チャンピオンズカップ2024の予想を公開！

チャンピオンズカップ2024(中京ダート1800m)のレース予想です。

12月1日に中京競馬場で開催され発走時刻は15:30です。出走馬はレモンポップ、ウィルソンテソーロ、サンライズジパング、ハギノアレグリアスなど。中京競馬場のダート1800mで行われるGIです。

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チャンピオンズカップ 2024 予想

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チャンピオンズカップはどのようなレースか解説します

概要・データ

中京ダート1800mで開催される下半期のダート王者決定戦。近年は日本のダート馬のレベルアップが騒がれていますが、それはチャンピオンズカップの走破時計を見れば一目瞭然。開設当時は1分50秒台中盤ぐらいで推移していましたが、2020年前後には走破時計が1分49秒台に突入。2019年なんて良馬場で1分48秒台の時計が記録されましたし、それだけ日本のダート路線が強くなっているということ。

それが近２年は再び1分50秒台の決着に逆戻り。タフで時計のかかる馬場だったというのもありますが、日本のダート馬がレベルアップしすぎて大目標がチャンピオンズカップではなくなったのが最大の理由だと思います。

本当に強い馬は秋のブリーダーズカップを目指しますし、年明けのサウジカップ、春のドバイワールドカップを目指すのが主流のローテーションに。そうなるとブリーダーズカップとサウジカップのちょうど中間時期にあるチャンピオンズカップには出走しにくいですし、日本のダート路線のレベルアップに伴い逆にレースレベルが下がりつつあると言えるんじゃないでしょうか。今年でいえば、以前ならばフォーエバーヤングあたりがこのレースに出走してきていたでしょうし、そうなればあっさりと1分49秒台の時計で圧勝していると思います。

そんな下半期のダート王者を決めるチャンピオンズカップですが、その舞台となる中京ダート1800mはクセ強で決してフェアとはいえない舞台。

中京競馬場は3〜4コーナーの半径が小さいために外を回る馬が非常に不利になりやすいコース。なおかつ直線入り口にいきなり急坂があるので、コーナーを回ってきていきなり急坂を登る加速力が求められます。ダート馬はデカくてゴツくてパワー溢れるタイプの馬が多いですが、そういう馬って大体勝負所で外を回って惰性で加速したい馬が多いんですよね。

ただ、中京競馬場のダートコースはコーナーの半径＋直線入り口の急坂の影響もあって外を回っての惰性加速を許してくれない舞台。不器用なパワータイプのダート馬がパフォーマンスを落とす一方で、内枠からインをロスなく立ち回って直線でもビュンと急加速できる芝っぽい適性を持つダート馬が活躍しやすい舞台です。この点に関してはラップ考察や血統考察のところでも後述します。

中京ダートは外を回ってはダメなので基本的には外枠不利という認識でOK。外枠で好走しているのは3番人気以内の能力上位だった馬か、先行して前付けできた馬だけです。

過去10年で前走地方交流を使ってきた馬が9勝。この時期はマイルチャンピオンシップ南部杯やJBCクラシックのメンバーレベルが高くなりやすいですし、シンプルにその辺りのレースから臨戦してきた馬が走りやすいレースということでしょう。

武蔵野ステークスからの臨戦はさっぱりな結果になっていますが、これは中２週のローテがダメというより、中京ダート1800mとはまるで異なる東京ダート1600mに適性がある馬ではダメということでしょう。前走武蔵野ステークス組でも中京ダートに適性がある馬なら買っても全く問題ないと思います。

レースラップ

１コーナー部分の３ハロン目で一旦ラップが緩み、向こう正面の中盤部分から緩やかな下り坂になるので中盤も平均ラップで進みやすいコース。ただ、京都や阪神に比べるとコーナー半径が小さいために、3〜4コーナーで外から動いて行きづらく、ダートレースで勝負が決まりやすい4コーナーでそこまでレースが動かないのが特徴。

その分でラスト2ハロン目でビュンと急加速を必要とされるのが特徴で、ラスト1ハロンもほとんど減速しません。４コーナーで早めに仕掛けて行って前の馬を潰して自分もバテながらも押し切り、という競馬が得意なパワータイプのダート馬には厳しい舞台。４コーナーではロスなく立ち回って直線でビュンと一足を使える芝っぽいダート馬向きの舞台です。

血統傾向

過去5年の血統傾向を見てもインティを除く全頭が父か母父がサンデーサイレンス系かキングマンボ系。ダートのビッグレースとなるとコテコテのアメリカ血統がもっと走っていても良さそうですが、チャンピオンズカップはこれまで何度も書いている通り「コテコテのダートレースではありません」！

近年は特にキングマンボ系の活躍が顕著ですが、これは芝の小回りコースでもキングマンボ＝キングカメハメハの系統がよく走っていることを考えれば相性が良いのも明白。コーナーを上手く立ち回れて直線でビュンと加速できる適性が高いということでしょう。

