【フェブラリーステークス2023の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します
公開日:
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最終更新日:2023/02/14
GIレース考察・予想
フェブラリーステークス2023(東京ダート1600m)の考察です。
2月19日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はレモンポップ、レッドルゼル、メイショウハリオ、ドライスタウトなど。東京競馬場のダート1600mで行われるGIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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ちなみにダートG1
チャンピオンズC
3連複14点400円
5600円→56080円
回収率1001%
レモンポップもギルデッドミラーも
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フェブラリーステークス 2023 考察
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フェブラリーステークスのレース概要
東京ダート1600mで開催される今年最初のGIレース。JRAでは年間に2レースしかダートGIが行われないため、以前は一線級の馬がチャンピオンズカップ(ジャパンダートダービー)とフェブラリーステークスを使ってくるのは当たり前だった。ダート中距離路線は適性よりも能力の絶対値の方が重要ですし、このフェブラリーステークスも単純にダート路線で強い馬が順当に走ってくるレースという印象でした。
ところが近年はドバイ国際競争への遠征が当たり前になったり、同時期にサウジカップが新設されたことで様相が一変。一線級の馬でも東京マイルに適性がないと判断されればここを使わないようになってきていますし、有力馬がより賞金の高いサウジカップを目指すことが多くなってきました。今年で言えばリメイク、テーオーケインズ、ウシュバテソーロなんかは一昔前ならフェブラリーステークスに出走してきていたと思います。
そんな有力馬がわざわざここを使わなくなったという事情があり、近年のフェブラリーステークスは明らかにレースレベルが落ちている印象。過去2年はカフェファラオこそ強かったですが、それ以外はGIIIの武蔵野ステークスと大して変わらないような結果でしたし、近年のこのレースは好走の敷居が下がってきていると思います。それに伴って能力の絶対値よりも東京マイルへの適性が重要になってきていますし、、当日の馬場バイアスや展開次第で以前ではあり得なかった波乱も起こるようになってきています。
データ的な見地からの考察
東京ダート1600mは直線部分でしっかり末脚を使えるかが重要な条件。そのためにいかにスムーズに伸び伸びと走らせてあげるかが重要で、全クラスを対象にしても内枠の成績が良くない。フェブラリーステークスでもその傾向は顕著で、2−4枠ぐらいなら好走率は落ちませんが、1枠に入った馬は絶望的な戦績になっています。
ざっくりと過去10年のデータだけを見ると距離短縮ローテの成績が良く、距離延長ローテはダメと判断してしまいがち。ただ、これは単純に年末のGIレースのチャンピオンズカップ、東京大賞典からの臨戦過程が短縮ローテになるから成績が良くなっている感じで、近年は出走メンバーのレベルが下がってきているので距離延長ローテの馬が4年連続で好走中。特に短縮ローテが有利ということもなくなってきているでしょう。
前走レース別成績に関しても同じようなことが言えそうで、一見すると根岸ステークス組の成績が悪いですが、過去6年は根岸ステークス組から毎年好走馬が出ていますし、過去6年3勝をあげています。レースレベルの低下に伴って根岸ステークス組がダメということはないと考えていいはずです。
ラップ的な見地からの考察
ダート短距離馬がこの時期に目標とするレースがないために無理矢理マイルのフェブラリーステークスを使ってくることが多々。そんな短距離適性の馬がテンに主張することが多いので大体このレースは毎年速いペースになります。2019年は例外的に超スローペースになりましたが、まぁあれは例外でしょう。
大体の年で速いペースになるので、フェブラリーステークスは先行して惰性で粘り込むタイプの馬は不利。それよりもじっくり溜めて末脚を活かすタイプの馬の方が展開的に有利になりやすく、過去10年で上がり1位を記録した馬の複勝率は8割を超えています。
血統的な見地からの考察
血統傾向は過去10年スパンで見るとわかりやすい。ざっくり見ただけでは明確な傾向は掴めないが、ここで注目したいのは走破時計がどれくらい速いかという点。過去10年で走破時計が1分34秒台に突入した年は3回あるが、2016年、2021年、2022年の全てで父が非サンデーサイレンス系の馬で上位独占。2021年2着のエアスピネルを除けば上位に走った馬はアメリカのダート血統でしたし、時計が速くなるとアメリカダートのスピードが問われるレースになる感じです。
一方で1分35秒以上の決着になれば地力タイプの末脚も差し届きますし、サンデーサイレンス系(特にゴールドアリュール)やスタミナ型エーピーインディ系の馬が好走しやすい傾向です。その年の馬場レベルによって狙う血統は変わると考えていいでしょう。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?
