ダイオライト記念2018の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2018/03/20
地方レース考察・予想
ダイオライト記念2018 (船橋ダート2400m)の予想です。
3月14日に船橋競馬場で開催され発走時刻は20:10です。出走馬はケイティブレイブ、アポロケンタッキー、マイネルバサラなど。船橋競馬場のダート2400mで行われるjpnII戦です。
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ダイオライト記念 2018予想
過去のレース傾向
クリソライトが3連覇していますし余程適性が重要な条件とも思えますが、まぁ適性は重要だとしてもそれ以上に大した中央馬が出てこなかったというのがこの3連覇に繋がっている気がします。
フェブラリーステークスが終わってかしわ記念、帝王賞が始まるまでのこの期間はダートの一線級馬にとっては休養の時期。ただ今年に関してはドバイミーティング選出を狙っていた馬たちがこちらにも同時登録(アウォーディーは結局ドバイに選出)されたことで、例年以上に中央馬のメンバーレベルが高い。
昨年は2、3着に地方馬が突っ込んできたが、それは中央馬がクリソライト以外はかなり弱いメンバーだった事が理由で、流石に全頭が重賞ウィナーでその内2頭がGIウィナーという今年の中央馬のメンバーでは地方馬は厳しそうに見える。
恐らく中央馬3頭の三連複は1.0〜1.1倍になるような極端な3強被りオッズになるはずで、馬券で利益を出すならば三連単を少点数で買うしかないか。
ダイオライト記念の過去5年のレースラップはこんな感じ。
地方馬は展開に影響も与えられないはずで、実質展開を作るのはケイティブレイブ、アポロケンタッキー、マイネルバサラの3頭になるだろう。
この3頭に乗るのは継続騎乗の福永騎手と内田騎手と柴田大知騎手。どれもキャラがはっきりしている馬と騎手という感じで、展開はそれなりに想像しやすそう。
最初は妙味ないレースと思って予想を始めましたが、予想し始めてみると意外に面白そうなレース。想定通りの三連単がズバッとハマれば相当面白いレースになりそうだ。
ダイオライト記念 2018の印
本命 ◎アポロケンタッキー
本命はこの条件ならばアポロケンタッキーがまず間違いなく勝ち負けになるはず。
もともとハイレベルなシリウスステークスを3着に走った時からダート界でも最上位級と評価していた馬。ただ、テンのダッシュ力とスピードに欠けるので中央の多頭数レースでは活躍できず、また1800mでは少しスピード不足を露呈するということで好走レンジが狭いタイプ。戦績に波があるのは仕方がないタイプだ。
そういう馬なので「少頭数」「長距離」と自身が得意な条件が2つも揃うここは間違いなく好走レンジ内の舞台。先行するのは中央所属の3頭になるので位置取り負けする心配もなく、この距離ならケイティブレイブの逃げにつかず離れずの3番手をじっくり追走だろう。
ケイティブレイブが追い比べに弱いことは日本テレビ盃の内容を見ても明らかで、内田騎手も恐らくはあのレースのように勝負所でじわーっと追い上げて直線で早めに並びかけて競り落とすようなレースをして来るはず。
川崎記念ではケイティブレイブに完敗でしたが、あのレースは超スローペースで逃げたケイティブレイブが勝つためにあったようなレース。その他のレースで比較してみてもケイティブレイブとの能力差は2000mでどっこいどっこいぐらいなはずで、2400mならばこちらの方が間違いなく上。能力的にはもうここはこの馬とケイティブレイブが抜けていると思うので、4コーナーぐらいからこの2頭の叩き合いになって最終的にこの馬が競り落としての圧勝になると思います。
対抗 ◯ケイティブレイブ
対抗はケイティブレイブでいいだろう。
アポロケンタッキーを除けば中央オープン級でも威張れる能力はないマイネルバサラと南関でも安定した走りができていないウマノジョーぐらいしかいないメンバー構成。ちょっとここはアポロケンタッキーとこの馬が能力抜けきっているはずで、まず2着を外すことはないはず。
