サマーチャンピオン2018の予想を公開!
公開日:
:
最終更新日:2018/08/15
地方レース考察・予想
サマーチャンピオン2018 (佐賀ダート1400m)の予想です。
8月14日に佐賀競馬場で開催され発走時刻は16:25です。出走馬はタイセイエクレール、ブルミラコロ、ヨシオ、ルグランフリソン、エイシンバランサー、エイシンヴァラーなど。佐賀競馬場のダート1400mで行われるJpnIII戦です。
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サマーチャンピオン 2018予想
過去のレース傾向
お盆の3日間連続交流重賞の幕開けとなる佐賀競馬場のサマーチャンピオン。
翌日に盛岡競馬場に似たような距離のクラスターカップがあるわけで、どうしても中央馬もメンバーが分散してしまう印象のレースで、毎年大したメンバーレベルにはならないレース。中央の準オープンを勝ち上がったばかりぐらいのレベルでも通用していい一戦と考えていいだろう。
今年のメンバーを見てみると、ダート短距離の一線級は不在というメンバー構成。準一線級と言えそうなブルミラコロ、ルグランフリソンと言った馬に、まさかの距離短縮ローテで出走してきたヨシオ、上がり馬のタイセイエクレール、強気に初ダートで重賞に挑戦してきた3歳のタイセイプライドなどバラエティ豊かな中央馬が揃った感じ。地方勢もエイシンバランサーとエイシンヴァラーは十分に通用して良さそうですし、ここはなかなか予想しがいのあるレースになったという感じでしょうか。
メンバーを見渡してみて感じるのは、ダート短距離戦の割には徹底先行タイプが少ない事。ブルミラコロ、タイセイエクレール、ルグランフリソンあたりは溜めて末脚を活かすタイプですし、中央馬の中で何が何でも行かなきゃダメなのはヨシオぐらいでしょう。そのヨシオとて強行ローテでの2000mからの距離短縮。果たして行ききれるスピードが出せるかは疑問のところ。
どう考えてもある程度前目につけた馬が有利な条件、展開ですし、ここは能力もオッズも大拮抗のレースと考えれば最もスムーズに競馬ができそうな馬を狙い打ちたい。
前日時点でオッズがわからないのが難点ですが、想定しているオッズ通りであればここは非常に面白いレース。3日連続の交流重賞の初っ端ですが、このサマーチャンピオンが最大の勝負レース(勝負度A)になりそうです。
というわけで予想の発表。
サマーチャンピオン 2018の印
本命 ◎エイシンヴァラー
本命は最高の条件が整ったように見えるエイシンヴァラーの勝ち負けに期待したい。
昨年に園田競馬に移籍して地方所属となったが、ここ数戦のレース内容を見る限り今回のメンバーの中では明らかに能力上位。冬時期の兵庫ゴールドトロフィーと黒潮スプリンターズカップは馬体重の調整失敗が響いたようで、この2戦を除けば園田移籍後は素晴らしいパフォーマンスの連続と言っていい。
馬体が絞れて体勢整った黒船賞で交流重賞を制し、続くかきつばた記念でも少差の4着に好走。黒船賞は時計が遅いのでレベルが低いと見ていたが、それでも倒した相手はキングズガードとブルドッグボスなわけで、今回出ている馬たちよりも間違いなく強い馬たち。かきつばた記念は走破時計を見てもかなりハイレベルだったと言ってよく、勝ち馬サクセスエナジーは次走で重賞を連続好走。2着はキングズガードでしたし、3着のサンライズメジャーも次走でハイレベルなオープン戦で3着に好走しました。この馬は惜しい4着でしたが、5着以下を0.8秒も離しており上位4頭が抜けて強かったという事。実際にこの馬の走破時計1:26:2でも昨年のかきつばた記念のトウケイタイガーの勝ち時計1:26:8をはるかに上回っています。前走のプロキオンステークスに関しては道悪の超ハイペース戦で完全に度外視していいでしょう。
ご覧の通りで近走のパフォーマンスだけを見てもここでは能力抜けている馬なわけですが、おそらくこの馬は近走の内容がMAXパフォーマンスではないはず。この馬は典型的な揉まれ弱いサウスヴィグラス産駒で中央所属時代は揉まれずにスピードの持続力を活かすという好走レンジの狭い部分でしか走ることができなかった。その中でもオープンで唯一勝利したジャニュアリーステークスは、中山ダート1200mのハイペースを大外枠から伸び勝つ非常に強い競馬。地方移籍後は求められるスピード性能が中央ほどではないためにある程度揉まれる競馬でも対応できていますが、ジャニュアリーステークスのような外枠から揉まれずの積極策こそこの馬の力をフルに発揮できるはず。
園田移籍後も初戦のニッカン菊園特別を逃げて大楽勝。黒船賞も1枠1番だったとは言え1コーナーで外目に出すことができており、その上でハイペースになってバテ比べになったところを揉まれずに外から伸びて勝利した感じ。このように明らかに揉まれない競馬でパフォーマンスを上げている感じで、一方で素晴らしいパフォーマンスを見せたかきつばた記念はインの好位で包まれる形になって追い出しが遅れており、この馬はスムーズな競馬ができていない。
