【2016】天皇賞(春) / レース考察(京都芝3200mで行われるGI戦を徹底考察します)
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GIレース考察・予想
今日は5/1(日)に行われる天皇賞(春)のレース考察を行います。京都芝3200mで行われるGI戦です。その前に余談を少し。
先週の土日は久しぶりに土日ともに連敗。。。
土曜は メイン付近で数発当たってそこまで負けずには済んだのですが、日曜は午前はそこそこプラスで終えたものの午後がさっぱりぽんで全くダメ。久しぶりに大負けしてしまってただただ反省でございました。
負けた週はレース回顧も捗らなくなるので、気合を入れて日曜中に全てのレースを見終えて回顧を終わらせました。そうしないとなかなかズルズルと週の半ばまでかかってしまってしまうんですよね。
あんまり調子が良くなかった原因を自分なりに分析したのですが、やはり内枠決め打ちとか前残り決め打ちで買うことが多いので、先週もほとんどのレースがそういう馬券を買っていたんですが、東京、京都の開幕週で騎手の意識も相当「前」にあった感じで、かなりの割合でハイペースのレースが多かった印象。どちらも外差し馬場ではなかったんですが、前傾ラップになりすぎちゃって最後は立ち回り勝負にならず、、、っていうレースが多かった気がします。
そう考えると馬場って本当に大事ですよね。騎手意識も変わってきちゃうので展開も変わってくる。JRAさんは金曜日のお昼にポンと事務的に発表を出すだけじゃなくて、もう少しファンにわかりやすく伝える方法ってないのかなぁとも思いました。
天皇賞(春)は「BOSS猿のアナログ肉眼競馬」のボスさんから「行きましょう!」と誘われているのですが、彼は私が関東に住んでいるというのを理解しているんでしょうか?(笑)
【2016】天皇賞(春) 予想考察
過去5年のレース傾向
基本的には立ち回りの上手い馬が有利になるレース。4コーナー8番手以内くらいの馬が上位に来る傾向が多いレースですし、それを考えても内枠を引いて上手く回ってきた方がいいレースでしょう。
3200mというJRAのGIレースの中でも最長距離を走るレースです。それだけロスなく直線に向けた方がいいに決まっていますし、ということはその分内枠を引いた方がプラスに出るのは間違いありません。
ただ、このレースはただの立ち回り勝負だけでは終わりません。3200mも走るということで、そりゃスタミナは要求されるわけで、最後にスタミナ血統の差し馬が京都コースということを忘れさせてくれるような末脚で突っ込んでくることが多いレース。昨年のフェイムゲームや2年前のホッコーブレーヴのような馬は枠順関係なく抑えておいた方がいいでしょう。
3200m走るためには間違いなくスタミナの血統的裏付けが必要。ただコテコテのスタミナ血統ですと京都の高速馬場に対応できない。ある程度立ち回り力や高速馬場への対応力も備えつつ、血統的にはスタミナの裏付けがある馬を狙いたいです。
血統傾向
現在ステイゴールド産駒が3連勝中。とはいえ、フェノーメノとゴールドシップは全く別のタイプの馬ですし、ここはあんまり気にしなくていいかも。どちらも馬の絶対能力の高さで勝ったという感じですしね。
ざーーっと過去5年の好走馬を見ても、血統的に長距離適性に少し疑問がつくのはエイシンフラッシュくらい。そのエイシンフラッシュも自身が日本ダービーを勝っており、母父プラティニは2400mのGIを3勝ですからある程度の長距離適性の裏付けはありました。
そのエイシンフラッシュ以外はとにかくスタミナの裏付けがある馬ばかり。近年の天皇賞(春)で特に走っているのはハーツクライ産駒。父がグレイソヴリンを内包している上にある程度の高速馬場でも走れるので今の天皇賞(春)で求められる適性に完全合致しているんでしょう。それを考えるとシュヴァルグランはかなり有力だと思います。
そのハーツクライにも言えますがグレイソヴリンを持っている馬はやはり強調したいです。なんだかんだで京都外回りコースで長く良い脚を要求されるレースですので、そうなるとトニービン=グレイソヴリンは強いですよね。ハーツクライ及びグレイソヴリンには注目したいレース。それ以外でもスタミナの裏付けある血統を重視したいです。
レースラップ傾向
長距離戦ですので騎手の意識次第で展開はガラッと変わります。
2011年の天皇賞は2周目からナムラクレセントの和田騎手が早め先頭のロングスパート。そのおかげで先行馬が総崩れになり、ラスト2ハロンは12.1-12.5と一気に時計がかかる消耗戦に。そこをインで脚を溜めていたヒルノダムール、エイシンフラッシュが差してきました。
2012年の天皇賞はゴールデンハインドとビートブラックの2頭が後続を大きく引き離す競馬。菊花賞3着の長距離適性あるビートブラックにとってはギリギリ耐えられる絶妙なラップ構成になり、前の騎手(4番手のユニバーサルバンクの田辺騎手)が先行馬2頭を舐めきって放っておいた結果、4コーナーでは物理的に前が届かない隊列になってビートブラックが押し切りました。
2013年と2014年は比較的落ち着いたレースになって、そのイメージ通りに優等生な競馬をするフェノーメノが連覇。
一転して2015年は淀みないラップからゴールドシップが3コーナーから大捲り。これにより2013年と2014年のような優等生のレースをしようと思っていた先行馬が全てゴールドシップに潰されるレースに。最終的にインの好位で上手く乗ったハーツクライ産駒のカレンミロティックと現役最強のステイヤーだろうフェイムゲームが突っ込んでくるスタミナレースに。
こんな感じでとにかく展開次第でどうにでもなるのが天皇賞(春)です。京都の高速馬場で行われることもあり、ペースが落ち着けばスタミナよりもスピード寄りのレースになることもあり、そうなればトーセンラーのような大してスタミナの裏付けない馬でも来れちゃいます。
逆に昨年や2011年のようなレースになればスタミナがなければ全く話にならないレースになりがち。いつものレースよりも一層展開予想をしっかりとする必要があるんじゃないでしょうか。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
上位人気に推される馬が実に堅実に崩れないタイプばかり。ゴールドアクターはどんな距離でも崩れる感じはしませんし、キタサンブラックもなめるとダメなタイプ。シュヴァルグランは血統的にも前走を見た感じでも長距離は大得意そうですし、上位人気馬は嫌えるところがありません。
サウンズオブアースも菊花賞2着ありますし、何より前走の日経賞を見てもゴールドアクターと差がない能力ありそうですから評価は下げられないでしょう。
道中で何も動かない落ち着いたレースになれば、この上位人気馬が普通に道中を独占するレースになりそうな感じも。穴馬の出番があるとすれば勝浦騎手のトゥインクルあたりが前走のように途中で動いてレースを壊した時か。そうなればスタミナ色が前面に押し出ている穴馬に出番が回ってきそうです。
現時点で天皇賞(春)はこの馬に注目しています。
父は欧州ノーザンダンサー系のスタミナ色濃い血統で、祖母にオークス馬ダイナカールがいる配合。明らかにここ数戦は力をつけてきている感じですし、勝ち味には遅いですが相手なりに走れそうなところも良さそう。高速馬場にもある程度対応できつつスタミナは血統的にも抜群なので、内枠が引けて脚が溜まればスルスルと直線で抜け出してきてもおかしくないと見ています。
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