宝塚記念2021の予想を公開!
公開日:
:
最終更新日:2021/07/02
GIレース考察・予想
宝塚記念2021(阪神芝2200m)の予想です。
6月27日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はクロノジェネシス、レイパパレ、カレンブーケドール、アリストテレスなど。阪神競馬場の芝2200mで行われるGIです。
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予想の根拠
一時は週末がずっと雨という予報が出ていたが、最新の天気予報を見る限りでは日曜の阪神競馬場は雨の影響を受けずに競馬が開催できそう。梅雨時期なので予期せぬゲリラ豪雨が降ったりなどあるかもしれないが、この天気予報を見る限りでは土曜日とほぼ同じぐらいの馬場で宝塚記念は実施されると考えていいだろう。
例年とは違い夏の阪神競馬2週目に行われる宝塚記念だが、春開催まではどんなに雨が降っても超高速馬場だったのがどうも今開催の馬場は明らかにベースが重い。先週に雨が降ったとはいえ、土曜日の時点で芝のレースは土の塊が飛ぶような馬場になっていましたし、時計はそこそこ速いとはいえ明らかにタフな要素を問われる馬場になっていると見ていいだろう。雨は降らないにしても宝塚記念らしいスタミナ、タフ馬場適性は問われるレースになると思います。
13頭立てという少頭数で、展開もユニコーンライオン or レイパパレの逃げと想定しやすいイメージ。1コーナーまでの距離が長いので位置を取ろうと思えば取れるので、クロノジェネシスのルメール騎手はレイパパレの直後あたりの位置を取りに行くと思いますが、それ以外の騎手を見てもあんまり有力馬にレース展開を壊しそうな騎手が騎乗していない感じ。想定通りのユニコーンライオン or レイパパレがスローペースで引っ張る展開になると見て良さそうです。
では、そんなユニコーンライオン or レイパパレのスローペース逃げでそのまま前残りの結果になるかと言われればまずそんな展開にはならなそうで、大阪杯で能力を認められたレイパパレに対するマークは相当に厳しくなるはず。特に大阪杯でグランアレグリアの鞍上からレイパパレの独走を見ていたルメール騎手は楽逃げなんて絶対に許さないはずで、3コーナー手前ぐらいから被せ気味にプレッシャーをかけに行くと思います。カレンブーケドールやアリストテレスの能力もわかっているルメール騎手だからこそ、昨年の宝塚記念ぐらいのイメージでクロノジェネシスを早めに動かしてレイパパレを潰しに行くんじゃないかと思います。
そんなわけで前半こそスローペースになりそうですが、向こう正面あたりから一気にラップが忙しくなってのロングスパート勝負になりそう。ちょうど2017年のサトノクラウンの勝利した年のようなレースになりそうで、勝負所をしっかりと見極めて最後まで脚を残せるかというジョッキーの腕比べになりそうな気がします。
というわけで予想の発表。
より詳細な予想考察はメルマガにて
メルマガでは金曜日に重賞まとめデータと称して、その週の重賞の全頭診断などを含むより詳細な予想を公開、配信しております。
推奨買い目などもメルマガ限定の公開となっておりますので、ご興味ある方はコチラより詳細をご確認ください。
宝塚記念 2021の印
【本命 ◎7 クロノジェネシス】
「能力が世界最強クラス」「阪神芝2200mは適性ベストに近い条件」「人気馬の中でも状態面の不安がない」という感じで、ざっと考えてみてもクロノジェネシスは特に逆らう必要がなさそう。
去年の宝塚記念の圧勝もそうですが、天皇賞(秋)では適性外条件の東京芝2000mでアーモンドアイに肉薄。前走のドバイシーマクラシックは2着に負けたとはいえ、ミシュリフ、ラヴズオンリーユーを含めた上位3頭は現在の芝2400m路線では世界最上位級の馬たちと考えていいだろう。でなければ、そこそこ強いウォルトンストリートがあそこまで離される4着になるはずがない。
