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マリーンカップ2018の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2018/04/12 地方レース考察・予想

マリーンカップ2018 (船橋ダート1600m)の予想です。

4月11日に船橋競馬場で開催され発走時刻は20:10です。出走馬はクイーンマンボ、アンジュデジール、ミッシングリンク、ヤマニンアンプリメなど。船橋競馬場のダート1600mで行われるJpnIII戦です。

 

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マリーンカップ 2018予想

過去のレース傾向

女王不在の状況で混沌と化している牝馬交流重賞路線。世間的にはホワイトフーガの引退以降こうなったと見られている感じだが、実際はホワイトフーガも路線のレベル低下で相対的に女王の位置についていただけでサンビスタ引退以降の牝馬交流重賞路線はまさしくカオスな状況と見ていい。

その上でこのマリーンカップは牝馬交流重賞の中でも中央馬のメンバーがそこまで集まりにくく、ここ2年はこの路線のレベル低下も相待って地方勢が大活躍。と言っても今年はララベル、ブルーチッパー、リンダリンダ程度の能力を持っている地方馬はいない印象ですし、なんだかんだで中央馬が有利と言って良さそう。

 

そんな混沌とした牝馬交流重賞路線の中でも1頭だけ能力抜けていると見ていいのがクイーンマンボ。今回はそのクイーンマンボの復帰戦になるが、この馬は好走レンジがそこまで広くない馬と見て良さそうで、今まで圧巻のパフォーマンスを見せたのは右回りで直線が長い1800m戦がほとんど。それ以外の条件では取りこぼしもありますしそこまで絶対的な存在ではないと見る。今回は休み明けにもなりますし信頼し切るのはどうだろうか。

 

昨年はホワイトフーガが早めに仕掛けて上がりがここまでかかって走破時計も非常に遅い。こんなレベルであれば地方馬が馬券に絡めるのも結果論で言えば当然だったか。

 

今年は的場騎手が乗るニシノラピートが徹底先行策を取りそう。

シンデレラマイル(本当はここが引退レースのはずが勝ってしまった)や柏の葉オープンで刻んだ逃げのラップ構成を見ても、、、

12.7-12.3-12.7-12.7-12.1-12.5-13.1-14.1

12.5-12.1-12.6-12.5-12.4-12.7-13.0-13.1

ご覧の通りで、この馬は溜め逃げではなく飛ばして後ろに脚を使わせるタイプ。的場騎手の積極性を考えても今回違う競馬を仕掛けてくるとも思えず、恐らくは同じようなレースラップで逃げて行くはず。

 

【想定走破時計・レースラップ】

12.3 – 12.0 – 12.4 – 12.4 – 12.1 – 12.5 – 13.1 – 13.4

1:40:2

 

こんな感じで淀みない流れで上がりがかかるレース展開になりそう。どちらかと言えばしっかり脚を溜めて決め手を活かしたいアンジュデジールやクイーンマンボ向きの展開とはいえなそうで、昨今の荒れまくる牝馬交流重賞の流れを考えてもここは振り回しても面白いかもしれない。

 

 

マリーンカップ 2018の印

本命 ◎ヤマニンアンプリメ

今年の交流重賞で最も予想と本命に迷ったレースでしたが、ここは最も妙味が高いと判断してヤマニンアンプリメを本命に推します。本命に推挙した理由は今の牝馬交流重賞のレベルと血統面。

なんだかんだでクイーンマンボやアンジュデジールが「重賞実績」と評価されると思いますが、今の牝馬交流重賞なんて大したレベルではありません。最も分かりやすい例が昨秋のJBCレディスクラシックでラインハートが3着に好走した事。オープンクラスで全く歯が立たなかった馬が牝馬交流GIでいきなり3着に来てしまう程度なのが牝馬交流重賞の本質です。

TCK女王盃では1000万勝ち直後のミッシングリンクとブランシェクールがワンツー。今の牝馬交流重賞は中央のクラスで言えば1600万程度といったところで、そりゃ1600万を勝ってきたようなプリンシアコメータやワンミリオンスといった馬がいきなり女傑級の活躍ができるのも納得。その基準で考えれば既に1600万を勝っていてオープンでも差のない競馬ができているヤマニンアンプリメは普通にここでは能力最上位級と考えられないだろうか。

オープン初戦の大和ステークスは前に行った馬しか無理な展開になった事と鮫島騎手が大外ぶん回しの雑な騎乗をしたのが敗因で力負けではなく、前走のコーラルステークスはあと一歩届かなかったとはいえ紅一点の立場で牡馬オープンの一線級と差のない競馬をした。果たして今の牝馬交流重賞路線の馬の中にモーニンと差のない競馬ができる馬がそこまでいるだろうか。

課題は距離と初の地方コースという事になるが、シニスターミニスター産駒は距離の幅が広い馬が多い印象。マイネルバサラ、キングズガード、インカンテーションなどを見てもマイル以下の距離から2000mぐらいまでこなす馬が多いですし、先日の名古屋大賞典のマイネルバサラの走りを見ても距離適性はこちらが思っている以上にはありそう。

また新潟ダート1800mでシニスターミニスター産駒がやたらに走る事は有名だと思うが、シニスターミニスター産駒はTHEアメリカのダート血統なだけに左回りの淀みない流れを最も得意としている印象。マイネルバサラがベストパフォーマンスを見せたのも浦和記念でしたし、キングズガードが唯一重賞を勝ったのもプロキオンS。インカンテーションは東京ダート1600mで一気にパフォーマンスを上げました。このヤマニンアンプリメは左回りコースも1600mも初めてではありますが、このシニスターミニスター産駒の傾向通りであればパフォーマンスを上げる可能性もあると思います。