今年のチャンピオンズカップを予想する上で重要なファクターを解説します

馬場・トラックバイアス

今週末の中京競馬場は晴れ予報。おそらく良馬場で標準レベルでの馬場での開催になりそうです。

展開想定

レモンポップの坂井騎手は極端な内枠を引いた時は突っ張って逃げるケースが多い。ここもスピードの違いで行く可能性が高く、それを外枠からミトノオーがせりかけそう。

コメントを見る限り、ペプチドナイルとドゥラエレーデは揉まれない外目先行策を取りたそうなので、中枠から外枠の馬は外に振られそう。ペプチドナイルが早めにレモンポップを潰しに行く可能性も大いにありますし、おそらくハイペースで前は厳しい展開になるんじゃないでしょうか。

そうなると差し馬が有利になるとは思いますが、前述の通りで中京コースは勝負所で外を回った馬では基本的に無理な舞台。とにかく道中はインをロスなく立ち回って、直線で捌いてビュンと差してこれるイン差しタイプに展開が向きそうです。

ノーザン・ルメール・川田の取捨

ルメール騎手も川田騎手も得意とはしていない舞台。ノーザンファーム生産馬はダートレースにしては好成績ですが、これは芝っぽい適性が問われるためじゃないでしょうか。と言ってもそこまで気にする必要はないはずです。

[結論] どのような馬を狙えばいいか

想定するレース質

先行勢が早めから競り合ってのハイペース消耗戦

狙える馬のタイプ

勝負所でロスなくインを立ち回って直線で急加速できそうな自在差しタイプ

嫌える馬のタイプ

ハイペースに巻き込まれそうな馬 or 器用さがないパワータイプのダート馬

チャンピオンズカップ 2024の印

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特に能力が上位と断定できる材料も少なく当初は軽視評価。ただ、枠順が発表されて見て枠並びや展開を考えてみると、何度考えてもこの馬がドンピシャで展開が向くように見えます。

内枠を引いた時の坂井騎手はほぼ間違いなくスタートを出して突っ張ってハナを奪いに行きますし、1枠1番のクラウンプライドも横山武史騎手でテンに引くとは思えずレモンポップの直後インを取るはず。枠並びのミソなのはペプチドナイルとドゥラエレーデが内枠を引いた点で、どちらも「揉まれたくない」馬なのでラチ沿いのインではなく、レモンポップを内に見る外目の番手ポジションを取りに行きそう。そうなるとクラウンプライドの後ろのラチ沿いポジションはもうこの馬がほぼ確実に手にできると見ていいんじゃないだろうか。

考察文中でも書いたとおりで中京ダートは勝負所でインを立ち回れる馬が圧倒的に有利。その上で今年はハイペースになりそうなのでインを通れて差してこれる馬が有利になりそう。前述の通りで枠並び的にほぼ確実にラチ沿い中団ポジションが取れるはずですし、そこから勝負所でもずっとロスなくインを通って直線で差す競馬ができるこの馬は間違いなく恵まれるはず。

昨年のチャンピオンズカップは外枠から勝負所で外を通ったのがダメだった感じで、上位５頭が全てインを通った馬が独占する中で外を回った馬の中では最上位。今年はインを通れることでパフォーマンスを上げると思いますし、レモンポップが潰れるような消耗戦になればレースレベルもそこまで高くならないんじゃないだろうか。

同様に低レベルな凡戦になった2022年のチャンピオンズカップを勝利したのはシリウスステークス勝ちのジュンライトボルト。単純計算でジュンライトボルトよりも3.5キロ重い斤量を背負って0.6秒速い時計でシリウスステークスを勝っているわけですし、ある程度の凡戦になれば完全に恵まれるだろうこの馬で差し込んでこれる＝足りるレースになると読みます。

【対抗 ◯8 ウィルソンテソーロ】

昨年は４コーナーを回って坂下までじっと脚を溜めながら直線で急加速して好走。いかにもこの舞台に適性がありそうなレースぶりでしたし、父が芝血統というのも納得の走りでした。今年の戦績を見ても昨年より能力が落ちたことはないと思いますし、悪くて昨年並かそれよりも上。地方交流レースからの臨戦は悪くないローテーションですし、レモンポップさえつぶれてくれればそこまで強い馬はいなそうなメンバー構成。普通に考えれば展開は向くんじゃないだろうか。

ハイペース想定としてレモンポップを嫌いたい人の票が全て集中している感じもしますし、本命馬と違ってインベタからインアウトの競馬ができるかは少々未知数。昨年は原騎手が出遅れたからあの足を発揮できた可能性もありますし、川田騎手のスパルタ騎乗で今年は去年ほど伸びてこない可能性もありそう。なんだかちょっと罠っぽい気がしてならないんですよねぇ・・・

【単穴 ▲1 クラウンプライド】

これまでのキャリアハイのパフォーマンスは弱メン相手に２年連続で圧勝したコリアカップという馬で、そもそもほとんどJRAのレースを走っておらずで、2022年のチャンピオンズカップは超スローを先行で完全に恵まれた結果。昨年は外を回ったとはいえさっぱり走れていませんし、JRAのダートコースでどれだけ強いのかはイマイチまだわかっていない。

