【2016】紫苑Sの予想を公開!
公開日:
:
重賞レース考察・予想
今日は9/10(土)に行われる紫苑ステークスの予想です。今年からGIIIに格上げされてメンバーも揃った一戦。秋華賞にも直結するレースになると思うので要注目と言えそうです。
紫苑ステークス 予想
例年「秋華賞には直結しない」と決めつけられている紫苑ステークス。そりゃそうだというのが正直なところで、昨年の紫苑ステークスの1、2着がクインズミラーグロとホワイトエレガンスなのに対して、昨年のローズステークスの1、2着がタッチングスピーチとミッキークイーン。かたや500万をなんとか勝ったくらいのレベルと、かたやGI級の馬となれば格差が出るのは致し方ない。
ただ、今年に関してはそう西高東低の構図にはならなそう。まずオークス3着のビッシュを筆頭に、有力馬もGIIIになったことで紫苑ステークスをステップレースにしてきたこと。そしてヴィブロスやパーシーズベストのような関西馬もローズステークスでなくこちらに出走してきたことがその理由か。データ上は秋華賞では切りでいいレースだが、今年に関してはこのレース組も秋華賞で通用していいはず。
もともとトライアルレースにしてはペースが流れやすい一戦で、2013年の馬場改修によりこの開催の中山芝コースは開幕週が最も差しが決まりやすいというエアレーション馬場に。昨年は開幕週の日曜日に京成杯オータムハンデでフラアンジェリコが最後方から追い込みを決めたように、もうこの開催の中山芝は開幕週といっても先行馬を買っても期待値は低い。素直に決め手ある強い馬から買えばいいだろう。
というわけで、予想の発表。
本命は◎ヴィブロスが抜けて強いと見ています。
年初のクラシック展望で牝馬の横綱として挙げたのがこの馬。それは何も血統だけの話ではなく、未勝利戦のパフォーマンスが圧巻で大物感満載だったのがその理由。ただ、春は使いたかったクイーンCに使えず、チューリップ賞では阪神マイルで不利な逃げの手を打つ羽目になり、完全にリズムが狂ってしまった感じ。まともならチューリップ賞やフラワーCで大敗するような馬ではないでしょうし、春の成績は度外視しても良さそう。
とにかく圧巻だったのは復帰戦の前走の内容。ポンとスタートを出ても一度下げて脚を溜めて、4コーナーは大外を回しながら最後は馬なりでほぼ追わずに突き抜ける大圧勝劇。走破時計自体も悪いものではなく、時計はいくらでも詰まると考えて良さそう。そもそも中京芝2000mは地力が必要なコースで、ここで強い勝ち方ができる馬は素直に強いと評価したほうが良い気もします。
不安は馬体のない馬の長距離輸送になりますが、そのために前走を7月に走って間隔を開けてきたんだと思いますし、前走のパフォーマンスを見ればここでも能力は最上位。恐らく秋華賞ではシンハライト、ジュエラーに続く3番人気に推されているんじゃないでしょうか。
対抗は人気ですが◯ビッシュにしました。
新馬戦では圧巻の差し切りを見せて注目馬に挙げた馬。フローラSは最後方から大外ブン回しで届かずという内容でしたが、オークスで早め押し切りの競馬を狙って3着の大健闘。もちろんデムーロ騎手が上手く乗ったというのはありますが、あれは馬の力がなければできない芸当でもありました。
この馬を上位評価にしたのはとにかく本賞金が足りないから。オークス3着ということで本賞金は得られておらず、フローラSも5着なので本賞金が稼げていません。本賞金900万となると今回で権利が取れないと秋華賞への出走は難しそう。馬体小さい馬なので休み明けは逆に良いでしょうし、今の戸崎騎手の調子の良さなら外枠も軽く克服しそうな気はします。
三番手は▲パールコードにしました。
人気のディープインパクト産駒が決め手に秀でているとすれば、この馬はとにかく自在性が売りの馬。前へ行って先行力も活かせますし、中団から末脚を活かす競馬もできる印象。フローラSで2着に好走しながらも万全の状態ではないということでオークスを回避したというのも好感が持てますし、普通にここでは能力上位か。
ただ、この馬の場合は本賞金が足りちゃいそうなのが少し評価を下げた要因。本賞金が1950万あるので、実質1000万勝ちと同じ立場。例年1000万勝ちの馬なら秋華賞には出れるので、長距離輸送前のここに万全に仕上げてくるかは疑問。
四番手は☆パーシーズベストにしました。
いかにも昨年のタッチングスピーチのようなイメージの馬で、重いタイプのディープインパクト産駒。とにかくズブいが追えば追うほど伸びてくるナタの切れ味タイプの馬で、前走の阪神芝1800mの走破時計は1000万勝ちでもおかしくないレベル。
当初は上がり馬としてこの馬を本命にする予定でしたが、単勝6番人気12倍はちょっと人気しすぎ。柴山騎手も大して信頼を置けませんし、後方一気でスパッとキレるタイプでもないので差し損ねる可能性は十分。
戦績を考えればフロンテアクイーンは能力上位の評価で良さそう。ただ、外からズバッと差しが決まるのが今の中山開幕週で、決め手の面で劣るのと内枠で押し込められそうなのは怖い。
最大の穴として期待しているのはでしょう。未勝利勝ちは外差し馬場を突き抜けての完勝。前走は超スローペースを差し損ねただけで、パフォーマンス的には勝ち馬と同じだけのものがあるはず。中山開幕週はエアレーション馬場で差しが決まる印象ですし、いかにもこんな血統の差し馬が走るのが紫苑ステークスなのかなという気もします。
印まとめ
◎ヴィブロス
◯ビッシュ
▲パールコード
☆パーシーズベスト
△1フロンテアクイーン
△2
関連記事
-
-
【ターコイズステークス2024の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します
ターコイズステークス2024(中山芝1600m)のレース考察です。 12月14日に中山競馬場で
-
-
ステイヤーズSの予想を公開!
またか・・(><) 毎週ご紹介しているサイトが先週に引き続き3連単20点で クリーンヒットを
-
-
東京新聞杯の予想を公開!
渋谷の立てこもり事件解決して何よりです。東京の都市の中で最も出没するのが渋谷なのでやはり気がかりでし
-
-
【阪神カップ2018の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します
阪神カップ2018(阪神芝1400m)の考察です。 12月22日に阪神競馬場で開催され発走時刻
-
-
【2016】中山金杯 / 枠順&展開考察(フルーキー等が出走するGIII戦です)
今日は1/5(火)に行われる京都金杯の枠順&展開考察を行います。京都芝1600mで行われるハ
-
-
京都大賞典 [3] 本当にスタミナレースになるのか?
いやぁ、3日間開催最高のスタートを切ることができましたー! 両メイン的中に
-
-
マイラーズカップ2021の予想を公開!
マイラーズカップ2021(阪神芝1600m)の予想です。 4月25日に阪神競馬場で開催され発走
-
-
【中日新聞杯2021の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します
中日新聞杯2021(中京芝2000m)の考察です。 12月11日に中京競馬場で開催され発走時刻
-
-
中山金杯2023の予想を公開!
中山金杯2023(中山芝2000m)の予想です。 1月5日に中山競馬場で開催され発走時刻は15
-
-
エルムSと関谷記念どちらも本名馬は来たのに・・平場は絶好調!
エルムSは◎グレープブランデーを本命にし、関谷記念も◎レッドアリオンを本命にしながら、致命的に買い方
- PREV
- 【9/10(土)】平場・特別ハンティング
- NEXT
- 【9/11(日)】平場・特別ハンティング