【2016】スワンS / レース考察(京都芝1400mで行われるGII戦を徹底考察します)
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最終更新日:2016/10/26
重賞レース考察・予想
今日は10/29(土)に行われるスワンステークスのレース考察を行います。京都芝1400mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
基本的に仕事をしていない時は家でひたすらに録画したドラマとアニメを見ているインドア人間なのですが、最近、NHKのBSで週末に新世紀エヴァンゲリオンの完全版再放送がやっているので、実に10年ぶりくらいにテレビ版を見ています。
(最近、昔見たアニメを見返すブームがあって、ついこの間までカウボーイビバップを見ておりました)
先週分で6話まで終了。6話はテレビ版全体の中でも特にファンの多い「決戦、第3新東京市」の回。シン・ゴジラが実写&CGで完全に再現したかの有名なヤシマ作戦の回です。
数ある使徒の中でも個人的にラミエルは一番好きなので、この回は特に印象深い。綾波レイという存在を強く印象付けられる回でもあります。
久々にエヴァを見直して思うこととしては、やはりこれだけ歴史に残っているアニメだけあって、各描写の細かさだったり演出面が粋ですよね。各カットの細かい備品や文字にも世界観が出てるし、こうやって細かく作り込まれている作品は残るんだなぁと思いました。使徒の99.8%は人間と同じ成分、という解析結果のシーンも結局は24話目で回収されますしね。
再来年ぐらいには新劇場版の最後が公開されるんでしょうか。「破」は面白すぎて映画館で5回見て、「Q」では急展開すぎて映画館で終始ポカンとしてましたが、果たして最後はどんな感じで終わるのか、、、楽しみでもありちょっと怖くもあります。というわけで、今回ものっけから全く関係のない話題に深く入りましたが、スワンステークスの第1回考察に移ります。
【2016】スワンS 予想考察
過去5年のレース傾向
1年でも最も高速馬場になりがちな秋の京都開催で、まだ馬場も保たれている内に行われる短距離戦。普通に考えれば、前が止まらない超高速レースになりそうなんですが、「高速すぎる馬場」というのは特殊な傾向を生み出しやすく、このレースも過去5年中で4回逃げ馬が連対していますが、それだけで済ませるかは微妙なレース。
京都コースはあまりにも高速馬場で前が有利だと誰もが理解しているので、中盤が全く緩まないハイラップ戦になりがち。そうなると中距離戦では京都コースが大得意のディープインパクト産駒が逆に走れないレースになり、この時期の京都コースはハービンジャー産駒だったりハーツクライ産駒といった、一見すると京都に全く合わない血統の馬が走れるレースになります。実際に京都のコースレコードを出している馬って重めの血統が多かったりもします。
短距離戦では基本的には前に行く馬が有利なのですが、特に芝1400mはある一定以上のペースで進むと、最後に様相がガラッと一変しての差し決着になることがしばしばあります。特に昨年はそれが顕著だったレースで、最後の最後に様相が一変して差し差し差しで決まりました。今年の京都もかなりの高速馬場なので前が飛ばすようだと、そういうレースが再現されるかもしれません。
血統傾向
血統傾向でいうとダンジグ、リファールといった欧州競馬で成功を収めているノーザンダンサー系の血統を持つ馬が優秀な成績。ダンジグもデインヒルに続く血統で持久力を持っていますし、リファールはダンシングブレーヴに続く血統で東京コースなどで底力を補う優秀な血統。超高速馬場で最後の一踏ん張りが必要になった時にこういう血統が後押しするんでしょう。
その同じような血統として日本のノーザンダンサーといえば、の代表格であるノーザンテーストを持つ馬も活躍中。ただ、これはほとんどがダイワメジャー産駒の好走ですし、ダイワメジャー産駒のスピードと持久力を併せ持つ適性がこのレースでは活きるということなのかもしれません。
レースラップ傾向
基本的には最初から緩むことなく最後まで一定のスピードを要求される1400mらしいレース。なかなか中央競馬でこのようなラップ形態になるコースはこの距離以外はないので、よく言われることですが「1400mしか走らない逃げ馬、1400mしか走らない差し馬」というのは良くいます。
道中のラップの緩急があるとそのギアチェンジに対応できない馬が、だらーーっと一定のリズムで逃げられた場合や、締まったラップで追走スピードを常に要求された上で、最後にグイッと伸びられるような適性のある馬が好走しやすいと言えます。
フィエロなんかは1400mが得意というよりは、京都が得意すぎてこのレースで毎年走っている印象で、昨年も差し遅れ気味でしたし、本質的にはマイラーなんだと思います。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
サトノアラジン、フィエロ、アルビアーノの順番がどうなるかは微妙なところ。潜在的な人気の部分でサトノアラジンが人気しそうな感じもしますが、ここはちょっとわかりません。
それに続くのがダンスディレクター、エイシンブルズアイ、サトノルパンというスプリンターズS残念組と、サンライズメジャー、エイシンスパルタンあたりの京王杯からの直行組になるんでしょうか。中穴勢は人気的にも大混戦になりそうですね。
ひとまず現時点で注目している馬はこの馬です。
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高速すぎる馬場の1200m〜1400m戦ってダート短距離のようにテンのスピードと追走力が要求されるのでダート短距離血統が活躍しやすい傾向。昨年このレースで快勝したアルビアーノもダート血統ですし、メイショウスイズキみたいな完全にダート血統の馬もこの距離で強いレースを見せていました。
この馬は完全な米国ダート血統ですし、戦績を見ても高速馬場になればなるほど良さそうなタイプ。前走は重賞初挑戦でしたが、完全に外差し有利のバイアスが働いてしまい、前に行った馬は壊滅。そんな中で少差に留めたのは能力の証でしょう。
準オープンまでの内容を見ても間違いなく重賞級の馬ですし、血統的にも休み明けは問題なさそうなタイプ。人気も5〜6番人気くらいに落ち着きそうな今回は絶好の狙い目に見えます。
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