【2016】東京ダービーの予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2016/06/08
地方レース考察・予想
今日は6/8(水)に行われる東京ダービーのレース予想を行います。大井2000mで行われるSI戦です。
なお、2016年より地方競馬はメルマガ読者限定公開とさせていただいておりますが、GI=JpnI=S1戦は全体公開とさせていただくので、東京ダービーの予想はどなたでもご覧になれます。
推奨買い目の方は会員限定ページのみでの公開とさせていただきますのでご了承ください。
東京ダービー 予想
南関所属馬の最強を決定する東京ダービー。全ての南関競馬に携わる人の夢であり、中央競馬しか興味のない人でも、ここを勝った馬がジャパンダートダービーで中央馬と対決すると思えば興味が出てくるんじゃないでしょうか?
まず過去5年の結果から傾向を見てみます。
ぱーっと見てわかるのはまず3点。ひとつは牝馬の好走が少ない事。過去5年で牝馬で馬券に絡んだのはエミーズパラダイスとクラーベセレクタの2頭。どちらも1番人気に支持されてのものでした。羽田盃上位の牡馬を抑えて1番人気になるようなレベルの馬でなければ牝馬では厳しいレースということでしょう。この理由については後ほどラップ部分で再解説します。
また、東京ダービートライアルからの好走馬はほとんどいないことにも注目。パッと見てトライアル組で好走したのは2014年のスマイルピースくらい。今年のトライアル組を見ても明らかに羽田盃からはレベルが落ちる感じでしたし、基本的にトライアル組は通用しないということでしょう。
そしてもう1点、逃げ、先行馬の期待値がとっても低いのがこのレースの特徴。過去5年を見ても前へ行って粘り込んだのは2014年のサーモピレーくらい。かといって後ろから追い込みがズバズバ決まるというレースではなく、中団くらいからの好位差しでほとんどが決まるレースです。ここもラップ部分で再解説します。
プレティオラスは一見、とんでもない追い込みを決めたように見えますが、この年は馬群がかなり凝縮されていたので4コーナーで少し捲っただけで直線入り口ではもう先頭集団が射程圏内のレースでした。というわけで、過去5年のラップも見てみましょう。
大井2000mは4コーナー部分の引込み線スタート。1コーナーまでの距離が大井競馬場の中で一番長いコースになります。
そんなコースで行われる南関競馬で最も大事なレースですから、先行争いはとんでもなく激しくなります。過去5年を見ても2ハロン目は11秒フラットくらいになります。その結果、最後はかなりの持久力勝負になり、先行馬はほとんどが踏ん張れずに脱落し、好位組が台頭してきます。後ろの馬も同じくらいバテているのでなかなか後ろの方からの差しは決まりません。
この持久力勝負になりやすいということが影響してか、牝馬はこのレースでは活躍できません。もともと基礎体力の絶対量では牝馬より牡馬の方が上。中央競馬を見ても芝では牝馬の活躍目立ちますが、ダートでは圧倒的に牡馬の活躍が目立つのも、牝馬特有の長所である瞬発力をダートでは活かせないからでしょう。より瞬発力よりも持久力が要求されるこの舞台に替わって牝馬が好走するということはあんまり考えられません。
それでは、これら過去5年の傾向。ラップ傾向を踏まえて、今年のメンバーを見てみたいと思います。
羽田盃 1:55:5 良馬場
東京プリンセス賞 1:55:8 稍重馬場
この2レースは同じ大井1800mで行われており、今年はこんな感じの時計比較になります。羽田盃自体も例年に比べればそこまで時計も早くないですし、中央の3歳馬の一線級に通用する馬はいなそうな感じ。ただ、東京プリンセス賞と比べれば馬場レベルを考えても少し差はあると思います。
ダービートライアルに関しては毎年思いますが、本番で3秒近く時計を詰めなければいけませんし、今年もメンバーレベルを考えて厳しいと思います。同じく東京湾カップ組も今年は時計はそこまで早くないので厳しい感じも。
そう考えると羽田盃上位組が中心になるのはまず間違いないか。そこに中央から移籍してきたバルダッサーレという馬がどれくらい強いかというのがポイント。前走で完勝したロッジポールパインという馬が次走で500万で強い競馬を見せて3着。あの内容を見ても南関のレベルなら即通用して良さそうで、一気に負かしていいレベルだと思います。あとは初めてのナイター、大井のダートがどうかというところでしょうか。
レベル比較が終わったところで、最後に展開をサクッと見てみます。
ここは展開予想が非常に難しかった感じ。というのもどの馬もある程度の位置をとりたい馬ばかりで、騎手の意思次第でいくらでも隊列は変わりそう。これはあくまでも目安として柔軟に隊列は考えたいところ。
ただ、これだけ前へ行きたい馬が揃ったということですし、例年通りの前半から激流ラップでの持久力勝負は濃厚でしょう。レースレベル差を考えつつ、距離が伸びてスタミナ勝負になってよりパフォーマンスを上げそうな馬を狙いたいレースと見ました。というわけで、予想の発表。
本命は◎サブノクロヒョウの一発に期待します。
羽田盃でも9番人気で本命にして惜しくも4着。あと一歩で大穴馬券ドカンを期待させてくれたこの馬に、東京ダービーでも一撃を期待してみます。
