チューリップ賞2024の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2024/03/06
重賞レース考察・予想
チューリップ賞2024(阪神芝1600m)のレース予想です。
3月2日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はタガノエルピーダ、ガルサブランカ、スティールブルー、ミラビリスマジックなど。阪神競馬場の芝1600mで行われるGIIです。
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チューリップ賞 2024 予想
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チューリップ賞はどのようなレースか解説します
概要・データ
上位3頭に優先出走権が与えられる桜花賞のトライアルレース。桜花賞と同じ条件で行われるために以前は最重要トライアルレースだったが、最近は直行ローテが主流になりつつあるので権威は下がってきている。と言っても昨年のコナコースト、一昨年のウォーターナビレラは本番の桜花賞でも好走しており、権威は下がってきているなりに重要な前哨戦であることは変わりない。
桜花賞と同じ条件で行われるということでコース適性はもちろん重要になるが、あくまでもトライアル戦はトライアル戦。ほぼ間違いなくスローペースになるので先行した馬が有利な傾向となっています。阪神JFで上位に好走したような馬は順当に走ってきますが、穴をあけるとしたら前に行く馬というイメージのレースです。
割とデータで好走凡走がはっきりと分かれているレース。参考になるデータは参考にしたいところです。
レースラップ
2022年を除けば前半3ハロンは35秒以上かかっています。そもそも阪神マイルは中盤ペースが緩みやすい舞台ですが、それに加えてチューリップ賞はスローペースということでほぼ間違いなくスローペースになる傾向です。
血統傾向
ディープインパクト系の馬が過去5年連続連対。もうクラシックもすぐの時期になるということで、この時期に一気に力をつけてクラシックを勝ち負けできるような王道血統が走りやすいレースです。
サドラーズウェルズ系やダンジグ=デインヒル系など欧州の馬力血統を持つ馬もよく走っていますね。
今年のチューリップ賞を予想する上で重要なファクターを解説します
馬場・トラックバイアス
今週が阪神競馬場は開幕2週目。先週は雨の影響を受けた馬場になりましたが、今週は土日は晴れそうなので日曜は良馬場となりそう。いくらか荒れた馬場にはなるかもしれませんが、まだ開幕2週目なのでフラットな馬場ぐらいで収まるんじゃないでしょうか。
展開想定
内枠で前付けできそうなのはラーンザロープスとミラビリスマジックぐらい。前に行きたい馬が外枠に集まった感じで、外枠の馬はテンでかなり出していきそう。ダッシュ力のない内枠〜中枠の馬は位置を落として厳しくなりそうです。
12、13、14、15、16番あたりがテンで一気に主張した場合は前半3F=34秒台になる可能性もありそう。ただ、阪神マイルは外回りコース使用で中盤ラップは間違いなく緩みますし、テンで少し流れたとしてもインをロスなく立ち回れる先行馬が有利なレースになるはずです。
ノーザン・ルメール・川田の取捨
川田騎手はチューリップ賞の通算複勝率70%。ルメール騎手はまだ2回しか騎乗機会なし。ルメール騎手も基本的には得意な舞台ですし、川田騎手はデータ的にも得意な舞台です。
ノーザンファーム生産馬は過去10年で複勝率34%。ほどほどの好走率ですが、そこまで重視するほどでもないでしょう。
[結論] どのような馬を狙えばいいか
想定するレース質
トライアル戦らしくスロー濃厚で前に行った馬が有利
狙える馬のタイプ
前に行ける馬 & インをロスなく立ち回れる馬
嫌える馬のタイプ
後ろから行きそうな馬 & 外を回しそうな馬
チューリップ賞 2024の印
【本命 ◎2 ラーンザロープス】
デビューからの4戦を見ても、スタートが速くて立ち回りが上手いレース巧者。唯一、位置を落としたサフラン賞はこの鞍上がたまにやる不可解な後方ポツン騎乗ですし、それ以外のレースを見ても立ち回りセンス抜群で同厩舎のウォーターナビレラに近いタイプの馬か。
未勝利勝ち時に倒したオーサムストロークはその後にガルサブランカを倒していますし、サフラン賞はめちゃくちゃな競馬で脚を余しながらその後に阪神JFで上位に走るステレンボッシュあたりと差がない競馬ができていました。
