力をつけてきているとはいえ、正直ここに入って勝ち負けになるほどの馬とも思えない。

この馬を評価する時に用いられるのが、条件戦での圧巻のパフォーマンスでの連勝と、かなりの高タイムを余裕十分で勝利したアルデバランSの内容になると思うが、いくらこの馬が素質あるダート馬だとしてもその上には化け物がいるもんで、今回出走するオメガパフュームという馬は59kgを背負って同じ京都ダート1900m(平安S)でアルデバランSより1.3秒速い時計で走っている。スムーズな競馬ができなかった平安Sも一応この馬はアルデバランSと同じ時計、上がりは使ってのこの着順なわけで、現状の能力の限界はこの辺りという可能性はある。

ただ、武豊騎手が乗った近走はスッとスタートを決めて好位から競馬ができていますし、やはりスムーズな競馬ができて一線級とどれだけやれるかを見てからスケールを判断した方が良さそう。大井コースは初めてのように見えますが、実は地方競馬に所属時代に走っていて凄まじいパフォーマンスを記録した舞台。ハーツクライ産駒なので直線部分で強みを発揮できる広いコースは得意だと思いますし、今回の舞台で武豊騎手がスムーズに乗ってきてどれくらいやれるか見てみたいところです。

 

【△11 ミューチャリー】

全く人気ないならば最後に軽くこの馬は抑えておきたい。

近走成績からは今回のメンバーでは厳しい感じはするが、この馬の最大のセールスポイントは広いコースの長い直線で存分に末脚を活かしてこそなはずで、近走はマイルグランプリぐらいでしか適性条件に使われていない感じ。今回は初の大井ダート2000mの古馬混合GIになりますが、この舞台では3歳時にジャパンダートダービーで3着に追い込んできた実績あり。川崎記念で先行策、日本テレビ盃で激流をそこそこの位置から競馬したのを見ても、今のこの馬は追い込み一辺倒の馬ではなさそうですし、川崎記念でのデルマルーヴルとの着差を考えても3着ならば一筋の光があってもいいんじゃないだろうか。外差し馬場も存分に向きそうですし、若干の可能性に期待してもいいぐらいのオッズと見て印を打ちました。

 

【消6 ダノンファラオ】

前走の日本テレビ盃は確かに超ハイペースで展開厳しかっただろうが、それを差し引いてもそもそも能力的に厳しかったはず。超低レベルだった兵庫チャンピオンシップでバーナードループ程度に先着できず、なおかつ鳳雛ステークスで惨敗しているのをみてもこの馬は大して強くないだろう。

ジャパンダートダービーは当日の馬場や展開が完璧にハマったような感じがしますし、今回は古馬の超一線級相手で番手からクリソベリルにガッチリとマークされそう。あまりにも相手が強すぎるので、早めに潰されてどこにもいなくなる可能性が高い。

 

【消7 サクラアリュール】

前走のシリウスステークスでは☆印を打って非常にお世話になった馬だが、その前走は藤岡康太騎手の年１レベルの神騎乗がハマってのもの。走破時計も翌日の準オープンの3着馬にも劣るほどですし、今年のシリウスステークスは重賞上位好走などと評価してはいけないはず。今回は一気のメンバー強化でまず無理でしょう。

 

【消8 サウンドトゥルー】

東京記念はワンサイドゲームでの大楽勝となったが、他の上位人気馬が1枠で揉まれて総崩れになったのもありますし、歳を重ねてズブくなったこの馬には長距離戦が向いている感じ。長距離戦ですらダイオライト記念でアナザートゥルースとウェスタールンドに子供扱いされていますし、今回はそれより遥かに強いメンバー相手となればさすがに厳しいだろう。

 

【消10 ノンコノユメ】

まともならば穴として期待したかった馬だが、今回は休養が長引いて日本テレビ盃を使えなかった模様。明らかに急仕上げになりそうですし陣営コメントも最悪。展開も向かなそうですし、少なくとも穴を開けるのは今回じゃないだろう。

 

印まとめ

◎クリソベリル
○チュウワウィザード
▲オメガパフューム
☆デルマルーヴル
△ロードレガリス
△ミューチャリー

勝負度 E

 

※まぁ正直、勝負するレースはここではないでしょう。ガチガチの結果も普通にあり得ますからね。これ以外の３つのレースのどこかで勝負したいと思います。

 

買い目

 

10月は重賞予想が好調で大本線的中の連続となりました！

少しだけ振り返って見ましょう。

 

シリウスステークスは9番人気◎エイコーンから大本線の的中！

＜シリウスS レース結果＞
1着：◯カフェファラオ　1番人気
2着：☆サクラアリュール　7番人気
3着：◎エイコーン　9番人気

実際のレース予想の全文はコチラからご覧になれます。

先々週行われた南部杯も６番人気◎アルクトスから大本線の的中！

＜マイルCS南部杯 レース結果＞
１着：◎アルクトス　６番人気
２着：▲モズアスコット　２番人気
３着：△モジアナフレイバー　７番人気

 

先週行われた秋華賞も◎デアリングタクトから差し穴狙いで本線的中！

＜秋華賞 レース結果＞
１着：◎デアリングタクト　１番人気
２着：☆マジックキャッスル　10番人気
３着：△ソフトフルート　９番人気
４着：◯パラスアテナ　12番人気

たくさんの的中報告いただきましてありがとうございました！

11月もこれと同じくらいの大爆発をお届けできれば良いなぁと思い、予想に励む次第でございます。

 

また11月2日はJBC競争がありまして、１日に３つのGIと新設されたJBC2歳優駿もあります。こちらは地方交流重賞になりますので基本的にはメルマガ限定配信となりますのでご了承ください。おそらくこんな感じでの配信スケジュールになると思います。

 

【11/2(月)】JBCクラシックの予想を公開！
→ブログにて予想全文公開予定

【11/3(火)】JBCスプリントの予想を公開！
→ブログにて本命馬のみ公開予定、予想全文はメルマガにて

【11/3(火)】JBCレディスクラシックの予想を公開！
→メルマガ限定で予想全文公開予定

【11/3(火)】JBC2歳優駿の予想を公開！
→メルマガ限定で予想全文公開予定

 

盛り沢山の内容でお送りしますので、いまメルマガを読み始めるのが非常にオススメです！

 

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さて、2020年も10月になりました。

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ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。

 

【金曜日】重賞まとめデータ配布
金曜日は重賞のまとめデータを配布します。この時点で重賞のプレ予想を配信いたします。

このような形で週末の重賞の出走馬の全頭レビューを印付きでPDFファイルにて配信いたします。

 

【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目

土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。

 

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