適性面を見ても、昨年の宝塚記念を圧勝している上にその後に有馬記念も制覇。日本のGIレースの中ではグランプリ競争を最も得意としているのは明らかですし、特にタフな馬場になりやすい梅雨時期の阪神芝2200mの宝塚記念はこの馬にとってのベスト条件なんじゃないだろうか。適性面でもけなすところがない。
その上で状態について考えてみても、この馬は間隔を開けてこそ良さが出るタイプなので休み明けのこのローテはベスト。この馬以外の有力馬は消耗戦となった天皇賞(春)からの臨戦の馬が多いですし、フレッシュさという点からもこの馬が上位に来るといえます。
そんなわけで、さすがに能力が世界最強クラスで阪神芝2200mが適性ベストの馬が状態落ちもなければ馬券圏外に凡走というのはまずないと判断。ただ、ずっと北村友一騎手が乗り続けてきた馬で、乗りやすそうに見えて折り合い面など若干危うさも感じるようなタイプ。今回はルメール騎手がほぼ間違いなく自分で動いてレイパパレを潰しに行く競馬をすると思いますが、テン乗りで他の有力馬を潰して尚且つ自身も勝つという芸当ができるかは半信半疑。
ルメール騎手は宝塚記念の成績が悪いことで有名。理由の一つとしては、宝塚記記念向きじゃないキレタイプのノーザン馬に乗ることが多いというのがあると思いますが、もう1点ルメールが宝塚記念でダメな理由は「早めに動いちゃう」事にありそう。折り合いに絶対的な自信があるために勝てるポジションで積極的に乗ってくることが多い騎手ですが、2016年のラブリーデイや2018年のサトノダイヤモンドでの騎乗を見ても仕掛けが早すぎるケースが多々。おそらく今年のクロノジェネシスでもかなり仕掛けが早くなる可能性がありそうで、さすがに馬が強すぎるのでそれでも好勝負必至だとは思いますが、何かに差される可能性は結構ありそうな感じがします。
【対抗 ◯10 カレンブーケドール】
この馬のこれまでのキャリアハイのパフォーマンスはおそらくオークス2着とジャパンカップ4着。どちらも東京芝2400mが向いたというのはあるが、それ以上に良馬場でのロングスパート勝負になったことでこの馬の良さが存分に引き出された感じがします。
これまでにクロノジェネシスと戦って1勝3敗とすでに勝負付は済んでいるようにも見えますが、負けた3戦はどれも雨の影響を受けてクロノジェネシスが得意なタフ馬場の土俵で戦ってのもの。良馬場のロンスパ戦ではオークスで差をつけて先着できていますし、この馬のベスト条件だろう良馬場のロンスパ持続力戦ならクロノジェネシスに先着できる可能性もあるか。
もうこれまで使ってきていないだけで阪神芝2200mなんて立ち回りセンスと持続力を活かしたいこの馬にとっては最高の舞台に見えますし「どうせ今回も勝てない」と言われそうですが、宝塚記念というレースはこういうタイプの馬が勝つイメージ。戸崎騎手ならルメールが早仕掛けしても焦らずにワンテンポ待つ騎乗をしてきそうな感じもしますし、なんとか展開のアヤなり戸崎さんの神騎乗なりで頭まで来てくれないだろうか・・・
不安要素としては天皇賞(春)が超消耗戦だったのでキタサンブラックのように走りすぎたことでお釣りがないパターンは若干心配。ただ、意欲的な調教を見ている限りではその心配は少ないように感じます。
【単穴 ▲9 アリストテレス】
まだ記憶に新しい菊花賞の激闘2着のレース内容からもGI級の素質があるのは間違いないはず。小牧特別や菊花賞のような後半のロングスパート勝負での追い比べに強そうなイメージの馬で、距離適性はおそらく2200m〜2500mぐらい。適性距離のAJCCでは不良馬場もこなしたが、阪神大賞典は適正よりも長い距離での道悪馬場でさすがにキツかったんだろう。同様に天皇賞(春)も適性より長い距離での超スタミナ戦になったことで、この馬よりも適性が高い馬が3頭いたという感じのレース結果でした。
