【阪神牝馬ステークス2020の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します

阪神牝馬ステークス2020(阪神芝1600m)の考察です。

4月11日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はダノンファンタジー、サウンドキアラ、シゲルピンクダイヤ、ビーチサンバなど。阪神競馬場の芝1600mで行われるGIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。

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阪神牝馬ステークス 2020 考察

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レース傾向

桜花賞と同じ週に同条件で行われる古馬牝馬限定のマイル重賞。桜花賞の方はクラシック本番レースということもあって激流ペースからのスーパーポテンシャル勝負になる傾向ですが、こちらはヴィクトリアマイルの前哨戦という位置付けなだけあって非常に緩いステップレース質になりがち。過去４年を見ても３回は超スローペースになっていますし、能力というよりは先行力や位置取りで勝負が決まってしまうレースになっている。

今年もヴィクトリアマイルに向けてなかなかのメンバーが揃ったという印象だが、今年に関しても「果たして能力が問われるようなレースになるか」というのがポイントになりそう。その点に関しては次項のラップ分析のところで詳細を書くこととします。

POINT1 → 桜花賞と同週に行われる同条件だが、GIのステップレースということで緩いペースからの位置取り勝負になりやすい傾向。

道悪馬場だった2017年は馬場を考えれば平均ペース。一方でそれ以外の３年はかなりのスローペースになっており、もうほぼ全ての年で前に行って速い上がりを使える馬が有利な展開に。今年もそのようなレース展開になるのかが予想のポイントだろう。

今年に関していえば、展開のポイントは間違いなくトロワゼトワルと見て良さそう。京成杯オータムハンデでは高速馬場でスプリント戦のようなペースで逃げての大楽勝。一方でターコイズステークスではコントラチェックに先手を奪われて自分の競馬ができずに惨敗。今回は藤岡康太騎手になりますが、この騎手は逃げか追い込みの極端な戦法をすることが多いですし、今回は陣営指示もあって２走前のような逃げを打ちそう。阪神の馬場が先週同様の前残り傾向が強くなればその意識も強くなるはずで、今年に関しては例年のようなスローペースの団子レースではなく、トロワゼトワルが引っ張っての縦長の隊列になるんじゃないだろうか。

POINT1 → 例年はスローペースで前に行って速い上がりを使える馬が圧倒的に有利。

POINT2 → 今年はトロワゼトワルが淀みのない逃げを打つ可能性がありそうで、そうなれば例年のような展開にはならずに縦長の隊列になりそう。

過去４年は能力ぬけていたリスグラシューを除いてはディープインパクト産駒、ステイゴールド産駒、ダイワメジャー産駒の３頭しか走っていない。

もうこれは過去４年のラップ傾向を見れば納得できることで、スローペースからの立ち回り瞬発戦ばかりになっているので、溜めて瞬発力を活かせるクラシック血統のディープインパクト産駒やステイゴールド産駒が活躍しているのも納得。

加えて、マイル適性が高く、先行馬有利の展開で前々で競馬ができるダイワメジャー産駒の活躍も納得で、ミスパンテール、アマルフィコーストはどちらも先行して完全に展開に恵まれての好走だった。今年も展開に恵まれれば強調できるだろう。

ただ、今年に関しては前述の通りでトロワゼトワルが引っ張る淀みない流れになる可能性がありそう。そうなれば例年のように立ち回り瞬発力勝負にはならなそうで、高速前残り馬場でスピードを活かせる馬が有利になりそう。例年以上にスピード血統が有利になりそうな感じがします。

POINT1 → 過去４年はリスグラシューを除いてはディープインパクト産駒、ステイゴールド産駒、ダイワメジャー産駒しか走っていない。

POINT2 → 今年はトロワゼトワルが引っ張る流れになれば例年のような展開にはならないか。例年以上にスピード血統が有利になりそう。

考察まとめ

というわけで枠順発表前の阪神牝馬ステークスの想定オッズはこちら。

枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）

１番人気はブランド力もあってダノンファンタジーの方になるか。GI本番では勝負弱いというイメージがついている川田＋ダノンですが、ステップレースでは強さを見せていることからも人気になりそうな感じはします。

それと１番人気を争うのは重賞２連勝中のサウンドキアラでしょう。その後はビーチサンバ、シゲルピンクダイヤ、シャドウディーヴァの４歳馬に、重賞で凄まじい強さを見せて勝ったことがあるスカーレットカラー、トロワゼトワルが続く形と見ます。

今回はかなりの豪華メンバーが揃った印象。ヴィクトリアマイルの最重要前哨戦として要注目のレースとみて良さそうです。

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＜推奨根拠＞

昨秋時点でヴィクトリアマイルはこの馬を本命にするんだろうなー、と思っていた馬。それぐらいにこの馬はスピードの持続力勝負に徹すればマイル戦では相当に強いはず。おそらくはアエロリットのような強さを見せていく馬になるはず。

前走に関しては馬場も展開もまるで向かずで完全に度外視可能。本当は次走のヴィクトリアマイルでこそ狙いたいのだが、今回も縦長の隊列でのスピード持続力勝負になりそう。この馬の適性に合う条件になるんじゃないだろうか。

本当ならば川田騎手のような早めにアクセルを踏んでくれる騎手が合うと思いますし、この騎手だと変に溜める競馬をしそうなのが厄介ですが、ローズSと秋華賞のレースぶりを見てもさすがにこの馬のキャラは理解しているはず。トロワゼトワルがぶっ飛ばす展開を２、３番手で進められればここはまず勝ち負けでしょう。

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ここ２戦は得意コースで完全に馬場も展開も向いての好走。リゲルステークスのレースぶりを見ても阪神コースは明らかに苦手にしている感じですし、今回は苦手な舞台に替わって弱みを見せそうな感じ。さすがにこの戦績では人気になりそうですが今回は信頼できないと思います。

今週は水曜日に豪華メンバーの東京スプリントがありますし、週末は桜花賞以外にもオーストラリアのGIクイーンエリザベスステークスもあって馬券発売が行われるということ。存分に競馬を楽しめるように、ブログと同様にメルマガの方も気合いを入れて配信してまいります。

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