【有馬記念2019の予想ヒント】ラップや展開を分析考察します

有馬記念2019(中山芝2500m)の考察です。

12月22日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:25です。出走馬はアーモンドアイ、リスグラシュー、サートゥルナーリア、ワールドプレミアなど。中山競馬場の芝2500mで行われるGIです。今回の記事ではラップや展開を考察いたします。

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有馬記念 2019 考察

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ラップ傾向

中山競馬場の内回りコースでの持久力立ち回り勝負になりやすいのが有馬記念の特徴。馬場が良いコンディションで、なおかつそこまで先行馬が多くない時は内枠が圧倒的に有利でイン先行タイプの穴馬が断然有利なレースになります。

顕著だったのは2014と2015年と2017年か。どれもトゥザワールド、ゴールドアクター、クイーンズリングと内枠からロスなく立ち回った馬が穴を開けましたし、軽いレース質の有馬記念では内枠先行タイプが有利というのは覚えておきたいところ。

一方でタフ馬場だったり先行馬が多くてペースが速くなりそうな時には有馬記念は特に内枠有利にはなりません。

昨年もタフ馬場でキセキがロンスパから持続力勝負を仕掛けましたが、最後は外枠の差しタイプだったレイデオロ、シュヴァルグランが突っ込んできましたし、逆にインが伸びなかったので内枠は不利と言っても良かったんじゃないでしょうか。

今年はアエロリット、キセキ、スティッフェリオが淀みない流れを作り出しそうなので、平均ペースの持続力勝負で馬場によっては相当に上がりがかかりそう。昨年レベルのレース上がりが36秒台後半ぐらいかかる可能性もありそうで、前回の考察で書いた通りに凱旋門賞を走れそうな馬が有利なレースになりそうな感じがします。

展開分析

逃げタイプ

アエロリット

おそらく逃げるのはアエロリットでしょう。これが引退レースになりますが、陣営としても右回りも2500mも合わないことなんてわかりきっての出走。その中でも良さを活かすとしたら逃げるしかないと思いますし、ここはいつも通りの外連味のない逃げを打って玉砕するか、しないか、そんなレースをしてくると思います。

先行タイプ

アルアイン

キセキ

クロコスミア

スティッフェリオ

ヴェロックス

今回の有馬記念はこの先行タイプの馬が多いのが特徴。ただでさえアエロリットが速めのペースで逃げそうな上にキセキあたりもムーアなら積極策でしょうし、スティッフェリオやアルアイン、クロコスミア、ヴェロックスあたりも先行しそうですからね。まずペースは速くなると見て良いか。

自在タイプ

アーモンドアイ

エタリオウ

サートゥルナーリア

シュヴァルグラン

スワーヴリチャード

リスグラシュー

レイデオロ

どんな競馬でもできそうなのはこれらの馬たち。アーモンドアイは枠順次第でどんな位置取りにもなりそう。たとえ最後方だとしてもルメールは何ら心配なくどっしり乗ってくると思うので、おそらくルメールはどの枠でもいいとすら思っているんじゃないでしょうか。

一方でリスグラシューは陣営コメントを見ても今回は先行策を取りそうな感じ。イメージは宝塚記念での圧勝パターンだと思いますが、矢作調教師はなんとしてでもここでアーモンドアイを負かしたいと思っているような感じで、牝馬の引退レースで安全策という考えは捨てた方が良さそうですね。

差しタイプ

スカーレットカラー

フィエールマン

ワールドプレミア

後ろからの競馬になりそうなのはこれらの馬か。普通ならばトリッキーな中山芝2500mで後ろからしか行けない馬となると嫌いたいのですが、今年はただでさえペースが速くなりそうですし馬場もタフになりそう。キセキが早め先頭に動いた上にリスグラシューまで４コーナーで動いて、、、という展開になる可能性もありそうで、そうなればダイワスカーレットが先行馬を全て潰してアドマイヤモナークを連れてきた年の再現がある可能性もありそう。差しタイプの馬は漁夫の利で穴で狙えるかもしれません。

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本命で買う勇気なんて全くありませんが、展開的に大穴として面白そうなのはこの馬。

父親は有馬記念であっと驚く勝利を挙げた馬ですし、この馬は２走前の重賞勝ちが凄まじい強さ。その後の上位馬の活躍を見てもこの馬が弱いとはとても思えません。

前走に関しては先行したことで脚を溜めることができなかったのが敗因と見て良さそう。今回はこれだけの強力メンバーですから勝ちにいく競馬はしないはずで、後方待機で２走前のような一発を狙う競馬をしてきそう。非根幹距離であれだけ凄まじい末脚を使えた馬ですから、前がバテて上がりがかかる展開になれば超大穴を開けても驚けないかも？

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