前走のシンザン記念はかなりメンバーレベルが揃っていた印象で、なおかつ外伸びタフ馬場のハイペース戦で外を回した差し馬が上位独占の中で内枠から先行して差のない競馬。普通に上位勢で最も強い競馬をしたのはこの馬と考えていいはず。
今回は外伸びタフ馬場のハイペースだった前走から一転して、イン伸び高速馬場のトライアルらしいスローペース濃厚。なんとしても桜花賞の権利が必要な状況ですから、ここでサフラン賞のような不可解な騎乗をするはずがないですし、シンザン記念と同じような競馬さえできればここは普通に勝てていいんじゃないでしょうか。
【対抗 ◯5 ミラビリスマジック】
兄姉3頭が重賞を勝っている超堅実な優秀母系。このソーマジック母系に共通するのはふわっと溜めて一瞬の脚を活かして良いことで、そういう騎乗ができる田辺騎手で前に壁が作れる内枠というのはプラス。国枝厩舎の一線級牝馬は2-3歳時期に一戦使うごとに凄まじい上積みを見せますし、ここも上積み見込めば相手筆頭評価でいいか。
【単穴 ▲9 スティールブルー】
アルテミスSはメンバーレベルや時計、レースラップなどを見てもおそらくハイレベル戦。フェアリーSはちょっと案外な結果だったが、直線の短い中山マイルが合わなかったか。今回は桜花賞でクイーンズウォークに乗る川田騎手の一戦限定騎乗。川田騎手はチューリップ賞で(3-1-1-2)という成績を誇りますし、中枠からスムーズにエスコートしてくれば上位争いになりそうだ。
【特注 ☆16 タガノエルピーダ】
初戦がハイレベル戦だったので評価していたが、朝日杯FSの好走に関しては1戦1勝の牝馬が5番人気に支持されるほどのメンバーレベルだったのは事実。ただ、初戦とはまるで違うペースで牡馬相手に厳しい展開でこれだけ走ったのは立派。
今回は開幕2週目の馬場で大外枠というのは非常に厳しいが、なんとしてでも権利を取らないといけない立場でここはメイチ仕上げのはず。大外枠からでも果敢に位置を取りに行って3着には走ってくるか。
【△6 スウィープフィート】
白菊賞のレース内容などを見ても決め手は世代上位。阪神JFはG1初騎乗の永島騎手が上手く乗れていませんし、前走のエルフィンSは外伸び馬場でインを通った分で伸びあぐねたか。キャリア5戦以上の馬が走らないレースで、後ろから行きそうな馬という点はどうかだが武豊騎手への鞍上超絶強化なら印は打ちたい。
【△7 フルレゾン】
粗削りな部分はあるが未勝利勝ちの内容などを見ても素質は高い。デイリー杯2歳Sは折り合いを欠いたのが敗因に見えますし、今回は内寄りの枠で折り合いをつけられれば変わり身があってもいいか。キャロットファーム所属馬が良く走るレースですし、最大の穴はこれと見ます。
【△10 ガルサブランカ】
デビューから2戦は超スローペースの先行策でかなりのぬるま湯レース。ペース流れても強い可能性はあるが、イクイノックスの半妹で木村厩舎所属でルメール騎乗ということで人気先行で全く妙味がない。これぐらいの印が妥当か。
【△12 ショウナンマヌエラ】
新潟2歳Sではアスコリピチェーノとそこまで差のない2着だったが、アルテミスSはちょっと底を見せたようなレース内容。あのアルテミスSのレースぶりを見る限り、ここであんまり買える感じはしない。
ただ、この馬に関してはデビュー戦後の西村騎手が「右手前が好きな馬でコーナーも右手前で走っていました」とコメントしている点が気になる。今回は初の右回りでコーナーで右手前で走れるのはプラスになる可能性がありますし、何よりチューリップ賞は逃げた馬の複勝率が50%というレース。抑えておいていいだろう。
【ポジショニングマップ】
【推奨買い目】
単勝 2 ラーンザロープス 本線
ワイド 2→5,9 (2→5は重ね買い) 本線
馬連 2→5,9,16,6,7,10,11 (2→5,9,16は重ね買い) 本線
三連複 2→5,9,16→5,9,16,6,7,10,11 (2→5,9,16は重ね買い) 本線
馬単 2→5,9,16 ボーナス
【買い目及び予想のポイント】
ここは◎ラーンザロープスがnetkeibaの想定オッズで買えるわけはないが、玄人人気しまくったとしても5番人気じゃないだろうか。シンザン記念のレース内容を見ても能力最上位級ですし、それでいて絶好枠で展開にも恵まれそうな馬が5番人気で買えるなら妙味十分と見る。単勝10倍を切るなら勝負度Cにするかも。
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