今回は徹底先行タイプが果たしてこの距離で行き切れるかも怪しいヨシオだけな上に待望の大外枠をゲット。この馬のやりたい競馬を邪魔するようなトウケイタイガーのような存在もいませんし、前走のプロキオンステークスでのテンの行きっぷりを見てもルグランフリソンよりはまずダッシュ力はこちらの方が上。鞍上は下原理から吉村騎手に変わって人気を落としそうだが、吉村騎手は今年の地方リーディングを175勝で独走しておりこの乗り替わりは逆にプラスとも言えるかも。その吉村騎手も地方リーディングは独走しているとは言え交流重賞で全国的に名を売るチャンスですしモチベーションは半端ないはず。
もうかきつばた記念だけ走ればここは勝ち負けになるはずですし、見立て通りであれば外枠からの揉まれない競馬ならもう1ランクはパフォーマンスをあげるはず。絶好の大外枠からスタートを決めてヨシオを行かせての外め2番手、もしくは積極果敢に逃げの手を打てれば今回のメンバーでこの馬に敵う馬はいないだろう。明らかに能力上位の馬が人気がなさそうなのでここは大勝負のレースと考える。
対抗 ◯ルグランフリソン
対抗はこちらも揉まれない外枠からの競馬で一変ありそうなルグランフリソンに期待したい。
もともと芝で準オープンレベルで走れていた馬だったが、今年初旬にダートに転向して素質開花。芝ではキレ負けしていた感じだったが、ダートに変わって決め手を問われずに済んだことでオープンを勝てる馬にまで出世した。
この馬のダートでのベストパフォーマンスは3走前のオアシスステークス。大外枠から揉まれずにスッと先行するとそのまま抜け出して完勝。確かに先行馬に有利な展開ではあったが、この時に倒したのはサンライズノヴァとドリームキラリ。単純に相手関係だけを見ても今回のメンバーよりは遥かに強いですし、やはり揉まれずに外枠から競馬ができた方が良いと言うことも示した。
前走のプロキオンステークスに関してはエイシンヴァラーと同じで、あんなハイペースではまともな競馬ができないのは当然。襷ステークスは内枠で砂を被る競馬になってパフォーマンスを落とした感じがあり、やはりこの馬は外枠から揉まれずに競馬ができる形でこそなんだろう。今回はエイシンヴァラーと同じく外枠を引くことができ、オアシスステークスと同じような競馬ができそう。そうなれば巻き返す可能性が高いのは当然だろう。
こちらが本命も迷ったのだが、エイシンヴァラーとの評価を分けたのは本質的な距離適性とテンのスピードの差。プロキオンステークスはハイペースだったとは言え全くついていけませんでしたし、襷ステークスを見ても内枠で揉まれたのが敗因とは言えちょっとついて行くのに必死だった感じ。ハイペースだったポラリスステークスでも追走に脚を使って伸びあぐねましたし、この馬はオアシスステークスのようにマイルぐらいの距離でゆったりと先行する条件の方が合っていそうな感じも。
交流重賞でペースが中央場所よりは落ちると思うのでそこまで気にするほどではないと思いますが、この距離の専門家と言えるエイシンヴァラーに比べると前走で見せたテンのスピード差もあるので評価を一段落としました。
単穴 ▲エイシンバランサー
三番手は地方競馬の舞台と外枠が合いそうなエイシンバランサーが期待十分。
この馬はオープンでも十分に通用できるだけの能力があったとは思うのだが、スッと動けないスピード持続力型でオープンではほぼ全てのレースで脚を余して終了。実際に馬柱を見てみても、どのレースも4コーナーの位置よりは上の着順に来ており、最後は決め手で負けているだけと言うのがよくわかる。この馬はクロフネと同じヴァイスリージェント系の米国血統で、クロフネ産駒に多いスピードの持続力は一級品というタイプの馬なんだろう。
そんな馬だけに「位置が取れて」「バテない」特性を活かせる地方競馬への転入は間違いなくプラスだったはず。前走は相対的なスピード差で番手の位置を取るとあとは能力の違いで大楽勝。時計的には例年のサマーカップとあまり変わらないので特筆すべきものではないですが、それ以前の中央オープンでの差のない内容を見ても今回のメンバーならばまず通用していいはずですし、前走の最後の流しっぷりを見ても時計をあと1秒は縮められたはず。
今回は大して先行スピードがあるような馬が多くない一戦で、なおかつ揉まれずに外目から先行できそうな絶好の外枠をゲット。まずこの馬はバテないと思うので、変に詰まったりせずに地力を押し出した競馬ができればここでも上位に走れそう。エイシンヴァラーやルグランフリソンよりはスピード劣るので外めの4、5番手くらいの位置になりそうだが、それでも十分に上位争いになっていいだろう。
特注 ☆ブルミラコロ
パフォーマンスに幅のあるブルミラコロはオープン以上のレベルでは1400mが長いと見ている。