そんな感じでここまでの内容を整理すると「芝2200mのロングスパート勝負の追い比べに強い」わけですから今回の宝塚記念はドンピシャの条件かも。適性に合う条件ならコントレイルと互角の走りができるような馬ですし、よくよく考えてみても今年のメンバーで勢いある4歳馬はレイパパレとこの馬だけ。クロノジェネシスを負かすとすれば上昇度がある馬だとも思いますし、この馬は武豊騎手の手腕も加味すれば頭まで突き抜けていい魅力を感じます。
△カデナ <穴推奨>
じっくりと脚を溜めて小回りコースで一瞬の脚を活かしてこその馬。昨年の大阪杯ではインを突いてあわやの4着でしたし、ここ2戦のレース内容からも条件や展開がハマればやれていいはず。前走の安田記念も適性外条件で伸びないインを突きながら見せ場十分の内容でしたし、有力馬がレイパパレを早めに潰すような展開で死んだふりの追い込み策がハマれば2,3着ぐらいならあっていいかも。まぁ宝塚記念で7歳馬で好走した日本馬は未だいませんし、ほどほどの期待にしておきたい。
【△11 モズベッロ】
昨年の宝塚記念、今年の大阪杯とタフ馬場ならGIでも通用する能力を見せていますし、今回のこの条件もベストに近いはず。ただ、好走した2戦ほどは馬場が悪化しないでしょうし、ある程度は瞬発力も問われるようなレースになりそう。今回と同じ良馬場の阪神芝2200mだった京都記念では馬場が向かなかったにしても何もできませんでしたし、雨の恩恵を受けられずとなるとそこまで強調はできないか。
【△13 キセキ】
全盛期に比べれば衰えていると思うが、ここ2戦を見てもGIレベルのメンバーに差のない競馬ができていますし、スタミナ寄りに偏ってきただけでまだやれる力はありそう。今回はスタートが上手い福永騎手ならここ2戦とは違う位置での競馬になる可能性もあるが、今までに好位中団からの優等生の競馬なんてほとんどできたことがないのでそれがいいのかもわからない。昨年のレースを見てもさすがにクロノジェネシスに先着というのは厳しいでしょうし、宝塚記念で7歳馬で好走した日本馬は未だいません。リピーターという点で穴人気にもなりそうですしそこまで妙味はないか。
【△12 ミスマンマミーア】
日経新春杯2着や大阪ハンブルグカップ勝ちの内容を見ても6歳にして本格化してきたのはほぼ間違いない感じ。好走した2戦はどちらも非根幹距離ですし、日経新春杯なんてタフ馬場の芝2200mを大外一気で2着ですからいかにも宝塚記念に適性がありますよ、というのを教えてくれたようなレース内容だった。
もう問題は「ここに入って能力が足りるか」の一択だと思いますが、こういう後方からの末脚一気タイプはデニムアンドルビーやワーザーのように梅雨時期の阪神芝ではハマるケースも多々。こういう馬が最後に外から追い込んできて3着に来たりするのが競馬だと思いますし、穴としては面白いんじゃないだろうか。
【×2 レイパパレ】
もともと折り合い難を抱えていた馬で、チャレンジカップでは弱いメンバー相手に何とか折り合いをつけて勝利。大阪杯は確かに豪華メンバー相手の逃げ切り勝ちは凄いのだが、特殊馬場の中をノーマークで逃げることができての勝利だった感じで、競馬というよりは道悪馬場でのタイムトライアルに持ち込んだのが良かった感じがします。
今回も一見すると楽逃げできそうなメンバーだが、もう前走のGI勝ちのおかげでノーマークの逃げを打つのは不可能。まず間違いなくルメールのクロノジェネシスが早めに潰しに来るような競馬をしてくると思いますし、今回は1ハロンの距離延長+タイムトライアルではなく競馬になってしまうことで一気にパフォーマンスを落とす可能性あり。
全兄シャイニングレイがスプリント重賞勝ち馬で、この馬も気性を見ても単純に距離延長が不安。それに加えて前走で逃げてしまったことで今回は抑える競馬をしてしまうとまず間違いなくかかるはず。シンザン記念を勝利したピクシーナイトの時にも書きましたが、こういう気性難を持つタイプは目の前のレースを勝ちに行った時の次走は制御できなくなることが多いです。