そもそも羽田盃で本命に推した理由も「とにかく追ってバテずに伸びるので1700m→1800mの距離延長が絶好」ということでした。その羽田盃は予想通りにグイグイとバテずに伸びてくるも、前の馬が止まらずに4着という内容。ただ、映像を見ても最後までバテていませんし、1800mよりも更に距離が長くなるのは間違いなく良さそう。
今回のメンバーを見ても一番レベルが高いのは羽田盃。そのレースで4着なら十分にここでも一発あっていいですし、有力馬を見てもサウスヴィグラス産駒など距離延長に不安を抱える馬がけっこう多い。その上で前へ行きたい馬も多いので激流の持久力勝負になる可能性も高そう。恐らくメンバー中で一番距離延長の不安がなく、持久力勝負ももってこいなのはこの馬なはずで、前走4着といっても他路線から有力馬が参戦してきたことにより今回も10番人気以下くらいで落ち着くはず。羽田盃の借りは東京ダービーで返してもらいましょう。
対抗は◯トロヴァオにしました。
前走は長期休養明けで羽田盃でいきなり差のない2着。全日本2歳優駿で4着の実績が伊達ではないことを証明しました。前走内容を見てもタービランスとの能力差はほとんどないかこちらの方が上なはずで、今回は絶好枠で叩き2戦目。タービランスに逆転する可能性はかなり高いと見ています。
三番手は▲タービランスにしました。
前走は1枠1番で揉まれる競馬になると思いましたが、森騎手の絶好の騎乗で外側に持ち直しての完勝。ここ2戦の内容を見ても3歳トップクラスの能力を持っているのは間違いないはず。
ただ、今回間違いなく好走するレベルかと言われると微妙。被されない外枠を引けたのは良いですが、ニューイヤーカップでもモリデンルンバに負けていますし、他の有力馬との力差はそこまでないはず。羽田盃勝った馬は相当騒がれるくらいのレベルでなければ東京ダービーではサクッと負けますし、この馬も同じような類かなと見ています。3着は堅い気もしますが、馬券圏外まで想定しておきたいところ。
特注評価に☆バルダッサーレをあげておきます。
今回が南関移籍の初戦でいきなり東京ダービーという異色ローテですが、この馬主さんはプーラヴィーダで同じパターンで東京ダービーを2着に好走しているのでそこまで気にしなくていいかも。
前走は11番人気で500万条件を勝利した身ですが、よくよく見返してみると前走のレベルは相当高そうな感じ。2着馬のロッジポールパインは次走古馬混合の500万で直線詰まり通しながら能力を見せての3着。3着馬のセネッティは次走でハイペースを先行して3着。今年の中央馬の3歳ダート路線は相当レベルが高そうで、この馬くらいでも南関クラシックで通用していいはず。ナイター競馬や大井のダートなど不安は多いですが、能力の違いで勝ち切る魅力はあります。
グランユニヴェールは前走はキレずバテずで回ってきただけの5着。距離は伸びれば伸びた方が良さそうなタイプで、持久力勝負も良さそう。何より京浜盃、羽田盃の上位組というのは評価した方が良さそう。
モリデンルンバは最高に上手く乗ったとはいえニューイヤーカップでタービランスに先着している馬。リバーサイドジュニアカップでもガーニーフラップに大圧勝していますし、クラウンカップ組よりは間違いなく強いという評価でいいはず。前走はディーズプリモの逃げを追いかけた結果、バテて差されてしまった感じで、前走で能力を決めつけるのはダメな感じも。再度脚を溜められそうな内枠を引けた今回は乗り方次第で一発あっても。
牝馬路線からはリンダリンダだけ拾います。前走の東京プリンセス賞を見ても2、3着馬はギリギリねばったのに対して、この馬だけは距離延長で明らかにパフォーマンスを上げてきた印象。更なる距離延長も問題なさそうで、前走時計も羽田盃とさほど変わりませんし、乗り方一つで馬券圏内に来てもいいんじゃないでしょうか。
若干厳しい気はしますがガーニーフラップも抑えにはいれておきます。確かに戦ってきたメンバーレベルは低いですが、内枠を引いた中野騎乗というだけで抑えておかないと怖いです。現在の地方ナンバーワン騎手ならこれぐらいの馬でも完璧に乗ってきて持ってくる可能性はあるでしょう。
ディーズプリモは前走は展開がハマった感じで、本来の能力はクラウンカップ好走レベル。前へ行く馬の期待値も低い東京ダービーでは厳しそう。
アンサンブルライフは的場騎手のダービー制覇は期待したいところですが、もともとマイルが限界のスピード馬。ここ2戦で距離と能力の限界も見えていますし、更なる距離延長はマイナスでしかありません。
ラブレオの前走はメンバーレベルが相当低かった印象で、一気のメンバー強化のここでは通用するとは思えません。
モダンウーマンとジャーニーマンはサウスヴィグラス産駒。1800mまではギリギリこなしていた感じですが、さすがに2000mへの延長は厳しそう。過去の東京ダービーの好走血統を見てもガチガチの短距離血統は全く来ていませんし、この2頭はバッサリ行きます。
印まとめ
◎サブノクロヒョウ
◯トロヴァオ
▲タービランス
☆バルダッサーレ
△1グランユニヴェール
△2モリデンルンバ
△3リンダリンダ
△4ガーニーフラップ
勝負度D
本命サブノクロヒョウは全く人気ないはずなので、突っ込んでくればそれだけでかなり大きい配当になるんじゃないかと思います。
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