前走でかなり速いテンの入りを経験しているので楽に先頭に立てそうですし、これで外枠を引いていたら福永騎手ならゆったり騎乗で何かに逃げを譲って、、、という展開もあり得ましたが、1枠1番なら揉まれるよりは行き切る競馬を選択するはず。ここで馬のテンのスピードが抜けているにも関わらず番手を選択するようなら騎手としての適性を疑います。
川崎記念と同じで逃げの競馬になると思いますが、あの時と違って今回はマイネルバサラがそれなりに競りかけて来るはずでそこまで楽な競馬にはならないはず。さすがにマイネルバサラに捲り切られる事は能力差的にもないでしょうが、ある程度ストレスがかかる展開にはなりそうで、川崎記念での1、2着の順番は逆転しそう。
そう言えるのも3歳時の名古屋グランプリのレース内容が微妙だったからで、当時も重賞連勝で敵なしのような立場で楽逃げ叶いながらラストで失速してアムールブリエにあっさりと差されました。あの内容からもこの馬にとって2400mは長いはずで、川崎記念の2100mぐらいが距離的な限界でしょう。さすがにマイネルバサラ以下とは能力差がかなりあるので2着は間違いないと思いますが、最後はアポロケンタッキーに結構な差をつけられると見ています。
特注 ☆マイネルバサラ
今回はこちらの方を先に書いた方が説明しやすいので4番手のマイネルバサラについてをまず書きます。
近4走を見るだけでは戦績が安定しているように思いますが、それは条件と相手にかなり恵まれていたから。道悪でスタミナが問われなかった御陵S、不良馬場だった上に他の有力馬が位置を取れないで自滅していく中で楽な捲りが打てた浦和記念。ただその後の2戦を見てもベテルギウスSでは中団からの正攻法で微妙な時計での4着、オープン程度のメンバーしかいない上に早め先頭で確勝パターンかと思われたが2頭に差されての3着だった佐賀記念と、あんまり評価できるような内容ではないはず。
能力的には中央の重賞ではまず馬券に絡むのは不可能なレベルでオープンなら掲示板に入れるか程度の馬。前走はルールソヴァールとトップディーヴォしかいなかったので3着になれましたが、今回は距離延長の上に戦う相手がケイティブレイブとアポロケンタッキーになります。
柴田大知騎手の最近の騎乗ぶりを見る感じでは浦和記念での早仕掛け押し切り圧勝がよほど気に入った感じで、佐賀記念でも同じような早め先頭の競馬を実施。シニスターミニスター産駒のスピード持続力型なのでその戦法選択は間違っていないと思いますが、佐賀記念はコパノチャーリーが逃げる中を楽に早め先頭の競馬で最後は垂れての3着。今回はそのコパノチャーリーがケイティブレイブに変わればどうなるのか。
柴田大知騎手は負けん気強いタイプで着狙いの競馬をするタイプではありませんし、おそらくケイティブレイブ相手でも2番手から早めに競りかけるような競馬をしていくはず。ケイティブレイブは捲られる競馬だけは避けたいはずですから抵抗するはずで、恐らく3コーナーぐらいから現役最強級のケイティブレイブと競り合うような展開になりそう。その直後ぐらいからアポロケンタッキーも差のないタイミングで競りかけてきそうですし、そうなると私の見立てではこの馬は途中で競争を止めると思います。
その根拠はこれまでのレースぶりと血統背景。御陵Sと浦和記念は不良馬場で本質的なスタミナが問われなかった事が好走要因と見て良さそうで、佐賀記念では早め先頭とはいえ最後にバテすぎ。恐らく2000mでも距離は少し長かったと見ていいでしょう。
内房Sでも良馬場の中山ダート1800mで最後はガス欠。ブリリアントSでも良馬場の東京ダート2100mで最後の200mあたりで失速して大敗。船橋競馬場は月曜時点では重発表ですが火水と晴れ予報で気温も上がるのでほぼ良馬場で行われるはずで、そんな乾いたダート2400mの条件でケイティブレイブと競り合う競馬をしたらどうなるだろうか。
この馬の母サザンレイスターは大井のダート1200mを主戦場としていた馬で、この馬の兄弟を見てもサザンオーヴァーは大井のダート1200mが主戦場。その他の兄弟もダート短距離や道悪ダートでパフォーマンスを上げるなど、スピードが活かせるレースで活躍している馬が多い。