逃げるにしても抑えるにしても「距離」「徹底マーク」とどう考えても厳しい競馬になりそうですし、ルメールが4コーナーぐらいで早めに潰しにくるようなレースをしてきた場合はどこにもいない可能性も結構あるんじゃないでしょうか。
印まとめ
◎クロノジェネシス
◯カレンブーケドール
▲アリストテレス
△カデナ
△モズベッロ
△キセキ
△ミスマンマミーア
×レイパパレ
勝負度 C
買い目
宝塚記念の買い目はメルマガ限定での公開となっておりますので、そちらもご覧になりたい方はぜひともメルマガを購読してみてください。
土曜日は平場のレースは4つだけの配信となりましたが、その中でも勝負度Dを打った2レースがどちらも大本線で的中!非常に良い週末の滑り出しとなりました。以下、実際にメルマガで配信した内容です。
↓↓↓
[6/26(土)] 東京11R 江の島S サラ3歳上3勝クラス 芝1800m
◎3 シングフォーユー <次走注目馬>
◯2 サトノフウジン
▲8 ラインベック
△1,5,7
[馬場]B=やや高速 [バイアス]外伸び [展開]スロー [レース質]中荒れ [勝負度]D
【レース見解】
今年の江の島ステークスにおける重要ポイントは「外伸び馬場」「少頭数で隊列もわかりやすい」の2点。なぜ、重要になるのかをそれぞれ簡単に解説してみます。
(1) 外伸び馬場
もう今開催の東京芝は5月後半から明かな外伸び馬場。Dコース替わりの先週も顕著な外伸び馬場でしたし、もうその傾向が変わることはないでしょう。
(2) 少頭数で隊列もわかりやすい
8頭立てという少頭数にはなりましたが、ドリームアロー、ラインベックあたりが前に行きそうですし、内枠の人気馬サトノフウジンとカントルは後方からになりそう。まず間違いなくスローペースになりそうで、隊列も割とわかりやすい印象です。
東京芝1800mらしいスローペースからの瞬発戦になりそうで、少頭数の一団の隊列の中でいかにスムーズに外目から速い上がりを使えるかが重要になりそうだ。
というわけで予想の発表。
【本命 ◎3 シングフォーユー】
この馬の特徴は「左回り巧者」と「道悪ダメ」の2点のみ。左回りコースで溜めてから長く脚を使う競馬では非常に強い馬で、3歳時にはスイートピーSでカレンブーケドールをあと一歩まで追い詰める競馬も見せていた。良馬場の左回りコースと限定すれば(2-3-0-2)という驚異的な戦績になりますし、馬券圏外となった2戦も位置を取れずに差し損ねただけで、どちらも上がり上位の末脚を使って差し込んできた。
テレ玉杯の時計を見ても準オープンなら間違いなく通用する馬だと思っていたのだが、昇級してからの4戦は本当に不運な競馬続き。どれもタフ馬場、騎乗ミス、など敗因は明らかでしたし、そこから左回りの良馬場で競馬ができた初音ステークスでは淀みない流れを好位から伸びて2着と非常に強いレースぶり。その時に負けたデゼルは次走で重賞を制覇しましたし、単純に相手が悪かったということだろう。
その後の2戦はこれまた恵まれないレース続き。難波Sは右回りというだけでも厳しかったが、加えて超スローペースで展開も向かず。弥彦Sはタフな道悪馬場というだけでも厳しかったが、完全な外伸び馬場の内枠では良馬場だったとしても厳しかっただろう。近2戦に関しては完全にノーカウントと見ていいはず。
今回は3走ぶりに良馬場の左回りコースで競馬ができそうですし、最終週といってもそれなりに時計が速い今の東京芝なら十分に走れていいはず。こういうレースでは途中で動いてしまう鞍上ですが、この馬に関しては長く脚が使えるのでそういう競馬でも対応できそうな感じがしますし、スローペース濃厚の展開で上手く馬場の良い部分を早めに動く競馬ができればここは上位争い必至じゃないだろうか。
【対抗 ◯2 サトノフウジン】
低速戦での好走ばかりだったので能力を測りかねていたが、久々だった前走が外から末脚を伸ばして非常に強いパフォーマンス。超高速馬場とはいえレコードに近い時計で3着以下は突き放しましたから普通に評価していいか。鞍上もルメールですし、この頭数を考えて勝てる位置で競馬をしてくると思います。まぁこれが堅軸か。
