【2016】アンタレスS / 有力馬考察(アウォーディー、アスカノロマンなどの徹底分析)
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最終更新日:2016/04/13
重賞レース考察・予想
今日は4/16(土)に行われるアンタレスSのレース考察を行います。阪神ダート1800mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
個人的には応援しているアーセナルの優勝が消滅したので、海外サッカーの興味が薄れているのは事実なんですが、レスター・シティの優勝が本当に決まりそうなのは1サッカーファンとして衝撃を隠しきれません。
「レスター・シティがプレミアリーグを優勝する」という事実を説明するのに、欧州サッカーファンをそこそこ見ている人なら何の苦労もなく説明できるのですが、それを全く知らない競馬ブログを見ていただいている人に説明するとすれば、他の例えを挙げるならこんな感じでしょうか。
(1)横浜DeNAベイスターズが2016年から2025年まで10年連続日本一達成
(2)皐月賞で1着ジョルジュサンク、2着リスペクトアース、3着アドマイヤモラールの行った行ったで決まり、GI史上最高配当の決着に
(3)幕下力士がゲスト参加した本場所で15連勝
冗談で言っているように思われるかもしれませんが、レスター・シティがプレミアリーグを優勝するって本当にこれぐらい凄いことだと思うんですよね。ラグビーW杯で日本が南アフリカに勝ったのもスポーツ史上最大の番狂わせと言われましたが、レスターはそれを更新してくるんじゃないかというくらい凄いです。
しかもそんなチームのスターティングメンバーに日本人の岡崎慎司の名前があるって本当に日本サッカー史上でも屈指の出来事だと思うのです。これで優勝してしまうと、彼は中田英寿を抜いて海外で最も成功した日本人選手になるはずです。
中田もローマ×ユベントスの活躍でローマを優勝に導いたという点では凄いですが、ローマは立派な優勝候補でした。レスターとは話が違います。
恐らくレスターが優勝すれば、レスター市内には間違いなく今回の大躍進の銅像的なものやモニュメント的なものが建つはずですし、そこに名前が刻まれるとなれば岡崎はレスター市民の中では永遠の存在になるわけですよね。マジで凄いことだと思います。
そんなYahooニュースの「レスターが優勝にさらに近づく」という記事のコメント欄に「これってコパノリッキーとどっちが凄いんだろ」と唐突に一つだけ書いてあったのはおもしろかったです。
アーセナルが優勝できないのであれば、せめてレスターに優勝してもらって100年に1度の奇跡のシーズンを見せてもらいたいものです。
【2016】アンタレスS 予想考察
アンタレスS 有力馬考察
アウォーディー
前走は大圧勝劇。これでダートに替わってからは3戦3勝。鞍上の武豊人気も相まって今回は本当に単勝1倍台の人気になるかもしれませんね。ただ怪しい点が2点あります。
まずは前走のレースレベル。大差で勝ったんですが、そもそも地方の交流重賞は能力以上に大差がつきやすいレース。その上で距離が長ければ長いほどバテて脱落する馬が多いですから大差がつきやすいんですよね。ホワイトフーガも関東オークスを圧勝しましたが、次走はきっちりと負けていたり、と地方交流の大差勝ちは信頼しすぎないほうがよさそう。
もう一つはこの馬の血統。父ジャングルポケットがダート適性疑問というのはもはやあんまり関係ない気がするのですが、ヘヴンリーロマンス一族は距離短縮と高速馬場は確実に向かないと思います。
今話題のラニも1600mで凡走してドバイの1900mのスタミナ勝負でパフォーマンスを一気に上げましたし、アウォーディーも昨秋に1800m戦でスピード負けしています。
この一族はとにかくスピードはないけどバテずにずっと走れるタイプ。今の阪神ダートは高速馬場ですし、地方の重いダートの1900mから中央の軽いダートの1800mへの距離短縮は間違いなくマイナス。果たしてこの馬が1分49秒台の時計で走れるのか?普通にスピードに対応できずにもがいてぶっ飛んでもおかしくないと見ています。
アスカノロマン
昨夏の休養で馬が化けた感じで、その後は全てのレースで馬券内好走。特に東海Sはスローの先行押し切りと言っても強い競馬でしたし、フェブラリーSでいつもとは違う差しの競馬で好走できた点も馬の成長でしょう。
この馬は自在性ありますし、1800mならまず前付けの競馬になるはず。高速時計もみやこS4着の1:48:3の時計があれば文句なしでしょう。ここは人気馬の中では一番信頼できるかなと見ています。
ロワジャルダン
距離適性的にはマイルぐらいがベストと見ていますが、前走はちょっと時計が速すぎた気も。初距離となるこの馬にいきなりあの時計で走れというのは酷だった気はします。
今度は200mの距離延長になりますが、今回は1800mの距離での高速決着が濃厚。そうなればマイル適性くらいが要求されそうで、この馬にとっては申し分ない条件になりそう。みやこSで1:47:8という持ち時計があるので高速決着への不安はなし。後はきちんと東海Sのような届く位置で競馬をしてくれるかどうかです。その点でアスカノロマンよりは信頼度は下か。
クリソライト
現JRA所属のダート馬の中でも屈指の癖馬。被せられると走るのをやめますし、気性面に課題あり。今回は前走の内容からもある程度人気をするでしょうが、不安点はたくさんあります。
まず中央のダート出走が2014年のチャンピオンズカップ以来。この馬はゆったり走るタイプなので中央の速い流れが合うとはあんまり思えません。
そしてゆったり走るタイプのこの馬にとって距離短縮は確実にマイナス。加えてこの馬は船橋コースと絶好の相性なので、右回りのコースに替わるのはマイナスでしょう。
強い馬ですが合わない条件ではパッタリと大敗するうまなので、ここは某サイトの言葉を借りれば「買ってはいけない」馬になる気がします。
イッシンドウタイ
総武Sでは横山典弘とのコンビで久しぶりの好走。マーチSでも相性の良い田辺騎手とのコンビで好走しました。この馬はとにかくこの2人じゃなきゃ操縦できない馬で、横山騎手がロワジャルダンに決まっていることからも、田辺を確保できるかが全て。
その上である程度上がりがかかる条件の方が得意な感じがするので、中山ダート1800mから今の高速ダートの阪神ダート1800mに替わるのはプラスではない気がします。
皐月賞が考えすぎて脳内パンクしそうな分、アンタレスSは比較的サクッと予想がまとまりそうです。
人気馬の中ではアウォーディーとクリソライトは買いたくないですねぇ。能力で来ちゃう可能性はあると思いますが、本線をワイドあたりにしてアウォーディーは完全無視した馬券などを買いたいです。もしアウォーディーがぶっ飛んだら跳ね上がる馬連やさん連複も買う感じで。
もし先週までの高速ダートが続くのならば穴馬はここでしょう。
阪神ダートは苦手と思われているかもしれませんが、今の高速ダートなら問題ないはず。あとはとにかく道中で無駄なエネルギーを使わなくていい位置を取ることだけ。だからこそこの馬を理解している岩田騎手に乗って欲しい気がしますが、、、(果たしてこれを書いている時点で誰が乗るのかわかりませんが)
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