父シニスターミニスター自体は距離の融通は効きますが、アメリカ血統だけに自分の競馬ができないと脆そうなタイプ。今回は超強力なケイティブレイブと競り合う形で自分の競馬ができなそうですし、それでいて距離不安あるとなれば3〜4コーナーでズルズルと下がり出して競争をやめる可能性が高いと見ています。
単穴 ▲ウマノジョー
そういう前提で三番手はウマノジョーの死んだふりの一撃に期待します。
昨年は低レベルな中央馬が揃ったところをクリソライトが前を掃除した結果、おこぼれ頂戴のような感じでの3着確保。ただ、なんだかんだでバテたマイネルトゥランやマイネルバイカをあっさりと交わして3着に来たのは立派ですし、スピードでは中央馬に一切勝てなくてもスタミナという点では劣らないだろう。
その昨年バテて交わしたマイネルバイカの前走の佐賀記念の走破時計が2:08:8。今回のマイネルバサラの佐賀記念の走破時計が2:08:07ですからほぼ同じレベルぐらいと考えて良さそうで、それでいて今年はケイティブレイブとアポロケンタッキーの2強の構図となればマイネルバサラがバテてさえくれればこの馬は3着は拾えるはず。
ここ2戦を見てもしっかりと序盤で溜める競馬さえすれば最後はバテずに伸びて来る感じで、金盃の走破時計を見てもペースこそあれ昨年よりは優秀な2着。これでマイネルバサラが1番人気のようなメンバーであれば色気を出して御神本騎手が積極策を取りに行って失速のようなことがありそうですが、さすがにケイティブレイブとアポロケンタッキーという現役最強級の馬がいれば控えての着狙いと見て間違いないはず。
純粋なスピード能力差ではウマノジョーよりもマイネルバサラの方が格段に上だと思いますが、こういう長距離戦ではバテるかバテないかという基準だけで3着は決まってしまうこともしばしば。ちょうど2年前の名古屋グランプリもケイティブレイブが逃げてそれについて行った中央馬が全てバテてカツゲキキトキトがバテずに伸びて3着に好走して大穴を開けました。
まずアポロケンタッキーとケイティブレイブには敵わないでしょうが、マイネルバサラさえバテてくれれば他に最後までバテずに伸びてこれる馬はこれしかいないだけに3着の可能性が高いと見ます。
印まとめ
◎2 アポロケンタッキー
◯1 ケイティブレイブ
▲3 ウマノジョー <穴推奨>
☆7 マイネルバサラ
勝負度D
推奨馬券
三連単 2→1→3 大本線
三連単 1→2→3 抑え
三連単 2→1→7 抑え
<3/14 14:00更新済>
※ここは流石に能力的にアポロケンタッキーとケイティブレイブの2頭は抜けきっているはず。その上で適性や展開差で明らかにアポロの方が今回は向くと見えるので、アポロ→ケイティの順番の馬券が大本線でいいでしょう。
その上で注目なのは3着争い。ケイティブレイブとアポロケンタッキーが単勝2.0倍ぐらいで被る人気になりそうですが、おそらくマイネルバサラも近走成績から抜けた3番人気になるはず。三連複や三連単も恐らくこの3頭の組み合わせしか売れない気がします。
見立て通りならばマイネルバサラはケイティブレイブとアポロケンタッキー相手に2400m戦でガチンコ勝負を挑んだら垂れるはず。3〜4コーナーでバサラが手綱を動かしてもズルズルと下がっていくような光景が見られたらウキウキするレースで、あとは1、2着争いからかなり離れるでしょうが、後ろで死んだふりをしていたウマノジョーがマイネルバサラを差して3着に来てくれたら大本線の出来上がりです。
展開と見立てが全てハマった場合、1着アポロと2着ケイティも直線入り口ぐらいでは勝負決して大差になるはずで、その後の2、3着の間も大差になるはず。マイネルバサラがそれでも3着に粘っちゃったら元返し程度の抑えで仕方なし。長距離戦はスピードや能力だけではないんだよ、というウマノジョーの一撃3着に期待したいレースです。
<予想していたよりウマノジョーが人気しているので、基本的にはズバッと見立てがハマった時の2→1→3の三連単を1点買い勝負にします。残りの2点は抑えのみ。1→2→7で決まった場合は抑えというよりもう予想が外れているのでダメとします>
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