【単穴 ▲8 ラインベック】
超良血ではあるが、この配合の牡馬はキンカメとクロフネの血が強く出てしまって決め手に欠けるタイプが多い印象。それでも東スポ杯3着やホープフルS4着はここに入れば上位だと思いますし、NHKマイルカップの内容などを見ても長く脚を活かせる東京コースは合いそうな印象。近走はダートが合わなかっただけだと思いますし、じっくりと晩成傾向で育てる友道厩舎ということを踏まえてもこの芝替わりでパフォーマンスを上げる可能性は高そう。
【△1 カントル】
ワグネリアンの全弟という血統背景の馬だけあって、以前はそれなりの素質やキレを見せていた馬だが、どうも兄と同様に加齢に伴ってキレを失ってきている印象。前走は芝2400mに距離を伸ばしてスローペースを先行できたから好走した感じがありますし、そこからなぜ今回で距離を短くしてきたかが疑問。東京芝2000mでもキレ負けしていた感じなのでこの距離ではキレ負けすると思いますが、鞍上が戸崎騎手となると完璧に乗ってくる可能性が高いので怖い。
【△5 ヴィアメント】
父キングカメハメハで母ダイワズームも芝重賞で活躍していた馬。これまでのレース内容から決してダートじゃなきゃという馬ではないはず。この馬に関しては能力や適性というよりも気性の難しさが出世を妨げている感じ。2走前は去勢初戦で素晴らしい末脚を見せましたし、今回はその時と同じ菅原騎手ならやれてもいいんじゃないだろうか。
【△7 ジュランビル】
キンシャサノキセキ産駒ということもあり短い距離を使われてきたが、近走はマイルの距離でゆったりと運ぶことでパフォーマンスを上げてきた感じ。さすがに1800mの距離がどうかはわからないが、展開的に恵まれる可能性もあるので抑えておきたい。
【推奨買い目】
単勝 3 シングフォーユー (6〜9倍想定)
馬連 3→2,8,1,5,7 (2,8相手は重ね買い)
三連複 3→2,8→2,8,1,5,7 (3,2からの2頭軸流しは重ね買い)
【買い目及び予想のポイント】
ここは「左回り」の「綺麗な馬場」でしか走らない◎シングフォーユーが条件揃ったはず。デムーロならこういうレースは途中で動いちゃうか強気な競馬をしてくると思いますが、スロー濃厚ですしそれがハマる可能性も結構あるんじゃないでしょうか。
<江の島S レース結果>
1着:▲ラインベック 4番人気
2着:◎シングフォーユー 3番人気
3着:△ジュランビル 5番人気
まさか8頭立ての3,4,5番人気決着でここまで配当が跳ね上がるとは思っておりませんでした・・・よほど、1番人気と2番人気の2頭に被っていたということですね。
[6/26(土)] 札幌8R サラ3歳上1勝クラス ダート1700m
◎7 ショウリノカンパイ <次走注目馬>
◯14 キトゥンズワルツ
▲2 サプライズビュー
☆3 リアルシング
△9,10
[馬場]D=やや重い [バイアス]フラット [展開]ハイペース [レース質]中荒れ [勝負度]D
【レース見解】
絶対に揉まれちゃダメなカズカポレイとチュウワジョーダンが内枠に入り、しかもチュウワジョーダンは今回ブリンカー着用。他にも逃げられるかどうかでパフォーマンスが一変するレッドソルダードや先行色強いウィッチクラフト、ハイモビリティ、ヴィクトリオンなどもいますしまずハイペースは間違いなさそう。能力上位の差し馬が狙い目だろう。
【本命 ◎7 ショウリノカンパイ】
もうこの馬は単純にこれまで戦ってきた相手が違いすぎる。もちの木賞はスローで展開合わない中で差してきて6着だが、この時に先着を許した馬はほぼ全てオープン馬。黒竹賞はハイレベル戦で差し込んで4着でしたが、この時の2,3,5着はすぐに1勝クラスを突破。タイセイスラッガーの1勝クラスもハイレベルな相手にスローで展開恵まれずの中でよく頑張っていますし、グランツアーテムの1勝クラスももろに砂を受ける部分に位置して外に出せずで追い出しが遅れた感じの負けで、そもそもこのレベルのレースで6着に走れていれば今回のメンバーでは明らかに上位。