今年は昨年とは違って１枠１番の絶好枠が引けたので勝負所でインを通る絶好のコース取りになるはず。おそらく2022年の日本テレビ盃や2023年の帝王賞の内容などからもハイペースを前付けしてちょい伸びするレースは得意だと思いますし、上手く１枠から好位で我慢が効けば好走できて良さそうだ。

ただ、横山武史騎手ですし、こちらの想像以上に前を追いかける競馬をセレクトする可能性もあり。レモンポップをつぶしに行くような競馬をした場合はハイペースにもろに巻き込まれるリスクも。上手く内枠でハマった場合は来そうだがちょっとどう乗るか次第な部分が大きいです。

【特注 ☆4 ペプチドナイル】

ゴツめの大型馬で揉まれずに外枠からスッと先行して持続力を活かす形がベスト。ワンターンのマイル戦を外枠からじわっと行く形が最も良いはずで、合同記者会見で鞍上が「外枠からスムーズ先行が良い」と言っているのも間違いはないはず。

ただ、昨年秋から馬が本格化して揉まれる競馬は問題なくなってきており、昨年のベテルギウスSは内枠から好位インで溜める競馬でハピに勝利。東海Sも折り合いを欠いて水の浮く超高速馬場が合わなかっただけで内枠好位からスムーズな競馬はできていた。ワンターン条件の外枠がベストではあるが、コーナー４回条件の内枠も十分にこなせていい馬だろう。

レモンポップを無視して内枠好位でじっとする競馬ならいかにも恵まれそうな感じがするが、陣営コメント及び南部杯で見せたレースぶりからもレモンポップの直後位置を取って早めに潰す競馬をしてきそう。勝負所から外を動いて早めに仕掛ける可能性が割とありそうで、そういう戦法になると中京のトラックバイアス、前崩れ濃厚の展開どちらにも合わなそう。基本はじっとして消極的な競馬が多い藤岡佑介騎手だけに、上手く内枠でハマった場合は来そうだがちょっとどう乗るか次第な部分が大きいです。

【△5 ペイシャエス】

ようやくここに来て復調してきており、近走は重賞でも好走できるように。今回はハイペース濃厚の展開で内枠からスムーズな競馬ができそうだが、エルムSは低指数戦で武蔵野Sも展開向かない中で頑張ったとはいえ低レベル戦。このメンバー相手にどこまで通用するか。

【△10 アーテルアストレア】

これまでのレースぶりを見ても左回りコースがベストで中京競馬場の成績は最高。血統的にも芝向きですし、今年はハイペース濃厚で展開も向きそう。ただ、これまで外を回しての差ししかほぼ経験がない馬で、勝負所でインを立ち回る差し競馬ができるかは怪しい。穴っぽいがこれぐらいの印まで。

【無2 レモンポップ】

やはり適性は1400mがベストで1600mでも高速設定の馬場でないとMAXパフォーマンスは発揮できないイメージの馬。昨年の南部杯はスピード馬場で大楽勝して、今年の南部杯は良馬場でクラウンプライドに迫られたのが全てを表しているんじゃないでしょうか。

昨年のチャンピオンズCは逃げたことでマイペースでプレッシャーがかからなかったので1800mを走り切れましたが、今年は枠順差とスピードの絶対値の違いで逃げたとしてもミトノオーにや他の馬にプレッシャーをかけられる展開になりそう。南部杯でも最後は詰め寄られていますし、今回は1800mのG1レースならあっさり垂れても驚けない。

今回の予想はハイペースで前が厳しくなってのイン溜め差しの決め打ち。レモンポップはあっさり行けて楽勝の可能性もあると思いますが、こちらが想定している展開ならどう考えても厳しくなるはず。そんな馬が断然人気の存在ならもういないものとしてバッサリ消して予想を組み立てたい。

【消12 サンライズジパング】

不来方賞やみやこSを見ても強い馬であるのは間違いないのですが、跳びが大きくてエンジンがかかるのが遅いいかにもなパワータイプのダート馬。ここ３戦は外枠から外を回す競馬が良かったと思いますが、今回はハイペースで展開が向いたとしても中京ダートで外を回す競馬はご法度。昨年のセラフィックコールのように外を回してさっぱり何もできずに終わりそうだ。

下半期のG1戦線も佳境になってきていますが、ここにきてマイルチャンピオンシップとジャパンカップでG1を連勝！！どちらも人気薄を本命に推して見解も完璧だったと思いますし、良い流れが来ております。

＜ジャパンカップ レース結果＞
１着：△ドウデュース　　１番人気
２着：◎シンエンペラー　８番人気
２着：☆ドゥレッツァ　　７番人気

＜マイルチャンピオンシップ レース結果＞
１着：◯ソウルラッシュ　　３番人気
２着：◎エルトンバローズ　７番人気
３着：消ウインマーベル　　10番人気

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【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目

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