鞍上不安は大きいですし脚質的にどうなのかというのもありますが、近走のスタートの出で地方交流重賞ならこちらが思っているより前目の位置で競馬できるはず。他の人気馬が全く信用できないレースだけに、同じく信用はできませんが未知の魅力が最も大きいこの馬から買うのが一番妙味があると見ました。

 

対抗 ◯クイーンマンボ

対抗は状態まともならクイーンマンボは流石にここでは能力抜けている感じ。

ベスト条件は左回りの1800mで末脚を活かす形だとは思いますが、関東オークスでアンジュデジールを突き放して圧勝しているわけでおそらくこの馬は牝馬交流重賞の中では能力抜けているんでしょう。牡馬混合のオープン戦とかでも互角に戦える馬だと思います。

今回は57kgの斤量と久々が鍵になりますが、それなりに馬格あるパワータイプですし見るからに華奢なアンジュデジールと比べれば斤量負けしないのはこちら。既に門別のタフなダートで55kgを背負って走ったことがあるという点も相対的にプラスでしょう。

調教時計を見ても坂路で抜群に動けていますし、状態はレディスプレリュードぐらいにあると見て良さそう。今回は不安要素も大きいので馬券外になっても特に驚きはしませんが、ほぼ全頭に不安要素がある事を考えると人気の中で信頼できるのはこの馬と見ます。

 

単穴 ▲ニシノラピート

三番手も非常に迷いましたがニシノラピートの逃げ切りに期待します。

今回は明らかに格下視されていると思いますが、この馬の3走前の東京シンデレラマイルの逃げ切り勝ちのパフォーマンスは普通に優秀。当時出ていたラインハートやステップオブダンスと言った馬は交流重賞でも上位争いになるような馬でしたから、そんな相手や先行勢を潰して逃げて圧勝したというのは見逃せない点だろう。

その3走前にいきなり復活劇を遂げたがその理由は間違いなく的場騎手が淀みない逃げを打ったから。後ろに脚を使わせる逃げで新境地を見出した格好で、前走の柏の葉オープンにしても途中でプレッシャーを受けながら最後の最後まで2着はほぼこの馬と思わせるような走りだった。南関のオープンレベルとは言え勝ち馬タービランスが羽田盃を制している馬だった事を考えても前走は重賞級のメンバー。中央で言えば1600万ギリギリぐらいのメンバーレベルと見て良さそうで、そう考えると牝馬交流重賞ならばこの馬は普通に戦えて良さそう。

今回の中央馬のメンバーはクイーンマンボ、アンジュデジール、ヤマニンアンプリメなど脚を溜めて末脚を活かしてこその馬が多く、ミッシングリンクも前走を見る限り自分のリズムで走れないと脆そう。この馬が自分のリズムで逃げられればそのまま粘り込む可能性は高いと見て単穴に推します。

 

特注 ☆アンジュデジール

前走で重賞を勝っているアンジュデジールは今回は少し危ない印象。

馬体重470kgを切る馬体でディープインパクト産駒というのを見てもこの馬はゴリゴリのダート馬ではない。立ち回りの上手さを存分に活かして好走してきたタイプで、今回は外目の枠で初の57kgというのはどう考えてもマイナス。

JBCレディスクラシックのように後ろから脚を伸ばす形では並の馬と見てよさそうで、ここ2戦は内枠から上手くインを立ち回って競馬ができていた感じ。斤量も人気馬の中では一番堪えそうですしあっさりとんでも驚けない。

 

△ ミッシングリンク

正直ミッシングリンクは今回は全くわからない。陣営コメントだと前走の敗因は距離という事になっているが、中山ダート1800mのハイペースを逃げて3着に残したこの馬が数100m伸びただけであそこまでダメだとは思えず、4コーナー時点でズルズルと下がっていたのを見ても敗因は距離ではなく自分のリズムで走れなかった事にありそう。

もともと芝時代から逃げてナンボというタイプだっただけに気性面に何らかの難しさがありそうで、TCK女王盃は逃げられなかったとはいえ戸崎騎手が絶妙な仕掛けタイミングで乗ったことが勝利に繋がったか。前走の感じを見ていると今回も逃げの手を打たなければ同じパターンの負け方をする匂いがプンプンとしますし、デムーロ騎手となるとそこまで逃げるイメージが湧きません。

 

印まとめ

◎11 ヤマニンアンプリメ
◯2   クイーンマンボ
▲9   ニシノラピート
☆7   アンジュデジール
△8   ミッシングリンク

勝負度D

 

推奨馬券

三連単マルチ 11,2→9,7,8 本線

三連複 11,9→2,7,8 本線

三連複 11→2,9,7,8 抑え

※もうこのレースは予想に6時間くらいかかっただけあって超難しいレース。荒れる前提で考えた方が良さそうで、◎ヤマニンアンプリメが最も妙味ありと判断しつつ、あとはできるだけ荒れてくれという感じの馬券を組み立てたいです。

流石に◯クイーンマンボは牝馬交流重賞路線では抜けていると思うので、こことの2頭軸をメインに考えつつ、それでも荒れる前提で考えたいので三連単2頭軸マルチをメインで買います。

あとは▲ニシノラピートがそのまま粘り込む可能性も十分にあると思うので、そことの三連複2頭軸もメインで買います(こちらも三連単で買ってもいいのですが、これは私の予算的な都合)

まず5頭で決まるとは思いますが、そこまでガチガチな配当になるとも思えないので荒れる前提で買ってみましょう。

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