近走の内容を見ても好走したのは軽いレース質(道悪 or 前半スロー)の1200m戦のみ。前走の1400m戦は外枠で外を回されたとはいえ最後に脚がパッタリと止まっており、オープン以上のレベルでは1400mが長そうな印象を受けた。
かといって1200m巧者かと言われればそうとも言いにくく、カペラステークスや京葉ステークスのように前半部分に負担がかかるような流れになるとスプリント戦でも伸びきれない。好走した天王山ステークスは前半3Fのレースラップが35.6と超スロー。こういう軽いレース質になればのちに重賞も勝ったテーオーヘリオスとも互角の内容の競馬ができる馬という感じだ。
この馬は半弟ハクサンルドルフという点を見てもおそらく芝のスプリンター。実際に一度使われた芝1400mのオープンの安土城ステークスではハイペースを先行して少差の5着に走れており、芝向きの終い勝負に強い短距離馬なんだろう。
能力的にはここでは上位の存在だとは思うが、今回は前半部分から負担がかかりそうな小回りの1400m戦。上手くインで脚を溜める競馬ができれば通用しそうだが、最後に脚が止まる可能性は結構あると見ています。
△ ヨシオ
強行ローテとなるヨシオは逃げられずに惨敗する可能性がかなりありそう。
かなり気難しいストームキャット系のヨハネスブルグ産駒。とにかく揉まれずに気分良く先行できるかが好走の絶対条件というタイプで、血統的にはダート短距離向きだが中距離戦で楽に先行できるレースを使い始めてから本格化してきた感じ。
ここ8戦は1700m以上の距離を使ってここに来ての距離短縮。馬は完全にダート中距離仕様になっているはずで、近走のテンのスピードを見てもそこまで特出して速い馬ではない(ドリームキラリのように1400mでも行ききれるような絶対的な速さはない)。展開的にこの馬が逃げると見られそうだが、おそらく今回は逃げられないんではないだろうか。実際に2走前のマリーンSは1700m戦でラストダンサーにハナを譲っており、そのラストダンサーは1400mの距離でそこまでスピード上位の馬ではないと言うことを考えても今回逃げられない説は結構信ぴょう性あり。
それに加えてこの馬はどう考えても使いすぎ。なんとこの馬はデビューから一度も長い期間の休みを挟む事なく月に1回は出走中。条件戦のうちはそれでもまだなんとかなっただろうが、ハイレベルなオープン以上のレースとなるとそうはいかないはずで、ここ2戦で減り続けている馬体は疲労のサインである可能性がかなりありそう。前走は北海道遠征の帰り道に中1週で2000mの距離を走り、今回は佐賀への長距離輸送。もういつ馬が競争意欲をなくしてもおかしくないはずで、そろそろ大敗の順番ではないだろうか。
△ タイセイプライド
血統的にダートは走れて良さそうなタイセイプライドだが、そんなことよりこの馬はスタートが課題。
ここ2戦はスタートを失敗してテンに行けずに惨敗。芝のスプリントでも上級戦で走れるだけのポテンシャルはある馬だが、ここ2戦はゲートの時点で終わる内容。揉まれ弱いストームキャット系のヨハネスブルグですし、初ダートでスタートをミスして上位に来れるイメージはほとんどない。
△ タイセイエクレール
どうせデムーロ騎乗で人気しそうなタイセイエクレールだが明らかにここでは格下。
前走の準オープンですらデムーロ騎乗で過剰人気だと思っていた馬。その前走はなかなかの好メンバー相手に勝利したが、勝ち時計は同日の500万と同じもの。追い比べ戦で仕掛けのタイミングが完璧にハマってギリギリ勝ったような感じで上のクラスで通用するとは思えない走りだった。
オープンでも通用しそうにない馬がいきなりの交流重賞挑戦となるとまず無理だろう。ハンデ54kgとデムーロの神騎乗が合ってギリギリ3着あるかどうか。と言っても地方交流重賞でデムーロなんてプラス材料とも言えないだけに・・・本命があまり人気ないと見て抑えにはいれたが、硬い馬券を買っていたらバッサリ切っていたと思います。
印まとめ
◎11 エイシンヴァラー
◯9 ルグランフリソン
▲10 エイシンバランサー
☆3 ブルミラコロ
△8 ヨシオ
△6 タイセイプライド
△4 タイセイエクレール
勝負度A
推奨馬券
馬連 11→9,10,3,8,6,4 本線ベース
馬連 11→9,10,3,8 重ね買い
馬連 11→9,10 大本線重ね買い
馬単 11→9,10,3,8,6,4 本線ベース
馬単 11→9,10,3,8 重ね買い
馬単 11→9,10 大本線重ね買い
三連複 11→9,10,3→9,10,3,8,6,4 本線ベース
三連複 11→9,10,3 重ね買い
三連単 11→9,10,3 ボーナス
三連単BOX 11,9,10 ボーナス
三連単 11→9,10→9,10 大本線ボーナス重ね買い
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