前走の1勝クラスはほぼ確勝級の鞍と見ていたが、なぜか横山和生騎手が無理矢理に主張して逃げることになり目標になって終始絡まれる厳しい展開。休み明けの分もあって体力がもたなかった感じで、それにしても「何がしたかったのか」と???が浮かぶような騎乗だった。消極的騎乗が特徴の田中勝春騎手で好走を続けていたような馬だけに、ひと溜めを効かせて一瞬の脚を使ったほうが良さそうなタイプで前走は戦法も展開も合わずである程度ノーカウントとしていいだろう。
今回は黛騎手というのが判断を迷わせるが、基本的にこの騎手は後ろでチンタラ構えての展開待ち騎乗ばかり。溜める競馬が良い馬で、なおかつ先行馬多数で展開が向きそうな点を考えても案外黛騎手は悪くなさそう。どうせ黛騎手ということで嫌われて人気も落とすと思いますし、鞍上リスクを考慮しても最も能力ある馬が展開向きそうで人気薄で買えるなら妙味十分じゃないだろうか。
【対抗 ◯14 キトゥンズワルツ】
無理矢理に捲る競馬だったとはいえ小倉の未勝利勝ちは時計も遅くてさほど評価はしていなかった。ところが昇級初戦の前走はスタートを決めて位置が取れると、淀みない展開でも最後まで走りぬいてタイムランクBのレースで上位好走。じわじわ伸びるタイプで東京コースが微妙だったことを考えても評価できる内容。今回は未勝利を勝った舞台に戻りますし、いかにも差し馬に展開が向きそうなメンバー構成。上位争い必至と見ます。
【単穴 ▲2 サプライズビュー】
不良馬場での未勝利勝ちとなったが、特に馬場に恵まれた感じはなく単純に能力上位だった印象。スッと位置が取れて手ごたえ抜群で勝負所まで回ってこれるあたりはこの条件向きだと思いますし、ホッコータルマエ産駒なので成長力もあるだろう。あとは大型馬なので休み明けでどこまで動けるかが鍵に。
【特注 ☆3 リアルシング】
とにかく小回りダート1700mだけ走る馬で、前走も今回と同条件で3着に好走。展開も向きそうですし馬に関してはマイナス要素が特にないのだが、鞍上が新人の小沢騎手というのはちょっとマイナス。やはりこの条件は騎手の経験や仕掛けどころが重要になりますし、小沢騎手はいまだに小回りダート1700mでの馬券機会はゼロ。若干評価を落としました。
【△9 フームスムート】
もともとはクラス上位の存在だったが、近走は精神的に脆さを見せてあまり良さは出せていない。それでも脚質転換が徐々に成功しつつありますし、前走もリアルシングとはそこまでの差ではなかったことを考えれば印は打つべきか。
【△10 トーセンエディ】
どんなレースでもバテずに自分の脚だけは使える馬。もう少し積極的に乗ったほうがいいとは思うが、陣営としては今は脚を溜める競馬を覚えている感じ。前走も最後は差してきているので抑えには入れておきたい。
【推奨買い目】
単勝 7 ショウリノカンパイ
ワイド 7→14,2,3,9,10(14相手は重ね買い)
馬連 7→14,2,3,9,10
三連複 7→14,2→14,2,3,9,10
【買い目及び予想のポイント】
これまでの戦ってきた相手を考えても◎ショウリノカンパイは1勝クラスでは抜けている存在。黛騎手の不安と藤原辰厩舎で馬が萎れてきている不安はあるが、それを差し引いても能力抜けている可能性がある馬が展開向そうで6番人気想定で買えるのは美味しいのでは??
もう前に行く馬は展開きついと見て構えて差すタイプに印は絞って、なんとか上手いことハマって欲しい感じ。
<レース結果>
1着:◎ショウリノカンパイ 4番人気
2着:▲サプライズビュー 1番人気
3着:☆リアルシング 6番人気
黛騎手でも狙えるタイミングはある!という良い例のようなレースでしたね(^^)
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