先週の東京ダートは大雪の影響で超高速馬場。月曜日も雨が降りましたし、これから晴れるにしてもパサパサのタフな馬場ということにはならなそう。程よく時計が出る良馬場ぐらいのイメージです。走破時計は1分35秒前後ぐらいになるんじゃないでしょうか。
今年は2連覇しているカフェファラオがサウジカップに行きましたし、武蔵野ステークスを勝って有力視されていたギルデッドミラーも故障で電撃引退。例年以上に小粒なメンバーになった感じがしますし、好走のハードルは相当に低そうです。武蔵野ステークスを予想するぐらいのイメージでいいと思います。
ケイアイターコイズ、ショウナンナデシコ、ヘリオスなど先行しそうな馬は多いですし、例年通りにペースは流れそう。メンバーレベルこそ低いですが、その低いメンバーレベルの中で地力上位の馬が走ってきそうです。
考察まとめ
【レース質】淀みない流れで地力と決め手が問われる。<□■□■>
【波乱度】低レベル化に伴い展開や馬場次第でいくらでも荒れる。
【ラップ特徴】前傾ラップが確定的。速いペースで差しが決まりやすい。
【血統特徴】1分34秒台に突入するとアメリカのスピード血統。1分35秒以上かかればサンデー系やスタミナタイプのエーピーインディ系。
【狙えるタイプ】東京マイル適性が高い馬。
【狙えるタイプ】最速上がりが使えそうな馬。
考察まとめ
枠順発表前のフェブラリーステークスの想定オッズを当サイト独自で考えてみます。
【1番人気】レモンポップ [3.7倍]
【2番人気】レッドルゼル [5.3倍]
【3番人気】メイショウハリオ [5.8倍]
【4番人気】ドライスタウト [6.1倍]
【5番人気】スピーディキック [15.7倍]
【6番人気】シャールズスパイト [16.2倍]
【7番人気】テイエムサウスダン [17.0倍]
【8番人気】ショウナンナデシコ [22.0倍]
【9番人気】オーヴェルニュ [24.7倍]
【10番人気】ヘリオス [26.2倍]
【11番人気】ソリストサンダー [27.0倍]
【12番人気】セキフウ [32.1倍]
【13番人気】ケイアイターコイズ [55.0倍]
【14番人気】ケンシンコウ [87.0倍]
【15番人気】アドマイヤルプス [111.0倍]
ここまで低調なメンバーとなると人気はレモンポップでしょう。2番人気は鞍上支持もあってレッドルゼルになりそう。戦ってきた相手が強いメイショウハリオも人気でしょうし、前走オープン組とはいえここまで弱いメンバーならドライスタウトも人気になるはずです。
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デビュー2戦目の1勝クラス戦の圧巻のパフォーマンスの時点で世代最上位と評価していた馬。ここ2戦は超スローであんまり強さが見えていなかったり、追い出し遅れてスムーズな競馬ができていない感じ。
マイルまでなら距離は問題ないと思いますし、前走で溜めて差す競馬を経験できたのもプラス。今年の出走メンバーならあっさり勝てていいはずです。(この馬が武蔵野ステークスに出れば勝てると思うので、今年のレベルならやれるはずです)
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
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レモンポップ
押し出されての1番人気になりそうですが、当初は陣営も使うか迷っていたようにマイルは距離が長い。武蔵野ステークスはスローだから走れた感じもしますし、激流のマイル戦ではあっさり崩れる可能性もある。
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